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[64] ポケットモンスター ライトクリスタル
★ディオ★ - 2007年08月22日 (水) 18時02分

>ひこさん

まだ飽きる気がないためにまた作りました。
今回は、あのユウジがみたたび冒険するバトルストーリーです!

ジョウトですのでその仲間も登場を予定してます。


キャラ紹介


ユウジ 14 男
主人公。
数々の地方を歩き回り、かなりの強さを誇るジョウトの最強トレーナー。
強気でも実は照れ屋なとこがあるらしい。
最近から強力な手持ちも続々と参戦してきた。

レン 12 女
妖怪『九尾』に化ける女の子。
シロガネ山で暮らしているらしいが、今はユウジと行動している。
首飾りにしている水晶は、九尾の生命の塊なのだ。
新しく、妖術が使えることが判明した。

アカネ 19 女
コガネシティジムリーダー。
大阪弁を話す元気いっぱいの女なのだが、方向音痴なところが玉に瑕。
ユウジの魅力(?)に惚れてお供になったらしく(というよりもあれが好みのタイプ)、いまでもユウジを気にしてる。

ジンライ 14 男
未来から来たユウジの祖先。
顔もそっくりなのだが、性格はユウジより天然。
ライチュウのゴウライをパートナーとする。

タクヤ 10 男
マサラタウン出身の双子トレーナーの1人。
オカルトには少し弱いタイプなのだが、先輩となるユウジにアドバイスを受けて修行している。

ミキ 10 女
マサラタウン出身の双子トレーナーの1人。
バトルは人一倍強く、父親は四天王なのだが行方不明である。そのためユウジのお供となり、父親を探しているらしい。

クロカゲ 14 男
名刀『黒月』の持ち主である幽霊退治屋。
顔はユウジ、ジンライと同じ。
冷静な性格で、妖怪『ヤマタノオロチ』の暴走を止めようとしている。

ナナ 7 女
ユウジの妹。元ロケット団幹部。
未知数な頭脳と、予測不能な指令で敵を追い詰める。
ユウジと並ぶ強さで、無口なとこがたまにある。

タイガー ♂
ユウジが幼い頃、手にしていた仲間。
今はエレキブルだが不思議なことに、虎柄である。
得意技は『ボルテッカー』。

カズト 10 男
トキワジムリーダー、ブルーの弟。
戦略性ではかなりで、ユウジを押すほどの強さ。
いまだに目的は不明。

嘆きのプルート ? 男
レンを追い詰めようとする謎の男。
ユウジのことも知ってるらしく、ユウジとレンを地獄へ引きずり込もうとしているらしい・・・

[65] 1、始まりは悪から
★ディオ★ - 2007年08月22日 (水) 21時48分


ジョウト地方、コガネシティジム

「〜♪今日は帰ってくる日やね。ユウジ。」
赤髪で赤と白の服を着ている女が何かを待つように楽しみにしていた。
彼女はこのジムリーダーのアカネ。その横にはミルタンクもいた。
「はぁ・・・次こそユウジのハート、絶対につかんでやるで!!」
アカネはジムの外へ出て行った。港へでも行くのかはまだ分からない。
ただ彼女は、待っているだけ。
「ユウジ・・・早う戻ってきてや。」

だがそのとき、向こう側から何か悲鳴が聞こえた。
人が慌てて走ってきてる。

「なんやろ?ミルタンク行くで!」
すぐさまその場所に向かった。
着いた場所は町の出入り口付近だった。
人が逃げている光景が見える。
「す、すいません!何があったんですか?」
逃げようとしていた男を止めた。
「み、見たんだよ!!この目で確かに!!逃げてた方がいいぞ。」
男はすぐに逃げ出す。凶暴な野性ポケモンだろうか?とそのとき、

バリバリバリバリ!!!

「!!?」
気がマッチ棒のようにへし折れ、何かが姿を現した。
「あ・・・あ・・・」
アカネはその姿に驚いて腰を抜かす。


ポケモンのキュウコンじゃない、本物の九尾だ。


「な、何でこいつが・・・!?」
アカネはとにかく黙らせようとミルタンクに指示をする。
「”転がる”!!」
この技はミルタンクにとってもっとも得意な技だ。
「そこにピクシー、”コメットパンチ”!!」
”コメットパンチ”で”転がる”のスピードを加速。攻撃がヒットした。


グルァァァァッッ!!!


「ひいっ!!」
叫びに驚くアカネ。すると九尾の横からキュウコンが飛び出てきた。
火炎放射をピクシーに当てる。
さらに九尾はミルタンクに飛び掛って抵抗しないように捕まえる。
このままでは噛み砕かれる。
「あかん!戻って!」
ミルタンクとピクシーをボールに戻した。逃げるしかない。
アカネは全速力で逃げ出した。


「ハァ・・・ハァ・・・」
走ってる途中に逃げ切れたのだが、その時のアカネはあることに気づいた。
追いかけてこない。放っておくのも心配だ。
「こうなったら、ユウジに頼むしかないわ!!」
アカネはポケギアを取り出してユウジに電話し始めた。


―――――――――――――――――――――――――――――


シンオウ地方、ポケモンリーグ


ズズーン・・・
「よっしゃぁぁぁっ!!」
バトルに勝利しガッツを決める少年がいた。
「おみごとです。すばらしい戦いでした。」
どうやらチャンピオンと相手したらしい。それも女の。
「いいですよ、早くこいつらを殿堂入りにさせなきゃ。」
「はい。」
1分くらいして殿堂入りが終わった。
少年は外へ出る。すると・・・

〜〜〜〜〜〜〜♪(着メロ

「ん?なんだ?(ピッ)はi『お願いユウジ!!助けてくれんか!?』」
突然女の声・・・アカネの声が飛び出た。ちなみにこの少年の名こそがユウジなのだ。
「アカネ・・・久しぶりなのはいいけど、いきなり何?」
『・・・信じてはくれないと思うんけどな・・・』
「ハァ・・・また俺と付き合えってか?」
『ちゃうねん、九尾がコガネシティの近くに出てきてん・・・』
「なーんだ、キュウコンで驚くなよ」
『だから九尾やねん!!九尾!!』
「九尾って・・・九つの尻尾をはやした狐の妖怪だろ?そんなのいるわけないじゃん。」
『ウチが見たねんな!!嘘やと思うならはよ来てくれんか!?』
「はいはい分かった、5分で行くよ。カイリュー、ジョウトのコガネまで」
パビュ――ン!!

―――――――――――――――――――――――――――――

「はい到着」
「ユウジ〜〜〜」
いきなり抱きつかれた。
「おいこら!!話が違うだろ!!」
「そやった・・・。あっちにおるんや、九尾が」
「本当か?」
ユウジはアカネとともに早速見に行った。

[66] 2、人間狐
★ディオ★ - 2007年08月23日 (木) 12時40分

「この先はウバメの森だよな?」
「ウチが見た場所はここやねんけど」
九尾が出現した場所に着いた。倒れた木もちゃんと残っている。
「姿を隠して噛み殺そうとしているのか?」
「アホなこと言わんといて!」
とそのとき、

ガルルルルルルッ!!!

「!!!」
ユウジは突然目の前の九尾の吠えに驚いたが、アカネよりはマシだった。
もちろんアカネは尻餅をついている。
「なるほど・・・確かにキュウコンとはいえない。本物の九尾だな。
燃えるぜ、ギャラドス!!」
はじめに小手調べ。ギャラドスの威嚇を利用してどれだけ強いかを図り始めた。
「”龍の舞”から”噛み付く”!!」
”龍の舞”でパワーアップして勢いのつけた噛み付く攻撃。
だが、この攻撃を九尾は糸のようにすり抜けた。
「体格を利用した回避か、やるな。当然これも避けれるよな!?”地震”!!」
離れたとこにも当たる”地震”。スピードもパワーもある技をどう避けるのかと思っているユウジだが、キュウビはジャンプするタイミングがないのか、直撃を受けた。
「よし、さらにパワーアップしてもう一回だ!!」
”龍の舞”+”地震”の攻撃を食らわした。九尾の足元から体を突き刺すような地割れが起きた。


オォォォォォォ――――!!!


突然、九尾の体から邪気が飛び散り、横倒れになった。
「悪霊退散・・・ってか?」
「!!あれなんや?」
九尾に異変が起きた。なんと姿が変わっていく。
「何だ?」
しばらく様子を見るユウジとアカネ。ところが、彼らの目にとんでもないのか映った。

キュウビは瞬く間に女の子に変わった。
「バカな!!」
ユウジは空想だろうと思って言った。
「人間が狐になるわけないだろ!!これはどういう意味だ!?」
「そりゃちゃうで、人間に化けることもできるからそうちゃうん?」
アカネは狐ではよくありそうなことを言う。
「そりゃないな。とにかく、こいつをどうするかだ・・・」
「疲れとるみたいやね、センターに連れていこ。」
「・・・まぁいいか・・・(後悔しても知らんぞアカネ。)」

ポケモンセンターで診断を受け、異常を確認した。

「診断した女の子の異常は特にありませんでした。」
「よかったぁ」
「ですが・・・」
「何かあるんですか?」
ユウジが問う。
「あの女の子は、普通の女の子とは違う体を持ってます。」
「違う・・・体?」
「いわば、野生児みたいな子です。」


「野生児かぁ・・・何で暴れとったのか気になるなぁ。」
「・・・何かおかしくないか。」
「え?」
するとユウジはアカネにこんな質問を出した。
「狼人間って知ってるよな?」
「・・・満月を見たら変身するていうあれのことか?」
「そうだ。しかし、まだ昼だ。妖怪とかは夜にしか存在しない。意味分かるな?」
「・・・うーん、わからへんなぁ;」
「つまりだ。昼なのに妖怪がいるっておかしいと思うか?」
「・・・なんか怪しい・・・ !?もしかして!!」
「あいつは人間であってもその正体は妖怪だ。」
「そ、それじゃあどないすんねん!」
「ちょっと彼女に話をしたいことがある。お前はここにいろ。」
ユウジはあの女のこの元へ歩き出した。

[68] うほっ
ひこ - 2007年08月27日 (月) 18時49分

ユウジ君お帰りーっ!!
今回のヒロインはアカネちゃんか九尾の女の子ですかね?
どんな物語になるかすごく楽しみです


お気にせずどんどん投稿して下さって構いませんよ〜
むしろこちらからお願いしたいくらいです笑

[71] 3、白い水晶
★ディオ★ - 2007年08月28日 (火) 11時56分

>ひこさん
ホッ、一安心しました。
ヒロインはそうですねー・・・誰かは分かりませんよ?ちなみにアカネは昔の旅の仲間として加わってたキャラなのです。
まぁ、親友と言ったほうがいいでしょう。



「・・・」
女の子がベッドから眺めていた。
ウィーン
「!」
突然ドアが開いた。ユウジが病室に入ってきたのだ。
「話したいことがいろいろあるんだが・・・」
「・・・はい」
女の子は軽く頷く。
「君は・・・どこからやってきたんだ?」
「・・・あの山からです」
女の子は指を刺した。シロガネ山のほうからだ。
「・・・名前は?」
「・・・レン」
「レン・・・か・・・、いい名だな。俺の名はユウジだ。」
レンは元気がないのか、目が死んでるように見えた。
「・・・まぁ元気出せよ、もうじき食事だし。それで・・・また会おうぜ?」
「・・・うん」
ユウジは「じゃあな」と、病室から出ようとしたそのとき、
キラッと何かが光った。
「何か・・・光らなかったか?」
「あ、これですか?」
白い水晶だ。綺麗に光っている。
「これ・・・最初から持ってたの?」
「ううん、シロガネ山で拾ったの。」
「そうか・・・、おっと、もう時間だな。んじゃあ俺はこれで。元気になって戻って来いよ。」
ユウジは温かい笑顔で退室した。
「・・・」
レンは白い水晶を見つめる。



「どやった?何か聞けた?」
「ああ・・・、あいつはシロガネ山から来たらしいぜ」
「シロガネ山って、あの山か?」
「そうだ・・・そうときたら行くぞ」
「ど、どこへ?」
「・・・あいつに聞き込みだよ」
「???」
「カイリュー!リザードン!シロガネ山へ直行だ!!」


シロガネ山
「さぁ着いたぜ」
「なぁ、あいつって誰なん?」
「俺よりも想像以上の強さを持っていたと言う第二のライバル・・・マサラタウンのレッド」
すると、言われたそばからレッドが姿を現した。
「・・・・・・・・・」
「レッド、今日はお前に聞きたいことがあってきた。」
「・・・・・・・・・」
「この山に、妙な生き物をした奴は見かけなかったか?」
ユウジの返事にレッドはその方向に指をさした。「あっちにいた」と言ってもいいだろう。
「アカネ、お前はコガネシティへ戻れ。」
「え!?ユウジは・・・?」
「その巣に移動して待ち伏せる。いわば、網を張るのさ!当然協力してくれるよな?」
ユウジはレッドに目を向ける。
「・・・・・・・・・」
レッドはどこかへ消えていった。
「ふぅ、往生際がないな・・・カイリュー、アカネをコガネまで連れて行ってから戻って来い」
「ちょ、ユウジ!!」
「あの女の様子頼んだぞー」
カイリューは瞬く間に点へとなった。
「さて、作戦開始だ!!」


コガネシティ
「・・・行くよキュウコン、」
「・・・」
レンのキュウコンは頷いた。レンガ手にしてる白い水晶を握り締める。

「火を」

ボォォォォォォッ!!
ジリリリリリリリリリ!!
「火事だ!!」

オオオオオォォォォォ―――・・・!!!

[72] 4、嘆きのプルート
★ディオ★ - 2007年08月28日 (火) 12時33分

「なんや!?」
コガネシティに降り立ったアカネ。突然何かの声がした。センターが火事になっていた。
「なんでこんなことに!?」
そのとき、空に何かが飛んでいった。九尾だ。その後にキュウコンが続く。
「も、もしかして・・・あの子の仕業!?」
すると、カイリューはアカネを放って飛び立っていった。
「あ!ちょっと!戻って来てや!!」
その声はカイリューの耳に届くことはなかった・・・


カイリューは突然現れた九尾に応戦していた。
「ガァァァァァッ!!」
鋭い牙が襲った。カイリューはすかさず避けて反撃する。
だが、キュウコンも加勢している。2対1ではかなり不利なとこだ。


シロガネ山
「急げ、パワーを最大まで上げるんだ。」
ユウジはギャラドスに”龍の舞”を、そしてもう一匹、鮫のようなポケモンに”剣の舞”を使ってパワーアップしていた。
ちなみに鮫のようなポケモンとは、マッパポケモン、ガブリアスのことだ。
しばらくしてパワーはMAXになった。
「来たぞ!!」
向こうから九尾が飛んできた。カイリューはやや弱っているがまだ戦えるところだ。
「カイリュー!”逆鱗”でこっちに飛ばせ!」
カイリューの体に巨大な炎が集った。九尾の背中にタックルする。
「来たぜ、まずはギャラドスからだ!!」
ギャラドスはものすごいスピードで突撃した。
「ギャラドス、”噛み付く”!!」
ガブッとひと噛み、九尾が唸り始めた。
「ガブリアスのほうに投げろ!」
ギャラドスはハンマー投げをするかのようにガブリアスに向かって投げた。
「ガブリアス!とどめの”ドラゴンダイブ”!!」
ガブリアスの特技、”ドラゴンダイブ”で地面に叩き落した。
とそのとき、陰からキュウコンがユウジに火炎放射を打ってきた。
「ポケモンまで連れてるのか・・・ロックス!」
出てきたのはロックすと名乗ったプテラだ。
「”燕返し”」
翼を横に素早く振り回して炎を消し飛ばした。
「リーフ!”原始の力”!」
最後はメガニウムのリーフ、多数の岩がキュウコンを埋め尽くした。
「どうだ!」
ところが・・・
ヒュルヒュルヒュル バシッ!
「んなっ!?」
突然ユウジの体にロープで縛り付けられた。
「ンフフフフフ・・・」
「誰だ!?」
突然影から仮面を張った男が現れた。
「わたしの名はプルート、ひと呼んで【嘆きのプルート】。」
「嘆きの・・・プルート?」
「ユウジ君だね?君の噂は聞いている。彼女と知り合ったみたいだけど・・・」
「レンになんか関係があるのか?いやむしろ、何故レンが九尾なのかが気になるぜ」
「お教えしましょう・・・」
プルートは瓦礫の上に立った。

その昔、九尾とは幻の妖怪として人々を荒らしていた。
だがその妖怪はある子供を産んだ。住民は信じられないと思っていたが、今でもこれは語り継がれている。

「そしてこの娘も同じ・・・」
「同じ九尾から生まれた子・・・」
「そうことだ、生まれた者には水晶の所有者としての権利がある」
「!?まさか!!」
「あの娘は水晶の力で変身し、あれがなければ生きる力が保たれないのだ。」
「てめぇ・・・まさか水晶を!!」
「そうだ、彼女の水晶を奪えば、生きる術もない」
「ふざけるな!!レンを死なせるわけには行かない!!」
ロックスは素早い動きでユウジを縛ってたロープを切った。
「では、争奪戦とでも行きましょうか、リーグチャンピオン、ユウジ」

[77] 5、黒い霧
★ディオ★ - 2007年09月09日 (日) 18時18分

「・・・あれ?・・・ここは・・・?」

ガキィィン!!

