[68] 近況:ノスタルジックなその日。 |
- やすみせりう - 2006年04月17日 (月) 23時39分
2006年4月8日 (土)
桜満開の昨日。お天気は良かったけれど、昼後半からかなり黄砂が酷かったです。実家の裏手にある山の桜が昼間はいい感じに見えていたのに、夕方には真っ白画像になってしまった…。昼間写真に取りそこねて残念。実家のバックにある山の桜はそれはそれは綺麗なのだ。お寺の桜は時間がなくて見に行けなかった。
昨日は父と映画の日でありましたが、今は観たい映画が無いそうで、 どうも母がいうには、父は昔見た京都の醍醐の桜を観にいきたいみたいだったので、父と二人で桜花見に変更しました。デジカメ持って、もう私の頭はお花見モード。
が。 1時に実家に行ってみると、父は醍醐の桜じゃなくて、新伊丹に行きたいという。…は?新伊丹???なぜ??新伊丹に桜があるの??
そういえば。昔住んでいた新伊丹の家を見に行きたい…と以前言ってたのを思い出し、じゃあ行ってみよかと、阪急電車に乗って行ったのでした。阪急神戸線から塚口で3つしか駅のない単線に乗り換え。しかし阪急線はとにかく桜が多い。電車の中からもういいって程、桜を満喫。いいねぇ桜。
のんびりとした新伊丹駅について、父は昔幼い頃から学生時代まで住んでいたという場所にどんどん歩いていく。方向音痴の私はちょっと不安になるが、いざとなったらタクシーもあるしと覚悟を決める。(なんか走ってなさそうだったが…) 随分変わった、とその頃、近所に何があったのだとかを説明してくれながら父はどんどん歩く。昔の記憶は残ってるものなのだなぁ。案外言ってた場所に形は違えど、案外その建物があったりする。到着。20分ほど歩いた。 もうすっかり変わってしまった、角にあったというタバコ屋も、住んでた家も勿論ない、その場所を見て、それでも近所の家はその頃と同じ苗字であったりして、父は懐かしいなぁと、そこの家のXXくんと、ここで石蹴りをした、とか、防空壕でなんとか、とか、断的な記憶の言葉を云って、納得していた。 そして、暫く二人で佇み、写真を撮り、変わってなかった苗字の家の前を不審者のようにうろうろした親子は(笑)そのまま立ち去る。それだけ。
帰りは塚口駅でお茶をして、そのまま帰るのも何だかだったので、夙川に花見に行く?と提案したが、花見は昨日行ったからもういい、と断られる。(苦笑)なので塚口サンサンタウン(ううローカルだ…)でちょっとぶらぶらして、そのまま帰った。
ヘンな一日だったけど、父は何度も何度も「今日は、本当に良かった」と電車の中と帰ってからも何度も私にありがとうと云ってくれて、付き添って行っただけだけど、本人が良かったのなら、良かったなと私は思う。
歳をとったら、昔、小さい頃住んでいた場所に行きたくなるものなのだろうか。まぁそうかもね。私もこの季節、実家に行くと、坂の間の山に登るところにある、桜の樹を必ず見にいくのだし。
何か帰ってきたって感じするよね。
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