| [125] 日常の呟き：会社のＴさん、逝く。 |
- やすみせりう - 2009年02月08日 (日) 13時31分
2009年2月6日
今日、今年に入って、二度目のお通夜に行きました。
明日には、お葬式に行きます。
さようなら、Ｔさん。
あの世では、心安らかに。
好きな煙草と、お酒を遠慮なく沢山召しあがってね。
お孫さんの顔を見ずに、逝っちゃったんですってね。
顔も見てなかったなんて知りませんでした。
お孫さん誕生、おめでとうございますって言ったとき、
まだ元気だった筈だから、会ってると思ってたのに。
命のリレーってそういうことなのしれませんね。
貴方がおススメで好きだと言ってたブランデーは、
結局、私はいまだ飲まないまま、感想もいえなかったですね。
いつか、機会があれば、飲みたいと思います。
マーテル・コルドンブルー。
名前だけは覚えてたんですけど。
でも、何故か今日は、カミュがお供えしてありましたね。笑。
退職になったと思っていたけど、
社長は退職扱いじゃなく、休職にしてましたよ。
入院してるのに、保険が使えなくなると心配してたからね。
それを連絡するのが、昨日、あと１０分、早かったらね。
でももう、必要なくなってしまったですね。
この職場に居た人が亡くなるのは、３人目だけど、
前の2名はほどほどに高齢で、退職した後でしたからね。
一緒に仕事をしていた現役の人が亡くなる経験は、初めてでした。
思ってたより、ずっと辛いのね。
随分と仕事では、なんでそうなんですか！！と
時々キレて、声を荒げてしまうこともありましたが、すいませんでした。
香港旅行のとき、体調の悪い私をレストランからホテルの前まで
送ってくれて、もうここで良いですよ、という私に、
「外国はエレベーターの中が一番恐いんだから」と
部屋の前まで送ってくれて、紳士で優しい男性なんだな、と
思ったことを、印象的に覚えています。
お母さんのことも、献身的に面倒を見られてましたね。
ヤクルトさんにも「母が好きなので」と、週１で頼んでいましたね。
いつも、仕事沢山抱えすぎなんですよ、何か手伝いましょうか？
と、いう私に「忙しいあなたの手を煩わせるのは申し訳ないから」
と、笑顔で言ってましたね。ちょっと誤魔化してましたよね。
まぁ押し付けてくれた仕事もちょっとだけあるけどね。
パソコンのやり方、何回も聴かないで書いて覚えて下さい！と、
貴方が割りと若く見えたので、無理を言ってしまってましたね。
頑なまでに、メモしませんでしたね。諦めてました。
でもなんと61歳だったんですね。もう少し若いと思ってたからさ。
英語もバリバリだったからさ。
冗談を言うのも好きでしたね。変なとこで常識、面白かったですよね。
鳥が嫌いなのを「宗教的な理由で食べられません」と言ってましたね。
外国の人と、仕事をしていた貴方ならではでしたね。
故郷の北海道に帰られたとき、なんだか酔っ払ってるのか、
愉しげなメールを、何度も返してくれましたね。
私は仕事中だったつーのに。中身、忘れちゃったけどさ。
年賀状印刷のお礼にと、ビール券の束、くれましたね。
貴方も、私が随分な酒飲みだと、信じてましたよね。
何がどうなるか分からないんだから、どんな時も
笑顔で親切にするべきでしたね。なるべくそうしてたつもりだけど。
これからは、他の人にも、もっと気をつけますよ。
さようなら、Ｔさん。
明日は最後のお別れをして、献杯したいと思いますよ。
お通夜では、思ったより泣けて困りました。
まぁさ、土日祝以外は、毎日会ってたわけだからね。
人間は、やっぱり死んでしまうんだなぁ。
いつ死んでも悔いない生き方ってあるかな。
多分、ないと思うね。
天国では、癌の痛みに悩まされないで、
コルドンブルー片手に、愉しくやってくださいな。
もう誰も、酒くさいとは、言いませんから。
良かったですね。
本当に、お疲れさまでした。
長い間、ありがとうございました。
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