| [100] 西村寿行、逝く…死神二匹よ、永遠に。 |
- やすみせりう - 2007年09月02日 (日) 22時36分
ハードバイオレンスの巨匠、逝く…
西村寿行先生が、お亡くなりになったと
かつての寿行仲間から28日、BBSにお知らせがあり…。
全然知らなかったので、びっくり愕然としました。
今は、それほど盛り上がってはいませんでしたが、
もう、あの奇天烈な物語のキャラたちの新作に会えないと
思うと、唇をかみ締めてしまうほど、残念無念です。
その思いが深い…。（寿行節）
かれこれ10年以上前に「鷲」が雑誌で連載し始めた時は、
我々の私の愛がついに届いたかと、（気のせいです）
夢か幻かと思ったくらいなのに…
かつて、あれほど本屋に無我夢中で雑誌を探した時が
あっただろうか。（まぁ漫画に関してはあっただろうが）
あの時私は、失業中で、情報をつかんで速攻地元の本屋に
駆けつけたのだ。たしか。多分。ちょっと自信ない。
死因：肝不全…さすがです、先生。。。
肝硬変か肝不全か背後死（？）でなければ
先生らしくなかったので、本望でしょうか…
（言いたい放題か）
ハードバイオレンス活劇ロマンの巨匠逝く…
私はちっとも先生のメジャーな作品を読まなかった
変なファンかも知れませんが、それでも先生の死神シリーズや
鯱シリーズなどは、人目をはばからず、愛してきたつもりですとも！
先生の文体が、本当に、好きでした。
先生の愛嬌のある、キャラたちが好きでした。
多分もうあとの人生の中で、あれほどまでに嵌った、パロディは
ないでしょう。とり憑かれたように、パロ作品を描きました。
あれは、作家のキャラの魅力です。あの魅力が無くして、
私は、あそこまでのめり込むことは無かったでしょう。
小説を自分から進んで読めるようになったのは、
先生の本があったからでした。（どんだけマニアだ）
作家が亡くなると、一緒に作品は死ぬでしょうか？
否、作家は死んでも、作品とそのキャラは、永遠に残るです。
私が朽ちて、平成時代の子供たちが朽ちても、残るのですね。
先生の本に、私の想いを書き込んでおこうかしら。
（※本に落書きしてはいけません）
寿行先生のご冥福を心より、お祈りします。
あの世で酒を呑みながら、バカタレと呟いていて欲しいです。
先生の新作に出会える機会を永遠に失ったことが、少し寂しいです。
十樹は次回作で絶対、じじいに尻を差し出すと信じてました…。
中郷と伊能は、次回作では絶対二人の二人によるセックス描写があると信じてました…
あとはもう、想像の中…。
寿行先生、すばらしい物語との出会いを、ありがとうございました。
私が死んだら棺には、全死神シリーズを入れて欲しいです。
あと、中島らもの「今夜、すべてのバーで」もね。
（いやいや他にもあるけど…よく燃える棺だな）
いや、まてよ。
棺に入れたら、私の死神への想いが、誰かに伝わらないではないか！
（…やっぱり落書きするんかい）
本は燃やさず、次世代へ。
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