LOVE LETTERS 三上博史×安田成美 見て来ましたよー! ふたりとも白いシャツがよく似合う清潔で魅力的なカップルでした。 あー、心地よかった。
何組か見たことがあるけどね。 正直、実はそんなにはまったことないの。 でも、今回はひきつけられた。
欲目ぬきに、たったあれだけの時間で少年から大人への変化を自然に魅せてくれたアンディは初めて! 三上博史のアンディは1本筋が通って端正でした。
今まで見てきた感想。 アンディに限って言えば、やんちゃで無垢な少年時代、将来を嘱望された青年時代、地位と名誉を手にしてエゴも垣間見える壮年時代。
貫禄たっぷりの大人の役者がやると最後の場面はぴったりだけれど、少年時代がややキツイかな。 若い役者がやると少年、青年時代はいいけど、そこから後が…。
正直、10才〜50才過ぎまで全部はまるって難しいだろうなぁと。 過去の舞台、名優から人気の若手までみて、そう思ってました。
が、しかーし。 三上博史、何者?! あなた、演劇の神様に溺愛されてるでしょう! ニュートラルに、少年から青年、大人へとそれは自然にひとりの男の人生をさらりと見せてくれた。
所作が美しい。 水を手に取る時、メリッサを見つめる目線、それがすべて少年であり、青年であり、大人だった。 ぜんぶちがう。 凄過ぎる。
特に大人になってからが良かった。 今まで見てきた経験からアンディはなんちゅかアメリカンなオヤジって感じ? 成功して貫禄たっぷりのオヤジでさ。 三上さんのイメージじゃないかもって見る前は思ってたの。
けど、はまってた! 大人の男の威厳と貫禄と哀しさがあった。
アンディはずるくてね。 結局メリッサは死んでしまうんだけど。 三上アンディなら許せると思った。
同窓会みたい? メリッサを愛しているけど家庭がある。 メリッサを愛しているけど、上議員選挙が迫り、スキャンダルを恐れて…。
アンディ〜。 オヤジのくせに、三上アンディは母性本能に来やがるですよ。 憎たらしいぐらい大人なくせに、無防備で憎めない。 憎むどころか、メリッサを亡くしたアンディを抱きしめてあげたくなった。
カーテンコール 仲のよさそうな微笑ましいふたりでした。
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