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自立支援法案 |
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From:ジャンガリー
お久しぶりです!やっと風邪もよくなりました。今はカミさんに移ってます。さて日記にも書かれていた障害者自立支援法案についてですが当園でも保護者を中心に不安と疑問の渦巻く毎日であります。先日の保護者会でも質問の雨あられ。しかしまだはっきりしていない部分も多く職員も明確な回答が出来ないのが現状です。しかし障害者をもつ家庭に金銭的負担がかなりかかるのは避けられないようです。両親が離婚して片親の所帯やや生活保護をうけているご家庭もありますので今後が心配です。今まで給食費は利用者は無料だったのですが今後有料になると食べられなく人も出てきそうです。さらに職員側もや給食費の値上げや労働時間の短縮(臨時職員はこれにより給料がカットされる)など来期は怒涛の大改革になりそうです。辞める人も出てくるでしょう。我孫子市は他の市に比べて福祉は充実していると言われていますが今後はどのような支援態勢になるか職員も不安を抱えているのが現状です。どうなろうと私は来年もがんばるつもりでいますが。
2005年11月23日 (水) 08時10分
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From:カラサワトヨミツ
ジャンガリーさん、風邪がだいぶ良くなり良かったと思っています。
さて、障害者自立支援法案の事なのですが、ジャンガリーさんのところにもかなりの影響が出てくるみたいですね。一番の問題は、私たち障害者及び障害者のいる家族そして障害者を預かっている現場に、行政から何の話もなく、ただ法案だけが一人歩きしてマスコミが騒いでいる事だと思います。
現に障害者のほとんどが低所得で、余計なお金がかかる家が多い事は確かなので、今明るみになっている法案の内容だと生活する事(例えばトイレや食事など日常生活も含めて)さえ危ぶまれると思うような法案であります。
これは、国の負債を削る以前に国家としての国のあり方さえ危なくする事だと私は思っています。しかし、大多数の国民がそんな考えの自民党及び公明党を支持したのです。
私の言っていた「先にある何か」とは、人間の人権に関係する事であり、その事を無視し、郵政民営化だけで国民をだました小泉首相の責任は大きすぎると思います。
自民党・公明党のネットを見ましたが、納得するような文章はありませんでした。本当に自立を支援するのであれば、社会のあり方まで改革しなければできません。制度だけ作って、そのほかのことをやらないでごり押しするのは政治家および官僚の怠慢だと思っています。
一つの法案だけで簡単に障害者の問題は解決できるものではなく、もっと根底から社会を変えていかなければ、自立はできないと思います。
改革、改革と言葉だけがクローズ・アップされていますが、改革をするための基礎を作らなければ、「絵に描いたもち」のような改革になってしまいます。今度の事は一例で、小泉自民党と公明党に対して私はその不安が大きいです。
この事に対しては私は戦い、言い続けたいと思っています。
2005年11月23日 (水) 11時12分
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From:ジャンガリー
本当に何を考えているんだと言いたいですね。
かわさわさんのように仕事につけた人はまだいいですが(こんな言い方はちょっと失礼ですが)我々の支援する知的障害者の皆さんは年金に頼らざるを得ない人がほとんどです。せめて年金内でやりくりできるくらいの制度であってほしいと節に願うばかりです。
当園は通所の施設ですがここ2〜3年で根本な形態も変化していくと思われます。今は市の施設ですがいずれは民間に委託されることになるのではないかと私は思っています。
先行きの見えない暗いトンネルのようですが何も分かっていないで毎日楽しく過ごしている園の利用者さんたちに毎日心を癒されています。
余談ですが今日近くの施設から実習にきていた利用者さんの女性にやけに気に入られてしまい、結婚して下さいと言われてしまいました。はは・・丁重にお断りしておきましたが。重婚になってしまいますので!