「!?」
元の姿に戻ったレン。そこで目にしたのはプルートと戦っているユウジだった。
「”じしん”!」
ギャラドスがものすごい衝撃を食らわす。龍の舞をしているから当然のことだ。
「カビゴンでもだめですか。ならばこれで行きましょう。」
プルートが次に繰り出したのは・・・
「!ドンカラス・・・!」
黒い帽子をつけたカラス、ドンカラスが出てきた。
「こいつなんかもすぐに倒すぜ!”噛み付く”!」
速いから避けれないだろうと突撃をした。のだが、
「ん?ギャラドスのスピードが遅くなってるぞ?なんだ?」
「”辻斬り”です」
ザンッ!
「!!?」
なんと先にドンカラスが攻撃をした。
「(なんだ・・・?)ギャラドス急所狙いだ!」
ギャラドスが急所を見抜いて噛み付いた。大ダメージだから心配ないと思ったが・・・
ムクリッ
「んなっ!?まだ倒れてない!?」
ありえない。攻撃力が最大まで上がってるギャラドスに死角なんてないはず。
「”黒い霧”・・・」
「!!」
「変化したステータスはすべて元に戻る技です。これにより龍の舞の効果は消えました。」
不覚だ。
「まだやれる!”噛み付く”!」
目標を捉えたギャラドスは右から攻撃を仕掛ける。
「残念、”不意打ち”」
ドンカラスが回転してはじき返した。
「ギャラドス!!」
ギャラドスは痛みに耐えれず断末魔を残して倒れた。
「たかがやられただけで甘く見るなよ!ゼロ距離、もらった!!」
ガブリアスがドンカラスを捕まえて地面にたたきつけた。
「・・・もういいころでしょう」
「!?」
プルートはドンカラスをボールに戻す。
「その女は逃してあげます。でもいつか、またお会いできることを楽しみにしますよ。フフフ・・・」
プルートはそのまま影に溶けていくかのように消えた。
「・・・」
ユウジの後ろからレンが寄った。
「・・・レン、あんたもひどい奴に追われてるんだな・・・」
レンは小さく頷く。
「ここが巣でも所詮は人間になっておかなきゃ。乗って。」
ユウジはリザードンに乗ってコガネシティへ向かった。

[83] 6、双子トレーナー(前編)
★ディオ★ - 2007年09月26日 (水) 17時04分

コガネシティに戻ってきた。
「疲れてるだろうし、センターにでも・・・」
と、ポケモンセンターの入り口に入ったその時、
「ユウジ・・・」
「あ、アカn」
「このアホんタレがぁぁぁっ!!!」

バシ―――ン!!

待ち構えていたアカネがユウジをぶん殴った。
「おいこら!!何のまねだよ!!」
「なに言うてんねん!!ウチが様子見て来いというたら、あんたのカイリューが勝手にウチを置いて行ったねんな!!こんなんで納得できるか!?ヽ(`Д´#)ノ」
「できる」
「〜〜〜〜〜っ!!」
「あの・・・もうやめてください・・・」
「?」
「他の人が・・・」
気がつくと周りの人に呆然としながら見られていた。
「・・・仕方ない。悪かったよアカネ。」
「ウチもごめんな。気を使わずについ・・・」

「んで、この子があの狐の?」
「ああ、レンていうみたいだぜ」
「ウチはアカネ、コガネジムリーダーをしてるんや」
「はい・・・よろしくです・・・」
「そんなに緊張すんなよ。今は気楽にやりゃいいんだしさ!」
「そやで、ユウジは陽気なとこもあって恥ずかしがりややからな!」
「なっ、なに言い出すんだ!!(赤面」
「あはは、真っ赤や!」
「・・・プッ」
「?」
「アハハハ!なんだか面白いですね!」
レンが笑った。すっかり気分がよくなったみたいだ。
「その息だぜ!『笑う門には福来る』ってな!」

〜〜〜〜〜♪(ポケギアの着メロ

「?なんやろ?(ピッ)はい・・・」
『おぉユウジ、久しぶりじゃな!』
「オーキド博士!」
『実は明日、新人のトレーナーが旅に出ての。君が先輩となってを頼みたいんじゃが・・・』
「俺が!?」
「ウチも行きたい!」
「あたしもです!」
「ハァ!?(゚Д゚;)」
『行ってくれるかの?』
「う〜ん・・・(ここはやはり!)行きます!」
「やった〜!(喜」
『では明日、研究所で待ってるぞ』プツッ
「よし、明日に備えて支度をするぞ!」
「オー!」
こうして三人は明日、カントー地方へ行くことになった。
(後編へ続く)

[84] 7、双子トレーナー(後編)
★ディオ★ - 2007年09月29日 (土) 18時20分

翌朝

「カントー地方に到着!」
「ユウジ、随分テンション高いね・・・」
「久々に戻って来るんだぜ?そりゃ高いに決まってるよ!」
「あ、見えてきました。」
マサラタウンに着いた。ここは今まで変わっているとこはあまりない。
「んじゃ、研究に入るぜ?オーキド博士ー!」
ドアを開けると、オーキド博士が迎えてくれた。
「よく来てくれた。二人とも、挨拶じゃ。」
「初めまして!タクヤです!」
「ミキです!」
若い男の子と女の子が挨拶をした。
「新人トレーナーって、この二人ですか?」
「因みにじゃがこの二人は双子じゃよ」
「えぇ〜!?」
アカネが唖然とした顔になる
「二人ともポケモンは初めて?」
レンが言った。
「うん!」
二人とも元気に答える。
「さて、ここにある三つのボールから一つだけ選ぶんじゃ。」
オーキド博士は二人にボールを差し出した。
(懐かしいな、俺はここに来るときヒトカゲを選んだか・・・)
ユウジは昔のことを思い浮かべた。


「ちょっと待った―――!!」


「?」
突然外から声がした。そのまま入ってきた。
「あ、カズト」
「選ぶのはこの俺だ!お前達はあ・と・か・ら!だぞ!」
「なに言うんだよ!先に来なかった自分が悪いだろ!」
タクヤが言い返した。
「そうよ!また独り占めするつもりでしょ?」
ミキも言う。
「うるせぇ!いいから先に取らせろ!」
「何おぉ!!」

「おい、そこのガキ」

「ん?」
ユウジの言葉に、カズトの動きが止まった。
「お前、本当にトレーナーか!?トレーナーなら少しは気を使えよ!!」
「言ったな!!」
するとカズトが不意打ちでボールを三個とも奪い取った。
「あっ、俺のポケモン!」
「ひどい!」
カズトはボールをユウジに向ける。
「おいお前!俺とやれ!現役の実力を見せてやる!」
(・・・ムカついた、許せない!!)

[85] 8、一網打尽、そして切り札・・・!
★ディオ★ - 2007年09月29日 (土) 18時44分

「全力でこい!フシギダネ!行け!」
「リザードン、いいな?」
リザードンの炎がいつもより燃え上がっている。
「くらえ!体当たり!」
フシギダネが突撃した。
「火炎放射」
リザードンはとりあえず可愛そうだから軽く炎を吐いた。フシギダネの種に火がついた。
「ダ、ダネ!?ダーッ!!;」
火に驚いてはしゃぎだした。
「ちっ、戻りな!なら弱点でせめりゃいい、ゼニガメ!」
「ドラゴンクロー」
不意打ちでゼニガメを一網打尽にした。
「ン〜〜〜・・・じゃあヒトカゲだ!」
「地球投げ」

ドッス〜〜〜ンッ!!

「キ〜〜ッ!!(怒」
「諦めろ、お前の手持ちはない」
「・・・まだまだぁ!!」
今度はポッポだ。
「燕返し!」
ものすごいスピードで突っ込んできた。

ガシッ

「!?」
「本当のやり方はこうだ、燕返し!」

ザンッ!!

その速さはポッポを完全に上まっている。
「コ、コラッタで・・・!!」
「こりねーなぁ、火炎放射」
コラッタを瞬時にKO
「ゼェゼェ・・・つ、強すぎる!!」
「兄ちゃんスゲー!」
「すごく強いねぇ!」
タクヤとミキにほめられた。
「アーもう怒った!!こうなったらこれだー!!」
まだまだ懲りないカズトは6匹目のポケモンを繰り出した。
「出ろ!切り札のフーディン!」
いや待て、初心者のくせにレベルの高いポケモンを繰り出すか?
でも見たところ、かなり育ってるようなのでレベル57はある。
「サイコキネシス!」
リザードンの急所を食らわして一撃ダウンをした。
「カズト!そんなの卑怯だぞ!!」
「そうよそうよ!」
二人とも講義に出た。
「あの子、許せないよ!」
レンもアカネも思った。
「仕方ない・・・アレ使うか!!」

[88] 9、トキワのジムリーダー
★ディオ★ - 2007年10月05日 (金) 21時14分

「おいお前、たかが勝手にそのポケモンを使うなんて、俺の堪忍袋の尾を切ったのと同じくらい許せねーな」
「だったらこのフーディンを倒してみろ!まだまだこれからだぞ!」
「じゃあ行かせてもらうぜ、だかコイツは俺のチームの中でズバ抜けた実力者だ。ガブリアス!」
ユウジは本気モードに入った。
「ちょ・・・なんだよそいつ?」
「兄ちゃん、あんなポケモンまで持ってるの!?」
「カズトがひるんでるよ!」
ユウジは流石に怖いかな?と思っていた。
「剣の舞」
ガブリアスは、釜をクロス状にして唸りを上げた。
(な、何だよアレ、ポケモンか?見たことねーぞ!?)
「ドラゴンダイブ」

バッ

「速い!」
「でも俺のほうが上だ!サイコキネシス!」
ところが、カズトのフーディンの腕が石みたいに動かなくなっている。
「ど、どうしt」
ここでガブリアスのドラゴンダイブが直撃した。完全にノックアウトだ。
「ドラゴンダイブは怯ませる効果もあるからな。精神力ならまだいけたのにね」
「うぅ〜・・・(兄貴、敵取れなかったよ・・・)」
「兄ちゃん!」
「やっぱり強いですね!」
タクヤとミキが話しかけてきた。
「こう見えてもチャンピオンなんだぜ」
「おいそこ!」
突然カズトが言ってきた。
「近いうちに兄貴がリベンジする前に絶対勝つからな!」
「懲りないやつだなぁ・・・ガッツではあいつが強いよ;」
「カズト、そこで何してる?」
すると、ドアからカズトと似た青年が来た。
「お前は・・・ブルー!」
「俺の弟を遊ばせてくれたようだな、ユウジ」
「誰あの人?」
タクヤが言う。
「あいつはトキワジムリーダーのブルー。昔俺がカントーリーグに挑戦するときに戦った相手だ。」
「あの時から俺はしばらく修行を重ねたぜ。そして・・・」
ブルーのボールから、ポケモンが出てくる。
「これが、俺が今まで修行を重ねて新しく加えたポケモン、ドサイドンだ!」
「何!?ドサイドンだと!?」
サイドンとは似てるが、体が全然違う。しかも何より驚くのは、ドサイドンからオーラが見える。
「強者のオーラか・・・こいつ、只者じゃない!」
「お、大きい・・・」
タクヤとミオが唖然した顔になる。
「ガブリアス、どうやら強敵と戦うハメになったようだな」
しかし、ガブリアスはやる気満々で構えていた。
「やるぜ!勝負だ!」
「トキワジムでの借りは返すぜ!!」

[90] 感想
ひこ - 2007年10月07日 (日) 18時02分

感想書くタイミングが分からなかったんだよ・・・(最悪

相変わらずユウジ君の周りは賑やかですね笑
後編開始ですね。やっと折り返し地点です。
執筆頑張って下さいね〜

[93]
★ディオ★ - 2007年10月15日 (月) 17時46分

>ひこさん
感想ありがとうございます。
やっぱり面白くしようかと新たな三人を書きまして、金銀クリスタルのキャラまでも登場との羽目になりました。

そんな僕は今、ユウジの新能力を編み出している予定です。
正直やばいかもしれないですが、もしかすると、ユウジの秘密も(蹴

あと第五話を編集しました。間違いだらけ(て言うか勘違いだらけ)の為に書き換えましたので、そこもよろしく!

[94] 10、氷の中で起きたこと
★ディオ★ - 2007年10月18日 (木) 16時08分

「さーて、どうしようかな?」
ユウジがどうやって倒すかを考えていた。
「考えるようじゃすぐに終わらせる!”冷凍ビーム”!」
ドサイドンの角からビームが照射された。
「速っ、”剣の舞”」
避けれないため、ガブリアスは身を構えた。
「そんなので防ぎきれるものか!凍れ!」

防ぎきれないだと?

「!」
ガブリアスが回転を始めた。”冷凍ビーム”をガードしている。
「ここはすぐに決める!”地震”!」
ドサイドンの足元から、突き刺すようなGを感じて吹っ飛んだ。
「お・・・おおおっ!」
「あらら、威力がデカすぎた・・・」
ドサイドンが起きるのも時間がかかりそうだ。
「よし、仕上げだ。”ドラゴンダイブ”」
ガブリアスが突撃をした。

チャキッ

「!?」
「”雪雪崩”」

ガラガラガラ・・・!!

ドサイドンの腕から氷が発射。ガブリアスに直撃した。
「あ・・・!」
ユウジ以外ガブリアスが凍りに埋め尽くされたことにより、固まってしまった。
「・・・ハァ・・・」
ブルーがため息をついた。
「まさかあんなとこまで追い詰めるとはな・・・しかし、踏ん張りどころは俺が強かったみたいだ。」
「そうか?(ニッ」
「!?」
ユウジの顔が変わった。

バリィィィンッ!!

その音のあとに、ガブリアスが氷から飛びだした。
「”ギガインパクト”!!」

ドムッ!!!

ドサイドンの腹に衝撃波が命中。耐えても、パワーアップしている奴には敵うわけがない。倒れた。
「・・・フゥ・・・」
ユウジが息でも切らしたかのように息を吐いた。
「・・・なるほどな、『ハードロック』で耐え、”雪雪崩”で反撃とはな。まぁ、チビる感じで驚いたよ、俺も修行足りねーなぁ・・・」
ユウジがブルーにそう言った。
「・・・違うだろ」
「!」
「普通、あの一撃で倒れたはずだ。なのに何故・・・?何故立てれるんだ?」
「・・・」
ブルーがユウジに問い詰めた。
「教えてくれ、俺とお前のどこが違うんだ?」

「・・・・・・知りたけば自分で知ろよ。ジムリーダーなんだろ?」

「・・・!」
ユウジのわがままに、ブルーはまた一本取られたなと、すぐさま外へ出ようとした。
「兄貴・・・」
弟のカズトも着いていった。

[95] 11、ポケモンという存在
★ディオ★ - 2007年10月18日 (木) 16時21分

「さて、タクヤ君、ミキちゃん。少しはポケモンの意味が分かったか?」
「う〜ん・・・」
「分かりにくい・・・」
「それはな・・・」
「ユウジは純粋な心を持ってるんや」
ユウジが言おうとした言葉を、アカネが突然言い出した。
「ポケモンは人が教えて強くなるんやけど、ポケモンから教わってるときもあってな、ユウジは最初はポケモンから教わって強くなって来たんや。」
「へぇ〜」
「不思議ですねぇ」
タクヤとミキが納得した。
「さぁ!ポケモンをもらってすぐに旅に出ようよ!」
「うん!」
「どれにしようかな?」
二人とも選び始めた。


「行ってきまーす!」
「頑張るのじゃぞ〜!」
オーキド博士に見守られ、ついに出発した。
タクヤはヒトカゲ、ミキはゼニガメを選んでいた。
「さて、二人ともバトルは初めてだよな?」
二人とも頷いた。
「ここで強くするにはまず、野性と戦うことだ。俺もせっかくだし、ギャラドスを預けている間に特訓でもするか。」
ユウジはボールを投げた。すると、水色の小さい子犬が出てきた。
「これってカントーのポケモン?」
「いや、シンオウだ」
「え〜!?」
説明しておくとすれば、正体は閃光ポケモン、コリンク。
タクヤとミキが唖然した顔になる。
すると、
「あ!」
「コラッタ!」
二人がコラッタを見つけた
「ヒトカゲ!”引っかく”!」
「ゼニガメ!”たいあたり”!」
慌ててやったものでやるところを間違えて、お互いにダメージを与えてしまった。
「あー、大丈夫!?」
「やれやれ・・・一人ずつからいくぞ、ミキからだ」
「え?はい!」
「ぼ、僕は!?」
「タクヤはちょっと気になるとこがある。俺とバトルしてくれ。」
「え、えぇ!?」

