【広告】楽天市場にて 母の日向けギフト値引きクーポン配布中

小説板

ポケモン関係なら何でもありの小説投稿板です。
感想・助言などもお気軽にどうぞ。

名前
メールアドレス
タイトル
本文
URL
削除キー 項目の保存


こちらの関連記事へ返信する場合は上のフォームに書いてください。

[844] (削除)
システムメッセージ - 2010年08月29日 (日) 00時29分

投稿された方の依頼により、2010年08月29日 (日) 00時44分に記事の削除がおこなわれました。

このメッセージは、設定により削除メッセージに変更されました。このメッセージを完全に削除する事が出来るのは、管理者の方のみとなります。

[845] 本格リレー小説《Dream Makers》 7日目前半 ()
あきはばら博士 - 2010年08月29日 (日) 00時36分

―――――――――――――――

 昨日は予想外なことがあって戻ってしまったが、プログラムを書き直して夜のうちに着くように直し、無事に。
 秋葉と琴美を乗せた船はグレン島に到着した。日はだいぶ昇り、ああ一時間目が始まるな〜皆勤を狙っていたのにな〜と琴美はこの場にふさわしくないことを思っていた。
「琴美さん、早速上りましょうか」
「上る?さっき地下に行くとか言ってなかったか?」
「いや…まずはみんなと合流することが先だと思いまして、地下は後でいいでしょう」
「上ねぇ…」
琴美は恨めしそうに天を突き刺す塔を見ていた。
「話によると80階まであるそうです」
「…………」

―――――――――――――――

アッシマーチーム、
現在、45階。
いきなり一堂の目の前に現れたのは、無数のテッポウオの大群だった!
「うわっ!」
悠は一歩身を引いた。
「待て・・・何かがおかしい。」
とワタッコ。
「え?」
「あいつら・・・俺達の存在には全く気付いてない。
というより、何か他の標的を狙っているように見えるぞ・・・?」
確かに、テッポウオは悠達のほうではなく、部屋の中心に向かって突撃し、攻撃をしている。
「このっ!こいつっ!あっち行け!」
テッポウオの群れの中から、少女の声が聞こえる!
「誰かいるみたいだ!よしっ、ここは僕が!!」
アッシマーが前に出る。
「がんせきふうじっ!」
アッシマーは群れを成すテッポウオたちを、まとめて岩で包み込んだ!
「これは賭けだ。もし中の女の子が草、岩、電気の攻撃に弱かったら・・・」
アッシマーは独り言をつぶやく、そして、リーフブレードで岩を切り裂いた!
「いけっ!『S・B・U・B(エス・ベー・ウー・ベー)』!!」
最後にアッシマーは、かみなりパンチで『S・B・U・B』を決めた!
帯電した岩の破片を浴びたテッポウオ達は、次々と崩れ落ちた。

 * * *

「大丈夫ですか!?」
ガムが少女に駆け寄る。
「あ・・・あなたたちが助けてくれたんですね。
どうもありがとうございます。」
そこにいたのは、1体のヨーギラスだった。
「!!」
突然、アッシマーの表情が変わった。
「?どうしたのアッシマー?この子知ってるの?」
あかつき!がアッシマーに問いかける。
「・・・ル・・・ルカ☆!!」
アッシマーは『ルカ☆』という謎の言葉を発し、ヨーギラスに駆け寄った。
「え!?」
アッシマーの不可解な言動に、驚きを隠せない悠たち。
「ルカ☆!大丈夫だった?僕だよ、お兄ちゃんだよ!
僕が吸い込まれたとき、君のHNが乗った白紙の記事があった事を覚えてるんだ。あと、あの日記。
だからずっと、君もこの世界に迷い込んだんじゃないかって思ってたんだ!」
「え?『お兄ちゃん』!?」
一同は驚愕した。先程自分の兄と名乗る烈と出合ったばかりの悠はなおさらである。
「・・・どうして、私のHNを知ってるの?
お兄ちゃんって・・・何?」
当のルカ☆の方は、何もわからないらしくただキョロキョロしている。
「そうか・・・君も記憶石で記憶を・・・」
「ちょっと待ってください!」
アッシマーが言いかけた時、突然悠が大声で言った。
「どうしたんですか?」
ガムが悠に問いかける。
「おかしいと思いませんか?僕達は皆、記憶石で記憶を消されているはずなのに・・・
なんでアッシマーさんは、自分に兄弟がいることを覚えているんですか?
前にも、『僕の住んでるところは北海道』って言っていたし・・・どうしてアッシマーさんだけ、そんなに過去の記憶を鮮明に覚えているんですか?
それになぜ、ポケモンの姿になってるのに、彼女が自分の妹だとわかるんですか?」
悠はアッシマーに大声で問いかけた。
しかし・・・

