[34] 漫画「I’LL(アイル)」またな、相棒。セリフネタバレあり。 |
- やすみせりう - 2004年08月16日 (月) 22時47分
浅田弘幸著作漫画「アイル」が14巻で完結、終ってしまいました。
私の立花茜ちゃんと柊仁成さんがもう読めないなんて…寂しいです。そして今回偶然、最終巻を読む前にアイルのCD‐ROM「暮れのこる空、風の尖」を東京でGETしまして浮かれてましたがそこに入っていたスクリーンセイバーがどーもこーも二人のムードが危険すぎで、…恥かしいです。本気ですか先生〜うひゃあ。
最終巻は久々になんかこう、二人の、空間の、触れ合わないのに近くに感じるこの、遠くて近い間の、セクシュアルな、なにかこう、ズキューンとうずいて、掴まれるような、心ごとどこかへ持っていかれるような、衝動が胸に。ちょっとセリフは多すぎなくらいでした。初めて出会った本当のダチだ、なんて言わなくてもいい気がしました。そのレベルでないことは、少年少女だって判るんじゃないかな。 「死んでも俺を追って来い あきらめたら許さねぇぞ!絶対許さねぇ!!」って告白は…ドキドキドキ!!心臓止まるわよ柊さん!!私の中でずっと美人な柊さんは受キャラでしたが攻キャラに変更です。うむ。茜、泣かすの巧いよ柊さん〜。前巻から茜も変ったよぅ。
やっぱ運命の出会い〜と言っちゃうとどこか安っぽい感じがするほど、この二人の絆は何だろ〜と思うな。いいなぁ。いいな〜。この感じ。繰り返し、いいなぁ。多分、私の求めているものはこういう間じゃないのかなぁ。多分ゲイという表現でなくてもいいんじゃないかな。きっと自分がゲイ漫画を描くのは、この関係のはっきりした形をしたものの代わりでしかないのかも。
ライバル、宿敵、でも、共有するフィールドをお互いに許しあう、自分の中のかけた欠片みたいに相手を欲する。でも分離してしまって長いので、もう自分の中に取り込むことは出来ない、でも、どうしても呼び合う。この二人の間の関係と空気が、憎いほど羨ましくて悔しいほど…欲しい。
浅田弘幸先生、アイルを、ありがとうございました。涙。
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