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[2319] 題名:初回エピソードの通院治療 名前:オムライス 投稿日:2016年03月19日 (土) 03時34分

はじめて参加させていただきます。
管理人さん、お世話になります。

息子19歳が3カ月前に統合失調症と診断され、通院治療中です。
私はその母親です。海外在住です。

大学2年次2カ月過ぎたあたりに大学側から「授業に出ていない」と連絡があり、下宿に行ってみると痩せて怯えた目をして引きこもっている息子がいました。

とにかく人が怖くて外に出られない、というので、休学手続きをして家に連れ帰りました。
精神科医の予約を取るのに手こずり、ようやく初診にこぎつけたのはその1カ月後。
そこで統合失調症との診断を(親にだけ)告げられました。

対人恐怖症や社会不安障害の類いだと考えていたので大きなショックを受け、同時に診断は間違いではないかと疑いました。

というのも、息子の症状は「人が怖い」ということだけなのです。
幻聴、被害妄想、暴言・暴力、奇妙なふるまい、希死念慮などは一切ありませんし、身ぎれいにして毎日入浴し、部屋も綺麗に整っています。
会話も普通に成立します。

以上のようなことを医者に訴えましたが、診断はくつがえりませんでした。

息子の対人恐怖にいじめなどのきっかけはなく、また、「みんなに嫌われてるんじゃないか」などという思いもなく、自分でも訳がわからないが人間が怖い。
お母さんもお父さんも怖い。アカの他人と同じように怖い。人間だから。
などといい、同じ食卓で食事を取ることもできず、一人キッチンカウンターで食べています。
髪の毛についたゴミを取ろうと息子の頭に手を伸ばしたら、ブルブルと震えて「急に触らないで」と言いました。

医者は、息子の恐怖心に合理性がない、という点から統合失調症と判断したと言います。

息子は自分でも早く治して復学したいと思っており、通院を拒まず、自主的に服薬しています。

薬はエビリファイ5mgから始まり、10mg、15mgと増えました。
5mgのときからアカシジアが出て、15mgで我慢できないほどになり10mgに戻して2カ月弱続けました。
このとき、薬はエビリファイのみです。

最初の医者がリタイアすることになり、現在の医者を紹介されました。

新しい医者に「統合失調症じゃないよ」と言ってもらえるかな、と期待しましたが、やはり同じ診断でした。
息子の対人恐怖は人から傷つけられるかもしれないと思っているからで、妄想の一種なのだということでした。

エビリファイでまったく状態が変わっていないと告げると、リスペリドンに変薬することになりました。
0.5mgから初めて、7週目の現在6mg(1日)になっています。
アカシジアもあり、抗パ剤のベンツトロピンを朝晩1mgずつを処方され、なんとか収まっています。

ですが今のところ息子の対人恐怖に進展はありません。
4カ月ものあいだ恐怖に怯えて暮しているのが可哀想でなりません。
暗い顔をしてじっと部屋に引きこもっています。
どんどん痩せていきます。

こんな地味な症状でも、医者が言うには急性期の陽性症状らしいです。
様子を見ながらリスペリドン6mgを1週間続けて効果がないようなら、再び薬を変えるとのこと。

次の薬の候補として、ハロペリドール(セレネース)、パーフェナジン(トリラホン)、ジプレキサ、セロクエル、そしてエビリファイ(15mgまでしか試してないのでもっと増量してみる)を提示され、自分でも効能や副作用について調べるよう言われました。

この病気は合う薬が見つかればよくなる、と聞きます。
皆さん(のご家族)のお薬探しの旅はどのようなものか、聞かせていただけないでしょうか。

それを丸ごと息子に当てはめて検討するつもりはありません。
息子の治療に希望や覚悟を持ちたいのです。


[2320] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年03月19日 (土) 09時53分

オムライスさん

はじめまして
私は、統合失調症の息子を持つ父親です。
私の息子の場合も幻聴幻覚はなく、はじめは、典型的な陽性症状もありませんでした。
高校2年の時、寝られなくて頭がガンガン痛いと言うので、精神科クリニックにかかりました。
今、35才で入院の経験は1度もありません。

私は、医者ではないのですが、対人恐怖に抗精神病薬が効くのか疑問はあります。
たいがいの抗精神病薬は、一般の陽性症状を抑えるにはものすごく効果があります。
一般の陽性症状とは、異様な精神的興奮状態です。

オムライスさんにアドバイスできるかわからないのですが、息子の場合は、はじめは、少しおしゃべりで夜寝られなくなるような症状がありました。
そこで、ハロペリドールが少量出されました。あと寝る前の睡眠薬です。
薬が処方されてからは眠気が強かったです。
それでも高校は、なんとかかろうじて卒業しました。

ところが、そのあと家で寝てばかりいるので、私としては、薬を半分くらいにしてもらおうと思ったのですが、まったく薬を無くされ爆発しました。
極度の興奮状態になりました。そこで、あとから、はじめてこれが陽性症状だと思いました。

最初、第一選択薬がエビリファイだったのは、抗精神病薬のなかで、唯一、一般的な陽性症状には効き目が薄いことで使用されたのでしょう。
エビリファイ以外の薬は、興奮状態を抑えるには、抜群の効果があります。特にハロペリドールとかリスペリドンなとはそうです。
そうするとジプレキサ、セロクエルなどが候補になるのでしょう。

一般的な統合失調症の場合は、カウンセリングは効果がないとされていますが、会話が普通に成立しているのであれば(精神療法に近いカウンセリング)も良いのではと思ってしまいます。
統合失調症は、興奮状態は薬で抑えられますが、陰性症状にはデイケアとか社会資源を利用してということになります。

たいした、アドバイスにならずすみません。

[2322] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年03月19日 (土) 12時46分

とっちゃんさん、レスありがとうございます。
海外で、母国語ではない言葉で、難解な医学用語で医者と対峙する毎日の中、たくさんの言葉をいただけて本当にうれしかったです。

エビリファイを処方したおじいちゃん先生は、やたら薬を出しまくらない医者、というのがウリの人だったようなのです。
「私は統合失調症の専門家ではないから」と言っていました。
だからエビリファイの処方量もおそるおそるで、副作用止めも「薬を増やしたくない」と出しませんでした。

リタイアすることになり紹介してくれたのは、統合失調症のチーム医療です。
精神科医、看護師、臨床心理士、社会復帰コーディネーターが治療にあたり、現在、精神科医の診療が週1回、臨床心理士のセラピーを週1回受けています。

ところが息子の問題は対人恐怖なので、医者、臨床心理士に会うのも大いなる苦痛で、歯をくいしばって診療を受けますが、その後はきまって吐いています。
臨床心理士に出された宿題の「2日に1度、10分間散歩する」も生真面目にこなしていますが、帰宅すると吐きます。
食事は普通にとるのですが、嘔吐のせいで痩せてきています。

医者は息子の対人恐怖を「陽性症状」だととらえ、それを抑える処方を考えています。
ですがリスペリドンが6mgになって以降、頭がクラクラすると言って昼も夜も寝ています。
どう考えても過鎮静です。

医療計画の方針として、本人の納得する処方にする、というのがあるようなのです。
本人にネットで次の候補薬を調べるように言われました。
本人も調べますが、私も調べます。
何故、定型抗精神薬がふたつ(ハロペリドールとパーフェナジン)も入っているのか。
とにかく陽性症状(妄想)を抑えてしまえ、という感じなのか。

来週月曜日が次の診察です。
ジプレキサを提案してみようと考えています。

皆さんのアドバイスをいただけるとうれしいです。

[2323] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年03月19日 (土) 14時19分

オムライスさん

ジプレキサを処方されると傾向としては太ります。
でも、オムライスさんの息子さんは痩せているので問題はないと思います。
「医者、臨床心理士に会うのも大いなる苦痛」となるとカウンセリングもきびしいですね。

ジプレキサは、オムライスさんの息子さんの場合、ハロペリドールよりは良い選択肢になるような気がします。
抗精神病薬は、どれも眠くなる性質のものが多いです。
寝ることは、精神の安静安定化に効果はあります。

[2324] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年03月19日 (土) 22時40分

とっちゃんさん

「ジプレキサは25キロぐらい太るよ」と医者に言われています。
リスペリドンも「食欲が出る薬だ」と言われましたが、息子は痩せてしまいました。
アメブロのK先生のブログを読むと、ジプレキサで必ずしも太るわけではないと書いてあったり、「太る確率40%」としているサイトもあったり。
ネットで調べすぎて頭がぐるぐるしています。

息子はエビリファイやリスペリドンのアカシジア発生率で、確率の低い方のくじを引いてしまいました。
だから今度は副作用の出るくじを引かない方に賭けてみようか……みたいな。

月曜日までにリスペリドン6mgで少しでも改善の兆しが見られれば、リスペリドンを続行すると言われています。
変薬すると一からやり直しなので、毎日祈るような気持ちです。

[2325] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年03月20日 (日) 19時47分

オムライスさん

kyupin先生のブログですね。
でも、一般的な精神科医がジプレキサを処方すると太るというのが一般的です。
一般的な精神科医は、kyupin先生のような神業のような先生はいません。

kyupin先生は、「私が処方すればこのようにうまく行く。」という処方が多いです。
ところが、掲示板などを見ているとなかなか処方どおりにことが進んでいないのが実態です。
kyupin先生は、名医でしょうが、なかなか実際の先生は、そこまでの名医はいないです。

オムライスさんの息子さんの副作用の出方は、一般的です。
リスペリドンは2mg以下で処方され、それで症状が収まれば、副作用はほとんどでません。
ただ、私の知っている人で、リスペリドン6mgで幻聴・幻覚がなくなり寛解して、そのあと2mg以下に減薬して働いている人は存在します。
その人も、リスペリドン6mgの時は、副作用が出ていたようです。

[2327] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年03月22日 (火) 02時23分

とっちゃんさんが「一般的」という言葉をよく使われるので、ずっとそれについて考えていました。
今も考えています……。

今日診察に行き、ジプレキサに変薬することになりました。
結局息子にリスペリドンはまったく効きませんでした。

医者は「本来なら変薬は最大量を4週間試して効果が見られない後にやるのだが、今回は私も変薬した方がいいと思う」と言い「ジプレキサは変薬の私の第一選択肢ではないが、息子さんは痩せてきているようだし、親と同居して食事のコントロールもきくと思うからいいでしょう」と、こちらの提案を受けてくれました。

「ジプレキサでとんでもなく太る人もいれば、まったく太らない人も、痩せる人もいる」とも言っていました。
賭けのようなものですよね。
今は息子の対人恐怖を減らすのが優先で、太ったっていいや、なんて考えています。

現在のリスペリドン6mgにジプレキサ5mgを上乗せして1週間様子を見ます。
それから徐々にジプレキサに変えていく計画です。
抗精神薬がすごい量になってきていて、心配はつきません。

[2328] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年03月22日 (火) 19時29分

オムライスさん

私の一般的というのは、「ふつう」のと言い換えても良いのかもしれません。

オムライスさんが海外にいるということで、薬を否定するわけではないのですが、
↓開かれた対話 | Wild Truth クリックしてみてください。
http://wildtruth.net/dvdsub/ja/%E9%96%8B%E3%81%8B%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%AF%BE%E8%A9%B1/

私は、決して薬を否定するわけでは、ありませんが、薬だけでは、統合失調症をよくすることはできないと思っています。
まわりの環境も十分に影響すると思っています。

[2329] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年03月23日 (水) 13時05分

とっちゃんさんが紹介してくださった動画は、Broken WingsともどもYouTubeですでに見ていました。
ですが、Daniel Mackler製作の2作品は、その根底に薬物療法の否定(特にアメリカの)があると感じます。
抗精神薬を否定する人たちには、絶好の後ろ盾になるのだろうなと、少し危うい気持ちを抱きました。

ですがとっちゃんさんのおっしゃることは分かります。

息子の症状は、いわゆる前駆期もしくはごく初期症状と言われるものが一番近い気がしていて、そんな地点にいる息子にこれだけの薬が必要なのか、と思います。
それに、身体の大きなこの国の人の最大量を息子に当てはめるのは無謀だとも思います。

そもそも息子は本当に統合失調症なのか。
根源的な疑念が頭をよぎらない日はありません。
DSM-5の定義なんかすっとばしての診断です。
それでも医者の指示に従うのは、息子を治すすべを私たちが知らないからなんです。
息子の受けているチーム医療は、公的助成金がおりているため、エビデンスベースで診断がくだされます。
医者一人の主観ではなく、MRIなどの各種検査、これまでかかった臨床心理士や精神科医への聞き取り調査をチームで精査し、慎重に統合失調症の診断がくだされます。

息子は典型的なタイプではないので、診断までに時間がかかりました。
ついに引導を渡されて、がっくりと肩を落としたわけですが、今では病名は何でもいいから治ってほしい、と思うようになりました。

