いきなりメール差し上げることをお許し下さい。会社のPCからですので私の名前などは出せないのです。奇妙な体験というか、その一文を拝見してからほぼ一年メールしようか考えていたのですが、やはり貴方に聞いて頂きたく存じます。笑い飛ばして頂けると善いのですが。私がまだ保育園に通っていた頃(今から25年前です)、毎日お弁当の時間があって、先生が朝家族から預ったお弁当を温めるわけです。しかしその頃3歳の私は必ず眠ってしまいました。子供心に寝てはいけない、夢を見るからと思っていたので。その夢は決まって必ず桃源郷のような薄桃色のとても暖かな場所で、私は蓮の花に寝ているのです。目を開けるととても白くて長い手が私を呼び、その手に触れろと言います。しかしそれは触ってはいけないものなのはわかっています。触らずにいると、今度は向こうが私の体を掴もうとします。私が運良く逃げられると、ずっと遠くからお釈迦様(菩薩様かも知れません)がゆっくりと私を迎えに来てくれます。そして私を蓮の花に戻して空へ還るのです。その夢が怖くて毎日保育園へ行くのが怖くて。30近くなった今でも、実家に帰省してその頃の先生にお会いすると、その頃の私はほんの5分の時間で必ず目覚め、泣いたそうです。1年くらいでその夢も見なくなったようです。
くだらないお話をして申し訳ありません。ただ聞いて頂きたかったのです。
貴方のサイトがいつまでも進化し、そして愛に満ちたものでありますように。
敬具