[96] 12、プレッシャー
★ディオ★ - 2007年10月21日 (日) 16時21分

「な、何で僕とですか!?」
タクヤがでしゃばった。
「気になるからいったんだ。別に本気でやるつもりじゃない、このコリンクと戦ってくれ。」
ユウジの目がキリッと変わった。
(いつもなら自由気ままな兄ちゃんが・・・)
「さぁ、そのヒトカゲをどう使うか見せてくれ。」
「は、はい・・・ヒトカゲ!」
ボールからヒトカゲを出す。
「どこからでも着てくれ」
「はい!”引っかく”」
タクヤはヒトカゲに指示した。攻撃は当然当たる。
「・・・やはりそうか」
「え?」
「タクヤ、お前はプレッシャーに弱い」
ユウジが吐いた言葉にタクヤは呆然と効いた。
「初心者は当然緊張はする。しかしお前の場合は、闇雲に走りながらも無鉄砲さが見える。」
タクヤがショックでも受けたかのような顔になる。
「ちょっとユウジ、言い過ぎちゃうか?」
アカネがいってきたが、ユウジが止めた。話を続ける。
「タクヤ、昔は俺も無茶する俺だったぜ。やる気満々なとこもあって前向き、ポケモンの知識すら考えずに、ただ、しかれたレールの上を走るだけだった。」
「兄ちゃんもなの?」
これはミキが言った。野生とのバトルが終わったみたいだ。
「捕まえれたか?」
「うん」
ミキの横には、ゼニガメとコラッタがいる。
「タクヤ、今言っておくべきことは、己自身を考えず、友の心を知り、パートナーとしての友情を深めることだ。それだけは覚えるんだぞ。彼女なんかに負けず・・・。」
「・・・・・・。」
ヒトカゲも見つめた。
「頑張る。兄ちゃんみたいに強く!」
「兄ちゃんとかよしなよ。俺の名はユウジ、ジョウトリーグチャンピオンのユウジだ。」
「ユウジさん。よろしくお願いします!」
タクヤはペコリと礼をする。
「・・・後それといいたいことがあるんだが・・・」
「・・・?」
「ここ意外にもいいポケモンいるぞ。昔もここ、通ったから。」
「本当ですか!?」
タクヤとミキが興味を持つ。
「このあたりは俺の庭みたいなものだ、あっちへ行けばいいポケモンがいるぞ」
「絶対捕まえます!」
「あたしもです!」
「よし、アカネ、レン。次へ行くぞ!」
ユウジは次の場所へ移動した。

「ハァ・・・ユウジもまだまだ子供やね」
「それがいいとこかもしれません・・・」
「?」
「・・・フフッ、なんでもないですよ」
レンがユウジの後を突いて行き、その後をアカネが追った。

[97] 13、ジムへ行こう!
★ディオ★ - 2007年10月23日 (火) 19時54分

ニビシティポケモンセンター


「回復が終わりました」
ジョーイさんが、二人のボールを渡した。
二人とも、結構捕まえたみたいだ。
タクヤは新しくピカチュウが加わった。
ミキも同じくピカチュウだが、さらにバタフリーも仲間にしてた。
「捕まえていくと楽しいね」
「うん」
タクヤもミキも満足した。大分慣れてきてるようだ。
「みんな、ジュースはいかが?」
アカネとレンが、オレンジジュースを持ってきた。
「俺、レモンジュースがいいのに・・・」
「ダダをこねない!」
アカネから強制的に渡された。
「乾杯!」
みんないっせいに飲んだ。
グビッ

「Σ!!!!」

一同固まった。なぜなら・・・


(めっちゃすっぱっ!!!)


ジュースを飲みきったその後、
「なんだ。あの酸味は・・・;」
「予想以上・・・」
「酸っぱい・・・」
「普通の梅干しとかちゃうで・・・」
4人共、酸味にダウン。しかしレンは・・・
「あたしなら、美味しかったですけど・・・」
「ええっΣ( ̄□ ̄;)!!?」
4人共、呆然とした顔になった。

「さて、ここではジムに挑戦できるけど、どうする?」
「ジム?」
二人ともお互いの顔に向き合った。
「ポケモンリーグに出場するための挑戦権を手にするには、ジムリーダーに勝って、バッジを手に入れるんや。」
アカネが説明する。
「此処は岩を使う敵だがどうだ?」
「行きます!」
「あたしも!」
決まりだ。
「じゃあ、ニビジムへ行くか!」


ニビジム

「ミキが使うゼニガメなら、一気に倒せる。だが、タクヤのヒトカゲでは、最初はしんどい。覚悟はあるか?」
「・・・はい」
岩に弱いヒトカゲと、あまりいい技を覚えてないピカチュウ二体でどう切り開くのだろうか。だが、
「先ほど覚えた“メタルクロー”を活用して、何とか倒すんだ。さぁ行くぞ!」
ジムの中に入った。すると、
「ちくしょー!強すぎだろここは!・・・って、お前ら!!」
「あ、カズトだ」
またあのカズトかよ…とユウジは思った。
「ジムリーダーに挑戦か?悪いが通さないぜ!」
「な、何だよそれ!」
また意地悪なことに、こんどは通せんぼだ。
「通りたけりゃ、俺に勝ちな!」
「そんなぁ」
「いい練習相手だ。やったら?」
ユウジが言う。
「・・・・・・」
二人とも悩んだ。
「さっさと出せ!やるぞ!」
カズトはコラッタとポッポを繰り出す。やる気満々だ。
「分かった、やるよ!」
タクヤはヒトカゲ、ミキはピカチュウを繰り出した。

[99] アドバイス
フリッカー - 2007年10月25日 (木) 22時37分

 どうも、フリッカーです。他の人のポケモン小説も執筆の参考にしようと、読ませてもらいました。

 ポケモンとは違う『妖怪』を登場させるというアイデアはなかなかおもしろいと思いました。これは僕も参考になりました。
 ただ、人物の行動や心情、情景描写に関する文章がなくて、人物の行動や考えかがわからなかったり、急に場面が変わったように見えたりして、文章は何だか「ト書き」のような感じでした。僕も昔はそうでしたが。
 なので、もう少し人物の行動や心情、情景描写に関する具体的な文章をもっと書けば、小説らしい文章になると思います。実際の小説の文章を参考にしてみるといいでしょう。そうすれば、必ず文章力が上がるはずです。

 余談ですが、以前投稿してくれたキャラクター、ゲキはまだいつ登場するのかは未定のままですが、ちゃんと登場させようと思っていますので、ご安心ください。

 それでは。

[100] 14、サイホーン
★ディオ★ - 2007年10月28日 (日) 14時33分

「さて、どんな戦い方するか楽しみだ」
ユウジは二人を見物した。

「手持ち無制限、二体倒れたとこで試合終了だぞ?」
カズトのルールに、二人は文句なく応える。
ミキのピカチュウとタクヤのヒトカゲは、カズトのコラッタとポッポとにらみ合ってた。
とその時、ポッポが足を踏み外して転んだ。
「今よ!ピカチュウ、”電気ショック”!」
この隙は絶対に逃さなかったミキは先制攻撃を仕掛けた。
「し、しまった!!」
ヤバいという顔でポッポに電気が襲い掛かる瞬間、とんでもないことが起きた。

ググッ

「!?」
なんと、電気がポッポをそれてしまった。
「やーい、引っかかったな!サイホーンの『避雷針』だ!」
サイホーンが電気を受けるが全く効果なし。実はポッポが倒れたのは電気を封じる作戦だったのだ。
「そんな・・・!!」
「でもまだできる!”メタルクロー”!」
サイホーンは【地面・岩】なので、【鋼】の技で応戦した。

バキッ!!

「当たった!」
「・・・なのかな?」
当てたはずのサイホーンがまだピンピンしてる。サイホーンの体は棘でふちどられてるのだ。
サイホーンはそのままヒトカゲをぶん投げる。
「”燕返し”!」
今度はポッポがヒトカゲに攻撃した。空中に飛ばされながらさらに空中に飛ばされる。
「ピカチュウ!ヒトカゲを助けて!」
ピカチュウがジャンプをしてキャッチしようとした。
(ニッ)
「(ハッ!)だめだ!逃げろ!」
ユウジが言う。
「遅い!ポッポ、”風お越し”!」
ポッポが起こした風に二匹とも巻き込まれた。
「”風お越し”は空中でも食らってしまうんだぜ?止めだ!サイホーン!”ステルスロック”!」
サイホーンが浮遊する岩を風に乗せた。二匹ともに風と岩のダメージが食らいつく。
「ピカチュウ!」
「ヒトカゲ!」
二人が呼び出すが、その時には二匹とも地上に叩き落された。
二匹とも戦闘不能・・・
「勝った!俺はあの二人に勝ったぞぉぉぉっ!!」
カズトがはしゃぎだす。


ポケモンセンター

「負けちゃった・・・」
「ぐすん・・・」
二人は悔し涙を流した。
「あいつ、よくあんなとこまで引き出せれるな。何者なんだ?素人の癖に・・・」
「・・・・・・。」
5人共、静かになった。すると・・・

〜〜〜〜〜〜〜〜♪

「ん?電話?」
ユウジのポケギアが鳴り出した。

[103] 15、挑戦者出現
★ディオ★ - 2007年10月31日 (水) 21時48分

先程カズトのバトルに負けてしまった二人の後、ユウジのポケギアが鳴り出した。
「誰だろう?」
かけてみた。
「はい・・・」
『ユウジか、ワタルだ。』
「ああ、ワタルさん」
『セキエイリーグに挑戦するトレーナーが出てきてね。今、どこにいる?』
「・・・ニビシティのセンターだけど・・・」
「じゃあすぐに来てくれ。待ってるぞ!」
電話が切れた。
「誰からやった?」
アカネが話しかけてきた。
「リーグ挑戦者だ」
「リーグ?」
これはタクヤとミキが言った。そういえば初めてだよな・・・
「ん?ああ、ポケモンリーグのことだよ。トレーナーの最終試練さ。・・・あ!」
ユウジはふと、何かひらめいた。
「なぁ、せっかくだし来てくれんか?」
「え?」
二人とも唖然した顔になる。
「俺がチャンピオンの戦いというのを見せてやるよ。そしたら、元気が出るだろ?」
二人は面白そうだと思った。




セキエイ高原

カイリュー、リザードン、プテラが屋上から降下した。
「俺は普段、ここから来てるんだ」
「高いですね・・・」
タクヤの言うとおり、眺めがいいがものすごく高かった。

階段を下ると、大きな部屋に入る。
「ここがチャンピオンの場だ。」
「広い!」
「すごーい!」
二人とも感心した。
「ようやく来たか。」
「ワタルさん!」
マントをつけた男、ワタルが出てきた。
「・・・そこの二人は?」
「俺の後輩だ。二人とも、四天王のワタルだ。」
「ドラゴン使いのワタルだ。よろしく。」
「は、初めまして・・・」
「どうも・・・」
二人ともお辞儀をした。
「それで・・・挑戦者は?」
「さすがな相手だ。俺でも止めれなかった・・・」
負けたみたいだ・・・
「そうか・・・でも俺だって、ドラゴンには敵わなかったときもあったからな、あの時のような死闘には・・・」
「昔のことはよせ。ユウジ、頼むぞ。」
「了解っと」
ユウジは、パソコンを起動する。
「何してるのですか?」
ミキが言った。
「手持ちの整理だよ。」
「で、でも!ユウジさんが手持ちにしてるのがそうなはずじゃ・・・」
続いてタクヤが言う。
「俺は各地方を回ったんだよ。伝説とかも捕まえたこともあるんだぜ?ホウオウとか・・・」

〜〜回想(当時9歳のホウオウ戦)〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「俺の心は絶対には壊れやしない!!これが俺のすべてだぁぁぁっ!!」

バシュゥンッ!! コロン・・・・・・パチッ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「カントーのミュウツー・・・」

〜〜回想(当時10歳ミュウツー戦)〜〜〜〜〜〜〜〜

「お前、最強を求めてるんだろ?」

『・・・何が言いたい?』

「ついてこないか?俺も最強を目指しているんだ・・・」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ホウエンのカイオーガ・・・」

〜〜回想(当時10歳カイオーガ戦)〜〜〜〜〜〜〜〜

「いぐそズー!至近距離からのハイドロポンプだ!!」

グォォォォォッ!!!

「今だ!!」

パシィンッ!!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「・・・みんな・・・俺の闘志で作り上げた夢のチームなんだ。」
「すごいですねぇ」
「ストーリーを感じますよ」
「ユウジ、連れて来たぞ」
「ああ、サンキュ」
ユウジはスタンバイをした。
「よく見てろよ二人とも。これがバトルだ・・・!!」

[107] 16、シーラ
★ディオ★ - 2007年11月06日 (火) 20時50分

ウィィィン

「来たか・・・」
扉が開き、足音が聞こえた。
少しずつ、影からゆっくりと姿を現していく・・・

「・・・(゚Д゚ )」
みんなが固まった。現れたのは、黄色いマントをつけた女の子だった。
「この人が・・・?」
「そういうことだ、頼むぞ」
ワタルはユウジに耳打ちした。
ユウジはきょとんとしていた。青い長髪、いたずらっぽい水色の瞳。顔も可愛い。
「ユウジ、顔が赤いよ?」
「ハッ、すまん・・・(うわ〜、俺こういうの弱いんだよな〜・・・////)」
そのときアカネは、ニヤつけた目になる。
「ユウジ、もしかしてあの子が好きなんけ?」
「んなわけねぇだろっ!!////」
アカネはさらに心の中でこういった
(ウチもあの若さで告白したかった・・・)(ぇ
「でも、なんか若いですね」
「あたしたちより下かも・・・」
タクヤとミキが言った。
「・・・いくつなんだ?」
ユウジが質問した。
「・・・8です」

キタ――――――――!!!初恋ズギュゥゥゥゥ――――――――ン!!!

「まいった!お前新チャンピオン決定!!」
「いい加減にやれ」
ワタルに怒鳴られるユウジ。もうやるしかない。
「改めて・・・リーグチャンピオンのユウジだ」
「お願いします。シーラです・・・」
シーラか・・・なんかいい名前だな。
「出会えたのもなんかの運命・・・いや、偶然かもしれん。お前の体からは、今までよりも強く感じるプレッシャーが取り付いている。さて、始めるとしよう!!」
スタンバイすると、ワタルがルールを言い出した。
「交代はチャレンジャーのみ。道具は互いに、こちらの3つを使用」

・元気の塊
・回復の薬
・気合の鉢巻

「ただし、1つにつき1回のみだ。タッグの4体で試合時間5分まで。」
(気合の鉢巻は誰に持たせるかで左右される。とくに、痛快に弱い奴は・・・!!)
「それでは、試合開始!!」


バシュウッ!!!

[109] 感想 ほか
ひこ - 2007年11月11日 (日) 18時04分

チャンピオン戦開始ですね
ユウジはロリコン(死


本題。
レンが可愛すぎるので描いてみました
趣味丸出しです      水晶忘れた・・・!!!!
http://watafa.web.fc2.com/first.html







ああ、あと、文章下手糞で申し訳ないのですが、

アドバイスは、その人のためを想ってすることです。
アドバイスを貰った人は、まずはお礼を言って、くれた人の「気持ちを受け取った」ということを伝えたほうがいいと思います。
そうすれば自分も相手もいい気持ちになれるはずですよ。

[110] 17、脅威の実力
★ディオ★ - 2007年11月11日 (日) 21時36分

>ひこさん
なぬ!?こんなの描いたんですか!?かわいいですねぇ、ヒロイン間違い無しというより、ユウジの恋人相t(ry
因みにユウジは小さい女の子には弱いみたいです。


どうもすみませーん(TT)書き忘れてました。
遅くなりましたがせめてこれだけでも・・・
>フリッカーさん
お互い何かいいシナリオ作りができそうですね。
因みにこのきっかけは他のを呼んだときにつかせてもらいました。
なぜ妖怪が存在するのかも分かりますよ。

それと、アドバイスはしっかりと受け取りました。
前作も、今作もしっかりと編集しましたので、もう一度読んでみてください。


そろそろ本編へ進む?

→はい
 いいえ



【本編】

「スピアー、バイゾン!」
ユウジのボールから出てきたのは、スピアーとヘラクロスだ。
「行きましょうか・・・」
ラプラスとドーブルが出てきた。
「では早速。 スピアー、”影分身”してからの”シザークロス”!」
ものすごいスピードで5匹に分裂し、ラプラスに攻撃を仕掛けた。
「攻撃が来るわ、”氷の礫”で反撃よ!」
ラプラスの口から、氷の結晶の欠片が発射された。
その礫が1匹、2匹、3匹に命中。しかしどれもハズレだ。
「もらったぁ!」
スピアーがラプラスを”シザークロス”で攻撃した後、そのまま捕まえた。
「俺の狙いはこれだ!ゆけぇ!!」
バイゾンが回転しながら突っ込んできた。
スピアーはすばやく離れる。
「”インファイト”ぉ!!」

ズガガガガガガガガガガガガ!!!