Daniel Macklerがオープンダイアローグを製作したのが5年前。
統合失調症の治療も進化しています。
少なくとも私たちの住む国では単剤治療が基本で、抗不安薬や睡眠薬も基本処方されません。
薬物治療に加えて認知行動療法(CBT:Cognitive behavioral therapy)の重要性はもはや常識です。

薬の調整は医者の仕事、CBTは臨床心理士の仕事です。
週に1度のCBTは1回45分。
息子の恐怖を閉じ込めるセラピーが行われたり、家で行う宿題が出されたりします。
家族に対するセミナーもあります。
引きこもった状態を固定化させないために、外に連れ出したり、親子で料理したりするよう指示されます。
一人きりの時間を減らすさまざまな工夫を臨床心理士とともに考えます。

それでもなかなかよくならないんですよ……。
医者からは「今はプールの底に沈んでじっと息をひそめている状態だから、浮き上がってくるのを待ちましょう。いろいろなことを試すのはそれからです」と言われています。

とっちゃんさん。
私が「一般的」について考えてしまったのは、息子はこの病気になってしまった時点で発病率0.85%の一般的じゃない方に入ってしまったわけじゃないですか。
症状として被害妄想や幻聴を伴うのが一般的なのに、息子にはそれがない。
陽性症状は抗精神薬ですぐに収まるのが一般的なのに、息子は一般的じゃない。
寛解率20%だとして、息子は20%に入るのか、80%に入るのか。
確率は息子個人については意味のないことです。
なのにこの掲示板で一般論を尋ねずにはおれない私は一体何なんだろう、なんていうことを、ずっと考えてしまいました。

すいません、妙な話をつぶやきました。
私は言葉を文章にすると考えがまとまる体質で、それを誰かに読んでもらって返事をいただくと、さらに考えが深まったりするのです。
とっちゃんさんに相手をしていただいて、すごくうれしくて、長々と書いてしまいました。

息子はジプレキサを1日飲んで、夜眠れないほどのアカシジアに襲われております。
医者に電話相談したら、もう1日同じ状態ならジプレキサをいったん中止するそうです。

[2330] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年03月23日 (水) 20時16分

「開かれた対話」もう見ていられましたか。
薬物療法の否定だけに使われると批判的な見方もありますね。

>オムライスさん

>症状として被害妄想や幻聴を伴うのが一般的なのに、息子にはそれがない。
実は、私の息子も幻聴・幻覚はなく、主治医でない2人の精神科医に「幻聴・幻覚がないのは、統合失調症と呼ばないのだよ。」と言われたことがありますが、その意見には私は賛同していません。

>陽性症状は抗精神薬ですぐに収まるのが一般的なのに、息子は一般的じゃない。
確かに、私の息子は、前駆期の時、少し躁状態なのが少量の薬で収まりました。
そして、また、躁状態が亢進した時、薬が増量されました。
ですから、通院の場合は、少量でも効果がみられ、そのあと増量されるのがふつうです。

日本は、多剤大量療法になりやすいので、批判されていますが、寛解に至って働いている人は、リスパダールでも2mg以下の人が多いです。
ルーラン4mgと言う人もいます。ルーランは、日本での発売のみでした。ルーラン4mgは、CP換算50mgです。信じられない微量でしょう。
働けるくらいの人は、微量な人が多いです。
リスパダールでも2mg以上になると副作用が出やすいです。

実は、私自身も薬を飲み続けて働いている人の1人です。ハロペリドール1.5mgです。CP換算75mgです。
私の場合は、自立支援医療の診断書では、「統合失調症様症状(完全寛解)」となっています。

日本でも、統合失調症の一般的な治療域のCP換算は、300mg〜600mgと言われています。

>今では病名は何でもいいから治ってほしい
本当にそのとおりです。
医師の中でも、「統合失調症は、統合失調症群と呼ばれるくらいになるだろう。」と言っている医師もいます。

オムライスさんの息子さんは、抗精神病薬の認容容量があまり高くないですね。
オムライスさんの話を聞いていると効果が出るより、副作用の方が目立ってしまうような感じがしています。

[2334] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年03月25日 (金) 04時55分

とっちゃんさん。

>オムライスさんの息子さんは、抗精神病薬の認容容量があまり高くないですね。
オムライスさんの話を聞いていると効果が出るより、副作用の方が目立ってしまうような感じがしています。

どうやらそのようです。
幸いひどいアカシジアは一晩で収まり、ジプレキサを続けています。
変薬時にはよくあることだと言われました。

とっちゃんさんはハロペリドールの維持量を続けていらっしゃるのですね。
慎重に寛解時の薬をキープされているということでしょうか。

今日はセラピーと看護師の健康チェックの日でした。
息子の吐き癖が問題になっています。
自分で治そうという意志が感じられず、この病気はそういうものかもしれないけど 
ほかにもいろいろあって、イラッとしてしまいました……。

[2336] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年03月26日 (土) 11時23分

オムライスさん

>とっちゃんさんはハロペリドールの維持量を続けていらっしゃるのですね。
>慎重に寛解時の薬をキープされているということでしょうか。

維持量より少ないです。医師は、錠剤を、これ以上減らすことができない量と言っています。
統合失調症に似た症状ということで、自立支援医療の診断書で「統合失調症様症状」と言う言葉を使っています。
自分自身は、お守り代わりの服薬量だと思っています。

要するに私自身は、普段の生活でも仕事上でも、ふだんは統合失調症を意識することはありません。
私は、38才から薬を飲み続け、60才で定年、再雇用で2年、今62才です。できれば、生涯現役を目指しています。

息子は、ふだん眠気が強く、日中でも寝ていることが多いです。
主剤は、ハロペリドールで、CP換算650mgです。
過去は、いろいろありましたが、今は一応精神症状は落ち着いています。
kyupin先生にはアメブロのメールで相談したら、変薬も視野に入れた方が良いと言われていますが、なかなか実行できていません。

[2339] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年03月29日 (火) 02時35分

とっちゃんさん。

息子さんもハロペリドールで安定しているから新しい薬に行きにくい、ということもあるのでしょうか。
非定型の薬は副作用が少なめなだけで、効き目は定型と変わらない、というのも読んだことがあります。

息子は本日診察日でした。
前の晩、本人に具合を尋ねました(高EEにならないよう、診察日の前日にだけ聞くようにしています)。

そしたらなんと、対人恐怖がほんの少し減った、というではありませんか!

それを聞いたとたんにうれし涙が溢れ出て、宴会だ! パーティーだ! と喜んでいたら、息子は笑っていました。
息子の笑顔を見たのは5カ月ぶりです。
本当にうれしかった。

医者にそのことを報告したら「やっぱりママの選んだ薬が良かったんだね」って喜んでくれました。

でも、トータルの薬の量が息子には多いと思う、ということも伝えました。
医者も同意してくれて、リスペリドンを4mgに下げ、ジプレキサを10mg(1日量)に増やしましょう、と言われたのですが、今までがリスペリドン6mg、ジプレキサ5mg(1日量)なのでCP換算値で800mgと変わりません。
私は騙されませんよ、という雰囲気で「え?」と言ったら、4日試してアカシジアがなくならなければ、リスペリドンをもう2mg減らしてもいい、ということになりました。

息子はCP換算値で600mgが限界値だと感じるのです。
毎日一緒に暮らしているのだから、そのあたりは親の方が正しいと自信を持っていいと思っています。

体重はむしろ減っていて、もっと食べるように言われました。
太るのはこれからなのかもしれません……。

[2340] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年03月29日 (火) 05時57分

オムライスさん

少し良い兆候が見えてきて良かったですね。
kyupin先生もリスパダールよりジプレキサの方が優れているような話があります。

COMHBO地域精神保健福祉機構
https://www.comhbo.net/
コンボのCP換算
https://www.comhbo.net/?s=CP%E6%8F%9B%E7%AE%97

コンボのCP換算でも、300mg〜600mgが治療域とされています。
おそらく、ジプレキサが息子さんに合っていれば、それほど太らないと思います。

できれば、ジプレキサ10mg〜15mg単剤になると良いですね。

[2351] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年04月05日 (火) 04時27分

本日診察日でした。
息子の対人恐怖はこの1週間改善が見られません。

薬はリスペリドン1mg、ジプレキサ15mgになりました。
来週にはリスペリドンがなくなります。

医者はジプレキサを最大量20mgまで増やす気まんまんなので、息子の症状は地味で困っているのは対人恐怖だけなのに、入院して暴れている患者さんを鎮静させるような量を飲ませて大丈夫なのでしょうか、と聞いてみました。

そしたら、息子の対人恐怖の根っこにあるものは統合失調症的な妄想であるから、見かけが地味かどうかは関係がない。
今は「ほんの少しよくなったような気がする」ぐらいの段階で、症状が改善されたとは言いがたい。
まずは急性症状を鎮めることを優先しましょう、ということでした。

息子の対人恐怖は、人に話しかけられると拷問を受けているような気持ちになる、というようなものです。
我慢の限界に達すると吐いています。

とはいえ、今週は顔つきがしっかりとし、喋り方もクリアになってきました。
抗精神薬のトータル量が減っているためなのか、ジプレキサが効いているせいなのか分かりませんが……。
今のところ体重に変化はありません。

[2360] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年04月12日 (火) 05時39分

私は、統合失調症と診断された親の方々がそうであるように、息子の症状と似たケースを探してネットを調べまくりました。
「100人いれば100通り」と言われるように、息子と同じ症例を見つけられていません。

なので、検索してここの掲示板にたどり着く親御さんのために、ときどき息子の経過を書き込ませていただこうと思います。
(クロさん、いいですか?)
何かご意見いただければうれしいです。

息子は「初回エピソード」に特化したプログラムを行っている医療機関(海外)に通っています。
初回発症2年以内で、16歳から30歳までを対象とし、2年間公的機関の助成金が出て、所得に寄って無料で治療が受けられるプログラムです。

何故このプログラムが誕生したのかというと、とにかくこの病気は早期発見、早期治療が大切だと。
早期で正しい治療が受けられると、社会復帰率が上がります。
ホームレスになったり、年金でしか生活が成り立たなくなる前に、徹底的に治療をほどこす方が、社会資源的に効率的である、というロジックがあるのでしょう。

キーワードは「初回エピソード」と「2年」です。

何故「初回エピソード」なのかと言えば、そこで適切な治療を受けるか否かが総合的なリカバリーを左右する。
そして「2年」に関して言えば、プログラムに通うほとんどの患者が、2年以内に社会復帰していくからだそうです。

[2361] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年04月12日 (火) 05時41分

さて息子は本日診察日で、ジプレキサ15mg維持、リスペリドンがゼロになりました。
抗精神薬はジプレキサ単剤、あとは副作用止めの抗パ剤ベンツトロピン 2mgです。

担当医は「単剤が基本」と言います。多剤、というのは日本独特のカルチャーのような気がします。

回復の兆し(本人いわく恐怖の度合いか減った)により、認知機能療法も次の段階に入ったように思います。
たとえ話はむずかしいのですが……息子は外に出るとき、フードの付いた上着を着て前ダースベーダーのように深々とフードをかぶっているわけです。
それを見た臨床心理士は「君は人が怖いから目立たないようにしようと思ってフードをかぶっているかもしれないけれど、かえってそのファッションが目立ってしまっているよ」と話します。
息子はそれについてしばらく考えていました。

ジプレキサに加え、医者からプロバイオティクスとオメガ3を摂るように指示されました。
これらのサプリメントは、ジプレキサの効能を補助するものだそうです。

息子がかかっている医者は普通の医師です。
サプリメントに特化した医者でもなく、マクロバイオティック医師でもありません。
(公的機関の団体医師です)

ざっと調べたところでは、プロバイオティクスは腸内セロトニンを増やす。
セロトニンは脳で1割、腸で9割作られる、みたいなことですね。
ごく最近(2015年8月?)その事実が分かった、との説明がありました。
息子は人が怖く、暗く沈んでいるので、そういう指示があったのかもしれません。

ですがプロバイオティクスもオメガ3も、統合失調症の前駆症状から「発病リスクを抑える」効果がある、というような文献もありました。

息子は真の意味で「発病」していないのかも、とも思いました。

とはいえ息子は、社会生活が営めない点で困難な状況が5カ月続いています。
人が怖い状況も、マックスが10とすれば現在9と、克服したとはほど遠い状況です。
抗精神薬の量、サプリメント、認知機能療法のやり方から、しばらくは今の医療を信じてやっていこうと思います。

繰り返しますが、何かコメントがあればどうぞよろしくお願いします。
また変化があったら報告します。

[2363] 題名: 名前:ゆり 投稿日:2016年04月12日 (火) 15時59分

オムライスさん、初めまして。
「統合失調症の子を持つ親として」のスレッドにお邪魔していた者です。

我が子は現在39歳で再発療養中です。
入院はおよそ20年前の1回だけです(間に寛解)。
現在、こちらも同じように!ジプレキサ20ミリグラムにリスバタール2〜4ミリグラム、そして抗アレルギー薬の組み合わせです。
ジプレキサは最高量を超えてますが、これで落ちついていて、様々な用事をしてくれます。
田舎なので、ディサービスなどが無いので、家の用事をやってもらいながら、ゆっくりとバイトへつなげたい考えです。
本人も「いずれ自立したい。出来れば年をしてからでも結婚もしたい」と言っております。
「きっと出来るよ・あせらずに行こうね」と、話しております。