「・・・・・・そんなこと・・・僕に聞かれたって・・・」
アッシマーは、ただ首を横に振るばかりだった。

―――――――――――――――

 秋葉と琴美を乗せた船はグレン島に到着した。日はだいぶ昇り、ああ一時間目が始まるな〜皆勤を狙っていたのにな〜と琴美はこの場にふさわしくないことを思っていた。
「琴美さん、早速上りましょうか」
「上る?さっき地下に行くとか言ってなかったか?」
「いや…まずはみんなと合流することが先だと思いまして、地下は後でいいでしょう」
「上ねぇ…」
琴美は恨めしそうに天を突き刺す塔を見ていた。
「話によると80階まであるそうです」
「…………」

―――――――――――――――

Beastは境目の穴を見つめていた。
「この世界の破壊ももうすぐだ。。。破壊と混沌に満ちたこの仮想世界をこの目で確かめられる。
あの者たちのもだえ、苦しむ姿がこの目で見られる。。。!」
そんなことをやつはつぶやいていた。

***

『考え返すことはないものか、ビーストよ。』
『俺はお前とは別のものだ。この世界は光と闇に分かれている。俺は闇についたのだ。』
『そうか。。。なら私とお前は敵同士だな。』
『真逆の性質を持つもの同士ならそういうことになる。』
『。。。私の作り出した世界を甘く見るなよ。お前のBrakerとしての手であの世界を壊せると思うなよ。』
人間の姿が二つ。黒髪の男と、長い白髪の女。こうもりの翼を身につけた男がこういった。
『俺をなめんなよ、グレイス。』
鳥の翼を使い、女は空に舞い上がった。
『お前とはここで別れるのだな。。。』
女の目は悲しそうにビーストを見つめた。

***

「――ッ!!」
ビーストの脳裏にそんなことが走った。
(キオクノイシ。ハカイシンのオマエヲユイイツコワセルモノ。)
「ぐああああぁぁっ!!やめろぉぉぉ!!!」
機械のような声が頭を貫く。
「俺はグレイスを見返してやるんだ。あのすました顔をした女を壊すまで壊れるものか―――!」
「グレイスって誰だい?」
ビーストはわれに返り、辺りを見回した。そこにはあのギャロップが戻っていた。
「Grace?」
瑞ははてなを浮かべた。
「貴様等には関係なかろう。この暗闇の果てで朽ちるために来たのか。」
「あいにくこっちはそんなヒマなくてね。早くお前を倒さなきゃいけないんだよ。」
RXはクラッシュ―いや光の背中から降りるとひとかけらの石をビーストに見せ付けた。
「ふっ。。。貴様等なんぞに消されてたまるか!返り討ちにしてやる!!」
ビーストとの死闘が始まった。

―――――――――――――――

何はともあれ、新しい仲間『ルカ☆』を仲間に入れた悠たち。
アッシマーはルカ☆に質問を浴びせかけていた。
「で、ルカ☆が覚えているのはどの辺りまでなの?」
「そうだなぁ・・・家に帰ってきて、そしたら茶色い犬が出てきて・・・名前はわかんないけど。
それからMGゼータを作ろうと思って、そしたらパソコンが目に入ったから『せっかくだからちょっとチェックしてみようかな〜』って思って開いたら・・・ここへ来たんです。」
ルカ☆はそう答えた。
「ふ〜ん・・・じゃあ、それより前は?」
「それより前・・・は覚えてないです。第一あなたが本当に私のお兄ちゃんなのかもわからないし・・・」
ルカは首をひねりながら、まるでアッシマーを疑うような目付きで彼を見つめる。
「ま、まあまあそんな顔しないで・・・」
「それにしてもMGゼータって・・・ルカ☆さんガンプラなんてやってるんですか?」
ルカ☆の言葉に疑問を持ったのか、悠がルカ☆にたずねた。
「はい、ルカ☆はガンダム好きなんですよ。特にZZ系が・・・ね、ルカ☆?」
アッシマーは悠の質問に答えた後、やけにニヤニヤしながらルカのほうを向き直った。
「・・・ちょっと、気持ち悪いですよっ!やめてください!」
ルカ☆はもはや怒りの表情を顔に出しながら『こわいかお』でアッシマーをにらみつけた。
「・・・・・・何もそこまで怒らなくても・・・」
アッシマーはさっきと一転し、やけに暗い表情でうなだれ、そうつぶやいた。
「・・・あれって俗に言う『シスコン』ってヤツじゃ・・・」
「・・・もしかしたらそうかもしれませんね・・・」
それを見た悠とガムは、今までのアッシマーとのギャップに少々がっくりしていた。