千の拳と化したバイゾンと高速に回転する体。それがラブラスの体を直撃していた。
「うらうらうらうらうらうらうらうらうらうらうらうら!!」
ユウジは完全に熱狂。それ以外はただ唖然として見る。
「ハイッ!!」
とどめに”メガホーン”で貫いた。ラプラスが一撃でノックアウト。
「・・・何が起きたの?」
アカネは目を丸くした。
「ウィンディ」
今度はウィンディが出てきた。相手を[威嚇]する。
「”火炎放射”」
速い。スピアーに向かって飛んできた。
スピアーの体に炎が走った。
スピアーの羽の動きが鈍くなった。だが、
「まだまだぁっ!!」
スピアーがよろめいて倒れる瞬間、再び起き上がった。
「気合の鉢巻はあのスピアーに・・・」
「やられた分はしっかりと返す、”がむしゃら”攻撃!」
スピアーが突撃。クリーンヒットした。
「スピアーのスピードを見切れまい!」
「まだよ、ドーブル、”神速”を加えた”ブレイククロー”!」
ドーブルがスピアーに突っ込んできた。
「(やばい、相打ちを受けたら終わりだぞ!)スピアー!来る瞬間に”影分身”で緊急回避だ!」
ドーブルがゼロ距離まで来た。
「今だ!”影分身”!」
シュバッと分身した。結果は成功。避けきれた。
「さぁ、勝負はこれからだ!」

[111] 18、シーラの四匹目
★ディオ★ - 2007年11月12日 (月) 20時14分

「”岩雪崩”!」
バイゾンが大岩を投げつけた。しかも多い。
「神速でかわしてください」
シーラの声にあわせて、ウィンディとドーブルが”岩雪崩”を避けた。
「速い動きだなぁ・・・」
ユウジは少し苦戦気味な顔になっている。
「ウィンディ、スピアーを落としなさい。”火炎放射”!」
また狙ってきた。2度目が発動するかは分からないが、ユウジは焦る顔にはなっていなかった。
「”火炎放射”のスピードは見切った、通用するもんか!!」
スピアーは”影分身”で避けた。
「下からもきますよ?」
「し、下!?」
スピアーの真下から、ウィンディの”火炎放射”が炸裂した。
「・・・っ!」
スピアーは黒焦げになってしまった
「なかなかやるよ。”身代わり”でもうひとつ分身を作るとは。よし、ガブリアス!」
ガブリアスが出てきた。
「やらせませんよ、神速です」
ウィンディがバイゾンに突っ込んできた。
「飛ぶんだ!!」
バイゾンは、羽を広げて空を飛んだ。
「隙あり!”地震”だぁ!」
ガブリアスは地震でウィンディとドーブルに当てた。ドーブルは急所を食らった。
「まだいける!気合の鉢巻は、ウィンディに持たせたわ!」
ドーブルも必死にこらえていた。しかし、
「”岩雪崩”!」
今度はバイゾンが空中から岩を投下。不意をつかれた二匹が攻撃を受けた。

「すごいすごい!あと一体よ!」
タクヤとミキ、アカネ、レンが応援をしていた。

「さぁ、ここからどうくる?どうする!?」
ユウジはシーラに言う。
「じゃあ行かせてもらいます。四匹目!」
シーラのボールから、四匹目のポケモンが出てきた。


「・・・・・・!」
「な、なんなのあれ!?」
(こいつは・・・まさか!?)
みんなの体が一瞬にして止まった。

巨大ポケモン、レジギガスだ。

(ここにきてこれか・・・厄介な奴だ!)
バイゾンとガブリアスは、後ろに下がった。
(あいつらまで感じるか・・・)

奴のオーラに・・・!

「グオオォォォォォォッ!!!!」
「レジギガス、”にぎりつぶす”!」
襲ってきた。
「来るぞ!両サイドに移動して回避だ!」
バイゾンとガブリアスは、二手に分かれた。
レジギガスの技は、空をつかんだ。
「よし!よくやっ・・・え?」
レジギガスの向かう先は、なんとユウジだった。
「ちょ、とまれ!!こっち来るなぁぁぁぁっ!!!」

いかにも止まれない状況で突進してきた。どうなるユウジ!!

[114] 19、ユウジの先祖とユウジの妹
★ディオ★ - 2007年11月17日 (土) 19時00分

「・・・・・・?」

気がつくとレジギガスの動きが止まっていた。
いや、麻痺して動けなくなっていた。

「大丈夫か?」
「あ、どうm」

ユウジは石みたいに固まった。
他のトレーナーもみんな固まる。

なぜなら・・・



ユウジが二人いるからだ!!



もう一人のユウジは金髪で、黒に黄色のラインが入った服、エメラルドの瞳をしている。
それ以外はユウジとそっくりそのまま。

「何者ですか、邪魔ですよ。」

シーラが言う。しかし、

「アホ!」

もう一人のユウジが怒鳴った。

「もう少しズレとったら先祖に当たるんだぞ!?死んだら俺も死ぬだろ!!」



―は?



今一瞬、[先祖]という言葉が、ユウジの耳に入ってきた。

「おい」

「ん?」

もう一人のユウジが言い返す。

「お前誰だ?」

ユウジが訴えた。すると、

「みりゃわかるだろ!お前の子孫だよ!!し・そ・ん!!」

次の瞬間、ユウジの頭に銅鑼の音が響いた。

「何でそんなに驚くんだ?」

「普通驚くだろ!ドッ○○○○ガーかと思ったわ!!」

「全然違う」

少年はあっさりと返す。
そもそも瓜二つみたいな人物が存在するらしいが、まさかもう一人のユウジが出るとは思わなかった。
そこへ、

「お兄ちゃん・・・」

―ん?この声は・・・

ユウジが後ろを振り向くと、7歳児の女の子がいた。

「・・・ナナ?」

「その人の言うとおり、その人はお兄ちゃんの子孫なんです・・・」

[115] 20、また会いましょう・・・
★ディオ★ - 2007年11月23日 (金) 18時03分

「あれがユウジの子孫やて?」
「あり得ない・・・」
「夢じゃないよね?」
「・・・・・・」
アカネ、タクヤ、ミキ、レンは隅っこで雑談をしていた。

「俺の名はジンライ。未来から来たお前の子孫だ。」
「未来・・・から」
ユウジはまだ唖然していた。
するとナナは、
「事情はすべて聞かせてもらいましたので、お兄ちゃんはバトルを続けていいですよ。」
と言う。
「事情?」
ユウジが質問した。
「ああ、実はな・・・」
ジンライは、ここに来た理由を話した。
「・・・課題研究!?」
「そう!若いご先祖様はどんなことをしてたのかを調べるようにとのことでタイムマシンで来たんだ!」
なるほど、それで俺のバトルを・・・
「じゃあ、ひとつだけ聞いていいか?」
「おお、コメントなら10秒で言ってくれ」



「あの女に謝れ」



シーラのことだった。
ユウジは当然怒っている。
「ちょ、そりゃないでしょ!第一死んじゃったら・・・」
「嫌なの?(ポキポキ)」
「はい、分かりました・・・」
ジンライはシーラに誤った。
「麻痺なおしを与えておく、これで仕切りなおしだ。」
「・・・はい」

「それでは!試合再開!」
「ガブリアス!バンゾン!仕上げるぞ!」
ガブリアスとバイゾンの体からオーラを発した。

「おお先祖!そこ決めちゃえーっ!!」
ジンライは一人で盛り上がる。
(・・・暑苦しい;)
みんなは思っていた。
ユウジに似ているといっても、性格は死ぬほど天然だった。

「一気に決める!ダブル必殺技で!!」
ドラゴンダイブとメガホーンを使う二体。
レジギガスは受け止めようとした。
「レジギガス、キャッチしたところをギガインパクトよ」
レジギガスは、ゴールキーパーでもしているかのように構えていた。
「よぉしっ!合体だぁっ!」
「!」
バイゾンがガブリアスの背びれをつかんだ。ガブリアスを浮かばせる。
「シュートォォォォォォ―――――ッ!!!!」
二体が火達磨と化した。

バシィィィンッ!!

「!!!」
「・・・・・・!」
レジギガスがキャッチした。
「今よ!」
ギガインパクトを使おうとした。
しかし、
「残念だが勝負ありだ!」
すると、背びれをつかんでた、バイゾンが手放した。
「!?」
「インファイトォ!!」




「・・・負けました」
「おぅ、また新たな強さが磨けたぜ」
「やったな先祖!」
「お疲れ〜」
「ユウジさん、すごかったです!」
「・・・・・・」
みんなから拍手が喝采された。
「また来たくなったらいつでも来てくれ。」
「・・・はい」
シーラはその場を去ろうとした。
「・・・いつかまた会いましょう、ユウジさん、レンさん・・・」
「!!」
レンはぞくっとした身震いをする。
「レン?」
「!・・・・・・ええ・・・大丈夫です」
レンは後から落ち着いた。


「ユウジさんの戦闘データを確認しました。転送します。」
『ご苦労だ、シーラ』
「そちらのほうはいかかですか?」

「立派に成長している。」
「数百年前に付着していた遺伝子からよみがえらせ、現代に暴れさせれば間違い無しですね。サカキ様」

[119] 21、ホウエンの戦友
★ディオ★ - 2007年11月24日 (土) 20時11分

「ほら、もう一息だ!」
ユウジは今、タクヤとミキの指導をしていた。
二人とも汗を流していているが、タクヤはバテバテ状態。逆に、ミキは気合を入れてるかのようにガンガンと進んでいた。
「ふぅ・・・ふぅ・・・も、もうだめだ・・・」
タクヤは力尽きたかのように倒れかけた
「タクヤ、大丈夫か?」
ユウジがタクヤに水を渡した。
「ユウジさん・・・これひどくない?」
二人に特訓相手としてもらってるのは、カイリキーとフーディンだ。
「トレーナー育成用に使ってるポケモンだぞ?これくらい戦わなきゃ平均不足だからな。」
「そ、そんなぁ・・・」

「ゼニガメ頑張って!バブル光線!」
ミキのゼニガメは、カイリキーを押していた。
「やるなぁ、通常の女の平均以上だ」
「お父さんが・・・実は四天王だからだよ・・・」
「そうなの?」
ユウジは唖然した。
「でも、一年でやめちゃって、どこかへ消えちゃったんだよ。」
「ほぉ・・・」

「終わった〜」
なんとゼニガメでカイリキーを撃退してしまった。
「こいつ、案外強いかも・・・;」
ユウジは少しだけ冷や汗をかいていた。少しすれば不敗神話の崩壊が・・・
「先祖、後輩の様子は?」
ジンライがユウジに言おうとした瞬間だった。

ガバッ

「だ〜れだ?」
「!?」
ジンライの視界が突然消えてしまった。
ユウジの前に現れたのは、茶髪のポニーテールやんちゃな女の子だった。年齢はユウジと同じだ。

「・・・誰?」

ズルッ

「んもぅ〜!あたしを忘れないでよね!ルナよ!」
「俺はこっちだぞ?」
「え?」
ルナはジンライのほうをよく見てみた。
「・・・うそ・・・」
「やっと気づいたか・・・」

「あたしの好みのタイプの人だ〜♪」

「えええええええええっ!!?」
予想外。なんとルナがジンライに一目惚れした。
「ユウジ君」
「!」
さらに女の声が聞こえた。一瞬だけ顔かきょとんとなった。
「・・・サヤカ・・・」
金髪のツインテールをした女の子、サヤカがいた。
「・・・?何でまたここに?」
言われてみれば、ホウエン地方の知り合いであるあの二人が何故ここに・・・?
「実はあたし達、有名タッグコンビにテビューしたんです」
「へー、そうか・・・って、えぇ!?有名タッグコンビ!?」
「その名も【インパクトハーツ】!ジョウトの不敗神話であるユウジ君とのバトルを、テレビ局から協力してもらってるの!」
気がつくと、テレビ局の人達がズラリと配置していた。
「そりゃないだろ?」
「あの・・・」
タクヤがユウジ達の話に割り込んできた。
するとルナが、タクヤに目をつけた。
「あら可愛い、お友達なの?」
「俺の後輩だ」
するとユウジは、いいことを思いついた。
「・・・もし俺と戦うんだったら、あいつも加えさせてくれよ」
ユウジはミキに指を刺した。
「あ、あたしですか!?」
「勝てたらテレビに出れるぞ?」
「・・・ご、ごめんなさい」
やはりだめか・・・
「せ、先祖・・・」
ジンライがルナに抱かれたまま言う。ものすごく動けない状態だった。
「ルナ、もう離してやれよ」
「はーい」
パッと離すルナ。
「あの女・・・強い・・・」
「(なんでだ?;)とにかくジンライ、俺と組んでみるか?」
「マジすか!?」
ジンライの目が光った。
「やるッス!これを記事に書き記すッス!」
「おう、当然・・・」
「ユウジとやるなら、あ・た・し・よ・ね?」
「!? アカネ!?」
突然アカネが乱入し、ユウジは崖から落とされそうな感じになった。
「ねぇ(なぁ)、どっちにするn」
「へぇ〜妹いるんだぁ」
「可愛いね」
(無視!?)
(俺は〜〜っ!!?)
ジンライ、アカネ、ユウジに見捨てられましたw

[123] 22、黄色い閃光
★ディオ★ - 2007年12月07日 (金) 17時14分

「ナナ、手持ちはあるよな?」
「うん・・・」
ナナが手にしているボールは意外と古かった。
「よし、始めるぞ!」
スタンバイは完了した。試合開始。

「ガツンとかましていくよ!」
「あたしたちの限界のバトルを今ここに・・・!」
ルナのボールからはバシャーモ、サヤカのボールからはジュカインが出てきた。

「さて、そろそろおっぱじめるか!」
「・・・・・・」
ユウジはギャラドス。そしてナナはというと・・・

「え?」
「何あれ!?」
腕っ節が強く体が大きいポケモンだ。雷電ポケモン、エレキブルだ。
しかし、ただのエレキブルじゃない。体はなんと、虎柄になっているのだ。
「動揺したとこ隙あり!≪竜の波動≫!」
ギャラドスはまずはジュカインに軽く当てようと、≪竜の波動≫を使う。
「レイ!よけて≪雷パンチ≫を!」
「オレンジも≪雷パンチ≫!」
レイと名乗ったジュカインはギャラドスの攻撃をかわす。その後はオレンジと名乗ったバシャーモを背中に乗せ、空に突き上げた。
次にレイの足をすばやく動かし、フットワーク重視で接近した。
二体はすぐに電撃をためてゼロ距離でパンチを仕掛けようとした。

・・・の、筈だった。

「!?」
エレキブルが庇った。当然ゼロ距離で食らう。しかし・・・

「エレェェェェェェェキッ!!!」

無傷。今度はエレキブルが二体を鷲づかみ。さらに尻尾を煮たいの急所に突く。その直後。

バリバリバリバリバリバリ!!