で・・・現在ゆっくりとリスバタールを減らしている段階です。
調子の悪い時は、健康食品を使います。(SODエキス)
食欲は非常にありますが、太りません。
いずれ、ジプレキサも減れば、今よりもっと頭の回転も戻るのではないかと考えております。
ですが、再発ですので、非常に慎重に医師と相談しながら進めております。

お医者さんは特に名医と言われる方ではなく、隣町の話しやすい個人医です。

わたくしは医師でも、薬剤師でもないので、ご子息の病気についてもとやかく言えません。
また、別スレッドでも薬の種類はお話しませんでした。
みんな効果のある薬は違うと思いますし(統合失調症とひとくくりにされても症状はそれぞれ違うので)、
健康食品も、合う合わないがあると思うからです。

では、なぜ、他で書かないことをここで書いたかと申しますと・・・
オムライスさんが海外でご生活されておられると、日本にお出でる母親より、非常に不安だろうと想ったからです。
思うように言葉だって通じませんしね・・・そして、奇しくも薬の組み合わせが同じだったからです。

ちなみに、ジプレキサは最初(5年前再発時)、5ミリグラムから始まりました。
それでも、陽性症状が多く(入院寸前のような悪さ)、だんだん増え、リスバタールも加えられたのです。
でも、ジプレキサ15ミリグラムにリスバタール12ミリグラムでも、独り言が多く、
医師と相談の上、ジプレキサを20にし、リスバタールを減らすことにしたのです。
これを朝夕2度に分けて飲んでます。
ですからCP値というのは昨年まで2000でしたよ(@_@)

しかし、この子には必要な量だと了解して飲ませました。
長い年月かかりましたが快方へ向かってます。

ジョークも言いますし、こちらのジョークにも反応します。
まだ、疲れやすいなどは残っておりますが、随分いいです。

こちらで・・・
山のママさん、みみちゃん、オレンジさん、みやさん・・・希望を持って過ごしましょうね。

なお、オムライスさん、しばしここには来ないかもしれませんが、医師と相談しながらご子息が快方に向かいますように!

[2364] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年04月13日 (水) 01時47分

ゆりさん、はじめまして。
「統合失調症の子を持つ親として」のスレッドを読ませていただいていました。
(私は親歴5カ月でピーピー言ってるヒヨコみたいなものですから、参加できずにおります)

ゆりさんの投稿、うれしくて何度も何度も読みました。

最初が20年前、再発が5年前……。
本当に長い間息子さんに寄り添っていらっしゃったのですね。
私にはその覚悟がまだできていないから焦ってしまうのでしょうね。

治ってほしい、でも薬が多くなるのは怖い。
そんなあたりでウロチョロしている私です。

ジプレキサも効かなかったらどうしよう。
息子はこれからどうなってしまうんだろう。
一人っ子です。
親以外身寄りのないこの国で、私たち親がいなくなったらこの子はどうなるんだろう。

あとからあとから不安がこみ上げてきます。
そんな中で希望のカケラを集めたくて、この掲示板に思い切って書き込んでみたのです。
ゆりさんの優しさが身に染みました。

息子さんはジプレキサで太らなかったのですね。
うちの子も今のところ食欲が出たり太ったりする傾向は見られません。
まだまだ表情は暗く、1日14時間ぐらい寝ています(薬の副作用?)。

自室で一人にしていてはいけない、と言われ、食事の支度やDIYの手伝いを頼めば仏頂面でやってくれます。
自分でも治ることは(吐きながらも)やりたい、治りたい、という意志があるのです。
「きっと治るよ」と言ったら、真剣にうなづいていました。
私に足りないのは「あせらずに行こうね」という言葉ですね。

ゆりさん、本当にありがとうございます。
半年後でも1年後でもいいから、またお話を聞かせてくださいね。

[2368] 題名: 名前:ゆり 投稿日:2016年04月14日 (木) 09時26分

オムライスさん、「母親のスレッド」にも書き込まれてくださいね!

皆さん、とてもいい方々ばかりですよ(*^_^*)
外国暮らしは本当に大変です(友人知人に聞いております)。
オムライスさんが明るく過ごされることがご子息にもいい影響を与えますからぜひ!

こちら様々忙しく(今来客待ち)、山のママさんに丸投げで申し訳ないのですが・・・
不安を払拭されてくださいね!

[2369] 題名: 名前:オレンジ 投稿日:2016年04月14日 (木) 13時36分

はじめまして^^
ゆりさん同様、207のスレッドに書き込みをさせていただいているオレンジともうします。
オムライスさんの書き込み、ずっと読ませていただいておりました。
とても勉強されているので、あまり勉強してない私とはレベルが違うので書きこみづらかったのですが
ゆりさんが書いてくださったので、私もちょっとお邪魔しました。

よかったらあちらのスレッドでも是非一緒にお話しましょう。
お話しする事で気持ちが少しでも軽くなるといいなと思います。

ゆりさんもおひさしぶりです^^
ゆりさんの包容力のある書き込み懐かしいです。また読ませてくださいね^^

[2370] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年04月15日 (金) 03時14分

ゆりさん、お忙しい中、再び声をかけてくださってありがとうございます。
「母親のスレッド」にも参加させていただきますね。

オレンジさんもありがとうございます。
二人のお嬢様のことを拝見していました。
私のような親初心者に何が言えるのか……と参加をためらっていました。
声をかけていただいてうれしかったです。
あちらにもお邪魔しようと思います。

今日はセラピーの日でした。

臨床心理士からは「とにかく息子を自室から引っ張り出して親と一緒の時間を増やすようにしてください。吐いても構わない」と言われるので、今週は極力いろんな用事を一緒にしました。
「曝露療法」のようなものだと思います。

それを報告したところ「息子くんは自分が思っているよりずっとできる子、タフな子だ。もっとチャレンジしていこう」という指導があったようです。

対人恐怖が減った様子は見られないけれど、コツコツとできることをしていくしかないです。

[2390] 題名: 名前:大空 投稿日:2016年04月22日 (金) 23時01分

昨年11月に入院した26才の息子の父です。2月から復帰のゴーサインが主治医からでました。会社の産業医から面談があり始めは半日が2週間15時が二週間で今は通常の勤務になりました。
東京勤務から自宅から通える勤務地にかえてもらいました。
今は一応、前の仕事と同じようにしてます。こんな病歴では出世もできないし、将来がないと言ってとか 大変でした。
本人は一流国立大学院卒で自信もあったようです。会社も大手企業で海外勤務も間近だったようです。その夢もくずさってすごく落胆してました。
今は少し気持ちを切り換えてなんとかやっているようです。
これからいつ再発するかわかりませんが、今は順調です。
私が言いたいのは、けっして諦めることなく、社会復帰は十分可能です。多分貴方も自慢の息子さんだったんでしょうね
その落胆は経験した人しかわからないでしょうね。
でもまだ若いしきっといいことがありますよ

[2391] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年04月23日 (土) 03時04分

大空さん、はじめまして。
息子さんの近況を教えてくださってありがとうございます。
良くなった方のお話をうかがうと元気がでます。

息子は第一志望の大学に返済不用の奨学金を得て入り、専攻分野で賞をもらったりと、夢に向かって頑張っていました。
休学しアパートを引き払って自宅に戻るとき、親の私たちも落胆しましたが、息子はさぞ無念だったろうと思います。
一歩一歩近づこうと努力していた夢、受けるはずだった憧れの教育。
それを取り戻すために本人も本人なりに必死なのだと思います。

大空さんの息子さんは、病気の早い時期に医療につなげ、適切な治療がなされたのでしょう。
うちもそのはずです。
そこを信じて諦めず、息子に寄り添っていこうと思います。
大空さん、希望のカケラをありがとうございました。

息子は今週より、ジプレキサの最大量20mgの処方となっています。
今までは1週間分の処方でしたが、今回は1カ月分です。

ひとつ良いところは、息子は幼い頃からひどい花粉症なのですが
ジプレキサの抗ヒスタミン作用により、今年はくしゃみひとつしません。
親も二人とも花粉症でヒーヒー言っているのに、息子だけは楽勝です。

[2416] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年05月06日 (金) 11時51分

息子がジプレキサを飲みはじめて6週間、20mgになって2週間が経ちました。

本人は「人が怖い状態に変化がない」と言うのですが、顔つきや喋り方がしっかりしてきて以前ほど暗くないし、冗談で笑う場面も増えてきました。
本当に少しずつ、少しずつ、本人らしさが戻ってきているように感じられます。
でも希望的な眼で現実を曲げて見ているのかもしれません。
医者は「良くなってきている」と言いいます。

対人恐怖的妄想はがっちりとまだあります。
というか、カチコチに固まった妄想の内容がはっきりと分かってきました。
息子が大学で学んでいたことをやると、気付いた人に殺されるかもしれない、という妄想です。
「気付いた人」は人間なら誰でも全員、親や近所の人にだって殺されるかも、と思うらしいのです。
息子が一番守りたいものが妄想の核心で、固執しているのです。

ああやっぱり医者の診断は正しかったんだ、さすがだ、と思いました。

親と一緒の時間や人前に出る機会を増やし、「大丈夫だった」という経験を積み上げることで不安を克服していく。
不安が減ると対人恐怖改善にもいい影響がある。
認知行動療法(CBT)も次の段階に進めましょう、とのことでした。

家では掃除や料理の手伝いを頼んでいます。
治療だと思っているので、嫌がらずやってくれます。
猫には優しい顔でよく笑います。

こんな感じなのですが、ジプレキサは効いてきているのでしょうか?
息子は良くなってきているのでしょうか?

体重、食欲に変化はありません。
息子はジプレキサで太らないタイプと思っていいのでしょうか?

[2417] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年05月06日 (金) 18時53分

オムライスさん

医師が良くなっているというのであれば、少しずつ良くなっているのでしょう。
太らないというのは、良いことです。

Kyupin先生もジプレキサをほめています。
知情意を統一するような薬とも言っています。

何しろ、クロザピンの系統をひいている薬なので、合えばリスパダールより数段上を行きます。
あと、Kyupin先生は、真にジプレキサの合う人は、太らないとも言っています。

[2418] 題名: 名前:ラッコ 投稿日:2016年05月06日 (金) 21時42分


オムライスさん、こんにちは!
どうしていらっしゃるかな?と思ってました。
また、沢山のお母様方のスレッドにもいらしてくださいね。

[2420] 題名: 名前:オレンジ 投稿日:2016年05月07日 (土) 01時10分

こんばんは
息子さん良くなっておられるようでほんとによかったです。
海外で心細いこともおありでしょうが、手厚いケアが受けられているようで
よかったですね。
ジプレキサがそんなにいい薬とは知りませんでした。
とっちゃんさんはよく勉強されていますね。

オムライスさんの息子さんは、真にジプレキサの合う人なのかも!
息子さんの様子を素直に喜んであげて、もっともっと希望を持って明るく接してあげてくださいね。

偉そうなことを言ってすみません。
気に障ったらごめんなさいね。

またあちらの方にも顔を出してくださいね。
ラッコさんたちとお待ちしています。

[2421] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年05月07日 (土) 04時14分

>とっちゃんさん

私もK先生のブログで評価が高かったののが理由で、ジプレキサを提案したような経緯です。
息子に合ってくれればいいのに、と、毎日祈るような気持ちです。

ただ、ジプレキサが合う人ほど太りやすい、と言う医師の言葉も見つけました。
やはり調べれば調べるほど不安になりますね……。

息子の自己評価では「何も変化がない」と言うのですよ。
息子は(酒に強いと同じような意味で)薬に強いタイプかもしれません。
量をたくさん飲んでも変わらない、みたいな。

少量の抗精神薬を服用したら数日で妄想が消えた、みたいなケースを夢見ていましたが、息子は時間がかかりそうです。

>ラッコさん

暖かい声をかけてくださってありがとうございます。
あちらのスレッドも拝見しています。
私、幼稚園児みたいな言葉しか残せなくて、なんか躊躇してしまうんですよ。

ラッコさん、いろいろあったと書かれていましたが大丈夫ですか?
何もできませんが、うまく乗り越えられることを祈っています。

>オレンジさん
>息子さんの様子を素直に喜んであげて、もっともっと希望を持って明るく接してあげてくださいね。

ああー、私に足りないのはコレです。
希望を持って明るく。希望を持って明るく。
自分に言い聞かせる意味で2回書いてみました。

お嬢様とのデートはいかがでしたか?
私も笑顔の息子と出かけたいです。
冗談ばっかり言ってる明るくて優しい子でした。

希望を持って明るく、ですね!

