4年前に空腸原発のGIST(20cm)を摘出後、すぐに肝転移が見つかったため、すぐにグリベックの服用を始めました。
その後3年以上にわたり肝臓の転移巣は安定しておりましたが、昨年末に腹膜に転移再発が見つかり、2月に10センチになった腫瘍を摘出しました。
ところが、6月のMRIで腹腔内に再々発が見つかったため、グリベックを諦めてスーテントに切り替えることとなり、7月下旬から服用を始めております。
初めの1週間程度は副作用らしい副作用もなくホッとしておりましたが、その後徐々に副作用が現れて来ました。
@手足症候群
手の指先(爪の周り)が赤く腫れ、服のボタンを止めるのも痛いほどでした。
また、足の裏の体重がかかる部分数箇所にマメが出来、加えて小さなキズや湿疹などの周りが腫れ上がり、とっても痛くて歩くのに支障が出ました。
A口腔内炎症
口内炎・舌の炎症が酷く、炭酸・香辛料・調味料がしみて食事をするのが苦痛でした。
舌先が痛く、歯に触れるのもつらいほどです。
また、苦味を強く感じるようになりました。
B粘膜+周辺の炎症
鼻腔内粘膜が炎症を起こし、顔を洗うのもいやになるほど痛かったです。
また、目頭と目尻の皮膚が赤くなり皮がむけています。
C抜け毛
ちょっと引っ張ると簡単に髪の毛が抜けます。
今までは、毛抜きで白髪を抜く時に痛みを感じ、且つしっかり挟んでいないと抜き損ねることが多かったのですが、痛みも抵抗も無くスポッと簡単に抜けるようになりました。
2〜3本一緒に抜いてしまっても痛みを感じないほどです。
Dその他
グリベック服用時は白かった皮膚が黄色くなりました。(今のところ肝機能は許容範囲内です)
全身の倦怠感や服用後のムカムカ感、顔面のむくみはグリベック服用時よりも軽減しました。
皮膚の痒みや筋痙攣、傷の治りにくさなどはグリベック服用時と変わらず(軽度ですが)続いています。
服用開始から3週間が経過した診察時の血液検査で、白血球の減少と甲状腺ホルモンの低下が認められました。
主治医に手足・口腔内の痛みを報告したところ、その場で休薬の指示が出ました。
(「ここまで酷くなる前に報告するように」と言われました。過度の我慢は禁物のようです。)
本日で休薬5日目ですが、手足・口腔内の痛みは治まり、服用前に近いレベルまで回復しております。
来週の診察時の血液の状態と副作用の回復具合で服用を再開するかどうか判断してもらうこととなっております。
以上まとまりませんが、服用開始後約4週間の経過報告です。
個人差はあるかと思いますが、皆様どうぞ参考にしてください。