「レイ!」
「オレンジ!」

放電した。当然急所をしびれさせている。
そのまま二体をぶん投げた。

「・・・≪ボルテッカー≫」

今度はエレキブルの体が光りだす。【Z】のようにジグザクに高速移動。
ゼロ距離をとるエレキブルは、そのまま辻斬りでもしているかのように通過。二体とも直撃した。

「はい、待ってましたよ!」
ユウジのギャラドスの口には、黒い塊が貯められていた。
「≪破壊光線≫」

発射した瞬間、ものすごい【G】を感じながら、槍のこどく飛んだ。
地面に落ちて、まだおきない敵にそのまま光線の餌食となり大爆発を起こした。

しばらくすれば、やがて黒焦げになった二体が出てくる。
「・・・負けちゃった・・・」
無残な目にあってしまった二人だった。
「悪く思うなよ。耐えたとしても、最後に大技で虫の息にするほど俺は甘くはないんだぜ。」
ユウジとナナはポケモンをボールに戻していた。

「すごい敵だったね、妹も意外と強いんだ。」
「俺の右手に出るほどやからな、当然強い。」
ユウジとサヤカは試合後に握手をし、お互い話をしていた。
「この子し年っていくつなの?」
そこにルナが水をさした。
「7歳だ」
即答だった。
「え〜若すぎるよ;」
若いのに強い。ルナは唖然していた。


「もう帰るのか?」
「ううん、この町を回るの。いろいろと楽しそうだし。」
「じゃあシロガネ山っていう場所に行ってみろよ。俺より強いトレーナーがいるぞ。」
「知ってる!レッドさんでしょ?」
この言葉を言ったのはルナだ。相変わらずおしゃべりする奴だ。
「その通りだ。まぁ行くか行かないかはお前ら次第だけど・・・」
ユウジは最後に握りこぶしをする。すると、手からバラの花が飛び出す。
「プレゼントだ」
「まぁ、うれしい!」
「ありがとう!」

こうして友達とのバトルは、あっという間に終わった。

「さーて、次の町にでもi」
「先祖・・・(怒」
「今ので見損なったで・・・(怒」
「煤i゜Д゜;)」
ユウジの命も終わりそうだった。

[125] 23、ポケモンタワー
★ディオ★ - 2007年12月09日 (日) 18時45分

シオンタウン、ポケモンタワー


「・・・・・・」
頂でポツリと立っているのは、黒い侍服を着た男・・・否、少年だ。
この地にはゴーストポケモンがうじゃうじゃいる。
しかし、いたのはポケモンじゃなかった。
『ウアアアアア・・・』
怪しげな怪物が、あちらこちらにいた。

しばらくすれば、その怪物の屍が見えてくる。
少年の手にしてる〔黒い〕刀には、妖怪の血がついていた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

さて、こちらは愉快なユウジ一行。ちょうどシオンタウンの目の前に来ていた。
「おっ、シオンタウンか。懐かしいなぁ・・・」
「・・・なんだか、不気味ですね?」
そう、ここは幽霊が出てくることでとても有名な場所だ。
「タクヤ、ミキ。ここの噂を知っているか?」
「噂?」
二人とも知らないみたいだ。言っておこうと、ユウジはしゃべりだした。

「昔、ここにはガラガラの母親がいたんだ。」
「ガラガラって・・・骨好きポケモンですか?」
「そう。アイツは、そのときにロケット団に襲われていたんだ。必死に逃げていた。」
「どうだったんですか・・・?」
タクヤがやな予感を感じて言う。ユウジの口から、そのまさかが出てきた。


「アイツは・・・ロケット団(ヤツ)に殺されたんだ。」


「!!」
「ひどい・・・なんだか可愛そう・・・」
ミキは顔は青くなりかけていた。そろそろ怖くなってきたのかな?
「ガラガラの亡霊はあのタワー、【ポケモンタワー】に住み着いる。」
ユウジはタワーに指を刺した。あの風景からにして、まさに幽霊が出そうなタワーだ。
「も、もしかして・・・まだいるの?」
タクヤがワナワナと言った。すると、


「もうやめてっ!!」


突然ミキが取り押さえ、自らの頭を屈めた。やはり、怖かったかな?
「大丈夫だ、そいつはもういない。」
「え・・・?」
「そいつを退治しようと、俺が挑んだんだ。」
「すけぇな先祖!幽霊まで戦ったんだ!!」
ジンライは感激していた。
「あの頂上に、墓を置いている。せっかくだし、お参りでもするか。」
「えぇぇ〜!?」
ミキがでしゃばった。
「大丈夫だ。あのタワーには祈祷師もいる。心配はない。」
「祈祷師?」
「幽霊から守る者だ。いくぞ!」
と、早速タワーの入り口を目指して歩き出した。

「・・・・・・」
レンは不安を感じるミキを見る。
「・・・行かないのですか?」
ミキの首は、縦に振られた。
「・・・じゃあ、あまり動かないでくださいね。」
「・・・え?」
レンはミキの周りに円を書いた。そしてそこから離れ、ライトクリスタルを青く光らせる。

「青術、≪氷の護壁≫」

すると、ラインが青く光だし、周りに氷でできた壁が作られた。
「これなら心配ありません。では・・・」
レンはユウジのあとを追いかけた。


「待たせました。」
「やれやれだぜ。ミキは?」
「・・・行かないみたいです」
「女はやはり怖いのかなぁ、幽霊に」
「ジンライ、それは女にとって迷惑だぞ。」
「はいはい、んじゃ行きますか・・・」
しかし、入り口に入ったその瞬間に、彼らは目にした。
「ちょ・・・」
「なんだよこれは・・・!?」

祈祷師が倒れているではないか!!

[127] 24、黒いユウジ
★ディオ★ - 2007年12月10日 (月) 19時37分

「先祖、幽霊はもういないんだよな?」
ジンライはユウジに話しかける。
壁は血だらけになっている。ユウジは祈祷師の様子を見た。
「・・・だめだ。」
「・・・何がだめなん?」
アカネは小さい声で言った。



「ここの祈祷師は・・・みんな死んでいる。」



「!!」
するとタクヤが肝でも抜かれたかのように尻餅をついた。
「やっぱりいるんだ・・・」
「・・・・・・」


オオキイ・・・


「!?」
「な、なんや!?」
突然部屋から声が聞こえた。
ユウジは言い返そうとした。すると、



オオキイ・・・タマシイヲカンジル・・・



「魂?・・・姿を現せ!」
次の瞬間、階段から何かが転がり落ちてくるような音が聞こえた。
するとその通り、何かが転がり落ちてきた。
「イ、イヤァァァァァァァッ!!!」
突然現れたのはポケモンではない。怪物だ。
「・・・!?」
『クククク・・・・・・』
ユウジは驚いた。現れたのはなんと、夜叉だ。本物だ。
「先祖!あれは何だ!?」
ジンライは腰を抜かし、カラスがもがくかのような声で言う。
「あいつは夜叉だ。鬼神の一種で、幽霊の一種・・・!」
『ホォ、俺ヲ知ッテイルノカ。マスマス食イタクナッテキタ・・・』
夜叉はよだれをたらしていた。
「さては、祈祷師を殺したのもお前の仕業なのか!?」
ユウジは、夜叉にそういう。夜叉はひと笑いすると優位に、
『ソウサ。コイツラヲ殺シタノハ、俺ダ。』
「ぼ、僕たちどうなっちゃうんですか!?」
「食われたくなかったら逃げろ。アカネも早く!」
「そんな!ユウジ一人で戦う気か!?」
アカネは心配そうに言う。しかし、ユウジは心配なんかはなかった。
「レン、ジンライ。三人がかりで奴を浄化させる。」
「分かったわ・・・」
「先祖が死んだら俺も死ぬからな。黙ってはいられないぜ!」
「さぁ、行け!ナナ、俺が死んでも、絶対に他の人たちにはこの事を言うなよ。」
ナナは小さく頷くと、アカネを先頭に、一目散にタワーから出て行った。
「さぁ、三対一なら文句ないだろ?」
『イイダロウ・・・。シカシ一人ダケ妖怪ト見エルナ。』
「そりゃそうさ。レンは九尾の子供だからな。」
『デハ、死ンデモラオウ!!』


「死ぬのはお前だ」


『!!?』
突然夜叉の横から、黒い服を着た少年が刀を構えて飛び掛ってきた。

ズシャァッ!!

『アアアアアアアアァァァァァァァァッ!!!!』
夜叉は斬られ、もがきだした。血の色は青色である。
「っ!!」
すると少年は、その刀を夜叉の心臓に突き刺した。さらにそれを抉るかのように刀をあちらこちらに動かす。


エグい。


『ァァァ・・・ァァァ・・・ァァ・・・・・・』
少年は刀を夜叉の体から引き抜いた。夜叉の体はバラバラになってしまい、そのまま粉と化して消えてしまった。
「・・・何だったんだ?」
ジンライは唖然としていた。
「何なんだ・・・!?それに何故だ!?」




「何故俺が二人もいるじゃないかぁっ!!!」




ジンライは叫んだ。
なんとその正体は、ユウジそっくりの少年だった。
(また俺かよ・・・)
ユウジは呆れた顔になる。
「・・・怪我はないか?」
少年が話してきた。
「お前・・・何者なんだ?」
ユウジはとにかく、その少年を詳しく聞こうと、名前をはじめに聞いた。
「クロカゲ。幽霊退治屋だ。」
幽霊退治!?馬鹿じゃねぇのか!?
「どういうことなんだ?昔はいたが、先祖が以前幽霊を退治して、もうここには幽霊なんていないはず!」
ジンライは怒鳴りだした。するとクロカゲは、
「今襲ってきた奴。」
「?」
クロカゲは夜叉が倒れた後を見る。よく見ると、何か小さい物体があった。
「・・・あいつの体には、妖怪の遺伝子が組み込まれている。それがアレだ。」
「妖怪?・・・!?」
ユウジはレンに顔を向ける。
「お前、何かしたか!?」
「いえ、何も・・・」
するとクロカゲは、少しだけ驚いた顔でレンを見た。
「そうか・・・何か感じたと思ったら、君のことだったのか・・・」
「レンが妖怪だってことが分かるのか!?」
「妖怪は悪い奴が多いが、こいつは邪気が少ない。だから悪いとはいえない。」
「そうか・・・ ?でも妖怪ってことは?」
「この地方に、妖怪が復活しようとしている。【ヤマタノオロチ】が、またこの地方によみがえろうとしている・・・。」
「何!?」
「嘘だろ!?」
「・・・・・・!!」

[135] 25、鬼
★ディオ★ - 2007年12月29日 (土) 12時44分

タワーで出会った三人目のユウジ、クロカゲ。
彼の口から吐かれた言葉に三人は鋭い刃物でも刺されたかのように驚いた。
「聞いたことあるぜ。昔、民に生け贄を捧げなければならなかったという伝説の…」
クロカゲは小さく頷く。
「でもさぁ、この世の不思議な生き物といえばポケモンだろ?何で妖怪が…」
「この世がポケモンだけだと思うか?」
クロカゲはジンライに向かって言い返した。
「さっきも見ただろ。奴も別の生き物だ。」
「……」
「…それで、ソイツの居場所とかは?」
ユウジはクロカゲに質問する。
「…まだ分からない。」
三人ともクロカゲに顔を向けてたが、その直後に失望した。
「奴と戦うというなら、用意しなければならない。」
「酒か?」
八又の大蛇を倒すには、酒で酔わせた隙に斬るということが有名だ。
「…何でこんなに黒いんだ?」
ジンライは刀を見て言う。
「それはだな…」
クロカゲは訳を話した。

20年前、世界は妖怪が住み着く世界になっていた。
妖怪はポケモンとは違い、凶暴かつ人間の魂を食べていた。
そんな妖怪に対抗するために造られたのが『黒月』。黒月は妖怪の血を吸い上げ、黒い刃へと化した。

「…なるほどな、たくさんの妖怪の血を吸えばなるわけだ」
ユウジは納得した顔になる。
「八又の大蛇を倒すには、封印に使われた刀を使わなければない。その刀は…」
クロカゲが言おうとしたときだった。


「うあああああああ!!」


「!?何だ今の?」
「外だ!」
ユウジは外へ走り出した。

「あ…ああ…」
アカネ、タクヤ、ミキ、ナナが見て驚く。
カビゴンだが、様子が変だ。
バコォォォ――ン!!
カビゴンはミキの周りに張ってあった氷壁を壊そうとしていた。
(何なのアレ!?それにあたしを狙ってる!?)
壁は少しずつヒビがはいる。

「アカネさん!何とかできませんか!?」
「なこといわれても…」
アカネはやはり凶暴なカビゴンと戦うのが怖いみたいだ。
「あたしたちの手に追える敵じゃありません…」
ナナはカビゴンの気迫に押されていた。

壁はもうすぐ割れそうな状態だ。
(嫌……死ぬのは……嫌……)
ミキは逃げたくても足が動かなかった。
バリィン!!
遂に壁が壊れた。
「ミキ!!」
「いやあああああ!!」
ミキの前にカビゴンの腕が振りおろされた。
ミキは思わず目を瞑った。


(……あれ?痛くない?)
目をゆっくりと開けてみた。
ガブリアスがキャッチしていた。
「間に合ったぜ」
ユウジがあとから来た。レン達も来る。
「火炎放射!」
レンのキュウコンが炎を吐く。カビゴンは回避した。
「ほら、かかってきなカビゴン!俺が相手だ!」
カビゴンはユウジの挑発に乗ってしまい。腕を振り回した。
「来るぜガブリアス!ドラゴンダイブ!」

[140] 26、危機一髪
★ディオ★ - 2007年12月31日 (月) 17時44分

カビゴンの怪力とガブリアスのドラゴンダイブがぶつかり合った。
「うわぁなんて野郎だ。相打ちで精一杯なんて…」
「先祖!助太刀してやるぜ!」
ジンライが援護攻撃をする。
「ゴウライ!≪雷≫だぁ!」
ボールから痺れるようにでてきたのはネズミポケモン、ライチュウだ。
ゴウライは特大の電気をカビゴンの頭におみまいした。
『グオオオォォォォォ――!!』
かなり効いたみたいだ。
「やるなぁジンライ。」
「先祖なんかには負けねぇからな。」
カビゴンは痺れて動けない状態だった。
「さぁカビゴン、麻痺を治してやるからおとなしく山に帰れ。」
『……』
カビゴンは睨んでいた。
『……』
だがしばらくすると、降伏したみたいで、シオンタウンから離れようとした。
と思ったが、このあとカビゴンは悪夢を見てしまう。


どこへ行くのだ…?


『!!』


目的を果たすまで逃亡は絶対に許さんと言ったはずだ…


「なんだ?カビゴンが止まったぞ?」
するとカビゴンはユウジに顔を向けた。
『グオオオォォォォォ――!!』
「ゲッ!こいつまだ懲りてね―――!!」
また暴れ出した。しかもさっきよりやばい。
カビゴンはユウジにパンチをしてきた。
「おわっ!危ねぇだろ…」
その瞬間、ユウジは右フックに襲われてしまう。
「先祖!」
「ユウジ!」
ジンライとアカネが叫ぶ。
あの右フックを受けたら最後、大怪我じゃすまなかった。
『!』
レンのキュウコが≪怪しい光≫で混乱していた。
「レン…」
「怪我、無いですか?」
そのあとにクロカゲが入ってくる。
「お前も無茶する奴だな。」
クロカゲは黒いボールを取り出す。
(ダークボール!?)
「狩れ!アキサメ!」
黒いボールから一匹のポケモンが出てきた。
アブソルだ。
アキサメと名乗ったアブソルはカビゴンに向かって飛びつく。
「≪辻斬り≫!」
カビゴンのパンチとアキサメの辻斬りが互いの体に当たろうとした瞬間だった。
「≪ドラゴンクロー≫」
「!?」
突然クロカゲの横から何かが飛んできた。
「ゴウライ!≪アイアンテール≫!」
ゴウライはアイアンテールでクロカゲを守る態勢に入った。結果はドラゴンクローと相打ち。
「かーっ、やるねー!」
さらに男の子の声が聞こえた。まさか…
「お前は…カズト!」
現れたのはあのカズトだった。
「情けないぞカビゴン、もっと打ち込んで…」
「(!)お前のだったのか?」
「まぁな、ユウジを倒す為にな」
「!!」
突然カズトがとんでもない爆弾発言がかまされた。

[145] 感想
ひこ - 2007年12月31日 (月) 19時10分

カズトってまさかオーキド研究所の!
盛り上がってきましたね〜

ヤマタノオロチとは?カズトの目的は?
楽しみにしてます ご自分のペースで頑張ってください!

[150] 緊急告知
★ディオ★ - 2008年01月01日 (火) 10時09分

ユウジ「明けまして」

一同「おめでとうございます!!」

ユウジ「猪が終わり今年は鼠という年になりましたねぇ」
タクヤ「それにしても、何でこんなおまけが?」
ナナ「今日は何か発表があるみたいです…」
ミキ「…って、ジンライさんが…」
クロカゲ「あいつがか?」
アカネ「もしかして…未来に帰るとか?」
レン「多分…違うと思います」
ジンライ「こらぁ!俺をこき使うな!」
ユウジ「ジンライ、何のようなんだ?」
ジンライ「よくぞ聞いた!質問するが鼠ってきたら何を思い浮かべる?」
一同「???」
ミキ「…あ!そう言えばピカチュウも鼠だよね?」
ユウジ「あ!」
クロカゲ「なるほど、確かに鼠年に共通する…」
ジンライ「いい反応だな。今回作者に頼んできた!ズバリ!」

ジンライ「俺のライチュウのゴウライが主役になる短編小説を書くことに決定した!」

一同「何だ、ライチュウか…」
ジンライ(絶望ォォォォォォォO!!)

次のレスから短編小説スタート!(※本編は一時休止します)

[151] 特別編第1話『ナナシマの海は広いな大きいな』
★ディオ★ - 2008年01月01日 (火) 10時55分

よう元気かぁい!俺は今回の主役になるジンライだ!
俺達は今旅の疲れを安らぐ為、今は船に乗ってるんだぜ分かるかぁい!?
因みに今乗っている船はシャーギャロップ号という高速船だ!すんげェ早いぜこんちくしょぅ!
それから…

バキッ!(殴られた)

「はい、スタンドプレイはおやめください」
いててて…コイツはユウジっていう、俺のご先祖だ。以上。
「ゴルァ!!!(怒」

「気持ちいいよね〜」
「そおかなぁ?」
えーっと、あちらの二人は双子のタクヤとミキだ。
「…うっ…」
あ、タクヤがなんか吐いた。

「何故俺も着いていかなければならないんだ?」
「そんなのええがな、気楽に気楽に」
「風が美味しいです」
「……」
あちらの先祖や俺そっくりな男はクロカゲ。
右にずれてあの姉さんはアカネ。
更にずれてアキバで言う猫耳…ではなく、なんと九尾の子供のレン。
そしてあの無口な女はナナ!実は先祖の妹なのだ!