[2422] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年05月07日 (土) 06時10分

オムライスさん

>息子の自己評価では「何も変化がない」と言うのですよ。

統合失調症の場合、病識のない人も多いです。
いろいろ経験して病識を得る人もいます。
でも、統合失調症で自分の症状を語れない人は多く存在します。

寛解して、働いている人でも病識がない人もいます。
それで、自分は良くなったのだから薬を飲まなくて良いと解釈して、再発する人も多いです。

統合失調症の症状が良いか悪いかは、周りの医師や家族の方がわかります。

>本人は「人が怖い状態に変化がない」と言うのですが、顔つきや喋り方がしっかりしてきて以前ほど暗くないし、冗談で笑う場面も増えてきました。
>本当に少しずつ、少しずつ、本人らしさが戻ってきているように感じられます。

お母様がそう思われるのであれば、そうなんですよ。自信を持ってください。
本当に薬が効き始めるのは、2〜3ヶ月かかりますよ。

[2429] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年05月08日 (日) 00時20分

とっちゃんさんのレスを読んで、すごくすごく元気付けられました。
自信を持っていいんですね。
やっぱり私、どうしても焦ってしまうようです。

昨日、息子が発病以来つけている記録を読み返してみました。
そしたら、リスペリドンを服用していたころは喋り方も呂律がまわってなくて、病院の待合室でも親の隣には座れず窓際の人のいないところにフードを被って立っていた、とありました。

今ははっきりと喋るし、親の隣にフードを被らず座れます。
相変わらず顔は暗いですが、希望を持って寄り添っていこうと思います。

とっちゃんさん、ありがとう!

[2441] 題名: 名前:大空 投稿日:2016年05月11日 (水) 01時01分

良くなっているとおもいます うちの息子の始めての外泊の時、部屋が誰かに盗聴されてるから
業者に調べて貰ってもいい と質問されました その時はなんとか早く
病院に戻さなくてはと思いました 入院している間に調べておくからと言って
誤魔化したことがありました その後病識を理解してくると もう会社でみんなより遅れをとる
公務員を目だすとかいって病院で1日8時間位勉強していました これからどうなるかわかりませんが
今は元の会社に復帰して3ケ月たちます 一度も欠勤していません。家ではグウタラですが。
統合失調症の約半分くらいが普通の生活に戻れてると2008年の日経新聞にあったそうです。
今ならもう少し上がっているのでないでしょうか
120人に一人なら日本人1億二千万なら100万の患者がいることになります 鳥取と島根県を足した
位じゃないですか これはとてつもなく大きい数字です
友達に息子のことを話したら統合失調症は精神分裂症 やろ と言われて間違いではないが
すこしへこみました でも良いニュースを聞くとなんか元気が出てきたことを覚えています
なんかふつうと反対ですが。もう一生この子は病院暮らしかなと家内は愚痴っていました。
すこしづつ良くなつたりまた、悪くなったりして前進するのが普通なのでないでしうか
この先はどうなるかわかりませんがまいむきに生きるしかありません。
でも、いまのちょうしなら専門家じゃないですが、息子さんは好転しているとおもいますが


[2442] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年05月11日 (水) 10時39分

大空さん

良くなっている、好転している、と言っていただけて、涙が出るほどうれしいです。
自分でもそう感じるのですが、はっきりとした尺度があるわけでもなく、期待した分後で失望するのかも、などと考えると、素直に喜んでいいのか分からなくなってしまいます。

私はきっと息子は回復するだろう、とはずっと思っているのです。

願わくば大空さんの息子さんと同じように、最初の少量のお薬が短期間で効果を表し、数ヶ月で社会復帰してくれればな、と願っていました。
大空さんの息子さんの回復ぶりは、夢で憧れです。
そのお話を聞くだけで、心に希望の光がともります。

息子が普通の生活に戻れる半分に入るのか、戻れない半分なのか。
確率の問題はせつないです。
いろいろ考えていると、あとからあとから不安がこみ上げてきます。
私の悪いところです。

でも、大空さんが「前向きに生きるしかない」と言ってくださったのと同じように、皆さんから「希望を持って明るく」「きっとよくなるから焦らずに」という言葉をかけていただきました。

私の投稿にわざわざ時間を割いてタイピングする義理など、大空さんにもどなたにもないはずなんです。
その暖かさに、心救われる思いで、何度も何度も読み返してしまいます。

いつかきっと、大空さんの息子さんのように我が息子も社会復帰して、そのことを報告できたら。
その時不安で絶望した気持ちでいる親御さんに、大空さんのように暖かい言葉をかけることができたら。
そんな日が遠からず来ること切望してやみません。

大空さん、ありがとうございます。
またお話を聞かせてください。

[2455] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年05月24日 (火) 04時50分

息子がジプレキサの最大量20mgを飲みはじめて5週間が経ちました。
息子の対人恐怖に変化はありません。

2週間前より、ジプレキサが錠剤からODT錠に変わりました。
というのも、息子は対人恐怖がマックスになると吐いてしまうので、薬も吐き出してしまっているのではないか、と医者が疑っているためです。
つまり医者も、抗精神薬の効きが悪い、と考えているのです。

そして1週間前から抗うつ剤(ジェイゾロフト)も処方されるようになりました。
医者は薬の種類を増やしたくないと言ったのですが、息子が「出してほしい」と頼んだのです。

抗うつ剤が効いてくるまでに1〜2カ月かかる、と言われましたが、この1週間じわじわと笑顔や口数も増えています。

そして本日診察日でした。
息子は自分でも今の状態をなんとかしたいと切望しているので、薬は絶対に飲みます。
錠剤のときも吐いてしまうようなヘマはしていない、ということを医者に報告しました。
ジプレキサの効果のほどを、医者にきちんと判断してもらいたいからです。

医者の話はこうです。
息子は抗精神薬が効いていない(対人恐怖が減っていない)。
ジプレキサも効かないとなると、考えられるのは二つ。
診断が間違っているか、難治性かの、どちらかである。
それを見極めるために、絶対にジプレキサを服用できているか確認の意味でODT錠を飲んでもらっている。
「うつ」や「強迫」の可能性もあるから、抗うつ剤の量を増やして1〜2カ月様子を見たい。
その結果「難治性」と判断すれば、クロザピンに切り替えようと思う。

私はこの話を聞いて混乱しています。

前にも書いたように、息子の症状は対人恐怖だけです。
幻覚・幻聴、被害妄想・誇大妄想、自傷、暴言・暴力、徘徊は皆無ですし、興奮することすらありません。
毎日髭を剃って風呂に入り、部屋はきれいに片付き、自分の洗濯物は自分でたたみ、料理もします。
確かに対人恐怖は治っていませんが、この状態で「難治性」なんでしょうか。
クロザピン系列のオランザピンを最大量飲んでいるのに、クロザピンを試す価値はあるのでしょうか。

もし息子の診断が間違っていたとしたら、この6カ月間副作用に苦しみながらキツい薬を飲み続けていた息子の脳は、一体どうなってしまっているのか。

どこかに息子を救い出すヒントはないでしょうか?

[2456] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年05月24日 (火) 06時36分

オムライスさん

>幻覚・幻聴、被害妄想・誇大妄想、自傷、暴言・暴力、徘徊は皆無ですし、興奮することすらありません。
幻聴・幻覚・興奮には、薬は効果は、すごいあります。
被害妄想・誇大妄想は、薬を飲んでいても、残ることがあります。
自傷他害・暴力などは、入院の対象になります。

陽性症状(幻聴・幻覚・興奮)などには、薬は多大の効果がありますが、陰性症状に見えるような症状には、薬はなかなか効果は見えません。
薬が脳に及ぼす悪影響は、心配はないです。私も長年(24年)抗精神病薬を飲み続けていますが、仕事は継続して勤めています。
「うつ」や「強迫」なら、カウンセリングも効果はありますが、対人恐怖で他者を受け入れないことにネックがありますね。

[2457] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年05月24日 (火) 07時18分

とっちゃんさん、早速ありがとうございます。

息子の病気が統合失調症だと医者が診断した根拠が、「対人恐怖は妄想である」ということなのです。
イラシャナルな恐怖、という点です。
だから息子は未だに陽性症状が治まっていない急性期にある、ということらしいのです。
薬によって妄想(対人恐怖)が減らないことに、医者も心理療法士も首を傾けはじめています。

一つ救いなのは、薬が効かない場合は診断の見直し、という原則に立てる良心的な医者である点です。
とっちゃんさんは、入院治療もしたことのない初発の息子にクロザピンを試すことについて、どう思われますか?

[2458] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年05月24日 (火) 08時05分

オムライスさん

そうですね。クロザピンは、どうかと聞かれると難しいところですね。
クロザピンだと入院になりますからね。
診断の見直しをしてもらった方が良いかも知れませんね。

オムライスさんの息子さんの場合、典型的な統合失調症とは異なるような感じもしますね。
今日は、有休休んでいるので、朝からレスしています。

[2459] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年05月24日 (火) 09時47分

とっちゃんさん、ありがとうございます。

こちらでは、クロザピンに切り替えても入院とはならず、週に一度の血液検査をしながら通院で様子を見るとのことです。
気になっているのは副作用です。
やっぱりクロザピンには抵抗があります。嫌です。あー。

>オムライスさんの息子さんの場合、典型的な統合失調症とは異なるような感じもしますね。

ですよね……。
「集団ストーカーに狙われてる」とか「盗聴器がしかけられている」とか言うのが、この病気の典型的な妄想だと思います。
私の必死の勉強(苦笑)で得た知識では、典型的であれば典型的であるほど、すんなりと回復していく病気だと感じています。

親も訳わかっていませんが、医者も頭を抱えているような状況かもしれません。
FTDの可能性はないし……不安障害は10代になりたての頃から兆候がみられるのが普通だし……などと、医者はつぶやいていました。

まさに手探りの状態です。
でも、クロザピンは嫌なんです……。

[2460] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年05月24日 (火) 10時48分

オムライスさん

副作用は、薬の量に左右されます。量が多ければだれでも副作用がでる。
ただ、薬に強い人と弱い人の差はあります。
副作用が出るのは、薬の量がその人には、オーバーしているのでしょう。

典型的な統合失調症の人は、最初、たとえ副作用が出ても、幻聴・幻覚が収まれば、副作用の出ないくらいの減薬(維持量)は可能なようです。
それで、社会復帰されている人を何人か知っています。

[2461] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年05月24日 (火) 12時31分

今日はとっちゃんさんにずっとお相手していただけてうれしいです。

私がクロザピンの副作用で気になるのは、やはり命にかかわるような重篤な血球障害が出ることがあること。
尿失禁などの可能性も嫌です。

うちの子は、統合失調症だとしても、うつでも、社会不安障害であっても、どれも「典型的」ではありません。
そんなよく分かってない状態の息子にクロザピンと言われ、困惑しているのです。

たとえば息子はエビリファイ5mgを飲んだ初日からひどいアカシジアが出ました。
現在も抗パ剤を服用しているにもかかわらず、夜中に必ず目が覚めてウロウロしないではいられないアカシジアをずっと耐えています。
とっちゃんさんがおっしゃることでいうと、うちの息子はエビリファイ5mgでも薬の量がオーバーしている。

薬は効かない。副作用はがっちり出ているのが息子です。
そもそも幻聴・幻覚もありません。
とっちゃんさんは最低維持量をずっと下回る抗精神薬を飲み続けておられるわけですが、息子はCP換算値800mgのマックス量を飲み続けて、その副作用にずっと苦しんでいる。
それでも脳に影響はないのでしょうか?