 * * *

46階。
「星が〜降りしきるペントハウスでぇ〜♪
そらの〜オルゴール1人聴いてた〜♪」
ルカ☆は歌を口ずさみながら、一同の先頭に立って歩いている。
「結構明るいタイプなんだな。あのルカ☆って子は。」
ワタッコがほほえましい彼女の姿を見ながら、久しぶりに微笑んでいる。
「ガラス〜のロープを目隠しでわたる〜♪
みんな寂しい〜サーカスの子供さああああああああああああっ!!」
突然、ルカ☆の歌声が絶叫に変わった。彼女目掛けてどこかから炎が飛んできたのだ。
「だ、誰だ?」
悠が叫ぶ。
「ふふふ・・・知りたければ教えてやろう。」
どこかから声が聞こえてきた。3人の男の声だ。
「遠からん者は音に聞け!近くばよって目にも見よ!
我ら、リディア隊の赤い3連星!アグル!」
「オルティア!」
「チップ!」
自己紹介までして勢い良くとび出してきたのは、3体のウインディだった!
(・・・『赤い3連星』?なんかどっかで聞いたことあるぞ・・・?)
少なくとも、ルカ☆、アッシマー、ガムの3人はそう思っていた。
「じゃ、いきなり行っちゃいますかね?」
とチップ。
「そうやね、一撃でやってしもうたほうが、あとが楽やろからね〜」
とオルティア。
「それでは行くぞ!準備はいいな!」
そして最後に、アグルが勢いよく言った。
「おう!」
「よし、行くぞ!!」
「行くばい!」
「行きますよ〜!」
3体は1列に並び、それぞれが『かえんぐるま』を発動した!
「くらえ!『ジェットストリームアターック!!』」
3体は声の限りに叫び、そして悠たちに突っ込んでくる!
「うわーっ!こいつ絶対出る世界間違えてる〜っ!」
アッシマーが絶叫した。

―――――――――――――――

秋葉と水無月は31階までたどり着いた、なぜこんなに早く着く事ができたのは全く敵が出てこなかったからだ。
正直肩透かしを食らった気分だったがこれはガムたちがすべて倒してくれたとして、まだ彼らが生存である証拠として受け止めていた。
「このまま一番上まで行ければいいですね〜」
秋葉はへらへら笑いながら言った。
「安心している場合じゃないだろ、各階の床でグロテスクな芸術作品が出来上がっていたぞ」
「芸術作品ですか……私は13階の絵が好きですね…おびただしい鮮血に血で円形をたくさん描いた絵、あれは絶対一人死んでますね」
「そうそう、絵筆を思わせる毛がたくさん落ちていたことも…って、何を言わせるんだ!」
「お、ノリ突っ込みうまいですね。さて、次はどんな絵が描いてあるかな?」
「…………」
水無月は何も言いたくなかった。

***

さて、ここは32階…のはずだが何か様子が変だった、これまで通ってきた階とは比べようもないくらい変だ。
どす黒い空気が室内をうごめいて、部屋の真ん中には黒いキューブが置いてあり、そのキューブの上の空間には穴らしきものが空いていた。
そして、その空間の穴の前にネイティオ、ソルロック、ルナトーンが立って何かやっている様だった。
明らかに妖しすぎる…。秋葉はこの場から逃げだしたい気持ちを抑えて、その3人に話しかけた。
「あの…何をしているんですか?」
するとネイティオだけが振り向いた。
「……君は…あのあきはばら博士か?」
「秋葉さん…知り合いですか?」
「い、いいえ」
「ふふ、ステアから話を聞いているよ、あ申し遅れた、私はヒャクエ、こちらはユフとフウチだ、怪しい者ではないただの医師だ」
充分あやしいです。のセリフを堪えて、水無月は尋ねた
「…で、なぜただの医者がこんなところに…いや、何をやっているんですか?」
「…理由は話せば長い、それでもいいのか?」
「構いません」
「……分かった」
ヒャクエはファビオラとあかつき!の出会い、そして彼女が彼に施したこと、そして結界の話、エトセトラ……すべて二人に話した

