2005年07月14日 (木) 13時13分 No.24
05年06月29日 - (AZURE)
自閉症裁判―レッサーパンダ帽男の「罪と罰」
佐藤 幹夫 (著) 洋泉社
最近読んだ本です。自閉の人たちとは、毎日、会ったりお話したりしています。なので、読中から、重くずっしりきました。しんどかったです。
このような犯罪を2度と起こさないためには、この殺人を犯してしまった男の生育環境や学校・教育などに、メディアはもっと関心向けるべきだったはずです。
センセーショナルな一方面の報道だけではなく、この種の犯罪が発生してしまう要因となっているかもしれない社会システムにもっと目を向けるべきだと思う。
もちろん、裁判もです。メディア以上に、裁判は、障害を理解し考える責任があるはず。
障害を理由に「情状酌量」などとは思っていません。殺人は殺人です。
でも、再び同じ犯罪を起こさないようにするためには、自閉症や発達障害に関して、もっと特別な注意を払って考えてゆくべきだったのでは、ないでしょうか。
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