22日の朝 ムクのお出迎えがなかった。 ムク!いた こちらを見る目は元気そう 体はとても苦しそう 14歳だもの 老衰だねぇ いつ息絶えてもおかしくない 自然死を選択しょうと話し合った
ちくわを半分,ハムを半分,手からパクリと食べた トーストを半分こ。パンのミミも半分こ。 ヨーグルトの空容器を差し出すとおいしそうになめた。 その空箱に水を入れるとおいしそうに飲んだ 何杯も何杯も飲んだ あまり飲むから与えるのをやめた
アパートに帰り際 ムクと話した くるしいね あしたね 来るからね 私をクンクンかぎ周り 少し倒れそうになった さわられるのが わずらわしいのかな そっとしておこう
4月4日予防接種に行ったとき 獣医さんが呟いた心臓病だ なんの抵抗もなく 予防摂取を終えた きつそうなので歩調を合わせてゆっくり歩いた。
23日0時・・・ その日を迎えた 苦しみから解き放たれた でも残された者は 悲しみの坩堝だ
お出かけしても 帰ればそこにいる いつもそばにいて あたりまえ あたりまえが あたりまえでなくなる もうかくれんぼじゃなくて 出迎えはない
生きるものには いつか死が訪れる 自然死をのぞめば 死は早く訪れる わかっているが 当り前のことだが 涙が溢れ とめようがない
ただ眠っているだけ いびきが聞こえる 呼べばホラ! 振り向いてくれる 寝てればいいのに ただ呼んだだけなのに 大きな体をこすりつけてくる はず・・・。
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