[359] ショウアイがはやっているからこそ! すべきことがある。書くことがある! 〜ショウアイではなく、シャーアイ?〜 |
- 津波 - 2008年01月05日 (土) 09時42分
これは、ショウアイとは別次元(ぇ)のお話です。 ショウアイ派の人は、読まないという手もあります(なぬ)。
注意事項
@シャーウのヘタレなんか嫌い! Aシャーアイ? ふざけんじゃねぇっ! B私のシャーウを取るんじゃないわ!!
などの、上記に当てはまる人はバックプリーズ。見てもつまらんだろうし(ぁ)。 まぁ、とりあえずBに当てはまる人は皆無だろうけど。
では、読みたい人は↓へスクロールしてください。
タマムシ大学付属中学一年次、十字シャーウ(本名シャーウ=J=クロッサー)は、よく運動部の助っ人をしている。 ヘタレで、容姿は良いけど、大事なところで役に立たない『THE・ヘタレ』の異名を背中につけて練り歩くシャーウにしては、格好良い設定だな……。 ちょっとやりすぎたかなぁ、と作者も思い始めた冬です。 (少しツッコミが入ったが、作者権限で削除)
シャーウとアイスがタマムシ大学付属高校&中学、略して『タダメシ食らい』に来る前のこと――。そう、WW学園にいる頃だ。
「ちょっと、その略し方変だろっ!」
「…………何言ってるんだ」
まだ春。入学してまだ数日しか経ってない頃、まだツッコミとして開花する前のシャーウは、桜の木に向かってツッコミの練習をしていた。
「Σ違う!」
(無視) シャーウは、ツッコミの練習をしていたら、その練習風景を同じ学年の女の子に見つかってしまった。
「あー……こっちの話」
女の子は、ここらへんでは見ない容姿をしている。悪い意味ではなく、シャーウの住む地方では珍しく、青い髪に青い瞳という、目立つ女の子だったので、シャーウは覚えていた。 確か小学5年生くらいのときに、オルガという先輩と一緒にいたからか、覚えていた。 あの時は話す機会も無かったけど、遠くからでも可愛い女の子だと分かるような――綺麗な、子だった。
「あ……君は……」
「アイス。アイス=C=コールドだよ、シャーウくん?」
「なんで俺の名前を!?」
「作者から個人データ掠め取ってきました」
「Σ」
なっ!? いつの間に!? ちょっと、今日は少しマジメに書くんだから、そうゆうことはしないでよっ!
ふぎゃぁっ! めぎゃぁっ! ちょ、ビームは……いやああああっ!(バタッ)
えーと……と。とにかく、シャーウはアイスと話す機会を得たのだった。 当時からオルガという人間は、小学生とは思えない鋭い瞳に、どこか人を信じないような棘棘とした空気を纏っている生徒に対し、アイスは浮世離れした――。 人を信じやすい、でも、人形のような、そんなイメージが浮かぶ、本当に人形のような子供だった。 いつもオルガと一緒にいて、オルガに手を引かれて歩いていた。
「……えっと……その……」
「隣良いかな? ここ、本を読むのに丁度良いんだよね」
あの頃のイメージは、もう無かった。 白い肌、そして笑顔。 男ばかりの家で育ったシャーウは女の子に慣れていなかったが、アイスの言葉に頷くと、自分もアイスの隣に座った。 風が吹き、アイスの髪の毛が舞う。
ふわ……――――。
シャンプーの匂いだろうか? 鼻を擽る良い匂いがした。 「あ……こ、コールドって……いつも、本読んでる、よ、よね」
「アイスで良いよ。……本読むことしか趣味無いから」
淋しそうな笑顔を浮かべた。 趣味が無いことが悲しいのか、それとも昔何かあったのか、シャーウは知ることが出来ない。ただ、その笑顔が淋しそうだとしか思わなかった。
「シャーウは? シャーウこそ、友達と喋ってるところ見ないけど?」
「うっ…………!」
シャーウはその言葉『友達』が駄目だった。 シャーウは昔から友達を作るのが苦手で、人に話し掛けるのにも一苦労するし、いつも考えるのは「変な顔されたらどうしよう」という、心配だった。 自分から話し掛けるのが苦手な、内気な少年だった。 知らぬ間に誰かにツッコんでいるのも理由かもしれない。皆は『電波的な少年』というイメージを持っていた。
「……作者のせいじゃないか」
〜♪ 〜♪
「……ふぅん?」
落ち込むシャーウを見ると、アイスは本に栞を挟み、本を閉じた。
「じゃぁさ」
そして、シャーウの手を掴むと、満面の笑顔を浮かべて、シャーウが苦手で、でも求めている言葉を紡いだ。
「私がシャーウの最初の友達になってあげる」
これが、後に、長い付き合いになるとは二人とも知らない。
シャーウとアイスの付き合いが始まり、学園祭なども始まり、シャーウは嫌々ながらも女装をする羽目になったり、と色々あった。 せっかく入学した学校も潰れて、アイスたちはタマムシ大学付属(以下略)にやってきた。 しかし、一応、なのか? 入学試験があるとのことで、シャーウはアイスの家に来ていた。アイスは成績が良いので余裕だが、シャーウは余裕なんぞ無い。 試験はいつも徹夜だし、WW学園にもギリギリ合格したのだ(WW学園、一応私立設定)。
「なんで中学なのに試験なのー? 私立か!?」
「大きなところだから、全員受け入れるわけには行かないんだって」
「じゃぁ落ちた奴はどこ行くの!?」
「さぁ? ほら、文句言う前に勉強しんしゃい」
「むー…………」
二人を受け入れてくれるかもしれない学校は、前も一応何度か行ったことがあるが(近場で、購買が大きいので、WW学園の購買に行くよりも、そっちに行くほうが昼食を買える可能性が高い) 試験についてなんぞ、知るわけ無い。 一応過去問を渡されたが、その内容に、シャーウはペンを投げ捨てた。 国語はまぁまぁ。 理科はできる。 社会は……が、頑張れば。 数学?