私は間違った治療を息子に与え続けているのではないのか、という不安でいっぱいになっています。

[2462] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年05月24日 (火) 14時01分

オムライスさん

坑精神病薬は、安全性は、確められていますので、脳にダメージを与えて脳がだめになることはないと思います。
ただ、副作用ばかり出て効果が見られないと確かに心配になりますね。

できれば、オープンダイアログなどが効果を表すのであれば、薬以外の方法が使えればとも思ってしまいます。

[2463] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年05月24日 (火) 23時02分

とっちゃんさんが「抗精神薬の脳に対するダメージはない」と断言されたので、そこの心配はひとまず辞めることにします(笑)。

オープンダイアログ……週一で心理療法士にもかかっているのですがね。
こちらの方も効果があるのか無いのか。

私は息子が発病したとき、親にできることは衣食住と安心を提供すること、そして最高の医療機関を探して連れて行くことの二つだと思いました。
過去の経験から医者に対して常に疑り深いのです。
だからヤブ医者に悪化させられたと後悔しないで済むように、現時点でこのあたりで最先端のチーム医療を実施しているところに通院しているはずなのです。

そこの医者が治療方針を模索している感じになってきたので、不安になってしまいました。

このまま抗うつ剤が効いて調子が上向いてくれば、統合失調症の診断が見直されることになり、それはそれでうれしいことです。
反面、変化がないとなればクロザピンのことを検討しなければなりません。

息子の顔に笑顔は確実に増えています。
でも対人恐怖に変化がないのです。
焦らない、焦らないと念じて暮していますが、本当に毎日悩ましいです。

[2464] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年05月25日 (水) 05時55分

オムライスさん

悩ましいことは、わかります。
抗精神病薬と言っても、対症療法であることは変わりないです。
抜本的な治療薬でないことでもあります。
今のところ、根治の治療方法などはなく、精神科医の裁量に左右されます。推定の域をでない。

精神科医療は、他の科(外科・内科など)に比べるとわかりにくいです。原因と結果がはっきりしていない。
少なくともヤブでないのは、多剤大量にしないことです。CP換算1000mg以上にしないことなど。

笑顔が増えていることは、良い兆候だと思います。
調子が悪い時は、笑顔はでません。

[2502] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年06月17日 (金) 07時59分

とっちゃんさん。
息子の様子が少し変わってきています。

ジプレキサ最大量の服用を続けつつ、抗うつ剤を少しずつ増量しながら飲むようになって1カ月が経ちました。
抗うつ剤の服用を開始して以来、できることがどんどん増えてきています。
一人で買い物に行ったり、長時間散歩したり。
毎食家族と同じテーブルで食事をしています。
今日はなんと、一人で電車に乗ってクリニックに行きました。

ジプレキサだけのときにはなかった、明らかに抗うつ剤を飲むようになった後の変化です。

抗うつ剤を処方されることになったそもそものきっかけは、医者の問診で「毎日悲しくてたまらない」と言った息子に、「抗うつ剤を飲むかどうか1週間考えてみて」と言われたことです。

息子は「今の状態が少しでもよくなるなら抗うつ剤を飲みたい。副作用でつるっぱげになると言われても飲みたい」と言っていました。

医者は基本、多剤にしたくない人です。
翌週の診察のとき、最初は息子に笑顔が出てきたことから「ジプレキサが効いてきているね。気持ちを揚げる作用もあるからこのままジプレキサだけでいきましょう」と言いました。
ジプレキサ最大量5週目のときです。

診察の後、月に1度の看護師の健康チェックの日だったので、息子と看護師が診察室に残り、私と医者、臨床心理士が待合室で雑談するような形になりました。
そのとき私が何気なく話した日常の様子(詳しく書くと身元バレしそうなので省きます)を聞いた医者がさっと反応し、「もう一度息子くんと話をする必要がある」と言って、再び診察室に入りました。
その後、抗うつ剤が処方されることになったのです。

何が医者の考えに訴えたのかは分かりませんが、翌週、翌々週の臨床心理士のセラピーも様子が違いました。

臨床心理士は「息子くんはどうも統合失調症とは違うような気がしていた。最終的にそれを判断するのは担当医だけどね」などと言いだしました。
抗うつ剤によるはっきりとした変化が見て取れるので、セラピーの内容も変わってきています。
今日は強迫性障害のテストを受けたそうです。

今は統合失調症なのか強迫性障害なのか、見極めている最中なのだそうです。
そして抗うつ剤をマックスまで上げた後にたぶんジプレキサを減らしていくのだと思う(俺は医者じゃないからよく分からんけど)、と言っていました。

息子は自分の対人恐怖を「普通じゃない」「意味がない」と分かっています。
人間(たとえば親)に危害を加えられるはずがないと知りつつ、怖いという気持ちが止められない、理屈じゃない、分かっちゃいるけど、って言うのです。
絶対にくつがえすことのできない妄想ではないことから、やっぱり統合失調症じゃないんじゃないか、と親も思いはじめています。

臨床心理士の宿題を次々とクリアしている息子ですが、読書の宿題だけはできません。
最初のエビリファイを飲んだ2日後に「何も考えられなくなってしまったーーー!!!」と悲痛な声で訴えたのを憶えています。
それを当時のじーちゃん先生に報告したら「副作用ではなく病気が進行しているのですよ」と言われました。

息子の診断が誤りだとすれば、半年もの間必要のない薬を最大量飲ませ続けていたことになるし、今現在もその状態は続いています。
一日に14時間は眠っていて、頭はずっとぼんやりしているそうです。
アカシジアはひどく、人が怖いのに何の変化もない。
それを我慢して我慢して、散歩に行ったり電車に乗ったりしている。
抗うつ剤を飲みはじめて少し気持ちが上がってきて、我慢ができるようになった。
治るためならどんな我慢もする、と言います。

セカンドの本などには「薬害性統合失調症」の例も見受けられます。
だいたい、統合失調症の治療に抗うつ剤は禁忌のはずです。
抗精神薬も最大量、抗うつ剤も最大量って……減薬前提だとしても怖過ぎます。

それにもし、息子が「毎日悲しくてたまらない」と言わなかったら。
雑談で私が言った言葉を医者が聞き逃していたら。
抗うつ剤は処方されず、状況は何も変わらず、クロザピンへの道まっしぐらだったに違いないのです。

ここは統合失調症の家族が集う掲示板だと百も承知のうえでお願いします。
息子と同じような状況の参考にできるサイト、資料など、何でもいいのでご存知の方は教えていただけないでしょうか。
英語でも構いません。
やっぱり医者任せにはできません。
息子を救ってやりたいのです。
好きだった本を読めるようにしてやりたいのです。

[2503] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年06月17日 (金) 20時14分

オムライスさん

↓Dr林のこころと脳の相談室での【0888】「統合失調症か、強迫性障害か」
http://kokoro.squares.net/psyqa0888.html

ちょっと辛口な精神科医です。
Dr林は、ペンネームです。
↓TOPページからのサイト検索ができます。
http://kokoro.squares.net/

[2504] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年06月18日 (土) 05時28分

とっちゃんさん。
いつもありがとうございます。

ご紹介いただいた【0888】を繰り返し読んでいます。
いろいろ調べた中で息子のケースに一番近い気がします。

ただ息子はこの方のような「被害妄想」すらありません。
あえていうなら「被害恐怖」でしょうか。
それと「頭の中にブロックが入っているような気がする」などと妙なことを言ったこともあり、統合失調症の診断になったそうです。

息子に確認すると「物心ついたころからずっとそんな感じ(頭の中にブロック)がしていた」と言っていたので、親から見ればちょっと変わった物言いをした、ぐらいの感じなんです。

それと、息子には「手洗い」とか「確認」といった強迫行動がありません。
困っているのは対人恐怖だけなんです。
でも私自身が子供のころ(今思うと)強迫性障害だったので、息子がそうであっても驚かないところもあります。

この方のように
>抗精神病薬単独では効果がなかったが、抗精神病薬とSSRIを併用することによって被害妄想(及び強迫症状)が消失した
ところまでは行っていませんが、確実に良くなっています。
今日はレストランで食事をし、大きなショッピングセンターで靴とサンダルを買いました。
SSRIを飲み始める以前には考えられないことです。

統合失調症でも強迫でも、良くなってくれれば病名は何でもいいのです。
ここは腹をくくって、先生に薬物の調整をしてもらうしかないような気もしてきました。
常にギラギラと、医者が間違わないか目を光らせつつ……。

とっちゃんさん、また何かあったら教えてください。
いつもいつも感謝です。

[2506] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年06月19日 (日) 21時25分

オムライスさん

精神科医療の基礎知識
精神科医療を上手に利用するための基礎知識を中心にUPする予定です。
のブログです。
http://ameblo.jp/watame144/entry-12170811671.html

私自身は、この記事の中で、「統合失調症様障害」です。
私は、38才で発症して、今現在の自立支援医療での診断書は「統合失調症様症状(完全寛解)」です。
この場合、多くの人は仕事を継続できている人が多いです。私も現在62才ですが、23才の時から継続して仕事しています。
60才で定年になり、同じ職場で再雇用となっています。
私の息子は、統合失調症です。息子は、仕事をしていませんが、統合失調症でも仕事をされている人いらっしゃいます。

[2508] 題名: 名前:ゆり 投稿日:2016年06月20日 (月) 11時15分

とっちゃんさんのお教えのサイトは、わたくしにも非常にためになってます。
ありがとうございます。

そして!
とっちゃんさんのように、この病にかかった方々が、完全寛解になれますように!と、心から祈るものです!

[2510] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年06月21日 (火) 04時11分

とっちゃんさんは本当によく調べてらっしゃいますね。
教えていただいたお医者さんのブログを全部読んでしまいました。
この方もK先生のように、基礎だけではなくより踏み込んだ内容の記事を上げ続けていただきたいです。

ゆりさんもお久しぶりです。
いつも気にかけてくださってありがとうございます。

本日診察日でした。
息子の病名が強迫性障害(OCD)に変わりました。
今日からジプレキサの減薬が始まり、いずれ断薬となります。

半年間、統合失調症の治療を続けて、抗精神薬もエビリファイ(15mg)、リスペリドン(6mg)、ジプレキサ(20mg)をそれぞれ単剤で服用してきました。

息子の場合、抗精神薬の服用によって症状の改善はほとんどみられず、反対に最初の一錠目からひどいアカシジアが出て頭がぼんやりし、何も考えられない状態になり、ずっと寝ているようになりました。
量が増えれば増えるほどアカシジアがひどくなり、睡眠時間も増えていきました。

これは統合失調症でない人が抗精神薬を服用した場合の典型的な状態のようです。
統合失調症の人は副作用の出現も比較的低くなり、そんなに長時間睡眠になることは稀で、特に初発の場合は低量の薬がよく効く場合が多いそうです(注・ネット調べ)。

もちろん個人差はありますが、薬に対する反応がうちの息子と同じ場合は立ち止まって考えてみることも必要なのでは、と思います。

医者が診断を変えたのは、抗精神薬はさっぱり効果がなかったのに抗うつ剤SSRIがめきめき効いたという事実、その一点です。
5カ月間の問診では、医者は強迫と見抜けなかった。
過剰診断でした。

ただ、自らの診断に固執する馬鹿な医者ではなかった。
何度も書いていますが、息子は統合失調症専門のチーム医療クリニックに通っています。
そのため、医者ひとりで決めるのではなく、臨床心理士や看護師などのチームミーティングが毎週行われ、息子の病気についての判断がなされます。
統合失調症専門チーム医療に通っていたからこそ、息子の誤診は明らかになった、とも言えます。

そして、もはや統合失調症ではなくなった息子ですが、このチーム医療クリニックから追い出されることなく今後も面倒を見てもらえるそうです。
医療費が桁違いに高額なこの国で、州政府から補助金により引き続き無料医療が受けられるのは本当に助かります。

息子が発病して7カ月。
やっと本当の治療がスタートします。

私自身が子供の頃、チックを伴うようなひどい強迫性障害でした。
この病気の遺伝率は25%だそうです。
私の場合は2年ほどで自然に治っていきました。
息子だって治るはずです。
本も読めるようになるし、大学にだってきっと戻れる。
そう信じて息子に寄り添って行きたいと思います。

また何か変化があったら報告しますね。

[2512] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年06月21日 (火) 20時27分

オムライスさん

納得の行かない状態から、脱却出来そうで良かったですね。
チーム医療の中でのオムライスさんの、ほんの一言が決め手になり、助かりましたね。
医療費が無料なのは、ほんと助かりますね。
日本は、健康保険と自立支援医療を使って1割負担です。

統合失調症もいつか治療法と言うか養生方法が確立されて、寛解というか治癒できるような時代が来ると良いと思っています。

[2513] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年06月22日 (水) 07時25分

とっちゃんさん

>オムライスさんの、ほんの一言が決め手になり、助かりましたね。

精神疾患の対応は綱渡りだとしみじみ思いました。
ほんの小さな一言で当事者の治療や人生までも左右してしまうのですから、本当に怖いです。
息子の診断がまたいつ変わるかもしれず、油断はできません。
だからとっちゃんさんのようによく調べて勉強して、瞬発的に正しい対応ができるよう準備することがやはり大切だと思いました。

>医療費が無料なのは、ほんと助かりますね。
>日本は、健康保険と自立支援医療を使って1割負担です。

最初のじいちゃん先生は保険がきかず、一回の診療につき3万3千円でした。
私の住む国では精神科のクリニックは評判の良い医者ほど保険が適用されないところがほとんどです。
保険のきく医者は新規患者の受け入れがないか、半年先の予約といったところばかりで、もう他にチョイスがなく、息子を3万3千円の医者のところに連れて行くまでに一月半もかかってしまいました。
「すぐに治るだろう」と思っていたので、歯をくいしばって2ヶ月間毎週通いましたが、結果的に誤診されてトンチンカンな薬を出されていただけだったわけです。
優しくて良いおじいちゃんでしたが、最初からSSRIを出してもらってたら……と、少なからず悔しいです。

>統合失調症もいつか治療法と言うか養生方法が確立されて、寛解というか治癒できるような時代が来ると良いと思っています。

ここ10年の脳科学の進歩を考えると、その日は近いんじゃないでしょうか。
息子にかかわった医者は全員そう言っていたし、私もそう信じています。

[2514] 題名: 名前:ゆり 投稿日:2016年06月22日 (水) 12時02分

オムライスさん、希望の見える書き込みをありがとうございます。

昨日(6月21日)北海道で統合失調症の(テレビを殆ど見て無くネットのみなので間違いかも)男性が殺傷事件を起こしました。
このようなニュースに接するたび悲しい気持ちになります。
母親のスレッドで書きこもうと想いましたが、こうした希望を持てる書き込みがあったオムライスさんののスレッドをお借りいたします。・・・

オムライスさんのお子様は統合失調症のわが子とは少し違うなと想ってました。
しかし、医師ではないので触れませんでしたが、我が子の場合、症状が重くなると部屋が異様な状態となります。
頭が混乱するのですからお片づけなど出来なくなるのでしょう。
ですから、オムライスさんのお子様が統合失調症でないのでしたら、本当に喜ばしいことです!!!!!

