[456] kojocho
私は中東に赴任してしていましたが、そこでも言葉の習得で苦労している子がたくさんいました。例えば、お母さんが日本人、お父さんが向こうの方という場合、まず日本とアラビア語が必要になってきます。また、この国では私立の進学校の場合、小学校から国語と宗教以外は全部英語でやっています。(専門的な高等教育を受ける場合、欧米の国に留学するしかない)したがって日常的に三か国語で生活している訳です。その子(12歳の女の子)の場合は、両親が将来その子をイギリスかアメリカの大学に入れることを想定しているので、英語を第一の言語として勉強することをはっきりきめていました。(日本語は二番目) その子はもともと優秀だと思うのですが、日本語もほぼ問題なく読み書きできていました。(日本の学校の教室でも上位になれると思います。)本が大変好きで、たくさん読んでいました。やはり、恒常的に本を読むというのは言語習得に効果が大きいのではないでしょうか。KYAさんも将来的には日本に住み、日本で生計を立てるというのであれば、日本語を読んで、書いてという機会をとにかく多くする必要があるのでは。前出の子もとにかく読んで、書いて、話していました。(この子の場合は英語が中心ですが)手っ取り早い王道というのはなかなかみつからないようです。
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2007年02月17日 (土) 21時44分
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