−一人の少女との出会いよって千年に一度の戦いは変わっていった−
第一話 〜宣戦布告〜
「ガッシュ、いつも学校には来るなって言ってるだろ!」
「いいではないか!」
「よくねーから言ってるんだろー!!」
今日もガッシュが学校に来て大騒ぎになった。だが、この二人にとってこれが『日常』だった。
「あの…あなた達、魔物とそのパートナーですよね?」
声のした方を向くとそこには、15歳くらいの少女がいた。
「その事を知っているということは…まさかお前魔物か?」
「魔物と言えばそうなんですけど、今はちょっと違いますね。
それより、私と勝負してください!」
「な…どうして…」
「あら、じゃあ今ここで燃やしても良いのよ。あなたの赤い本を。」
後ろには少女のパートナーらしき女がいた。その女は、清麿の赤い魔本を持っていた。
(いつの間にとられてたんだ!?)
「本を返して欲しければ、10分後この先にある廃工場に来なさい。
それとも、この場で大切なパートナーに消えてもらう?
そうすれば、あなたは傷つかずに済むわよ。」
そう言って少女と女は去っていった。