ところで、こうしたわが統合失調症の子の20年につきあって来て、精神障害者が起こした事件があるたび、様々な不安に襲われたのは言うまでもありません。
「親がやさしくしてくれない、親が自分の気持ちをわかってくれない」と、精神科通院歴のある青年がバスジャックをした事件が以前ありましたが、
この病気の子は親が普通に愛情を持って接していたにしても、調子の悪い時は妄想が起きて、事実を誤認することがままあります。

わが息子も「親は自分を理解してくれない、親はやさしくなく冷たい」と言ったことがあります。
親のわたくしでさえ、こうしたモノ言いに、目を白黒させるような事態に遭遇するのですから、
家族だけでなく、精神病院関係者も非常に大変な想いでこうした患者の治療に関わっていることでしょう。
精神病院の院長さんご自身も鬱になってしまったというお話も聞いたことがあります。
専門的に病気を理解しているはずの医師ですら精神を病んでしまうのですから、
このような患者につきあう家族の心労は極限にまで達しているといっても過言ではないでしょう。

ですが、こうした統合失調症患者によるわけのわからない事件はセンセーショナルに報道されます。
しかし、精神科とは無縁の一般の方々のほうが事件を起こす確率は何倍も高いようですね。
これは、決して!統合失調症患者をかばうわけではありません。
また、こうした患者を、「親」が・・・「自治体」が・・・「病院」が・・・放置したとも想いません。
もし、それを言うならば、統合失調症に一度でもかかった人は一生入院していなくてはいけません。

このような、非常に難しい病の統合失調症が完治する日が早く来ますように!心から願うものであります!!
何度かここで書いておりますが、わたくし自身も「いつか治る日が来る」を長い事待って、肉体的な病を治した体験をしました。
精神の病も(脳なので肉体の病でもありますね)、いつか治る日が来る!と信じて参ります。

オムライスさん、ありがとうございます!!

[2515] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年06月22日 (水) 13時49分

ゆりさん

北海道の殺傷事件のニュースはそういうことだったのですか。
本当に痛ましいことです。
このような事件が起こるたびに、当事者にバイアスがかかりますよね。

小さなことですが、昨日も「なんだかな……」と思ったことがありました。
息子はジプレキサはザイディス(口腔内崩壊状)、SSRIは水薬を処方されていました。
吐きグセがあるので、本当に服用しているのか(どんなにキチンと気をつけて飲んでいると言っても)疑われて、錠剤に変えてもらえませんでした。
(錠剤の方が薬価が安いので、錠剤にしてもらいたかったのです)

ところが診断が強迫に変わったとたん、処方を錠剤に変えてくれたのです。
統合失調症の言うことは信用できないが、強迫ならま、いいか、みたいな扱いを受けたような気がして、納得できませんでした。

医者ですらこんな有様なのですから、一般の人たちの中には偏見があるのは間違いないです。
私も息子が発病するまではそうだったし、息子が統合失調症であることを告げられて、驚愕、悲嘆、自責、後悔、絶望など、あらゆる感情を経験しました。
その後自分でたくさん調べて、ゆりさんのおっしゃるように、犯罪率は一般人の方が高いこと、適切な治療をすれば時間はかかるが寛解すること、などを知り、ゆりさんやとっちゃんさん、この掲示板のさまざまな親御さんの言葉に励まされて、息子に寄り添ってきました。

息子は統合失調症の診断から外れましたが、やっとスタート地点に立てただけで具合がよくなったわけではありません。
人が怖い。親も怖いのです。
一緒に食事をすると、フォークで刺されるんじゃないかと思って怖い。
料理の手伝いを頼むと、お母さんに髪の毛をつかまれてガスバーナーで焼かれることを想像して怖い。
そんな、私からすると情けなくて悲しい被害恐怖で暗い顔をしているんです。
お母さんがそんなことをするはずがないのは分かっちゃいるけど、そんな想像をするのをやめられない。
そんなことが息子の強迫観念です。

だから私は、息子が強迫性障害で良かったわー、なんてノーテンキに考えられない。
発症原因はよく分からず、遺伝で発症率が高くなり、しつけや病前性格は関係せず、ストレスやライフイベントなどが複合的に作用して発症するのは、統合失調症も強迫も同じ。
統合失調症はドーパミンの異常、強迫はセロトニンの異常。
発症原因的に違うのはそれだけです。

統合失調症も強迫も、脳の病気。
胃の病気、肝臓の病気、と同じように、臓器の病気。
だから、当事者と病気を同一視してキツい言葉を残していかれるご家族に、気持ちは分かりますが、悲しくなったりします……。

ですが、21世紀以降、医学の分野で最も研究が進んでいるのが脳科学なのだそうです。
エビリファイが日本で発売されてまだ10年しか経っていないし、次々と新薬が開発されています。
統合失調症という病気が解明される日はそう遠くないよ、と医者に言われ、私はその言葉をよりどころにしてきました。
そこには希望の光がありますもんね。

そしてもう一つ。
こちらでは日本のニュースがテレビで視聴できるのですが、北海道の事件は「統合失調症」の部分に言及せず報道されていました。
報道機関も、少しは配慮するようになったのかもしれません。

ゆりさん。
ゆりさんとお話できて本当にうれしかったです。
私のような未熟な人間にも暖かい声をかけてくださって、心が底の方から暖かくなって、最初の書き込みをもらったときには涙してしまいました。

息子が病気になって、いかに自分が傲慢に生きてきたのか、突きつけられたような気がします。
ゆりさんの足元にも及びませんが、息子のおかげで少しぐらいは優しい人間になれたような気もします。

[2589] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年07月09日 (土) 19時03分

オムライスさん

ご無沙汰しています。その後、息子さんの様子はどうですか?

私は、もう後戻りしません。
主治医に転院の紹介状を書いてもらいます。11日の月曜日までに書いてくれるようです。
息子と転院先の病院を見学しました。
転院先のケースワーカーにも電話で話しました。

オムライスさんに強力に後押ししてもらって不退転の決意をしました。
転院して画期的に良くなる訳ではないでしょうが、ベゲタミンとうまくお別れしたいです。
眠気が何とかなってくれるといいのですが…
今日、転院先の見学に行く時も眠気が強く行けるかなと思いましたが、息子の意志の力で行くことができました。

[2590] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年07月09日 (土) 23時16分

とっちゃんさん

決断されたのですね! 
息子さんも一緒に見学に行かれたのは、ご自身も良くなりたいと思ってのことでしょう。
その気持ちがあれば、病気に立ち向かっていけますね。
本当によかったです。私までなんだかうれしいです。

うちの息子は日、一日と良くなっています。
臨床心理士の治療プランに沿って、いろいろな課題に取り組んでいます。
3日前には乗り合いの釣り船に乗って、家族で釣りをしに行きました。
来週はコンサートに行く予定です。
毎日夕食の準備を手伝ってもらっているのですが、最近は気働きといいますか、細かく指示を出さなくても三手先まで動くようになってきました。
まだまだ表情は暗いものの、できることも増え、だんだん昔の息子に近づいてきています。

ですがまだ本は少ししか読めません。
ジプレキサの減薬が進んでいないためだと思います。
最初に20mgから5mg減らして15mgになり、それを3週間維持しています。
医者いわく「ゆっくり減らしましょう」ということです。
それほど抗精神薬の減薬は慎重にしないといけないということなのでしょう。

ベゲタミンはただの睡眠導入剤ではなく抗精神薬が入っているし、フェノバルビタールがやっかいなので、減薬・変薬は大変だと思います。
先日もネットをさまよっていて「当院では販売停止の決まったベゲタミンの処方要請目的の新規患者受け入れはお断りします。ベゲタミン減薬目的の入院についてはご相談ください」というようなことを告知しているクリニックを見つけました。
とっちゃんさんの息子さんのように、長年ベゲタミンを服用していた方は皆さん困っておられるのだと思います。

ですがとっちゃんさんの息子さんはすでに転院先も決まり、見学も終え、ケースワーカーさんとも連絡済みです。
販売停止のニュースが出て10日にしかならないのに!(笑)
とっちゃんさんがずっといろいろなリサーチを重ねてたくさんの知識をもっていらっしゃるからこそ、素早く動けたのでしょうね。
本当に素晴らしいです。

これを機にとっちゃんさんの息子さんは、眠気の問題だけでなく原疾患の方の改善もどんどん進んでいくような気がしておりますよ。
何の根拠もありませんが(笑)。
でもこういうことって、そんなふうにことが運ぶものです。
私の根拠のない確信はそう外れたことはありませんよ。

[2591] 題名: 名前:ゆり 投稿日:2016年07月10日 (日) 09時16分

オムライスさん、とっちゃんさん、おはようございます。

オムライスさん、息子さん、快復されてるようで本当に嬉しいです。
また、とっちゃんさんの息子さんもいい方へ行きそうですね!
とっちゃんさん、オムライスさんの確信は心強いものですね!

オムライスさん、こちらでもおほめに預かり恐縮です。
でも、ありがとうございます。
わたくしは平凡な(ちょっと普通の主婦より忙しいんですが)、田舎のただの主婦なんです(>_<)

けれど本はわたくしも大好きです。
本が読めない生活なんか考えられません。
ご子息が集中して本を読めるようになり、大学へ復学できますように!
そして、その力が今後充分に発揮できますように!

[2592] 題名: 名前:オレンジ 投稿日:2016年07月10日 (日) 14時12分

オムライスさん、こんにちは^^
息子さん、日一日とよくなったおられるようで
本当によかったですね!
とっちゃんさんもオムライスさんのアドバイスで前に向かって進まれた由。
息子さんが是非良い方に向かわれます様に
あまり知識のない私ですが、お祈りさせてもらうことはできますので
心で応援させて頂いております!

[2595] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年07月10日 (日) 23時15分

ゆりさん、オレンジさん、こんにちは。

息子は確実に回復していると感じるものの、私はどうしても「もっともっと」という気持ちになりがちです。
そんなときは、ゆりさんやオレンジさんの「希望を持って明るく」「焦らない」という言葉を思い出して、おまじないのように呟いたりしています。

それにしても、リサーチ好きで用意周到な性格の私(の家族)が、まさか誤診に巻き込まれるとは……。
オレンジさんの下の娘さんも、診断名が変わったのですものね。
精神の世界は本当に訳が分からないです。

ここは統合失調症の掲示板なので詳しく書くのもはばかられるのですが……。
息子は強迫行動を伴わない被害恐怖の強迫観念を主体とした強迫性障害だそうです。
とても誤診の多い病気です。

統合失調症とはお薬もセラピーの方法も家族の対応の仕方も違います。
セラピーはエクスポージャーと呼ばれる方法を用いて、たくさんの課題が出されます。
「暇」は病気の餌になるので、忙しくしていた方がいいそうです。
家族も積極的に本人と病気について話し合い、病気に対する自覚と決意を持つことが大切とのこと。

私は強迫性障害についてもネットで調べまくっていますが、統合失調症ほどは情報が拾えません。
患者は強迫の方が多いはずなのに、専門知識のある精神科医もごくわずかです。
だから誤診が多いとも言えるのでしょう。

息子に出される課題のひとつに「強迫性障害に関する本を読む」というのがあるのです。
抗精神薬を飲みはじめてから本が読めなくなった、と訴えたところ、抗パ剤の方を減らされました。
抗パ剤には目がチラチラする副作用があるらしく、息子もそれを訴えたからなのですが、それだけの問題ではなく、とにかく頭がぼんやりするから本が読めないんです。

抗パ剤も抗精神薬も、本来なら息子に必要のなかった薬です。
一日も早く、ジプレキサをなくして欲しい。
でもゆっくりとしか減らせない。
そこでイライラするんですが、「焦らない焦らない」とおまじないです(笑)。

「薬ひとつで人生は変わってしまう」という恐ろしさを胸に刻んでおこう、と思いました。
統合失調症をごく早い段階で発見してやったぜ、と誤診され抗精神薬をじゃんじゃん処方され、誤診後どのように余計な薬を抜いていくのか。
どんなふうに病状が変わっていくのか。
うちの息子と似たケースで困っている方のために、ときどき息子の状態を書かせてもらいますね。