「なるほど……だとすれば、下の階の石碑はあの中隊長のものだったんですね」
「全く、よせば良いものを…」
「…ごめん、俺には良く分からなかったけど、どういう意味だっんだ?」
納得する秋葉の横で、水無月は話が理解できないでいた。
「簡単に言うと…そうですね、ファビオラさんはあの中隊長の都合の悪い記憶を封印する際に、彼の「負の感情」のすべて抜き取ったそうです。
抜き取ったものが「負の感情の塊」だったものですから、当然不安定なものでしょうから、精神世界に接続させて封印を作り出して、その結界を作ることになったのですが、急遽作っただけにやはり結界に無理があって封印したものが暴走しそうになったそうです、しかし、その暴走の止め方が問題があったみたいで、
精神世界との連結をしている黒いキューブを『瓦割り』するという荒療治で、封印しているものをそのまま精神世界に送り込んでしまったとか。
なのでヒャクエさんたちは昨晩急いで結界を修復して、ファビオラさんも亡くなりもう隠す必要も亡くなったため、今朝早くにその中隊長に「負の感情」を戻したと言うわけです。わかりましたか?」
「…いや、さっぱり」
ヒャクエはため息をついた。
「全く、アリョーシャめ、好きな女の前で一人で意地張って無理をするんだからこんなことになるんだ。最初っから私達に任せておけばいいものを…」
「元気出してください」
「ありがとう。いいんだ、あいつは昔からアレだし、ああじゃなければ務まらない」
「…ではヒャクエさん、空間に空いたあの黒い穴が精神世界との連結点でしょうか? もしそうならばステアに援助を求めたほうがいいと…」
「ご名答、あれは精神空間とのワームホールだ、近づいたら死ぬぞ。最後の後始末としてあの穴を閉じたいところなんだが、近づくとゴーストポケモンやらが襲って来るもので近寄れない…
あいにく私たちは戦いは苦手であるし、あの穴を閉じるのは作業に専念したい、こうして遠くから押さえ込むので精一杯だ。まあ、彼の手にかかれば空間加工でなんとかなると思うが、彼は忙しいとか言っているものでな…」
「なるほど…じゃあ、私たちはヒャクエさんに近づくゴーストポケモンをすべて追い払っていればいいんですね?」
「あぁ、すまない、手伝ってもらう事になってしまって」
ヒャクエは深く頭を下げた。
「いえいえ、困ったときはお互い様ですよ」
「…しかし……」
ヒャクエはそこで言葉を切った。
「かつて封印していた物も今はもうないのに、なぜこんな空気が立ち込めるのだろうか? ゼロが管理を怠けているにしてもおかしい、陰の塊が暴れた結果にしても不自然だ…
なにか…あの穴の向こう側、精神空間の中で大きな力が動いているのか?」

―――――――――――――――

精神世界

「ハハハ・・・返り討ち?ふざけるなよ・・・俺は決めたんだよ・・・死のうが何だろうが・・・お前を消してやるってな」
BeastをにらみつけながらRXは言う
「クチダケハタッシャナヨウダナ」
Beastは動こうとしない
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
RXは火炎を出そうとしたのだが出さない
「・・・・もうやめにしないか?」
いきなりRXがとんでもないことを言う
「!?何を考えてるんだ!」
クラッシュがにらみつける
「ヤメルワケガナイダロウ」
Beastはそういう
「・・・・・・・・・・なら・・・仕方ないな」
RXの体が次第に黒くなっていく
「・・・・・・・お前に俺が消せるなら・・・・消される前にやるまでって奴だろ?」
RXが攻撃態勢に入る
「!?やめろ・・・!まだ速すぎる」
クラッシュがRXに忠告するように言う
「ハハハ!ご免・・・この石壊しちゃうけど・・・」
説得力のないいい方だ
だがその直後Beastは強力な光線を繰り出す
「・・・・・・・」
三人ともそれに飲み込まれてしまう
意識を失っただろう・・・・

***

????

「・・・・?ココはどこだ・・・・?」
少年は目を覚ました
さっきまでBeastと戦っていたのに・・・
人間に戻っている
「・・・・?・・・そうか・・・・コレか・・・」
記憶石はきれいに輝いている
ココはRXの記憶の中だろう
それに彼は入り込んだのである
何らかのショックで・・・
「コレはいつの記憶だろう・・・?・・・」

***

精神世界

「・・・・・・!?」
瑞とクラッシュが目を覚ます
Beastは何か輝く丸い発光体を作り上げている
「!」
RXが居ない
多分あの攻撃で吹き飛んだのだろう
「!?・・・そんな」
瑞の表情が怒りの表情へと変わる
クラッシュも戦闘態勢に入っている
が・・・・
「・・・・」
Beastの発光体が三つに分裂し
一つ穴へ入り
二つはクラッシュと瑞を追尾する
「!!!!」
もの凄い速さで避けられない・・・・

????

