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名前 |
田中洌
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題名 |
お久しぶり |
内容 |
取材に駆けまわって、疲労が来て昨日まで身動きとれなかった。今月は、重度身障者の施設やホームレスのボスたち、鼻つまみ者たちと交際するようになって、大会社や役所を退職した近所の人たちに、さらに露骨な顰蹙を買うようになったことが、変化といえば変化か。
ホームレスたち(五人)がうちに押しかけてきて、いろいろ手伝ったてくれたり、飯を食べたりして過ごしているのを見ているうちに、何度となく胸の温まる経験をする。どうして、もっと早く彼らのことが分からなかったのだろう。分かっていれば、ぼくの人生も、もっと早く書く方向へ向かったのにと思ったりしている。
国民保護法や共謀罪、教育基本法で軍事大国への道を着実にねばり強く進んでいく社会の動きを阻止できなくとも(それはににんがしと同じくらい分かりきっている)、反対し、声をあげることで、投獄され、虐殺され、忘れ去られてきた無数のよき人たちの地下の流れに加わることは出来るな、と感じているこのごろだ。
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[214] 2006/06/16/(Fri) 15:33:51 |
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