オレンジさん、お母様のこと、心配ですね。
遠くにお住まいなら尚更です。
お大事になさってくださいね。
お母様、お嬢様方、そしてオレンジさんご本人も。

[2596] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年07月11日 (月) 05時44分

オムライスさん

おはようございます。
実は、私の息子の眠気も本来の統合失調症から来るものか?疑問を持たれています。
セカンドオピニオンでは、二度も本来の統合失調症とは違うのでないかと言われました。
私の息子は、幻聴,幻覚は、全然ありません。
薬をまったく無くされた時に爆発したのです。
それからは、その収拾に5年ほど悶々としていました。
今のように知識があれば、防げたと思うこともあります。

薬を一気に無くされるとひどいことになるのは、身を持って経験していますので、坑精神病薬は、慎重に減らすべきです。
精神疾患は、なってみてはじめて実感します。
私も、結果論になっています。

精神疾患は、あとになって結果オーライということ多いです。
私は、今の主治医に「体が重いので薬を減らしください。」と言って薬を減らしてもらいました。
主治医からは、あとになって「患者本人から薬を減らしてくださいと言って良かったためしはないのです。」と言っていました。
でも、私の場合は、正解だったのです。
私は、そのころ精神疾患の知識がなく直感で言っていました。
精神疾患は、直感があたることも多いです。

オムライスさん、ここは、統合失調症の掲示板ですが、強迫の話しも是非聞かせてください。
参考になることは、いっぱいあると思います。

[2597] 題名: 名前:ラッコ 投稿日:2016年07月11日 (月) 10時11分

オムライスさん、こんにちは
皆さんもこんにちは

オムライスさん、
我らのとっちゃんさんにパワーを送ってくれて
ありがとう!と言いたいです。

いつもいつも我らの味方、とっちゃんさん。
↑の力強い書き込みを読み、とても嬉しく思いました。

オムライスさん、
息子さんが本を読めるようにと願ってますよー。

[2598] 題名: 名前:ゆり 投稿日:2016年07月11日 (月) 11時16分

オムライスさん、「もっと、もっと」という気持ちになるのは当然のことです。
わたくしも息子の初発の時にそうでしたよ。
長いことつきあって来て、長い目で見なければ・・・となったのです。

エクスポージャーですか?なにか統合失調症のゆるゆるとした作業療法とは違うのですね!
上手くいきますように!
なお、とっちゃんさん、おっしゃるように、病は違っても書き込まれてください。
オムライスさんにも書き込んでいただくことで、力強いスパイラルになり、みんながぐんぐん治って行けば(*^_^*)

とっちゃんさん、「直感」は大事だと思います。
人間には科学では解き明かせないことがいっぱい有ると思います。
話しがそれますが・・・息子に病まれて、心理学を勉強しに院へ行こうか(英語の論文書けないので無理なのに)、
それとも県内のカウンセリング講座(3年〜7年)に行こうかと考えた事があります。
しかし、そういうこと(知識やテクニック)に、こだわればこだわるほど、むしろ息子の心を間違ってみてしまうんでないかと止めました。

あまり知識が無さ過ぎるのもいけないかもですが、時には、かえって「直感」のほうがいい場合もあるような!!

とっちゃんさん、結果オーライだとわたくしも考えます(*^_^*)
良い方へいけばいいのです(*^_^*)

[2600] 題名: 名前:オレンジ 投稿日:2016年07月11日 (月) 14時03分

オムライスさん、優しいお気遣いの言葉をありがとうございます。

早速昨夜は反省事項がありまして、現在の我が家の状態を再確認した次第です。

息子さんの減薬が少しずつ進み、元の息子さんに戻っていかれますことを
心よりお祈りしてます!
そうそう!お気持ちは重々わかりますが、焦らないでくださいね(*^_^*)
息子さんのこれからの長い人生の中のほんのひとときだと思って、うまく息抜きしながら過ごしていってくださいませ。

とっちゃんさんの息子さんも、幻聴幻覚がなにもないのに
統合失調症と診断されたのも、主治医の先生はどういう症状を診て
その判断を下されたのか、素人の私でも?と思ったりします。(生意気ですみません(>_<)

転院されるこの機会が新たな治療の始まりになって、いい方向に向かわれるとよろしいですね!

専門的な知識もない私は、とにかく娘たちの心情を理解するよう
できるだけ自分の我を出さず、愛をもって寄り添っていかなければと思っています。

[2603] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年07月12日 (火) 02時53分

とっちゃんさん。

うちの息子が統合失調症と診断されたのは、対人恐怖を被害妄想だと見なされてのことでした。
幻聴・幻覚もありませんでした。

ですが勉強を続けるうちに、統合失調症の被害妄想は訂正不可能であると知りました。
うちの息子は「人に襲いかかられるような気がする」と言っていましたが、「気がする」と最後にくっ付いているのは被害妄想ではありません。
統合失調症の被害妄想は「人から襲いかかられる」と言い切ります。
同じように「盗聴器がしかけられているのか?」は被害妄想ではなく「盗聴器がしかけられている」と断言するのが統合失調症です。
とっちゃんさんはよくご存知でしょう。

そんなことは私のようなシロートのおばさんでも分かるのに、二人の医者は間違えたのです。

私が息子の誤診を冷静に受け止め、誤診をした医者のところに通い続けているのは、「まあ間違えてもしょうがないかも。息子のビョーキは紛らわしいケースだったかも」と思うようにしているからなんです。
Dr.林に相談したら間違いなく統合失調症だと言い切られるでしょうね。
これからだってどうなるか分かりません。

とっちゃんさんの息子さんも、幻聴・幻覚はないし、正確な意味での被害妄想もないですよね。
興奮状態は他の病気でも起こる可能性がありますよね?
それに統合失調症の症例で、とっちゃんさんの息子さんのような睡眠障害を併せ持つ例を見たことがありません。
恐れ多くも私の直感を言わせてもらうなら「なんか違う」です。

ラッコさん。

大変な中、書き込みありがとうございます。
ラッコさんの明るさを見習わなければ。
私はとっちゃんさんのためなら生足の1本や2本振り上げる覚悟はできております(え?迷惑?)
息子さんが良くなっていかれますように。

ゆりさん。

エクスポージャーは統合失調症の対人恐怖にも使われ、基本は同じなのですが、強迫の場合はより細かく忙しく頻度を多く、みたいな感じです。
強迫の患者は「まあまあテキトーに」という考え方が苦手で「ゼロか百か」という考え方なので、セラピーではそこを改善していくようです。

息子はいまだに「人が怖いのに全然変化がない」って言うんですよ。
はたから見ていると随分いろいろできるようになってきたと思うんですけどね。
「完全に人が怖くなくならないと、良くなったとはいえない」みたいに考えるようです。

オレンジさん。

オレンジさんでも切れちゃうことがあるんですね。
なんだか安心、といいますか(笑)。
皆さんとお話していると、自分はなんて未熟者なんだろうって、いつも思ってしまいます。

それにしても精神の病気は本当に100人100通りなんですね。
ウチの息子はこの1年で15キロぐらい痩せてしまいました。


さて、本日2週間ぶりの診察日でした。
ジプレキサは15mgから10mgへ減薬になりました。
SSRIのジェイゾロフト(セルトラリン)はマックスの200mgに。

診断名が変わって以来、親を診察室に入れてくれません。
息子が「ジプレキサのせいで頭がぼんやりして本が読めない」と訴えたところ、完全無視されたそうです。
「ジプレキサの減薬はゆっくりやる。ジプレキサが効いている可能性もある(まだ言うか!)しね。ジプレキサが減ってくると睡眠時間も短くなるし(今は14時間ぐらい寝ています)、もっと元気が出てくるよ」と言っていたそうです。

誤診が後ろめたいのかな〜? 親は避けられてる? ような感じもします。
医者も人間ですからね。
そのあたりを掘ると、どす黒い気持ちになるので、さらっと流しています。

[2604] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年07月12日 (火) 06時01分

ラッコさん・ゆりさん・オレンジさん
応援ありがとうございます。

オムライスさん

>統合失調症の被害妄想は訂正不可能
うちの息子は、「小中高といじめられていた。」と言います。
今の主治医は、被害妄想と言いますが、実際事実でもあります。

息子は、若干、アスペルガー的なところもあります。
子供のころ、ミニカーをきれいに並べることが好きでした。それを、すこしでも崩すと怒るとというか大変気持ち悪いようでした。
あと、今でもそうですが、何年も前のことでも、人の言ったことを一字一句間違えなく再現します。
私が、意訳して「こういう意味だよね。」と言うと、いや違う「こうこうこう言った。」毎回間違いなく同じことを言います。
学校の頃、友達をつくるのが苦手でした。

>強迫の患者は「まあまあテキトーに」という考え方が苦手で「ゼロか百か」という考え方
これは、アスペルガーでも同じで、適当にできません。完璧主義です。
アスペルガーの方の場合は、昔は変な人くらいに捉えられていましたが、今は、病気ではなく少しずつ理解はされてるようですが、生き難さはあります。

精神疾患は、さまざまなものが混じっているのでしょうね。
体重が痩せるのは、精神的に緊張しているからと私の今の主治医は言います。薬で緊張が解けると太ると言います。だからと言っていくらでも太って良いわけがありません。
そこが、今の主治医に対して不満なところです。

[2605] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年07月12日 (火) 10時46分

とっちゃんさん。

いじめが事実なら、被害妄想ではありませんよ。
統合失調症の被害妄想って、「集団ストーカーに狙われている」的なことです。

うちの息子も、幼い頃から育てにくいところがありました。
赤ちゃんのころから昼寝をしない。
自分から友達を作ろうとせず一人遊びを好む。
一度聞いた音楽を即座にピアノで弾く。
カメラのシャッターを切るように、物事を記憶する、など。
その他にも忘れ物が尋常でない、とか、発達障害を疑えばきりがないような感じです。

>精神疾患は、さまざまなものが混じっているのでしょうね。

本当にそう思います。
でも私は、発達障害にこだわって息子の状態をフォーカスすると間違うような気がしています。

先ほど、息子と病気のことについて話をしました。

息子は「育ててくれた親でさえ怖い気持ちがお母さんに分かるの?」と言いました。

前にもチラと書きましたが、私も子供のころ、強迫性障害でした。
息子の病気について調べれば調べるほど、アレもコレも自分に当てはまり、子供のころのことが思い返され、私はかなりしんどかったのだなあ、と思うのです。

一杯飲んでいたこともあり、息子に自分のことを話しました。

話すほどにキツかった記憶がよみがえり、ぽろりと涙が出てきました。
……だからお母さんは、親でさえ怖いあなたの気持ちは分からないけれども、この病気の「怖い」という気持ちは分かる。お母さんは薬も飲まなかったし、お医者にも行かなかったし、両親は関心がなかったし、自分で何とかするしかなかった。……(中略)……でも、なんとかなって今普通に暮している。だから心配すんな。

みたいなことを、10倍ぐらいの濃度で息子に話しました。
そしたら、息子は泣いていました。
次から次と涙があふれて、ぽたぽたと膝を濡らしていました。

ピアカウンセリングって、こういうことなのかな、と思いました。

(とっちゃんさん、私とラッコさんはいつでもチアガールとして太ももをさらしますよ)

[2606] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年07月12日 (火) 20時46分

オムライスさん

私は、精神療法のできる精神科医が真の精神科医だと思っていました。
ですが、今は薬物療法が主体です。

私が、19歳で慶應義塾大学医学部付属の精神科にかかった時は、実に話をよく聞いてくれました。
今から、43年前の話です。その頃は、今みたいに精神科は混んでいませんでした。
3分診療ではなかったのです。30分話を聞いてくれる時もありました。
私が、大学に通っていた頃は、薬を使いませんでした。(ちなみに在籍していた大学は慶應ではないです。)
実は、それがよかったです。
でも、主治医でない医師、東京大学の医師からは、「注射を打とうか。」と言われた時もありました。
そのあと、主治医から「なんで、私の担当でない時に来たの?」怒られました。私は、「不安でしょうがなったので。」と答えました。

こんなこと今から言ったら怒られるかも知れませんが、オムライスさんの息子さんは、本来は薬は必要ではなく、人的支援が必要だったような気がします。

私が、大学時代、精神科にかかったのは、メランコリックに陥って自分一人の力では這い上がれなくなっての話です。
自分から、精神科に通いました。
実は、伏線は小学校の頃よりあります。
中学でも先生から「君は自分の殻に閉じこもっている。」と言われていました。
高校時代の同級生からも浪人時代に「君には、本当の友達はいない。」と言う主旨の手紙をもらいました。
その時は、恥ずかしさと悔しさから、便所(その時は、水洗ではなかった。)に手紙を破って捨てました。

大学では、今までの自分を変えようと明るく振舞っていました。
大学1年の夏休みに北海道の牧場に実習に行きました。
私は、都会のサラリーマンの息子で牧場の生活は、肌身に答えました。
そして、自分の不甲斐なさに自分自身が嫌になりました。
そして、大学の同級生にも、「おまえとは、友達じゃない。なぜ、おまえは、友達をつくらないのだ。」と言われました。
その頃から、心の内は悶々とし出しました。
大学1年の時、高校までの勉強に縛られた環境から解放され好き放題にやっていたので、半分くらい単位を落としてしまいました。
それを母親から「勉強しないからよ。」と言われて、私は「いつまで、勉強勉強と子ども扱いするんだよ。」と言いながら涙が出てきました。
心が弱っていたのでしょう。自分では、うつだと思いました。