***

「・・・・・ココは・・・・」
RXは記憶の中では無い
暗闇にいる
「・・・・・・・・・そーか俺・・・死んだのか・・・」
死んだと彼は悟ったが・・・
「!!!!????どういう事だ・・・体が・・・」
体が悪の力にむしばまれた
瞳は悪へと染まっていく
何か発行している光が迫ってくる

精神世界

「グッ・・・・」
クラッシュと瑞は間一髪で直撃しなかった物の
爆風で数メートル吹き飛ばされた
血が出ている
だが手当も出来ない
「・・・・・シネ」
Beastは先ほどの数倍のでかさの発光弾を撃ち出す
当たったら死ぬ・・・
死を覚悟した・・・
死ぬ・・・・


????

「・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!」

精神世界

発光弾は当たらなかった
「グゥウウウゥウゥゥ・・・・・」
まさに完全なる獣と化したRXの巨大な爪で切り裂かれたのだ
まさに悪魔
「・・・?オマ....」
Beastが切り裂かれる
だが分裂する
「グ・・・グォオ・・グォオオオオオオオオ!!!!」
雄叫びをあげながらRXは巨大なアナを観る
アナが広がりきれば精神世界は消滅する
「・・・・グォオオオオ!!!!!」
アナを切り裂く・・・・
だがアナはすぐ復元した元の大きさで・・・
「・・・ムダダ」
四個に分裂したBeastが発光弾を撃つ
「!!!!!!」
空中だがそれを何とか避ける
「イマダ・・・・」
四個のBeastはRXにとりつき
元の形の戻った
「そんな・・・・」
球体の中にRXは取り込まれた
そんなRXに対し瑞はその言葉を言い放った・・・

Beast内部

「・・・・・・!?」
RXが目を覚ます
「・・・・奴に取り込まれたのか・・・!?なんだ・・・?記憶咳が光ってる・・・?Beastの記憶・・・なのか?」

精神世界

「ヤツハシンダ・・・コレデジャマモノハイナクナル」
発光弾を何十発も瑞とクラッシュに放とうと準備する
「シヌのはお前だけどな・・・」
Beastが引き裂かれる
内側から・・・
「コレなら・・・分裂できないだろ・・・・Beast・・・俺は観た・・・お前の過去を全部・・・だから・・・もうやめにしよう」
RXは瑞たちの近くに引き裂いた隙間から飛び降りて言う
「・・・・フザケルナ」
Beastは復元した
「キサマ・・・らの言葉など聞かない・・・・」
何故だろう・・・Beastの声が人間・・・そう言う声へと変わった
「・・・・・俺には解ってるんだ・・・グレイスと分かれたあの時のことも・・・全部」
RXはBeastをにらみつける
「・・・・・・・・・かといって・・・・貴様を・・・シンようスるワケに・・ワいか・・なイ」
声が良く聞き取れないような声でBeastは喋る
「・・・・・」
RXや瑞、クラッシュは黙って聞いている
「ソもソも奴がこのセかイをつくっタのガ間違いダ・・・・」
Beastは言う
「だからって・・・巻き添えにするのは・・・・」
RXが言う
「ダが・・・ワタ・・・シ・・・ハ・・・・ス・・・べ・・・テヲ・・・コワし・・てコ・・・のセカイを・・・・無に・・・」
Beastはそう言うと巨大な光球を作り
それを穴に入れて
穴を一気に広げようとする
「・・・どうやらお別れみたいだな・・・」
RXの体に悪の力がとりつく
「D・B・D・E(Dream・break・double・End)」
記憶石が光り出す
「・・・・・・・」
ダークエンドやダークラッシュなどのダーク技で
周りが何も見えなくなりかけたが
その後RXがBeastに突っ込んでいき
記憶石が光り出し
その時鳥の翼を持った女が舞い降りてきた・・・
そして後に残ったのは黒と白で二色が入り交じった記憶石だけだった・・・・・
だがその後すぐ白の色は消えた・・・・

