初めて書き込みます、愛知の田中と申します。先週、近所の病院で"胃粘膜下腫瘍の疑い"(健康診断で指摘はされていたのですが)で手術が必要と言われ、病院の都合で一方的に手術日が決められました。入院日数も担当医は一週間強、院長は2週間、副院長は3週間と意見が違い、病気に対する説明も少なかったりしたものですから、今週になって市民病院に再度検査をしてもらいました。結果、「田中さんの病気はGISTです」と断定され、腫瘍の大きさが5センチを超えている為、こちらでも手術を勧められました。今まで健康が取り柄みたいなところがあり、(何の根拠も無いのですが)自分は大病もせずに老衰死するものと漠然と思っていましたので、二箇所の病院で「胃の一部と共に切除するしかないです」と言われても、未だに他人事の様な気がしています。腫瘍が5センチを越して高リスクと言われても、全く症状が無いのですから。(最近も2週間かけて八重山旅行をしてきたくらいです)健康を取り戻す為とは言え、胃を切除することによる弊害が色々とある様ですね。前記しました様に、なんの症状も無い今、仕事を含め諸々の事情を考慮した時、手術をしないと言う選択肢も有りなのかなと思っています。手術を受け、その後色々なご苦労をされていらっしゃる方からはお叱りを受けそうですが・・・・・。どれだけの時間をかけて今の大きさになったのか、知る術もありませんが、そんな異物が突然消滅する。そんな奇跡が起こる訳も無く。ほおっておけばより大きさを増すだけなのでしょうが、一切の症状が無いままにメスを入れられるのがどうにも納得出来ないのです。多分、間違った考えなのでしょうが。初めての書き込みで長文・乱文になってしまい、申し訳御座いませんでした。
急な告知に混乱されている状態が伝わってきます。気持ちは分かるのですが、まずは落ち着いて病気を知ってください。GIST治療の第一選択は切除です。症状が出てくるころには転移、浸潤がはじまっているかもしれません。そうなると手術不可で、服薬による治療のみ(これは治癒できる治療ではありません)となり、薬の耐性がいつ出来てしまうかという一生つづく恐怖との戦いがはじまります。服薬で腫瘍を押さえ込むことはいくらか出来ますが、消滅することはありません。治癒できる可能性があるのですから、手術をされることをお勧めします。胃の切除もどこに腫瘍が出来ているかによって変わってきます。全摘出か部分切除かで入院期間も術後の状態も変わるでしょう。症状が出る前の発見、治療、すばらしいことです。早期発見、早期治療です。
こんにちは。管理人のSumitoです。さくらさんの言われる通り、GISTで怖いのは、今ある胃の腫瘍だけでなく、そこから転移して広がっていくということです。今はまったく自覚症状がなくとも、GISTの細胞は静かに増殖を続けていて、その異常な細胞は、血流に乗って他の臓器などへ運ばれ始めています。GISTは他の癌のように放射線や抗がん剤がほとんど効きませんので、「取れるものなら取る」を実践していくしかありません。健康診断で見つかったという幸運を無駄にしないためにも、積極的に治療を始める事をお勧めします。
田中さん 心中お察しします。さくらさんがおっしゃるように手術は最初の治療だと思います。そこからが闘病のスタートだと思います。田中さんの投稿を読んで,ちょうど1年半前の自分のようだと思いました。私はたった1回の下痢と腹痛が気になり,下痢止めでももらえればという軽い気持ちで診察に行って触診で見つけてもらいました。でも下痢もその日だけで全く自覚症状なしだったんですよ。だから田中さんと同じように手術に??でした。でも腫瘍がソフトボール大と聞いてからは取らないと前に進めないという気持ちになりました。それで胃の半分を始め内臓をいろいろとり,大手術になりました。できた場所が悪かった,仕方ない,ごっそりとれただけましとあきらめました。手術の前に疑問点を医師に尋ねましたが,珍しい病気だからかその説明がいろいろ違ったことも不安になりました。気になることはここでいろいろ質問なさると,みなさんが助けてくださると思います。お大事になさってください。
2年半ほど前に、夫がGISTで胃の一部を摘出しました。同じように健康診断で見つかり、自覚は全くありませんでした。担当医は胃の全部を摘出する(全摘)をすすめたのですが、患者本人の強い希望で腫瘍とそのまわり1cm程を大きく取り除くだけにしました(腫瘍は5cm弱でした)。そして手術後に病理検査を行ったので、胃粘膜下腫瘍がGISTであったと判明しました。その後ずっと経過観察(CT撮影)を半年に1度行っておりますが、再発はみられないので薬を飲むこともなく、手術前と同じ生活を送っております。胃の一部を取るか、全部を取るかで、予後(手術後の生活)は変わってくると思います。よく検討なさってよい手術を行ってください。セカンドオピニオンで、さらに他の医師の意見を伺うのもよいと思います。
はじめまして。田中さんの書き込みを読んで、数年前の私を思い出したので、僭越ながら少し書き込みをさせて頂きます。 私も今から4年前の会社の健康診断で「胃粘膜下腫瘍の疑い」と診断されました。精密検査が必要との事だったので、早速それまでも胃潰瘍などでお世話になっていた掛かり付けの病院で胃カメラを受けたところ、大きさが約1.3cmほどの粘膜下腫瘍だと診断されました。ただし、医師の話では大きさが5センチを超えるようだと悪性になる可能性が有るけれど、現状ではまだ経過観察で大丈夫です・・との事だったので、そのまま治療もせずに一年を過ごしました。 その後、毎年会社で健康診断を受け、その結果を持って同じ病院で胃カメラ検査を受けました。腫瘍は年々少しづつ大きくなるのに、病院では「この程度ならまだ経過観察」と言われ続け・・。 三年経った昨年には健康診断の結果は「胃腫瘍の疑い」と変わっていました。さすがに心配になったので、その掛かり付けの病院から資料を貰ってセカンドオピニオンのつもりで都内のガン専門病院を訪ねました。その病院で初めて超音波内視鏡検査を受けたところ、大きさが2.7pになっていて、その段階で良性悪性のグレーゾーンだからと、手術を勧められたのです。ちなみに都内では有数のそのガン専門病院でさえ、粘膜下腫瘍は手術をして組織を採ってから病理検査を受けないと、良性悪性の正確な診断は出せないと言われました。何故なら悪性GISTは腫瘍の全てが悪性細胞になるのではなく、その一部ないし部分的に悪性化するものだから、腫瘍の上から針で細胞を採取しても、その部分が良性の場合が有るので正確な検査とは言えない・・との事でした。 結局その後、腫瘍とその周りの腹腔鏡部分切除手術を受けて、病理検査の結果GISTと診断された訳ですが、昨年のあの時に、もしそのまま掛かり付けの病院で胃カメラ検査を受けていたら、またしても経過観察で終わってしまったのでは・・と思うとゾッとします。 GISTの転移や広がりはsumitoさんをはじめとして皆さんが書かれているので割愛しますが、けしてそのままにしていても消えるものではなく(これは粘膜下腫瘍でも同様です)むしろ大きくなるのを放置するだけです。私の担当医が結果の宣告時に言っていた事で、田中さんにもお伝えしたい事が二点あります。一点目は「粘膜下腫瘍の内のほぼ7割はGISTです」二点目は「悪性である以上、場合によっては命を奪う場合もあります」と、婉曲ではあっても厳しい事を仰っていました。ですから先ず、粘膜下腫瘍とGISTは根本的に違う病気である事を認識して、一日も早く信頼の於ける病院で手術を受けられることをお勧めします。