[90] 映画「同級生」フリーダムの先にある未来 |
- やすみせりう - 2007年05月22日 (火) 22時12分
リーさまに以前頂いた映画「同級生」をやっと拝見しました♪
学校でスポーツマンで女の子にモテモテのカッコイイ少年と、 オカマと苛められる内気そうな(?)少年の、秘密の情事…な学園ドラマ。
一見、内気そうにも見える主人公のカミングアウトする前向きな性格とハツラツなのに保守的な青年。との、 情熱的なからみ具合&葛藤具合。 なかなかどっちの気持ちも分かり、甘酸っぱい気持ちになりました。リーさま、ありがとうございます♪面白かったです。 主人公を理解する周りの女の子たちは今でいう腐女子なのか? でも主人公の理解者リンダは、なんとなく素敵だった。
して、皆が見てるとこでは疑惑を持たれたくないため邪険に扱う彼氏、というのはソレ系の悩み相談ビデオみたいな作品で見た感があり、意外とありがちなほもカップルの悩みなのかしらと思ったり。 しかし自分を偽ること(カミングアウトできないこと)が弱いことだとも責められず、それぞれの表現があっていいかと思うのですが、 カップルの意向が違った時に切なくも悲しい結末がある場合、なんとも言えず…ため息です。
でも異質なものを排除するという周りの無理解こそも問題なんでしょうね。彼らの悩みって。あのラストもフリーダムの後にある、 ブロークバックマウンテンな悲劇(暴力によるほも排除と虐待)を思い出しなんとなく、遠い目になっちゃいました。 作り物の物語だから、カミングアウトして皆から拍手で勇気ある若者と認めてハッピーエンドにして欲しいですが、どうしたって現実の嫌なとこを見ちゃいます。 (私の描くゲイな人は、望むところファンタジーでありますが、モノホンの方を排除はしていないつもりです。ただファンタジーなのは許して欲しい。作り物の物語だから。)
まぁそんなBLだの腐女子だのがバンバンと書店に平積みにされ、(N○Kの中学生日記でも話題にされるような)流行りモノ?になってる昨今、非常にこの映画は新鮮でありました。 (JU○Eってジャンルは常にこの問題に悩んでる背徳な世界だったような。そこがBLとの違いなのか〜?)
それにしても、子供(未成年)ということだけで、あんなにお互いが好きで成熟していても、会うことさえ自由にならないのは、それはどんな未成年カップルも同じかもしれないなとか思い、大人って誰にも気兼ねなく自由に行動できていいのかなぁとしみじみです。 制約されてた未成年の頃がやけに懐かしい…もっと大人になった喜びを満喫せねば。 最近は「自由」に当然付いてくる筈の責任が、ない大人も多いしね〜。なんちゃって。
原題は「GET REAL」(でしたっけ?)です。
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