―――――――――――――――

秋葉、水無月、ヒャクエの3人は、ゴーストポケモンをなぎ払いながら、精神空間とのワームホールへ少しずつ近づいて行く。

「このあたりで止まろう。これ以上近づくと危険だ。」
とヒャクエが言ったときだった。

黒いキューブの上のワームホールが、急にグニャリとゆがんだ。
そして、まるで脈を打つかのように表面が波打ちはじめる。そして・・・

ドシュウウウウウン!!
「うわっ!!」
ワームホールの中から飛び出してきたのは、まばゆい光の帯だった。
それは唸りを上げながら秋葉たちの頭上を通り抜けて行った。
「な、なんだったんだ今の?」
水無月が驚愕した表情で言う。
「い・・・今のはまさか・・・」
と、ヒャクエがつぶやいたとき。
「まだ終わりじゃなさそうですよ。なにか来ます。」
秋葉が大声で言った。
ワームホールはなおもゆがみを続け、ついにはもう一つ、何かを吐き出した。
黒い休憩の塊、そう、現代社会の化身、ビーストだ。
「くそ・・・あと少しでやられるところだった・・・
あの小僧・・・なかなかやってくれる・・・
まあいい、こちらの世界に飛び出したからには・・・この世界を破壊しつくすまで!!」
ビーストは体から電光を放つ!
その電光でユフとフウチがやられた。
「・・・コイツか・・・話に聞いてたビーストとかいうヤツは・・・」
秋葉は舌打ちをした。

 * * *

「くそっ!」
時を同じくして、悠もまた舌打ちをした。
Cチームは『赤い3連星』に苦戦を強いられていた。
ウインディの素早さにはこちらも舌を巻いてしまう。その素早さには悠、ガム、ルカ☆は追いつく事すらできない。
太刀打ちできるのはアッシマー、あかつき!、そしてワタッコの3人だけである。
「どうした!ファビオラ隊の中隊長をも退けたその力、我々にも見せてみろ!」
悠たちを翻弄しつつ、アグルが言ったときだった。

ウ〜!!
何かサイレンのような音が、タワーの中に響き渡った。
「緊急事態発生、ビーストがタワー内32階に潜入、各部隊は至急32階へ向かい、ビーストを殲滅せよ!」
どこかのスピーカーから、そんな声が聞こえた。
「何?」
「そぎゃんばかいな!」
「まさか・・・ビーストがここまで・・・」
『赤い3連星』の表情が一変した。
「・・・悪いが、彼らとの戦いはここで一旦終わりだ。
急いで32階へ降りるぞ!」
アグルが動きを止め、そしてオルティアとチップに言う。
「確かに・・・ビーストが来よるとなりよったら、それば先するほかいなかやね!」
オルティアがそれに答えた。
「皆さん・・・少し事情ができましたので、この勝負は中断です。
真の決着は、この後につけると致しましょう・・・」
悠たちのほうを向きなおったチップが、静かに、かつ紳士的な口調で言った。
「それでは我らも行くぞ!」
「おう!」
『赤い3連星』はそう言い残すと、猛スピードで階段を駆け下りて行った。

「32階で・・・何があったんでしょう?」
ルカ☆が口からそんな言葉を漏らす。
「32階といえば・・・ヒャクエさんがいた場所だ!!
みんな、ヒャクエさんに何か起きたかもしれないよ!」
あかつき!が一同に向かって言った。
「よし、行ってみましょう!『ビースト』って言うからには、何か只者じゃないヤツがいる気がする!」
ガムは『只者じゃないヤツ』の部分を特に強調してそう言った。
『ウルトラマンネクサス』に登場した怪獣が『ビースト』と総称されていたせいだろうか。
「それじゃあ、僕達も階段へ・・・」
悠が言ったときだった。

「いや」
後ろから男の声が聞こえた。
「その必要はない。私が直接そこまで連れて行こう。」
「誰だ!?」
アッシマーが振り返る。そこには、1体のユンゲラーの姿があった。
「私の名はステア。今は、そうだな……ただのテレポート使いとでも名乗って置こうか」
そう言うと、ステアは両腕を前に出した。
「え、ちょっと・・・」
「32階へ・・・行けっ!」
悠が言い終わらないうちに、ステアは広げた手を握った。

一同の姿は消えていた。
ビーストの待つ、32階へと向かったのだ。


―――――――――――――――


32階では秋葉達が苦戦していた。
辺りにはなぜか白い霧が漂っていた。黒い塊が・・・形を求めてこうもりの翼をつけた男になりさらにそれを通り越して獣の形になっていく。
ビーストがまた電光を起こす、その電光に向かっていった秋葉もヒャクエもそして電気が効かないはずの水無月までもがあっという間に地に押さえつけられた。
ビーストが秋葉たちから向きを変える。
「・・・力がみなぎってくる。これも封印のみを運よく記憶石が吸い込んでくれたおかげか・・・体が完全ではなかった所為で今まで魂自体が封印されるのを恐れなければならなかったが、もうそれもない。」
グォオオオォオオオオォォォォォン!
と雄たけびを上げると、最後によく知られた“あのポケモン”へと変化したビーストは塔の壁を貫き出て行った。ビーストが通ったあとには空虚しか残されていなかった。