「そして最後はこいつ!俺の相方の…」
「ライライラ〜イ!(どーもー、ライチュウのゴウライでーす。)」
今回向かう先はナナシマと呼ばれた七つの島のうち、5の島に行こうとしているぞ!当然俺は初めて行く!
「あ!見えてきた!」
「おぉ―――!!」

♪〜〜〜〜〜〜〜〜(盛り上がるためにパ●オブのBGM)

「すっげぇ〜〜〜〜っ!!」
海がきれいだし楽しめそうだ!
「じゃあお先に行きまーす!」
そういって俺は船から勝手に海へジャンプ!
「!!!!!!?????」
俺が海に飛び込んだことにみんな驚いた。
でも気にしない。なぜなら、
「ゴウライ![波乗り]だぁ!」
そう、コイツは[波乗り]を覚えたライチュウだ。
ゴウライはサーフィンボード(デカい)を取り出して、俺とゴウライの足に付け、着水した。
この水しぶき、たまんねぇぜ!!
「馬鹿野郎〜〜!!死んだらどうすんねん!!」
先祖、ほぼ唖然だった。
「じゃあ浜辺で待ってるぜ〜!」
俺とゴウライは浜辺に移動した。

[163] 特別編第二話『波乗りならぬ〔波乗り〕!?』
★ディオ★ - 2008年01月05日 (土) 22時32分

ひこさん>返事が遅れました。
そうです。オーキド博士の息子です…多分。
妖怪の存在を書いた瞬間に作者も鳥肌たちました(実話)

―――――――――――――――――
「こっちこっち〜」
ようやく来たか、クズ共(←独り言)
「ジンライ…お前はしゃぎすぎだぞ。作者特別だからって…」
「特別もクソもあるか!」
「あ!」
怒鳴り合いの最中、狐女(←レン)が何かに反応した。
海の向こう側から大波が押し寄せてきた。
「ビッグウェーブだ!」
少年(←タクヤ)が言う。しかし、驚きはそれだけじゃなかった。
「ん?何かが波に乗ってる…」
先祖が言う。
「波に乗るだと?人じゃ無理だろ。」
正体は何か、よく見てみた。
「…あ!エンペルトが波乗り…って、ええっ!?」
「どないしたん?」
姉さん(←アカネ)が俺に言う。俺は驚きを隠せなかった。
エンペルトは波乗りをしている。
エンペルトは〔波乗り〕をしている。
エンペルトは…
「サーフボードに乗って波乗りしてる―――――!!!!!?」
波乗りだけなる波乗りに唖然した。
そのエンペルトは浜辺に上がる。
「浜辺に上がったな」
サムライ(←クロカゲ)が言った後にみんなは頷く。
先祖だけ除いて…


「サーフィンエンペルトいただき―――――!!!!」


先祖はあのエンペルトを捕まえようとした。
だが馬鹿なことに、先祖は砂で足を滑らせてしまった。転ける。

「…なんだお前は?」

「…え?」
「大丈夫か?」
みんな先祖のとこに来る。先祖はエンペルトに唖然とした顔でみた。
「どうしたんや?先祖?」
「……!!」
先祖はしどろもどろで喋ろうとする。
「…俺に何のようだ?」
…え?

「ええええぇぇ〜〜〜〜〜!!!!?」
なななななんと!エンペルトが完璧に喋ったではないか!!

[166] 特別編第三話『ゴウライの怒り!打倒ダンク!』
★ディオ★ - 2008年01月06日 (日) 16時14分

「エンペルトがサーフィンって…」
「初めてみた…」
少年て少女(←ミキ)が言う。
…いや待てよ…?
「…まさかこれ、着グルミじゃないよな?」
「…俺はポケモンだぞ?」
やっぱり…
「つーかなんでサーフィンしてるんだ?」
ここで先祖が問い詰めた。
「俺の趣味だ。大会で優勝しまくってるからな。」
趣味!?優勝!?
「コウテイペンギンがサーフィンする映画じゃないんだぞ!?」
「ジンライ、こいつもコウテイペンギンの類だ。」
「…はい…」
うぅ、先祖に負けた…
「俺の名はダンク。超一流サーファーだ。」
(明らかパクってる――――――!!!!)
俺と先祖のダブルツッコミが炸裂した。
「そういや波乗りと言うたら…」
姉さんが俺に言う。
「成る程、ゴウライも波乗りできたな。」
「ライライ!(俺を忘れるなよ!)」
「ほぉ、ライチュウか…」
ダンクはゴウライを見て、鼻で笑う。
「波乗りの意味を知らないな?」
「何?」
「お前のライチュウじゃ、いい波に乗れない。精々水平移動くらいか…」
「ライ!(なんだとぉ!?)」
「やる気なら相手する。サーフバトルだ!!」

[169] 特別編第四話『サーフバトル開始。巨大な波。』
★ディオ★ - 2008年01月08日 (火) 16時36分

「勝負は一本。先に4の島に到着した者が勝ちだ。」
ユウジはゴウライとダンクにルールを説明する。
二匹は意見に賛成した。
「素人、言いたいことはあるか?」
ダンクはゴウライに言いつけた。
(なんかムカつく…)
(ライライ…“俺もだ…”)
「さぁ始めるぞ。これがサーフバトルだ…!」
二匹ともスタートラインに立つ。審判はジンライだ。
「位置について。」
二匹ともサーフボードを抱えて待った。
「よーい…」

(プッ)ピィィィィィッ!!!

ホイッスルの音に合わせ、ゴウライは電光石火、ダンクはアクアジェットでスタートダッシュを決めた。あっという間に海に消えた。
「すげぇスタート…」
「マ●オカートじゃないのに…;」
「…っていうかジンライ、今おならしたな?」
「……」

「少しはやるようだな。俺について着て見ろ!」
「ラーイ!ライラーイ!“うおーっ!負けるかーっ!”」
ゴウライは負けん気で前にでようとした。すると、左から横殴りの波が寄ってきた。
「…いくぞ!」
ダンクが波に向かった。
波がダンクを押し倒そうとするが、ダンクは平然として進む。流石だ。
「…ライ!(…俺だって!)」
ゴウライも黙らなかった。波に乗ろうとした。
ところが、波の勢いが強すぎるせいか、ゴウライはサーフボードから落ちそうになった。
「やはり未熟だな。波に乗れなきゃ加速しないからな!」
ダンクからどんどん遠ざかっていく。
「ライ…“だめだ…”」
このまま負けるのか…
しかしゴウライは、後ろから何かが接近していることに気付かなかった。


「このままなら、余裕で4の島に着く確率は100に近い。アイツが追ってくるチャンスはもう無…」


ドドドドドドドドド……


「ん?なんだこの音は?」
ダンクは後ろを向いた。なんともデカい波が後ろから押し寄せてきたのだ!

[170] 特別編第五話『ジンライの暴走。大地震発生!』
★ディオ★ - 2008年01月08日 (火) 17時17分

一方ジンライ達は、5の島の港で座っていた。
実は地震警報で船が出航できない為、待機してたのだ。
「あーどうしよう!!ゴウライが津波に飲まれたら…。」
「落ち着け!これはあくまでも地震の前触れだ。島にもう着いてるはずだ!」
焦る俺を先祖が止めようとする。
「でもあのペンギン!ゴウライを侮辱したをだぞ!?」
「だが助けるとしても、救助する確率は少ない。」
サムライもやはりなのか…
俺は海をのぞき込むように見た。
「何してんの?」
「もう我慢できない!ゴウライが死ぬなら、俺も死ぬ!」
俺は海に落ちて自殺しようとした。先祖は俺の腕を素早く掴んだ。
「早まんな!命がもったいねぇだろ!」
「離せ!!俺を死なせろー!!」
ジンライはパニック状態だった。
「神でも悪魔でもキ●でもいいから俺を死なせてくれー!!」
「だめだー!!サスペンスマンガみたいなことを言うなー!!」
「キュウコン、催眠術」
ぐはっ!狐野郎…
「Zzzz…」
「ありがとな、レン」
「…ジンライさんの気持ちは分かりますが、ごめんなさい。あなたの意見には乗れなくて…」
「…さて。アカネ、ナナ、避難するぞ。」
「分かった。」
「うん……」
「タクヤとミキも早く」
「はい」
「……来るぞ」


ズズズズズズズズズ…!!!!


「来やがったか…」
「急ぐぞ!」
すごい揺れが島を襲った。

[191] 特別編第六話『ドラゴンウェーブ降臨!!ついにクライマックスへ…』
★ディオ★ - 2008年01月12日 (土) 15時46分

その波を見た者は幻を知り、その波に乗った者は真実を知る。
半年に一度、海が奇跡を呼び起こすかのように、海が生きているかのように現れた。
ギャラドスの力によって生まれたそれは、竜のように流れる。
人はそれを…『ドラゴンウェーブ』と名乗る。


「まさかギャラドスの地震で…まさかこんなとこで…ドラゴンウェーブが!?」
真実を知った者は誰もいなかった。
しかしここで、その真実を知った者が現れた。
ダンクは唖然として見ていた。
「あのライチュウが……ドラゴンウェーブの波にのってるだとぉ!?」
ゴウライはドラゴンウェーブの頭部分に乗っていた。
「ライラ〜イ♪(やっほ〜い♪)」
ゴウライはダンクをあっという間に抜いてしまった。
(なんて奴だ…ドラゴンウェーブはズレ落ちたら死を意味にする危険な波なのに…なのに、お前は死ぬのが怖くないのか!!!?)
ゴウライは消えてしまった波から降りて、ついに4の島の浜辺にゴール。ゴウライの勝ちだ!


1時間後…

ジンライ達が4の島についた。
ジンライはまだ寝たままだ。
「あいつは大丈夫かな?」
ユウジは浜辺に向かった。すると、「あ!」との叫びにみんなは驚いた。
ゴウライとダンクは無事にゴールしていたのだ。
「…うぁ〜ゴウライ…死んじゃだめた〜……ハッ!夢か」
「そんなにゴウライを心配していたのか?」
ナレーションがやっと復活したぜ。つーか、ここはどこだ?
「…あ!」
俺は目を光らせた。ゴウライは生きていたのだ。
「ゴウラーイ!!」
「ライラーイ!!(ジンラーイ!!)」
俺はゴウライに向かって走り出した。映画のワンシーンの一つだ。
ゴウライは俺に飛びついた。
だが俺は…
「この馬鹿野郎がぁぁぁぁっ!!!!」
殴った。
(せっかくの再開が台無しだ―――――――っ!!!!)
ジンライ以外、心からのツッコミが炸裂した。
「ゴウライ!てめぇは無茶しすぎだぜ!…ほんとによぉ…」
愛の鞭のあとに俺は泣いた。心配し過ぎたのか?なんでた?
「ジンライ…」
先祖が俺に話しかけて来る。慰めてくれるのかと思った。
「いきなり殴ることはないだろぉぉっ!!!!」
殴られた。
(まてまてまてまてまてまてまてまてまて!!!!)
今度はユウジ以外、心からのツッコミが炸裂した。
「上等だ!!叩きのめしてやる!!」
「こっちの台詞だ!!」
2人仲良く喧嘩が始まりました。

「それで、結果はどうなんや?」
アカネはダンクに話し掛けた。
「…勝ちだ」
一同がその瞬間にピタリと止まった。
「ゴウライ…やっぱり負けたんか…」
ゴウライ…お前はよく頑張ったよ…
俺は諦めていた。
「違う」

…は?

「勝ったのはあいつだ!」
ダンクはゴウライに言った。




「やったぁぁぁ――――――!!!!」




「俺はあいつの意地を見せてもらった。見事だぜ!」
マジでゴウライが勝ったのか!?俺は感激していた。
「お前、また合ったら勝負してくれ、腕を上げておくぜ!さらば!」
ダンクはまた海の向こうへと消えていった。
「やったなゴウライ!信じてたぜ!」
「ライライラーイ!(結構楽しかったぜ!)」
「ジンライ、良いとこに見えてるせ!」
先祖の声を聞いて、俺は、みんなは活目した。



綺麗な虹が輝いていた…


(完)
※特別編はこれで終了です。次回から本編に入ります。

[192] 27、攻撃
★ディオ★ - 2008年01月12日 (土) 16時46分

◎前回までのあらすじ◎
シオンタウンに来ていたユウジ達は、ポケモンタワーで3人目のユウジ、幽霊退治屋のクロカゲと出会った。
クロカゲから語られた中には、幻の妖怪『ヤマタノオロチ』が蘇ることが判明。だが突然、暴走しているカビゴンがユウジ達を襲った。
追い払うとしたが、実はこのカビゴンは、タクヤとミキのライバル、カズトのものだった。
そのそばから、カズトが現れるが、なんとユウジを倒す為に来たのであった!



「…何の真似だ?」
ユウジはどんでん返しにやられたかのような表情で言った。
「聞こえなかったのか?もう一度言うぜ、『ユウジを倒す為にな』…」
「カズト!どうしたんだ!?」
「いつものカズトじゃないよ!」
タクヤとミキはカズトにそう言う。
「≪岩雪崩≫」
今度は岩が落ちてきた。
「うわっ!」
「きゃあっ!」
間一髪に避けた。危うく怪我するかと思った。
「てめぇ、頭狂ったのかぁ!?」
ユウジはとうとう堪忍袋の尾が切れてしまった。
「やっとその気か、やっちまおうぜ!リザードン!プテラ!カビゴン!」
カズトは三体のポケモンを従える。
「三体三…か、その勝負乗った!」
ユウジは顔をナナに向けて
「ナナ!アレを!」
ナナは頷くと、ユウジに袋を投げつける。
(ニヤッ)
カズトのプテラがそれを奪おうとした。だが、
バシンッ!
「!」
「奪っていいと言ったか!?」
ガブリアスが素早く奪取した。ガブリアスは袋をユウジに送る。
ユウジは2つのボールを上に投げた。
「ドサイドン!!ゴウカザル!!」
ユウジの前で、そのポケモンが現れる。
「ガブリアスを入れて3体だ!」
「じゃあ行くぞ!」
カズトはリザードンに≪ドラゴンクロー≫、プテラに≪燕返し≫、カビゴンに≪地震≫を命じた。
「うおおおおお!!」
ユウジはドサイドンに≪岩雪崩≫、ゴウカザルに≪インファイト≫、ガブリアスに≪ドラゴンダイブ≫を命じた。
「少しはやるようだな。」
「ああ…お前もだ!」
ドサイドンはプテラを相手に、ガブリアスはリザードンを相手に、ゴウカザルはカビゴンを相手にする。
6体は拳を相手にぶつけた。
「…くそっ」
「…ダメージを受けたか!」
互いに痛み分け。ならばもう一撃と、ユウジは攻撃をしかけたその時、ユウジの後ろにドクロッグがいた。
ユウジはそれに気づいたのはその直後だ。
「毒づき!!」


ズシャァッ!!

