定時報告
[10769]leia
[ Mail ] [ HOME ]
2012年05月21日 (月) 13時51分
「ファミリーツリー」 アカデミー賞レースは終わっているけれど、しみじみと哀しいドラマ部門第1位としてお勧めします。 でもこれは私だから感じることかも知れません。 画面いっぱいHAWAII、音楽もよく知っている曲を含めて全編HAWAIANなのに、ドラマはひたすら哀しく苦しい家族の物語。
私にとって第3のふる里とも思えるHAWAIIですが、観光客にはまったく関係ないそこに暮らす人の生活や物語があって、それはHAWAIIでも火星でも同じなんですよね。
後半泣きっぱなしで、たぶん周りのひとからしたら、「このおはさん、身内が最近死んだのかも」って思われていたかもしれません。
とにかく、HAWAIなのに哀しいことが悲しくてつらくて、もう一度みたいとは思わないけど、やっぱりHAWIIに行きたいなぁと。心が底の見えない暗闇に落ちていくような作品でした。
(あくまでも、私にとって。なのでひとつヨロシク)
「ダーク・シャドウ」 まあこれはね、ジョニデ様とティムB様が本気でお遊びになった映画なので、何も申しません。 ダークでもないし、シャドウでもない、懐メロのようなコメディードラマを心置きなくお楽しみ下さい。
さて本は 「尋問請負人」 うーん、ぎりぎりのところでこっち側に寝返ったので、ポイントプラスって感じですかね。 尋問ではなく、基本拷問なのでね。なんとも言いがたいです。ただ、悪くはないので次の作品を待ちましょう。
次は、本棚から飛び出して「読め読め」攻撃をしてきた「ファージング」シリーズの1作目。 これ、1作目だけ随分前に買ってあって、読みもせず、続きは買わずに放置していたのですが、なぜか「次は何にしようかな」と本棚を見るたびに3D背表紙に見えて困っていた作品。
ファミリーツリーの落ち込みから何とか復帰したいと、賭けてみましたら、なんと、面白い。
基本は「歴史改変」世界の話なので、どうなることやら。第2次大戦の終盤で、ドイツ・ヒトラーと和平協定を結んだイギリスでのお話という設定。
戦争は結局ドイツ側が勝ったらしく、ヨーロッパは蹂躙されているものの、和平協定を結んだイギリスではいわゆる貴族階級がのんびりパーティーなんかやっている。
ただし、ユダヤ人は表向き迫害というほどではないけれど、当然平民以下の差別を受けているものの、持ち前の頭脳・資産でイギリスの上流社会を陰で支えてもいる。
こんな状態で、ある貴族の娘がユダヤ人と結婚したために実の親からもほとんど勘当状態なのに、突然パーティに参加するよう呼び出され、夫ともども実家に帰っていたところで、出席者のひとり、貴族院の議員が殺される。
胸に刺さったナイフには、ダビデの星のマークの布が縫いとめられるかのように刺し通されている。にもかかわらず、死因は絞殺らしい。
そこでスコットランドヤードの敏腕刑事が呼ばれて調査を始める・・・ってごくフツーのミステリじゃん???おもしろいじゃん?
食わず嫌いで損してた模様。早速続きを買ってイッキ飲みと参りましょう。やれやれよかったよかった。
|
|