そこに悠達が『テレポート』で現れた。
「遅かったか・・・、弟子が上手くやってくれればいいが・・・。」
ステアが言う。そんな中ワタッコが驚愕に目を見開く、
「これは・・・」
ワタッコがビーストが飛び去った方向・・・ではなくワームホールの周りに漂う霧に目を留めていた。
「どうしたんですかワタッコさん?」
ルカ☆がさりげなく聞く、
「これは・・・間違いない、これは物質生成を助けるタンパク質の霧・・・肉体を持った奴はもう、記憶石で倒せない。」
そういってワタッコは黙り込んだ。

******

記憶石の光が収まったとき、辺りは沈黙に包まれた。
RXはいなかった。残ったのは闇と悪の力の残骸、RXの肉塊、判別さえ出来ない。
大きすぎる衝撃が境界に穴を開けていた。

「ゼロが居なくなったから、死を迎える前に別世界に転送することは出来なくなっている。私にもどうしようもない。」
ぽつりと感情をこめずに光が言う。ようするにここから先精神世界でもドリームメイカーの世界でも死んだものが実は生きているということはないということ。
残酷すぎる現実に瑞はただ泣いていた。いつまでも泣いているはずだった。

グォオオオォオオオオォォォォォン!突如精神世界中を震わせる吠え声が響く。
光と瑞はそのあまりの凄さに圧倒された。
遠くからのはずなのに、パキッパキパキッ、吠え声に共鳴して精神世界が崩れ始める。
崩れた精神世界のかけらがパラパラと落ちてくる。
境界がゆっくり収縮してまた厚くなっていく、

「追わないと、」
我に返った光が前足を踏み出す、瑞はそれを無意識のうちに止めていた。
「・・・行っちゃうの?まだRXさんが居るのに?」
「それでも追わないと、世界が崩れる。」

・・・・・・。

「酷いよクラッシュ、いい人かもしれないと思っていたのに・・・。」
パンッ!音が響く、泣いている瑞を、光が蹴ったのだ。
「違う、違うんだ。」
そう呟きつつ前を見据える、
「人が死んだ。もうこれはゲームじゃないんだ。放って置けば向こうの世界ごと皆消えてしまう。」
そういった光の目からもぼろぼろと涙が零れ落ちていた。
「RXはもういない。それにもうじきここは崩れる、奴の思いを無駄にするわけにはいかないんだ。生き延びてあいつを倒さないと!」
瑞がその言葉にハッと目を見開いて頭を振った。次にはいつもの瑞がそこに居た。

「瑞!俺の背に乗って特防を上げておけ!!・・・飛ぶぞ!」
まだ少し躊躇いを見せる瑞に、光は無理に涙顔を微笑みに変えてみせる。
「大丈夫。他の奴らはイーナスが何とかしてくれるさ、そのためにあの核まで言ってゴットと連絡をつけたんだ。ここから出て、無事に居られるか分からないが・・・少なくとも境界なら越えられる。」
ピキピキッ!ゼロの世界の崩壊が進んでいく。
「早く背に乗れ!死ぬぞ!」
瑞は迷いを振り切り光の背に飛び乗った。と、同時に焼け付くような輝く闇色の炎が体を焦がす。
(今なら、境界がまだ薄い、今なら確実に越えられる。)
光が叫ぶ、

『天翔!!』

光は駆けながら己自身の『火炎車』を身にまとい吹く風と貰い火の効果でどんどんそれを強めていく、極限まで高まった炎は大きな4枚の翼となった。
光は駆ける。外に向かって、『超高速移動』を使いながら・・・。
体がぐんと軽くなるのと同時に速さも上がり暖かい空気と揚力で体が宙に浮く、
後ろの翼がジェットエンジンのようにエネルギーを放出してさらに加速する。光は宙を翔ける。
光はさらにスピードを上げ『火炎車』(今度は周りを覆うだけだったので瑞には当たらなかったが)をまとい壁に向かって『突進』しつつ、詠唱した。
「黒き太陽は天を翔ける。陽の炎は揚力を生み、陰の炎は破壊を生む。」
その瞬間光の周りの温度だけが凍りつく。