[195] 28、勇者の怒り
★ディオ★ - 2008年01月12日 (土) 20時00分

「っ!!」
ドクロッグの≪毒づき≫は、ユウジの右肩に当たった。
ユウジはそのままドクロッグに押し倒された。
「ユウジ!?」
「うっ…うぁ…」
ユウジは毒にむしぼられていた。
ドサイドン、ゴウカザル、ガブリアスは、ユウジを見て驚く。
「隙あり」
リザードン、プテラ、カビゴンの奇襲攻撃が、3体を襲った。
「カズト!ユウジさんに何てことを!」
「それも不意打ちなんてひどいよ!」
「ひよっこは下がりな。それともドクロッグの毒を浴びたいのかな?」
カズトはその一言でタクヤとミキを黙らせた。
「…許せへん…」
「?」
「…ユウジをいじめる奴は、ウチが許せへんで!!」
アカネがカズトに言いつけ、ミルタンクを繰り出した。
「≪炎のパンチ≫!」
ミルタンクは拳を怒りの炎と化し、ドクロッグを殴ろうとした。
「…単純すぎるなぁ」
ドクロッグはその瞬間、自慢の脚力でジャンプし、ミルタンクの≪炎のパンチ≫を避けた。
「!?」
「≪瓦割り≫」
隙を見せたとこにドクロッグの≪瓦割り≫が命中した。
「ミルタンク!≪ミルク飲み≫で…」
「≪毒づき≫」
さらに≪毒づき≫で追い打ちをかける。ミルタンクは回復しきれずに倒れた。
「今度は俺だぁ!!」
ジンライのゴウライが≪10万ボルト≫で攻撃した。のだが…
「ドクロッグ、≪不意打ち≫」
ドクロッグが急にゴウライの前に飛び出した。
ゴウライは≪10万ボル≫トが打てずに不意打ちを受けた。
「≪岩雪崩≫」
無慈悲にもドクロッグは岩でゴウライを埋め尽くした。
「どうしよう…」
ナナはどうやら手持ちがないらしくて出来なかった。
「キュウコン、≪火炎放射≫!」
今度はレンが止めようとした。
「かわせるな、この遅さなら」
ドクロッグが回避し、反撃をしようとしたそのとき、キュウコンは後ろにいつの間にかいた。
「いっ!?」
「≪火炎放射≫!」
ゼロ距離からの≪火炎放射≫が炸裂した。
カズトの不覚により、ドクロッグは地面に落ちた。
「やるじゃねえか、でもまだ3体残ってるんだぜ?お前達!」
カズトはリザードン、プテラ、カビゴンに命令した。のだが…
「……あれ?」
返事がない。何故なら…
3体は、ユウジのポケモンに倒されていたのだ!
カズトは唖然した。
「カズト…」
低く唸るような声が飛び出た。
ユウジだ。ユウジが起き上がった。
「ユウジさん!」
「お前…まだくたばらないのか!!」
「ああ、くたばらないさ」
ユウジはカズトに言う。
「お前は何故俺を狙ってるのか知らねえが…仲間を傷つける奴は許せねぇぜ、絶対に!!」
するとカズトの体が、一瞬重く感じた。
「なんだ…!?」
「カズト…貴様の悪い心を砕いてやるぜ!!」

[200] 29、小悪魔な少女
★ディオ★ - 2008年01月13日 (日) 10時23分

ドクロッグの毒により意識が混濁したユウジ、だが怒りによって目覚めたユウジの体には、毒がすでに消えていた。
「カズト!お前のその悪い心を…砕いてやるぜ!!」
「や、やめろ!やめてくれ!」
ユウジの威圧感がカズトを攻めた。巨人が踏み潰すのと同じことだ。
「覚悟しろカズト!!」
「う、うわあああああ!!」
カズトは逃げ出そうとした。ユウジはそれを逃がさない、と、電光石火の速さでカズトの前に先回りした。。
「降伏するなら今の内だ!観念しろ!」
カズトの膝は笑い、怯えていた。
だが…形成は急に変化した。
「ユッキー!抵抗を止めなさい!」
「!?」
(この声ってまさか…)
突然声が聞こえた。女の子だ。タワーの上から聞こえた。
正体からにして、サラサラな漆黒の髪型と瞳、何とも可愛らしい14歳の女の子がいた。
「てめぇは…サナエ!」
「ユッキー、この子がどうなってもいいのかしら?」
サナエは誰かを前に出した。それは…
「…シーラ!?」
あの時に戦ったシーラだった。
「…助けて…」
シーラの声が低かった。酷くやられたんだろう。
「抵抗しちゃうと、この子をタワーから落としちゃうよ?」
「…人質とは相変わらず卑怯だな。小悪魔め!」
「ユウジ、あいつは誰なんだ?」
クロカゲがユウジに質問した。
「あいつの名はサナエ。ロケット団四天王の1人だ。」
「ロケット団って…ガラガラの母親を殺した組織の!?」
「そういうことだ。」
タクヤは怯えていた。
「ユッキー、この子(シーラ)の事が好きでしょ?」
(Σドキッ!!////)
「どうなの?」
「え〜!?先祖ってあんな女とロリコンしてたんか!?」
「してねぇよ!!////」
(嘘ばっかし…)
アカネはユウジを睨んだ。
「もしこの子が好きなら助けに来なさい、そしたらこの子を助けてあげるわ。」
サナエの挑発が、ユウジを誘った。
「…分かったよ…助けに…」

ドンッ!

「っ……レン!?」
レンがサナエを睨みつけていた。

[209] 30、2対2のバトル
★ディオ★ - 2008年01月16日 (水) 13時20分

「何の真似だ、レン!邪魔なんか・・・」
「あなたはまだ分からないの!?」
レンはユウジの顔に、今まで感じなかったような怒りが叩き込まれた。
「あなたは騙されてるのよ!あの女に・・・!」
「!?」
ユウジは驚いた。まさかシーラが・・・
「ユッキー、助けに行かないのぉ?」
「駄目!あれは罠なのよ!」
「・・・・・・」
ユウジは立ち上がると、シーラの綺麗な瞳を見つめた。
「・・・レン・・・・・・俺は馬鹿だったぜ」
ユウジの目つきが変わりだした。
「俺は昔の俺じゃない!!もうつられないぞ、サナエ!!」
レンはユウジが正気を取り戻したことで安心した。
「仕方ないわねぇ・・・じゃっ、これを、プ・レ・ゼ・ン・ト☆」
サナエはサンダースを繰り出すと、それをユウジに向けて電撃波を打ったのだ。
「っ・・・!!」
電撃波が当たり、衝撃で地面に落とされた。
「ユウジ!?」
ユウジは痺れはしなかった、軽いダメージだけで済んだのだ。「あの野郎・・・仕返ししてやる!!」
ユウジは古いボールを投げた。
出てきたのはなんと、虎柄のエレキブルだ。
「あれはナナちゃんの・・・!」
「言ってなかったかな?こいつの元の親は俺なんだ。タイガー!行くぞ!」
ユウジはタイガーの上に乗った。
「瓦割り!!」
タイガーが地面を叩いた瞬間、ユウジを乗せたタイガーはなんと空高くあがったのだ。
あっという間にタワーの頂上に着く。
「シーラ!!お前がまさか敵だったとは知らなかったが、騙した分仕返ししてやるぜ!!」
ユウジは更にボールを投げた。
今度は緑と白のツートン、赤のトゲ、緑の鶏冠。
刃ポケモン、エルレイドだ。
「シーラ、お前も早くポケモン出しな!2対2のバトルだ!」
ユウジはすでに準備を整えていた。
「・・・じゃあ、オニゴーリ」
シーラのボールからオニゴーリが出て来た。
「サンダース、≪シャドーボール≫!」
先手はサナエのサンダース。黒い塊がエルレイドに投げられた。
「かわせないなら・・・斬る!!」
エルレイドは≪辻斬り≫で≪シャドーボール≫をぶった斬った。
「霰・・・」
オニゴーリが唸ると、空から霰が降り出した。
「≪吹雪≫か[アイスボディ]のコンボか?タイガー、電気を貯めておくんだ!一気にやるぞ!」
タイガーの両腕から電気が貯められる。
(サンダースには特性の[蓄電]で回復してしまう。ならばこの電気を、こっちの特性[電気エンジン]に・・・!)
ユウジはオニゴーリから先に攻撃することにした。
「シーラちゃん、どうしよっか?」
「・・・ひたすらやります。吹雪。」
吹雪がタイガーとエルレイドを巻き込ませた。

[288] 31、絶対零度
★ディオ★ - 2008年02月10日 (日) 23時59分

その頃のレン達はというと・・・

「カズト、もう諦めるんだ!」
「今のお前じゃ手持ちはないはず!」
「・・・・・・」

タクヤとジンライが睨みつけ、カズトは無口で、リザードン、プテラ、カビゴンを戻した。

「あの人を知ってるっちゅうことは、カズトはロケット団の一味・・・」
「カズトが敵だったなんて・・・」

アカネはカズトがロケット団だと予測し、ミキは敵であることにショックした。

「それよりも、彼奴一人で大丈夫なのか?」
「助けに行ったほうがいいですね・・・」

クロカゲ、レンはユウジ一人で倒しに行ったことを心配していた。相手は女の子だからだ。

「サムライ!ここは俺が行くぜ!」

ジンライはユウジを助けに行くことにしていた。

「駄目だ」
「なんで!?」

クロカゲはあっさり断り、ジンライは文句を言った。

「お前、まさかと思うが・・・あの女と遊ぶ気だろ」
(ギクッ!!)←当たり
「どうなんだ?」
「・・・すみませんでした」

クロカゲはジンライをここでカズトの様子を見るように使命した。

「ここは俺が助けに行く。カズトを頼むぞ」
「はい」
「まかしといて!」
「OK!」
「分かりました・・・」

4人は頷く。クロカゲはアキサメを戻し、また新たなポケモンに入れ替える。

「ゆくぞ、サクラマル」

繰り出されたのは、クロバットのサクラマル。
クロカゲはサクラマルの片足をつかんで、屋上へ向かった。



「タイガー!!エルレイドー!!」

そのころのユウジは、サナエとシーラの猛攻を受け、苦戦していた。

「そろそろユッキーにトドメ刺しちゃう?」
「あたしはどうでもいいです・・・」

するとサナエは手持ちのサンダースを、プクリンに入れ替えた。

「≪金縛り≫で固めちゃえ!!」

プクリンはユウジを睨んだ。

ガチッ

「しまっ・・・!!」

ユウジは硬直化してしまった。動けない。
サナエはユウジの顔を見てニッコリと笑うと、再びサンダースに入れ替え、ある指示をした。

「サンダース、≪手助け≫」

≪手助け≫でシーラのオニゴーリの威力を倍増した。

「もう、あなたとはお別れです・・・≪絶対零度≫」

シーラのオニゴーリは氷の一撃技、≪絶対零度≫を使った。
しかも、威力が倍増してるからといって範囲は天変地異みたいにデカすぎる。

(やられる・・・っ!!)

ユウジはとうとう追い込まれてしまった。
氷はすぐそこまで来ている。

と、その時

「お前は1人で戦うからヒーローと言われてるのか!?」
「!?」

ユウジの前に巨大な炎が、≪絶対零度≫を溶かした。

「うそ!?どういうこと!?」
「ク・・・クロカゲ!!」

クロカゲが助けに来てくれたのだ。

[331] 32、爆炎と雷電の力
★ディオ★ - 2008年02月29日 (金) 14時02分

久々で申し訳ありません。
でもこれからもよろしくお願いします!


【本編】

「ユッキーが二人もいる!?」

サナエは突然現れたクロカゲとユウジを見て唖然とする。

「お前も少しは大人になれユウジ、あの女に苦戦してしまうなど・・・」
「悪かったな。だがあいつは、俺でも手を焼くほどの強さを持つからな・・・」
「そうか・・・」

クロカゲは鼻で笑った。

「ならいっそのこと、二人係ならどうだ?俺のバクエンと手を組んでな!」

そういうと、クロカゲの横から赤いポケモンが出てきた。
爆炎ポケモン、ブーバーンだ。

「・・・ごもっとも」

ユウジはすぐに受け入れ、エルレイドをボールに戻した。
ユウジはタイガーに合図すると、タイガーは右手を地面につけ、電気をチャージし始めた。

「サンダース、あのエレキブルを妨害しなさい!」
「・・・冷凍ビーム」

サナエは一気に攻める気だろうと確信し、≪シャドーボール≫で阻止しようとした。
シーラも同じ考えをしていたのでサナエに続けて攻撃する。

「サポートは任せろ。バクエン、≪火炎放射≫!!」

バクエンはタイガーの前に出て両手を大砲に変形する。二つの大砲から炎が発射された。

「!?」

二人はバクエンの攻撃に驚いた。それは二体の技をたった一体で止めたこと。だが驚いた理由はそれだけではない。≪火炎放射≫の威力が通常よりでかかったのだ。
オニゴーリの≪冷凍ビーム≫とサンダースの≪シャドーボール≫をかき消すだけではなく、そのまま貫通して二体に直撃したのだ。

「す、すごい・・・」

サナエはこの威力に引こうとしていた。

「やるなぁクロカゲ」
「それより今がチャンスだユウジ。トドメを刺せ!」

クロカゲに言われ、ユウジはサナエとシーラをキリッとした目で睨んだ。
タイガーのチャージが完了したのはその時だ。

「これでトドメ!!≪ボルテッカー≫!!」

タイガーは電光石火のごとく、Z状の動きでオニゴーリに接近。そのまま横切った瞬間にオニゴーリは感電した。

「・・・・・・!」

オニゴーリはこの痺れに耐え切れずに倒れてしまった。しかし問題はサンダースだ。サンダースは電気技が効かないのである。

「オニゴーリを倒したからといって、このサンダースを倒せるわけなんて無理よ?」

サナエのサンダースは十分に反撃できる態勢をしていた。

「甘いなサナエ、チャージしたのは電気の威力を上げるだけの理由じゃない」
「・・・理由?」
「それは・・・攻撃力を上げるためのものでもあるのだ!!」

タイガーはサンダースの目の前に突っ込むと、サンダースの背中を狙って拳を叩き込んだ。

「サンダース!?」

サンダースは今の一撃で気絶してしまった。

「これで今までの敗北はチャラだぞサナエ!!」

ユウジはサナエに指を刺し、ビシッと決める。

「・・・なんて強さ・・・これがユッキーの実力・・・」

サナエはサンダースを戻した。

「・・・あたしの負けね、でもこれだけは言わせておくわよ。あたしたちロケット団は、〔ヤマタノオロチ〕を復活させる計画を取り組んでいるのよ」
「!?」
「な・・・なんだと!?」

サナエから吐かれた真実に二人は驚いた。

[334] 33、ロケット団の企み
★ディオ★ - 2008年03月01日 (土) 18時37分

「それはどういうことだ!!」
「とはいうよりも、なぜお前達が・・・?」

ユウジとクロカゲは、サナエに質問をした。

「・・・地下に異常な反応があったの。そこにヤマタノオロチの遺伝子が取り付いていて、本部で再生させているのよ」
「・・・そうか・・・そういうことか・・・」
「クロカゲ、どういうことだ?」

クロカゲはある巻物を取り出した。

「この巻物に書かれていた『ヤマタノオロチを再生する者』とはロケット団、お前達のことだな?」

サナエは目を細くして2人を睨んだ。

「今頃ならかなり成長してるみたいだから、もう時間がないと思うけど・・・」
「お前・・・!!」
「ユッキー、また一緒に遊んでよね?」
「≪白い霧≫・・・」

白い霧を包んだサナエとシーラは、瞬く間に消えてしまった。

「・・・こうしてはいられないな、すぐに他の奴と合流するぞ!」
「よし!」

ユウジはプテラ、クロカゲはサクラマルでタワーから降りた。


「あ!ユウジが戻ってきた!」
「よぉ」

アカネ達はみんなユウジ達を見る。

「サナエ達は追っ払ったが、大変なことになったんだ」
「ヤマタノオロチはもうすぐ復活するらしい。急いでとめなければ・・・」
「ふ、復活ぅ!?もうすぐって、もう時間無いだろ!!」
「だから急ぐんだ」
「でもそれはどこにあるのですか?」
「・・・それは・・・」

クロカゲは図星になった。だがその時、

「俺に心当たりがある。来てくれないか?」

ユウジはリザードン、カイリュー、ギャラドスを出す。

「ユウジ、まさか分かるのか?」
「おそらくは、あの場所だけ・・・タマムシシティ、ロケット団アジト!!」


一方、こちらはロケット団アジトの研究室。
ある男とその科学者が、ヤマタノオロチを眺めていた。

「手こずったようだな。奴もいずれここへ来るだろうけど・・・」
「おっしゃるとおりですよサカキ様。彼らはこちらへと向かっております。」
「・・・ヤマタノオロチはあとどれくらいで復活する?」
「大抵、10分程です」
「そうか・・・分かった。」

サカキはすぐに研究室から去っていった。

「ユウジ・・・いずれお前との戦いも近いかもな・・・」

[365] 34、ついに退治!
★ディオ★ - 2008年03月12日 (水) 15時04分

「ここだ、ロケット団アジトの入り口は・・・」
「・・・ユウジさん、ここゲームセンターですよ?」
アジトに到着するユウジ一行、しかしそこはなんとゲームセンターなゆえ、タクヤはユウジに話しかけた。
「あくまでも〔隅々まで〕見なきゃ分からないんだよ。ほらここにスイッチが」
ユウジは壁紙の裏側をのぞくと、何かのスイッチを発見する。押してみた。

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・

「なるほど、隠し通路か」
「俺でもぜんぜん知らなかった・・・」
クロカゲは納得した顔で言い、ジンライは唖然とした顔で通路を見た。
「時間がありません、早く行きましょう」
レンはみんなに忠告した。
「アジトの中ではぐれるなよ、結構広いからな!」
ユウジはみんなを誘導させ、研究室へと向かった。

薄暗い場所をユウジ達は懸命に走る。
「先祖、この通路であってるのか!?」
「昔此処を歩いたことがあるんだよ、間違いない」
ユウジは確信した顔でジンライに話す。ユウジの言うとおり、あっという間に研究室に到着した。タクヤは扉を開けようとした。
「だめだ、開かないよ・・・」
「カードキーが無きゃ開くわけない、どいてろ」
ユウジはポケットから黒色のカードキーを取り出す。差込口には色と『ポーン』と音がなり、扉が自動で開いた。
「すごーい」
「ていうか先祖、どこでそれを?」
ミキはユウジを尊敬するが、ジンライはカードキーを見てユウジを睨んだ。
「内緒」
即答だった。

研究室の中へ入ると、生命体が入ったカプセルを発見する。ヤマタノオロチだ。
「あれがヤマタノオロチ・・・」
「・・・・・・」
ユウジとレンはその姿を目に焼き尽くした。しかし、まだ完全体ではないため、今なら倒せる。
「人気もまったくありませんね」
「チャンスかも」
タクヤとミキは誰かいるのかを確認するが、一人もいないことが分かった。
「ここは俺に任せろ」
クロカゲは『黒月』を鞘から抜き、構える。
「ヤマタノオロチよ、忌まわしき記憶とともに闇の底で眠りにつけ!」
クロカゲは素早い動きでカプセルごと、ヤマタノオロチを一刀両断にしてしまった。
『ギャァァァァァァァァッ!!』
ヤマタノオロチは悲鳴を上げて解けてしまった。
「また詰まらぬ物を斬ってしまった・・・」

