「まさか、タマミ姉ちゃんとこんなことになるなんてね・・・」
「ふふ、なんとなく予想はしてたよ・・・。いずれはナナと決着をつけないといけないってね」
タマミとナナは数メートルの間隔で対峙したまま、相手の出方を探っていた。
息の詰まるような緊張感が二人を包む。
攻撃か防御か。
いや、防御なんて考えられなかった。
なぜなら、
「ご主人さまは、これからナナのものになるんだから！」
「お子さまは気が早くてダメね。でもそんなの叶いっこないわ。だってご主人さまはタマミと暖かな愛を育んでいくんですもの」
タマミの挑発的な言葉。
しかし、ナナはひるむことなく、
「タマミ姉ちゃん、夢を見るのは寝ているときだけにしてよね」
ナナが構えた。
「夢はタマミの力で叶えてみせるわ」
タマミもナナにあわせ、二人はほぼ同時に動いた！
そして拳と拳が宙で激突した・・・！

「・・・なにやってんの？」
「あ、ミカ姉たん。真剣勝負だお！」
「あ、あの・・・、ご主人さまの隣の枕争奪戦です・・・」
「はあ？」
「「じゃーんけーん、ぽんっ！！」」
見ると、二人はなにやら真剣な形相でじゃんけんしていた。
・・・・・・。
しかも勝負はなかなかつかない。
あたりがただならぬ気配へと変わってていく・・・。
「・・・まあどーでもいいけど、遅くならないうちに寝なさいよね」
ミカは半端なあくびをしながら洗面所へ歯を磨きに行った。
決着のつかないまま、夜は更けていった。

2003年01月16日 (木) 00時52分

オチで思わず笑ってしまいました。(笑)
真剣に、ジャンケンの勝負…しかもなかなか決着がつかないとは…
これでミカまで入ったらもっと面白いことになっていたかもしれませんね(苦笑)

ご主人様の両隣というのはやっぱダメなんでしょうか。

メール 2003年01月21日 (火) 00時06分

しまった(大汗)
ご指摘のとおり、片方は空いてますね。

実は頭の中では考えてあって、「じゃあ、もう片方いただき〜☆」というミカをモモが「そっちはモモの・・・です」というツッコミをするはずだったのですけど。
文章行き当たりばったりのしっぱい^^;

2003年01月27日 (月) 21時28分

というわけで上のは反省の意をこめてリベンジ。
やはりＬＯＶＥキャラは動かしやすい。
そして、ＵＰをして読み返しふと思う。

こんな時間になにやってんだろ、私（汗）

2003年01月29日 (水) 00時57分

　わたしも、こういうお話、考えそうです。ただ、わたしでしたらたぶん、ななちゃんの相手はるるちゃんにしたと思います。しかし、このお話でのたまみちゃんはいい味出していて、すごくおもしろかったです。両隣というのはわたしも考えましたけど、それでも結局はるるちゃんやももちゃん、あるいは上の人たちも加えて、三つどもえ、四つどもえの争いになるだけでしょうね。それより、疑問に思ったこと――ジャンケンで、「防御」って……？

メール 2003年02月07日 (金) 22時37分

つまり、防御は考えられないわけです(・ｗ・)ノ

2003年02月13日 (木) 23時39分