『天翔黒陽!!!』

落ちる力を利用しさらに威力を増した『火炎車』は斜めに壁を突き抜けた。
突き抜けた二人をタンパク質の霧が包んだ。

******

リディアと浅目・愛が戦った砂漠地帯、そこに白い光が舞い降りた。
白い光は鳥の翼を持った女だったそれは、小さく形を変えてあの幻のポケモンの形で落ち着いた。ずっと南に見える海上にどす黒い獣の形をした塊が姿を現す。それが通った後は『虚』になっていた。
「力を解放してしまったのだな、ビースト。しかしこの世界は簡単には崩れ去りはしないよ。」
何せ今は現実世界からヒトが来ているのだから。
とりあえず当分の間は任せても大丈夫そうである。もしどうしても駄目ならば自分も力を解放して打って出るしかない。
そういう、事態にはなりたくないのだが・・・
「この世界を葬れる機会か・・・・。」
ビーストは掟を破り侵攻した、それは自分も掟を破って良い理由にはならない、ここでできることは見守ることと、あとはせいぜい・・・・。
グレイスはフッと笑い、砂漠の中央で手をかざす。
砂漠の真ん中に光の輪が現れる。そこにはゴットフリートがつなげてしまった世界、―現実世界―が映っていた。

******

(展開が他のチームよりも遥かに遅れているが)一夜明けて、
由衣と223は気がついた。一応秋葉達が手加減していてくれたらしい。
223はまだ、ポ〜としている。洗脳薬の効き目が切れたようだった。ポ〜としているのは副作用らしい。
ルエルス達はすでに居ない、日はだいぶ昇っていた。
不意にに白い光が目の前に出て、中からキルリアが現れた。
流れるように一礼すると「フフッ♪」と微笑みつつ由衣に語りかける。
「試練は終了です。あなた達は認められました。」
「あなたは・・・一体誰?」
由衣は少しうろたえる。それにはかまわずキルリアは話す。
「ええと、申し遅れました。僕はクラスタ、ステア師匠の弟子です。」
そういってキルリアはもう一度礼をすると、由衣の鼻先まで顔を突き出して観察し、
「予想以上に皆さん強くなっていますね。試験期間を短くして大丈夫かと思っていましたが、これなら大丈夫そうですね♪」
歌うように言って微笑んだ。
クラスタはまた改まると由衣に向かって言った。
「由衣さん、でしたね。承認をお願いします。」
「ちょっと待った!わいは無視かいな!!大体まだ何も説明を受け・・・」
とやっと状況が飲み込めてきた223が言いかけたそのとき、東の方からグォ〜〜と地を震わす声が響いた。
少し膨れながらクラスタが言う。
「・・・もうっ!ニブイですね。貴方達の戦うべき敵が予想よりも早く現れた、それだけですよ。」
「は、はぁ。」困惑する由衣を尻目にクラスタは眉間にしわを寄せながらこう言った、
「今は師匠が『封印』を解いているので塔の中まで『テレポート』が使えます。貴方達は真実を知り、さらに力を収束する必要があるのでこれからゴットフリートの所まで飛ばなくてはなりません。」
必死に覚えてきた台詞なのか見事に棒読みだった。
クラスタはもう一度由衣をじっと見つめ、
「承認を下さい!」
と必死に訴えた。
・・・・・・。
由衣が不意に黙り込む、少しの間をおいてポツリとつぶやいた。
「・・・さんもくるんですか?」
「えっ?」
よく聞こえないとばかりに223が首をかしげた。しかし、クラスタは超タイプ。少しならば相手の考えることは分かる。
その言葉から受ける感じ・・・大体の事情を察してクラスタは少し沈んだ声で言った。
「えぇ彼女のところにも他の人が向かっているはずです。」
「・・・、それなら私は・・・」
いけないと言いかけた所を223が遮りいった。
「行く!代わりにわいが承認したる。クラスタ、早よワイらを連れて行ってくれ!」
由衣がそれに首を振る。
「駄目だよ!223は洗脳されていただけだけど私は自分の意思で裏切ったんだよ、いまさら行く資格なんて・・・」
「ちゃう!ワイらは行かなければならないんや!少なくとも今はそんなこと言ってる場合とちゃうんや!・・・クラスタ!!」
クラスタは全てに対しうなずくと『テレポート』と唱えた。

―――――――――――――――――――



Number
Pass

ThinkPadを買おう!
レンタカーの回送ドライバー
【広告】楽天市場にて 母の日向けギフト値引きクーポン配布中
無料で掲示板を作ろう   情報の外部送信について
このページを通報する 管理人へ連絡
SYSTEM BY せっかく掲示板