「せんせー。−と−を掛けるとなんでプラスになるんですか?」
「Σそんなこと質問されるとは思わなかったよ」
たかが中一、されど中一。 小学校から少しあがっただけなのに、何故数学はこんなにも難しくなるのだろうか、とシャーウは文句を言いながら問題に挑む。 アイスはと言うと、数学は得意らしい、が、社会が苦手という。
「社会なんてさ、殷周革命だけで良いと思うんだけど」
「Σなんでソコ!? しかも、中国だけ!?」
お互いにツッコミながらも問題を解いていると、今はほとんどプーになってしまった(ぇ)アイスの親であり、教師であるマルスが入ってきた。 と言っても、マルスは面接を受ければ、ちゃんと採用されるのだが。
「お疲れ様。お茶でも飲むか?」
「戴きます」 「あ、それ、砂糖と間違えて辛子と山葵と生姜入れちゃった」
「ブ――――――ッ!!」
盛大に噴出すシャーウ。
「ど、どうやっひゃら、しょんなにまひはえるんへふは!(どうやったらそんなに間違えるんですか)」
「いやぁ、ごめんごめん。ま、それはご愛嬌で」
「愛嬌ですみませんからっ!」
はい、皆注目。
ここで皆に豆知識。
@マルスはアイスを溺愛している A出来るだけアイスを男に近づけたくない Bその為に小学生時代はオルガと一緒にいさせていた
ここで出てくる答えは? はい、そこにいる……えっと……じゃぁ、タローくん♪
タロー「シャーウを敵対視している、ですっ!」
はい、よく出来ました。 じゃぁ、お話をスタジオ(ぇ)に戻しまぁーす。
「で、アイス。俺はこれから面接だから。あぁ、シャーウくん」
「はい?」
「俺がいない間に何かしたら、ぶっ殺すから♪」
「Σ」
さらりと凄いことを言われたシャーウだが、まぁ、この後色々あったけど、尺押してるから(ぉぃ)省略。 アイスとシャーウは筆記試験を終えて、あとは面接という場面になったのだった、じゃじゃん♪
面接官:カナ ケン(校長たちは旅行中)←マテ
生徒:シャーウ
「シャーウ=クロッサーくん、で良いかしら?」
「は、はいっ!」
非常勤で来ていたカナ先生だが、面接官と成ると、別である。 それに、カナとは付き合いが短いし、シャーウは少し緊張しながら、夜遅くまで練習した面接の受け答えを頭の中で繰り返していた。
「じゃぁ、まず――」
「……(ゴクッ)」
「アイスちゃんとはどうゆう関係なのか答えなさいっ!」
ドンガラガッシャン!
「ケン? 何転んでるのよ、格好悪い」
「カナ…………っ!」
転げ落ちたのはケンであった。
「カナ……君ね、一応セオリー通りに質問してよ……」
「ケン何を言ってるの!? セオリーって、どうせ『我が校を選んだ理由は』とか『入りたい部活は』とかでしょ? 選んだも何も、ほかに行くところ無いじゃない! 部活? アイドル部じゃないならどうでもいいわ」
「……(相棒、カナには何言っても聞かないぞ?)……そうだね」
「さぁ、答えなさいっ! 前から気になってたのよ〜♪」
「た、ただの友達、です!」
「えー? つまんなーい」
頬を膨らませて、心底つまらなそうに文句を言うカナ。 その隣で冷や汗を垂らすケン。 わかっていたが、カナはやはりカナだった(意味不明)。
「アイスちゃんは、シャーウくんを大切な人≠チて言ってたのに」
「え……?」
「ウ・ソ♪」
ところで、アイスはどうしてるかって?
「えー? ここどこー?」
迷子になっていた。 だが、ここで一つの運命的な出会いが。
「おい、あの子どうしたんだろ?」
「見るからに中学の子だよね?」
ある少年が、アイスを見つけた。
スカイブルーの瞳を持つ少年。 片方は青い瞳の少女。
「どうしたの?」
それが、ショウとの出会いなんて、二人は知らない。 二人の出会いはアレ(ショウアイ参照)だと思い込んでしまうから、二人はこれが出会い、なんて、知らない。
お・わ・り♪
アトガキ
シャーウ「おい、最後、シャーアイじゃないよなっ!?」
津波「知るか」
シャーウ「おいっ!」
津波「読者サービスだと思っとけ!」
シャーウ「こらっ」
津波「……(逃走)」
シャーウ「待てぇぇぇぇぇぇっ!!」
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