| [94] 入院直前レポート「自己血採血体験記！」 |
- やすみせりう - 2007年07月12日 (木) 21時28分
最近、どうも調子が悪かったのですが。ちょっと復活。
手術のために毎月打ってるホルモン注射も
更年期症状が出ていい加減イヤ！！って感じですが、
もっとも副作用承知で打ってんだし
もう少しの辛抱なのですが。注射は3本で終わりました。
幸い筋腫は少しだけ小さくなった模様。
まぁ９ｃｍが８、５ｃｍに なったからって
どうってこともないかもしれないが。
でも腹腔鏡の成功する可能性が広がるので。
さて、自己血採血とは…
手術の時、もしもの輸血用に、自分の血を
あらかじめキープしておくシステムなのだ。らしい。
採血は２回行い、1回につき400ＣＣを取り、
計８００ＣＣ抜かれてしまう。
ドラキュラさまだってそんなに採りはしないだろうに。
献血を1度しかしたことのない私は、
血が抜かれる体験は、ほとんど初体験に近し。
血の管を見るのも、少々恐怖だった。
あと自己血採血をする2週間前に、貧血にならないように
鉄分の薬を処方される。
6月27日 1回目。
ご飯をしっかり食べて、
スポーツドリンクを500ｍｌ持って挑む。
これは脱水症状にならないように飲む。持参だ。
それから血液バックに張るシールに間違いが無いよう、
自筆で名前を書く。防ごう医療ミス。
ワンポイントに絵も書けば、他人のと間違えられなくて
いいかなぁと思ったのだが、
「このウサギさんの絵の血液ですか？」
と聞かれるとき、多分私は意識不明のヤバイ状態だろう。
いざ、研修医さんが、針を持って…
「どっちの腕が血、出やすいですか？」
いや、私はどっちの腕からも血液噴射の芸など
したことがないので、困ってしまい、
「右の血管がよく見えてるからこっちかな？」
と差し出すが、結局血の出が悪くて、再度左に刺される。
うう！左が出やすい腕なんですね私！覚えておきます先生！
良く血液が出るように、ゴムボールを握らされる。
１０分か１５分くらい取るのにかかった。思ったより短い。
終わって暫く休んでから、持ってきたドリンクを飲んで、
また暫くほえーと休むのだが、
看護師さんは採血最中も、休んでる時も
「大丈夫ですか？」「気分悪くないですか？」
と何回も繰り返してくれる。声かけ運動？
ちなみに、最後に血液を造る注射を打たれるのだが、
これが結構痛かった。
この日は、ホルモン注射、刺し直し、自己血、血液増注射と
４本針をさされる。ああ病人みたい。
やがて少しふわふわとはするものの、
私は「大丈夫っすよ」と簡易ベッドで足をぶらぶらさせ、
早く帰りたいなぁと思っていたその時、
隣のおねーちゃんが、採血を終え、起き上がろうとした
が、
「ああ…気分が…」
と、ドラマのようにフラフラと、へたり込んで
しまったではないか！
しまったー！！
スポーツドリンクをぐびぐび飲んで、
足などぶらぶらさせている場合ではなかったのだ！
貧血！！ああ、貧血を起こすのが正しい採血後の姿！
（多分違うけど）
次回は頑張ろうと決めて、一人で電車で帰る私だった。
7月4日 2回目。
二回目は、まず一回目で体が貧血になっていないか、
少し採血をして調べてから、数値が大丈夫なら行う。
幸い、少し数値はよくないものの、取れる範囲であるので、
二回目にチャレンジ。
二回目は慣れたもんで、左でお願いしますと元気に言う。（覚えたもんね）
が、血液が早く出すぎてしまい、ゴムボールを取り上げられてしまう。
５分くらいで終わったような気がする。
フラフラしたが、わりに元気。
でもこの日は、家族への説明があって、夫が来てくれるので、
車で帰って楽だった。感謝、感謝。
先生も結構丁寧に説明してくれたので、安心した。
ちなみにまた敗北を感じたのは、
二回目に一緒に自己血してた女性が、
帰るとき、看護士さんに切羽つまった顔で
「すいません… 私、入院のとき、朝はパンでって
言ったんですが、やっぱりご飯に替えて貰えます？」
と、言ったことだ。ひょえー。
（何を真剣な顔して言うのかと思えば！！）
勝負に勝ったが、相手に負けた。
そんな自己血採血体験記。
手術体験記は書けるのかな？
|
|