「やった〜!!」
見事復活する前に退治成功できた。みんなは大喜びになる。
「これで終わったんだな」
「そやなぁ・・・」
「でもクロカゲさん、かっこよかった!」
「うん!ユウジさんもかっこよかったけど、クロカゲさんも・・・」
ジンライ、アカネ、タクヤ、ミキはバンザイと手を上げる。
しかし、ユウジとレン、クロカゲは何か不満な顔になる。
「これで・・・ほんとに終わったのかしら?」
「・・・・・・」
「なんか怪しい・・・そもそも、〔人気が無い〕ということすら・・・」
ヤマタノオロチがここにいるということは確かだった。しかしユウジはあることに気づいた。〔人気が無い〕ということは・・・まさか・・・

ザザッ・・・ザーッ・・・

「!ユウジ!モニターを!」
クロカゲはユウジに「モニターを見ろ」と話しかける。
『諸君、よくぞ此処までたどり着いたな・・・』
モニターからは、ある男の顔が映し出された。
「だ、誰や!?」
「・・・サカキ!!」
ユウジはその男がサカキだと分かった。
「ユウジさん、あの人は誰なんですか?」
ミキがユウジに質問した。
「あいつの名はサカキ。ロケット団のボスだ」
「何で・・・なんであんたがこんなことに!」
アカネはモニターのサカキに反論する。
『君たちが此処に来てヤマタノオロチを撃退したのなら、まずは褒めてやろう。〔戦いにくく〕なることから避けることができてな』
「何?」
『残念ながら、君たちが撃退したのはただの捨て駒に過ぎん。つまり劣りだ』
「!」←クロカゲ
「な、なんだって〜!?」←ジンライ
「劣り・・・!?」←ユウジ
『こんなこともあろうかと、総員は全てわれわれの飛行艇へ移動した。ヤマタノオロチの一部もそこに運ばれている』
「くそっ!そういうことだったのか!!」
ユウジは今頃納得するが、むかっ腹が立っていた。
『もう一度復活させるまでにはかなりかかる・・・といいたいとこだが、このサンプルに新たな発見ができた。それは・・・別の生き物に遺伝して復活させることも可能なことだ』
みんなは真剣な目でモニターを見続ける。

[380] 35、向かう先
★ディオ★ - 2008年03月18日 (火) 12時39分

ユウジ達はついにヤマタノオロチの退治に成功した。しかし、退治したのはロケット団首領サカキが捨て駒にしていたものだった。
残りの一部は総員が飛行艇で移動。そして、サカキは新たな発見をユウジ達に語りだした。
「別の生き物に遺伝できるだと?」
クロカゲはモニターに映ったサカキを睨む。するとユウジはモニター前にあったキーボードを使って、何かを検索し始めた。
「・・・!これは・・・」
ユウジはその結果を見て驚いた。他のみんなもそれを見る。
ユウジが調べていたのは、サカキ達が搭乗している飛行艇の現在地だ。
「奴らは何処に向かってるんだ?」
「おそらくは・・・」
ユウジはインターキーを押す。すると、現在地の進む矢印が出てくる。さらに進むと、丁度小さい島みたいなのに当たった。
「何だこの島は?」
「無人島だが、マズいなこりゃ・・・」
ユウジは舌打ちをする。
「ユウジさん、どういうことなんですか?」
「あの島には、主の黒いレックウザがいる。奴等はアレを狙う気だ!」
ユウジはそう言うと、此処にはもう用は無いだろうと思った。
『借りに我々の居場所を突き止めたとしても、飛行艇の速さはポケモンでは追いつけん。もし会えることがてきたならば、ユウジ、もう一度君と戦ってみたいものだ・・・元幹部として・・・』
そういい残してモニターの通信は途切れてしまった。
「・・・さあ、なんとしてでも追いかけるぞ!」
ユウジは此処から出ようとした。
「しかし、追いつけない飛行艇にどうする気だ?」
「そこは根性で追いつく!一秒たりとも追いついてみせる!」
クロカゲの言葉に反するユウジは、すぐに研究室を後にした。
「待ちなよユウジ!」
その後にアカネが走り、タクヤ、ミキ、ジンライの順に走っていった。
「・・・仕方ないな・・・」
クロカゲもこの研究室から後を去った。
「・・・・・・」
レンも此処を去ろうとした。しかし、レンの視界に光物が入った。レンはその光物に気づきじっとそれを見つめていた。光物が白く光りだす。すると、ライトクリスタルもほんのりとした光をだした。

[387] 36、空中大地震
★ディオ★ - 2008年03月21日 (金) 12時40分

光はやがて消えた。レンは光物を拾う。
「おい!いないと思ったらそこにいたのか!」
レンは後ろを振り向いた。ユウジが気難しい顔になっていた。
「すみません・・・」
「早く行くぞ!」
2人はアジトの外へ走り出した。

「・・・あ!来ましたよ!」
「おい狐女!お前のせいで遅れただろ!」
「よしとけジンライ。すぐに追うぞ!」
ユウジはカイリュー、リザードン、プテラ、そして1つのハイパーボールを出す。
「さぁいけ!ボーマンダ!」
ボールから赤い翼、青のスマートなボディ、ドラゴンポケモンのボーマンダが雄叫びをあげて出てきた。
カイリューにはレン、タクヤ、ミキが乗り、ボーマンダにはクロカゲとジンライが乗り、リザードンにはアカネとナナが乗る。
ユウジはプテラの足部分を肩に掴ませてもらった。
「出発!」
4体のポケモンは空高く飛び上がった。


ユウジはどこからか、レーダー機能を付けたサングラスを利用して、ロケット団の飛行艇を追跡していた。
「飛行艇の速度は約50ノット、距離は北北西に向かってるな・・・」
(先祖って昔はあんなに天才だったのか?;)
真剣な顔で言うユウジをジンライは呆然と見ていた。
そのまま飛行は続いていたが、今ユウジ達が進んでいる先の雲行きが怪しかった。
「乱気流か・・・遠回りしたら間に合わなくなるし、行けば雷にあってしまう・・・」
レーダーからも乱気流の反応が出ていた。このままなら危険だ。と、その時だった。レーダーがこちらへ接近している物体を確認した。
「なんだ?何か来るのか?」
「どうした?何か起きたのか?」
ボーマンダに乗っていたクロカゲが話してきた。その他のみんなも寄って来た。
「・・・ものすごいスピード・・・」
その距離の差はどんどん縮まる。と、次の瞬間、乱気流から巨大な雷が発射された。
「うわぁぁっ!?」
みんなは崩れ落ちそうになったが、幸い雷はこっちらには届かなかった。
「ユウジさん!前!」
「何!?」
ユウジは乱気流をじっと見た。すると、そこから黒の巨大な体、尖った爪、黄色い目。そう、黒いレックウザが出てきたのだ!
「で、出た〜!」
「大きい・・・!」
ジンライはその顔に驚き、クロカゲは警戒をしていた。


『グギャァァァァァァァァァッ!!!!』


レックウザは雄叫びを上げたと思いきや、その声が突風みたいにユウジ達のポケモンにダメージを与えた。
「うわああっ!!」
みんなは飛ばされそうだった。
「な、なんて奴だ!快音波でこの威力・・・!」
ユウジは攻撃の指示をしようとしてもできなかった。逃げようとしても確実に追いつかれるどころか、狙われる。
すると、レックウザは目を光らせた。
「な、なんだ今の?」
ジンライは唖然した顔だった。だがユウジはみんなに声を出した。


「みんな!!撤退しろぉ!!!」


次の瞬間、ユウジ達がいたその中央が大爆発。ユウジ達のポケモンは大ダメージを受けてしまった。このダメージのせいで体力を尽きてしまったポケモン達は、それぞれ別の場所に落下して言った。

[397] 37、分担された戦士
★ディオ★ - 2008年03月29日 (土) 19時34分

4体のポケモンはそれぞれに別れて落下した。落下する先はとある島・・・実は飛行中、その下にあったのがこの島なのだ。
「プテラ、起きてくれ! くそっ!駄目だ!こうなったら少しだけでも進路を安定させて・・・!」
ユウジは自らプテラを動かそうとした。しかし、プテラの巨体を動かすのはかなりの労働、それにユウジはまだ子供なので力が少ないのだ。
その時、ユウジを誘導させてくれるかのような横風が吹いてきた。
「! これなら・・・!」
ユウジは横風を利用して右に先回した。その先は森・・・つまりユウジは森の木をクッションにして降りるつもりなのだ。
「頼むぞぉ、着陸できるのはこの方法しかないからな!」
ユウジは覚悟を決めていた。失敗したら地面にドカンと叩かれてしまうからだ。次の瞬間、プテラは目を覚ました。意識が戻ったのだ。プテラは翼を羽ばたかせ、森に突っ込む寸前に風に乗った。
「うわー!今までの中で絶叫だな!」
この後にユウジは無事、島に着陸できた。


一方、こちらは砂浜へと着陸したカイリュー・・・。
「・・・う、う〜ん・・・」
「大丈夫か?」
気絶していたミキが目をゆっくり開けた。
「・・・ユウジ・・・先輩・・・?」
「確かに顔にしちゃそうだろうが違う。クロカゲだ」
クロカゲはミキにそう言うと突然、そらからフーディンとそれを≪サイコキネシス≫で浮かせているカイリューが降りてきた。
「これ・・・クロカゲさんの?」
「カンナヅキだ。戻っていいぞ」
クロカゲはカンナヅキと名乗るフーディンを戻した。
「!タクヤは!?」
「僕はここにいるよ!」
タクヤも無事だったが、一緒にいたレンの姿がいないとミキが気づいたのはその時だった。
「あの女は見失った。だかあんなんじゃまた死なないはずだ。奴には九尾に化けれるからな・・・」
「そっか・・・」
「でも生きてるだけでもありがたいよ!」
「その通りだ。さあ、他のみんなを探しに行くぞ!」


「イタタタタ・・・ここどこだぁ?」
ジンライは遺跡のところで目を覚ました。横にはリザードンとボーマンダが倒れている。
「あ〜ん、ユウジ〜」
「のがぁぁぁぁ!!?」
ジンライは急に誰かに圧し掛かれてしまう。その声からにしては女の声で、重かった。
「・・・ってうそ!?ユウジとちゃうやん!」
「あ・・・姉さん・・・」
ジンライは気絶寸前だった。女の正体はアカネだったのだ。
「ごめーん、ユウジと似てたからつい・・・」
「はぁ・・・(暑苦しかったがもっと来てほしかった・・・)」
「ジンライさん、何か言いました・・・?」
「いっ!?お前もいたの!?」
唐突にも驚くジンライ。それもそのはず、相手はユウジの妹のナナだったからだ。
「お兄ちゃんの先祖だからといって、お兄ちゃんのキャラを崩壊しないでほしいな・・・」
「わ、わかったよ・・・(無口のクセになんか怖い;)」


「さて、これからどうするか・・・」
ユウジは森の中でさ迷っていた。他のポケモンもあるから心配なんぞ無い、と、ギャラドスで移動をしていた。
だが次の瞬間、横から巨大な生物が飛び掛ってきた。
「うわっ!?・・・って、あれは・・・!」
ユウジは冷や汗を流した。ユウジが見たのは九尾・・・つまり、レンが変化した九尾なのだ。
「レン!仲間はどうなんだ!?無事か!?」
レンはコクッと頷く。
「よし!とりえず仲間のとこに案内してくれ!」
レンはそれに応えて、クロカゲ達がいる場所へと進んだ。

[584]
佳奈美 - 2008年07月05日 (土) 21時00分

ここに感想を書き込むのは初めてですがディオさんの小説、凄く面白いですね。
オリキャラばかりですげとストーリー性が凄く優れていますよ。
これからも小説投稿頑張ってください。
それと、前に書いたとおり、私が前投稿していた小説は、打ち切りという形になりました。
協力してくれたディオさんには大変申し訳ないと思っています。
でも、また新しく小説を投稿しましたので気が向いたら是非また協力をお願いします。
ディオさんの小説の更新もこれからも楽しみにしています。
互いに小説投稿、更新を頑張っていきましょう。

追伸 バトル大会の改訂版に、「開催・バトル大会」にてディオさんが考えたオリキャラを使ってもいいですか?いくら初めて投稿した小説で一緒に協力したとしても黙って使うの悪いと思うし、一応許可を貰ってからにしようかなと思いますがどうでしょうか?
もし駄目でしたら諦めますので是非返事を下さい。

[608]
★ディオ★ - 2008年07月30日 (水) 12時28分

ここに来るのはいつ依頼だろうと感じるディオです。

>オリキャラばかりですげとストーリー性が凄く優れていますよ。
ありがとうございます。この主人公は僕の2番目に編み出したキャラクターとしてさまざまな部分で活躍しました。
一番目のキャラはひこさんがデザインされ、まさに男!というキャラとなりました。
ユウジのデザインも誕生日プレゼントとして、可愛くて勇気のある少年をイメージするキャラになりました。
この小説ではそれが保たれてますので、もしかすると・・・ということもあります。


>大会の改訂版に、「開催・バトル大会」にてディオさんが考えたオリキャラを使ってもいいですか?
勿論さぁ!(ド○ルド風
ぜひともお願いします。というよりもむしろ嬉しいです!!
こんなキャラを思い浮かべれたおかげ手ほかの作品に出したところ、かなりのヒットで人気上昇中ですよ!
これからもジュウゴロウの活躍や運命が見たいものですね。
・・・しかしこちらのやりすぎにも非常に反省しています。やはり互いの空気を読みあってこそリレー小説ができるのですから(^−^)


それでは、また会いましょう!

[610] 38、謎の石碑に書かれた言葉
★ディオ★ - 2008年07月30日 (水) 17時59分

レンについていった先にいたのは、タクヤ、ミキ、クロカゲだった。
「先輩、無事だったんですね!」
「・・・あとはアカネ、ジンライ、ナナだな」

ピリリッピリリッ

突然ポケギアが鳴り出した。スイッチを入れる。
『ユウジ、アカネやけど』
「お前も無事だったか、今何処にいる?」
『遺跡の前に来てるんや。ジンライやナナもいるで』
「よし、じゃあその場を動かないでくれ、方向音痴さんよぉ」

ピッ

「遺跡はこの近くだったな、行くぞ!」



ユウジ達は遺跡に到着した。アカネたちは手を振りながら来るのを待っているのが、その目でわかる。
「よし、次にポケモンの回復だな。えっと、回復の薬と・・・」
「ユウジ、遺跡の奥に回復できそうな場所見つけたんやけど、どないや?」
「あ、それありがたいな・・・・・・って、それだとアカネが勝手に動いていたように見えるが・・・;」
そんな間などは無い。すぐに遺跡へ向かった。

「これかぁ・・・」
遺跡の奥は広く、魔方陣のような紋章が床に刻まれていた。
ここにリザードン、カイリュー、プテラ、ボーマンダを置いてみると、線が急に緑色に光りだした。

『オオオオオオオォォォォォォッ!!』

4体のポケモンの傷か癒えた。
「よし、これで行けるぜ!」
「! 先輩、あの石碑は何ですか?」
タクヤが謎の石碑に気づきみんなはそれを見た。古代文字で書かれている。
「やけに古いなぁ・・・でも俺、古代文字の解読はしたことは・・・」
「俺に任せろ」
クロカゲはスラスラと文字を呼んだ。
「『主、レックウザは20年間、風を操るものとして生まれ、人々の味方として生きていた。しかし、かつては妖怪の支配により人は死へと陥り、レックウザは低い唸り声を上げて島へと移った。レックウザは人間の生命が源となる。この世界に妖怪がもし行き続けるとしたら、奴だけは生きてはいかせないことだ。ヤマタノオロチだけは・・・』」
「ヤマタノオロチだって!?」
ユウジは驚いた。おそらく奴は、相当危険な妖怪なんだろう。
「・・・『その魂は、レックウザと融合するとき、レックウザは邪神として目覚める』」
「そんな・・・」
ミキとアカネは急に怖くなり始めた。
「『救う手は、現代に生き残った妖怪と、この石碑の後ろにある刀による・・・』」
「刀?」
ユウジは石碑の後ろを見てみた。
「あった、これか!」
グイッと引っ張るだけで簡単に取れた。太刀だった。
「そうか、これが倒すために作られた刀・・・」
「ユウジ、よう片手でもてるなぁ」
「つーか、そのままにして!写真撮るから!」

パシャッとジンライが何処からかカメラを取り出し、ユウジを撮影した。

「・・・どうやら、これで奴と対抗するようだな」
「ああ、材料は揃ってるって事だな」
この太刀を持っているだけでユウジは胸の奥から不思議な感じが沸いてきた。
「さぁ行こう!俺達の最終決戦はすぐそこだ!」



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