From:暴熊魂 [沖縄/31歳から40歳]
初めまして。私的な意見をお話しさせて下さい。私は、ミニバスケットボールの現場で指導に携わっている者です。昨今、上京した折に観戦する社会人(男女問わず)リーグの試合にがっかりすることが増えました。競技の特性からバスケットは必ず失点するものだと考えていますが、多くの選手が守らない(守れない)と感じ、また、判断をしない(自分勝手な)シュートセレクトを繰り返しているように思えたからです。 いま、最も子供達に教えたいことはバスケットボールそのものの素晴らしさや楽しさであります。その一方で、生涯に亘って財産となる基本的な技術、それも正しい技術を教えたいと真摯に取り組んできました。子供達のシュートが決まった時の嬉しそうな表情は、いつだって指導する私達にも「喜び」を与えてくれます。ただ、バスケットボール本来の面白さはこれだけではありません。考えること、工夫すること、守ること、そして成長した新しい自分自身に出会うことです。これは私自身の競技経験から導き出されました。 Bjリーグ、JBLやWJBLは紛れもなく国内最高峰の組織です。そして、そこで活躍されているみなさんに子供達は、大きな憧れを抱いています。体育館に通う子供達の中からいずれは日本を代表する選手が生まれることでしょう。東芝“節政”選手のように身体能力や経験だけではない、質の高いプレーを感じて欲しいと思っています。 エンデバープロジェクトが立ち上げられてから数年が立ちます。一貫指導を提唱し、実践する私達は「判断力」の向上が欠かせないと感じてきました。 昨季、東京海上日動のみなさんが特長とされた「速さ」に、的確な判断と堅牢な守備が備わっていればクロスゲームを手中に収めれたのではないでしょうか?選手個々にその部分で格差を感じたのです。チームとしての方向性(一貫性)が見られなかったとお話した方が良いかもしれません。懸命に守っている人、そうでない人。とにかくシュートしてしまう人、リバウンドしない人。無論、素晴らしいプレーも数多くありました。失礼を承知で記述致しましたが、非常にもったいないと感じていたのです。 一説には、経験豊かな選手が引退されチームが若返ると聞きました。経験者、有識者にはモメンタムだけでは決して立ち向かえません。終盤戦の厳しい展開から学んだ反省を是非生かして欲しいと思っています。 敢えて苦言を申し上げます。選手起用が落ち着かないように思いました。私だけでしょうか?
だらだらと意見を述べさせていただきましたが、ご容赦下さい。みなさまのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
2006年05月26日 (金) 14時26分
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