2005年11月24日 (木) 19時51分
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From:カラサワトヨミツ
ジャンガリーさんが素敵だから気に入られたんだよ。重婚はやばいからね。でも男として嫌な気持ちはしないよね。
さて、障害者自立支援法案の話をしましょう。ジャンガリーさんの言うとおりだと私も思っています。障害者の就職は本当に難しく、企業側もなるべく障害が軽い人を採りたがるのが現状だと思います。
いくら国が障害者を働かせようとしても、企業側が二の足を踏んでいるのでは障害者が働ける職場は開けていきません。本当、細かい問題は抜きにして、私はまだ働けるだけいいほうなのです。
今度の自立支援法案は誰が考えて、誰が通してしまったのか。十分な議論もないまま決まってしまった様な気がします。
小泉政権は議論がありません。自分にたてつく人は全て切り捨て、処罰する。そんな考え方がここにも出ているのではないでしょうか。
この制度を行うには地盤が必要だと思います。その地盤も固めないで、法案だけ決めてしまう頭でっかちな事は本当やめて欲しいと思うし、あきれかえっています。地盤を固める、人を育てる、こんな事が今の日本には欠如している様な気がします。過去の人気だけで、人材を育てようとしない読売ジャイアンツが今の日本を象徴していますね。
2005年11月25日 (金) 06時45分
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From:ジャンガリー
おっしゃる通り。地盤も何もない。簡単には行かない大きな問題定義です。
しかし職のある人はまだ良い方という表現をしてしまいましたがからさわさんもここまでくるのに並々ならぬ苦労と努力があった訳で、ちょっと一言でくくってしまって悪かったなと思ってます。でもかわさわさんの意見はまさしく現場の意見としてとても説得力があり参考になります。
私の微々たる力がどれだけ発揮できるかわかりませんが私もかわさわさんとはまた違う立場で、また福祉に携わる人間としてこの法案に立ち向かっていく所存であります。
2005年11月25日 (金) 07時12分
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From:カラサワトヨミツ
そうですね。
この法案を施行するのなら、100年くらい先を見据えて考えていかなければできない様な気がします。
年金は自分の身の回りのため、仕事は生活のためにお金が使えればいいのですが。年金が生活を支えているようになってしまっている今日(こんにち)では、ちょっと無理がある様な気がしますね。
それこそ、教育や社会環境から変えていかなければならない様な気がします。当事者の障害者が議論の場にいないのも不思議な話ですね。
2005年11月25日 (金) 20時40分
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From:杏実
横から失礼します。
お二人の会話を聞きながら、いろいろ考えさせられることが多く、とても勉強になります。 どんなことでもいいから、自分たちがこつこつ努力して、先を見ながら生きていかなくちゃならないな、と改めて感じます。 ひとりひとりは小さいけれど、やる気のある人たちが集まれば世の中を動かすこともできるはずですものね。
私の場合は、身近な問題として高齢者に関することなのです。福祉全般として考えれば、障害者も高齢者も関係しています。 自分も日記に現状や思うことを書いていますが、同年代の人たちにとって他人事でなはいと感想も聞き、発信することで何か役に立てるのだな、と思いました。
ジャンガリーさん、トヨくん。 勇気をありがとうございました。m(__)m
2005年11月26日 (土) 11時46分
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From:カラサワトヨミツ
高齢者の問題も深刻ですよね。 この問題も含め、根本から福祉について深く考える事は必要だと思います。それは、頭でっかちの法案だけを鵜呑みにするのだけではなく、その制度を施行するにはどんな事が必要かを深く考える事が必要だと思っています。
私が一番思っている事は教育だと考えています。土台作りは子供からだと思っています。今現在、私たちに効果がなくても、何十年という事を考えながら、子供達を教育していく。
私たちのときは「道徳」という学科がありました。そして今、「情報」という学科が増えると聞いていますがそんな学科いらないから、これは私個人の意見なのですが「福祉」という学科を作っても良い様な気がしています。
一言で「福祉」と言ってしまいましたが勉強する内容はたくさんあると思います。高齢者の問題、障害者の問題、環境問題、子供達の問題・・・。
しかし今の現状では、私たちがこつこつやって、岩を動かすようにしないとだめみたいですね。少しづつでもお互いにやっていきましょう。
2005年11月26日 (土) 13時39分
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