[122] 映画「イースタン・プロミス」 …エロい清掃屋 |
- やすみせりう - 2008年07月07日 (月) 22時11分
映画「イースタン・プロミス」
6月25日(水) クローネンバーグ監督の新作「イースタン・プロミス」を観て来ました。
で。前作に続き二度目のヴィゴ主役で、もうもうヴィゴのシブいこと カッコイイことエロいこと、この上ないですから!! 50歳ですか?!彼は本当に50歳なんですか?! 男は50からですか?!こんなオヤジがいたらもう絶対 私はストーカーになるね。(何故ストーカー?)
私的には、彼は指輪の韋駄天イメージだったのだが、 ここで徹底的な悪の魅力炸裂。 なんてマフィア役が似合うの!?とメロメロでさ〜。
ストーリィは英国舞台のロシアンマフィアの物語。 しかしネタバレするといけないので、あまり語れません。 14歳の少女が血まみれで、死に際に産み落とした赤ん坊。 その場に居合わせた、若き助産師アンナ。(ナオミワッツ) その少女が持っていた、ロシア語で書かれた日記。 赤ん坊は祖国に帰してあげたいと強く願うアンナ。 その日記を巡って、姿を表すロシアンマフィア「法の泥棒」 マフィアのボスの情緒不安定で残虐な息子キリル(同性愛者) その運転手である清掃屋ニコライ。(が、ヴィゴモーテンセン) アンナとニコライの波も立たないような揺らぎ。
そして…キリルとニコライのホモくさい…関係。 キリル、絶対、ニコライに惚れてるよ。 惚れすぎてニコライが抱いた娼婦に嫉妬狂うみたいな切なさまで あったよ…。
ここで少々ツボってました。いつもモーホ魂を忘れぬクロネンバーグが好き♪ こう書くとドキドキハラハラっぽいですが、意外と地味な流れです。
で、この清掃屋ニコライの仕草のセクシーなこと! 艶のあるロシア語、身体のほとんどに入れた意味深い刺青。 黒のスーツが似合いすぎ。カッコよすぎ。エロすぎ。 タバコを自分の舌で消したり…もう清掃屋の仕事っぷりがエロい。 (注:マフィアにおける清掃屋ですよ。死体片付け屋です。)
とにかく彼は何においてもカッコよすぎ。 しかも全裸フル××での乱闘シーン付きですよ!!!(きゃー) なんかまさにすっ裸の演技、全力でやってる感じで、 無防備なとこが痛々しくリアル。
もうさっきからカッコイイとエロいしか書いてないですが私。 言葉力ゼロなんでしょうがないです。 直感で生きてるのでしょうがないです。 ドキドキします。フィクション上の悪の誘惑。ストイックなエロさ。
イースタン・プロミスとは、東欧ロシアからやってくる 貧しい女性に良い生活を約束するという意味。
でもそれは、イギリスにおける東欧組織による 人身売買契約のことを指す、らしい。 (たまにパンフレットを買うと便利だね) これで、この物語の悲壮な物語が見えるかも。 そう、たった14歳の少女の。
ま、ダークな作品でした。 でも嫌いじゃない。
最後がよく分からないのですが、やっぱりニコライは、 ……になっちゃったのでしょうかね?(…いや、ホモじゃないよ?)
理想と現実の光と影。 伴う痛みのなんと美しく愚かなことか。
で、土曜はインディ・ジョーンズを観に行きました。 ギャップでかいな。 オジサンはまだまだ若いものには負けません!と頑張ってるとこが キュートでした。
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