今考えれば母原病でもあったのでしょう。
精神科医には、「親に反発しなさい。」と言われました。
そして、「自分の本当に好きなことをやりなさい。」と言われました。
私は、その頃、バイクの免許を取ることは、親から許されていませんでしたが、内緒でバイクの免許をとり、大学2年の時は学校に行かずに毎日学校に行くふりをして、中古で1万円で買ったバイクを乗り回していました。
そして、冬休みに入った頃には、吹っ切れて大学3年からは、学校に通い始めました。
再履修のオンパレードです。研究室は人柄のよい厳しくない講師を選びました。
体育の教授からは、「君は、なんで単位を落としたの?」と聞かれたので、「自律神経の関係で」と答えました。
教授からは、「まあ、無理しないで頑張りなさい。」言われました。
普通なら、4年生は、ほとんど授業を取らなくて良かったのですが、4年生でも、目いっぱい単位を取っていました。
それで、なんとか4年で卒業できました。
バイクを乗り回していた時は、友達なんていなくてもいいやと開き直っていました。
なんか支離滅裂な自分の回顧録になりました。

[2608] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年07月12日 (火) 23時41分

とっちゃんさん。

>こんなこと今から言ったら怒られるかも知れませんが、オムライスさんの息子さんは、本来は薬は必要ではなく、人的支援が必要だったような気がします。

いえいえ怒るなんて(笑)。

後出しのようでアレなんですが、息子は大学に通っていたとき、定期的にサイコロジストによるカウンセリングを受けていました。
息子が具合が悪くなったとき、まっさきに相談したのはそのサイコロジストでして、その先生によって大学病院に送り込まれてCTや血液検査を受けました。
サイコロジストは脳の器質疾患を疑ったのです。
大学病院の精神科医の所見は「社会不安障害」でした。

家に連れ帰る際サイコロジストに言われたのは「精神科医に連れて行って変な薬を飲まされる前に、脳神経科で見てもらいなさい」。
そこでまず脳神経科に行きMRIや脳波を調べ、何も見つからず、じーちゃん先生のところで統合失調症と言われ……という流れだったのです。

ネットで強迫性障害を検索すると、「自力で直す」「セルフカウンセリングで克服」などの事例がほとんどです。
SSRIマックスの薬物療法と行動療法を併せて治療した、という具体例なんか、本当にほとんど見当たらないんですよ。
とっちゃんさんのように「薬は必要ない」って皆さん思うようです。

私も、息子の病気がこんなにわけわからない感じじゃなかったら「薬なしで」って言ったかもしれません。
でも実際、サイコロジストはお手上げ状態、息子はどんどん痩せて行き、暗い部屋で悲しい顔をしてただじっとしており、正しく診断できた精神科医は一人もいなかった……。

息子に薬は効いています。
治るためだったら何だって飲む、って言います。
SSRIが効いてなかったら息子はいまクロザピンを試しているかもしれません。

SSRIが効くということは、脳内に科学的な変調が起きている(セロトニンが足りない)ってことです。
統合失調症で抗精神薬が効くのと同じ理屈です(統合失調症はドーパミンが多すぎ)。

ただ統合失調症ではお薬を飲まないと病気が進行してどんどん悪くなるけれども、強迫では薬を飲まなくても人格が崩壊するような事態にはなりません。

日本で精神科医が3分診療なのは、保険制度のからみもあるのでしょうね。
こちらの精神科医は評判のいい医者ほど保険が効きません。
1時間話を聞いてもらうために3万円ぐらい払います。
「俺の精神科医」を持っているのが社会的ステータスだったりします。

それから強迫性障害のセラピーをやっているクリニックも少なく、ここらへんは結構な大都会ですがわずか3軒しかありませんし、どこも保険が効きません。

だから息子は今の統合失調症専門チーム医療にすがりついていくしかないです。
早く治してとっとと出てって、と思われてるかもしれませんが(笑)
余計な薬を出した責任は取ってもらうつもりです。

幸い臨床心理士がとてもいい人なので、息子も嫌がらず通っています。

[2614] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年07月14日 (木) 22時36分

オムライスさん

SSRIが効いているのですね。
私は、微量ですが、抗精神病薬が効いています。

私は、38才から24年抗精神病薬を飲み続けています。
一生飲み続けると思います。
幸い、私の場合は、病気の進行はありません。
ただ、薬がないと現在のような平穏な生活はないと思います。

私自身の場合は、38才の時交通事故で労災で9ヶ月の入院生活から自宅療養中、寝られなくなり、頭の中の考えが連鎖的に止まらなくなり、精神科で薬を飲むようになりました。
精神科にかかるまで、1週間以内でした。その速さが良かったのでしょう。
それでも、職場復帰してから、3年くらいは、陰性症状に悩まされました。気力が湧かなかったのです。

私自身は、19才の時は、薬なしで38才の時は、薬が絶大の効果がありました。CP換算は、75mgです。統合失調症の適正な治療CP換算値300〜600mgをはるかに下回っています。
健康保険制度があるのとないのでは、医療機関にかかるのも大変なのですね。

日本の皆保険が始まったのは、昭和36年、私が小学校2年の時です。
その頃、親戚の叔母さんは、結核でもペニシリンが高くて、自宅で部屋に隔離されていました。

[2615] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年07月15日 (金) 00時04分

とっちゃんさん。

抗精神薬を服用して働いている方が「死ぬ日の朝まで飲み続ける」とおっしゃっていました。
近眼の人が眼鏡をかけるようなもの、だとも。
副作用に困らない量、というのも重要になりそうですね。

私はカウンセリングというものにちょっと懐疑的なんですよ。
息子は小学生のときにもカウンセリングを受けていました。
学校で何か起こると、すぐにスクールカウンセラーのところに送り込まれるのです。
(息子の場合は弁当を踏まれて激怒した)

そのやり取りを聞くと、なんかトンチンカンといいますか。
カウンセラーが納得できるトラウマ探しをしているだけ、みたいな。
カウンセラーの力量にもよるのでしょうが。

大学のときのサイコロジストもスクールカウンセリングプログラムのスタッフでしたが、この人には2度も救急車で大学病院に送られてしまいました。
(ただの検査入院のためにです)
しかも個人情報を保護するために、本人の承諾書がなければ親にすら居場所も教えられないシステムになっており、警察に行方不明捜索願を出す寸前まで行きました。
このサイコロジスト、いい人で親身になってはくれるのですけれど、こちらもトンチンカンな検査ばかりで大きなお金を使わされました。

息子は現在週一で心理療法士にかかっていますが、これはカウンセリングとは違うもので、行動療法が行われています。
息子は強迫なのでエクスポージャーが主体の行動療法+CBTと呼ばれる認知行動療法。
統合失調症ではCBTが行われます。
日本で行われているSSTはソーシャルスキルトレーニングですから、それとも違うものです。
とっちゃんさんの息子さんはこのCBTがかなり有効なんじゃないかな、という印象を持っています。

うつ病だと半年ほどじっとしていたら何もしなくても治ります。
統合失調症は何もしないと病気が進行していくため、早期治療が望ましい。
強迫も治療をしないで放置していたらなかなか治らないそうです。
薬も長期間飲む必要があり、断薬すると再発しやすい病気です。

息子は抗精神薬はとにかく副作用がひどかったです。
反対にSSRIはマックス飲んでも何の副作用もありません。
本人の症状に合った正しい薬を適量服用して良くなることが、(お薬的に)目指すべきところだと思います。

[2617] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年07月15日 (金) 11時35分

ゆりさん。

おっしゃる通りです。
お薬って、必ずしも少なければいいわけではないです。

精神疾患なら、統合失調症でもうつ病でも強迫でもそうですが、効かない少量をだらだら続けるより、まずは多量の薬で病気を叩いて後に減量していく方が、結果的にお薬の総量は少なくなるそうです。
息子のSSRIマックスも同じ理屈です。

精神科の領域は本当に謎が多すぎますよね。
同じお薬を飲んでも、人によって太ったり太らなかったり。
効き目も人それぞれです。

でも「副作用ばかり出て効かない」は要注意だと思います、経験的に。
副作用が「病気が進行しているから」って言われましたから、うちの息子。
副作用が出ても効いていれば、耐えるのも正解だと思います。
じゃあどこで見分けるか。
そんなことをシロートの親が考えなくてはならない状況は切ないです。

息子はジプレキサの減薬で、睡眠が乱れています。
親は何をすることもできません。
本人がもっている力を信じるしかありません。

本当にね。早くよりよいお薬なり治療法が出て来てほしいですよね。
心からそう思います。

[2618] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年07月16日 (土) 06時02分

オムライスさん、ゆりさん

薬の量ですね。

実際、統合失調症が寛解された方の例です。

20代の男性で通院で入院はされないで、本人に病識がなく調子が良くなると薬を飲まなくなったりした人で、寛解に至るまで5年かかった人がいます。
その方は、医師から「だまされたと思って、薬を飲んでごらん。」と言われてリスパダール6mgを処方されました。副作用もでましたが、見事に寛解されました。
その後、慎重に減薬され0,25mgまで減薬され、就労して結婚され子供もいます。

もう一人は、30代の女性で、実家が山形県の方で、東京のデザイン会社に勤めていて発症して、新潟県の精神病院に入院され、閉鎖病棟にもいましたが、寛解されて、今は結婚されで就労もしています。
その方は、最大リスパダール2mgを使い寛解されました。その後減薬され0.5mgになりました。
結婚される前は、実家に3年ほど療養されていました。

お二人とも、薬を多い量使った時は、リスパダールの副作用による性機能障害、男性は**がでなくなる、女性は月経が止まるなどを経験しました。
減薬されるとその副作用はなくなりました。

リスパダールは、幻聴・幻覚には効果的です。若干太ります。
ジプレキサは、もっと太ります。眠気もきます。

[2619] 題名: 名前:クロ 投稿日:2016年007月16日 (土) 15時28分

みなさん、こんにちは
ドタバタの挙句、昨日の明け方頃に姉を緊急に入院させる結果になりました。。

気持ちに余裕が無いため、会話に参加自体は暫く自粛します。

ただ、みなさんの治療の方針が決まり希望や方向性が見えたというレスや、入院の中でも良くなっている
という苦労や大変さの中でも明るい面があるという事はうれしいことですね。

そして問題行動は悪い学習に繋がり、良くなった時の足かせになります。
自分を受け入れる時に自分のしたことが壁になる事の内容にならない様に
フォローをすることも前に進むうえで大切な事だと、今回の騒ぎでも感じます。。

皆さんが、これからも良い方向へ行けますようにとお祈りしています。

[2620] 題名: 名前:ラッコ 投稿日:2016年07月16日 (土) 17時16分

 
クロさん、こんにちは。
お姉様どうされてるかとずっと気になってました。
お疲れの様子、心配です。
このような有り難い掲示板を運営してて下さって
自らのこと、書けなくなったりしないでくださいね。

クロさんのご回復を願ってます。

[2621] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年07月16日 (土) 22時31分

とっちゃんさん

うちにはリスパダールでもジプレキサでも痩せ続けていった家族がおりますし、ゆりさんの息子さんもジプレキサで太らなかったので、「太ります」と言い切ることもないような気がしますよ(笑)。

クロさん。

いつもお世話になり、感謝しています。
お姉様のこと、何と申し上げたらよいのか。
心労は果てしないでしょうが、少なくとも入院でご家族の身体は休めることができると思います。
クロさん、お母様とも、まずはゆっくりご自身をいたわってください。
私もクロさんご家族のことを祈っています。

ラッコさんも無理されていませんか?
暑さ厳しき折、皆さんもご自愛くださいね。

[2661] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年07月23日 (土) 17時24分

オムライスさん

7月23日(土)に転院しました。
診断は自閉症スペクトラムと言われました。
以前から、それは感じていましたが、あえて今までのクリニックでは言われませんでした。

典型的な統合失調症とは違うと言われました。
ただ、興奮を抑えるための薬は必要です。と言われました。
初診で時間をとるため、診察は最後になりました。午前中でしたが、終わったのは午後1時を回りました。

薬の処方は、すぐに変えずに徐々にということで慎重派です。
私も、ころころ薬を変える医師よりは、信頼できる感じでした。
ただ、息子本人に聞いて、この薬をこう置き換えられないかなという提案はありました。
処方をシンプルにしたいと言っていました。

生まれた時のことから聞かれたりして、私も家に帰って診察で疲れました。
指導医なので、予備診察にインターンの先生があたり本診察でもインターンが同席していました。

[2662] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年07月24日 (日) 00時22分

とっちゃんさん。

転院おめでとうございます。
明るい未来に一歩進まれたような気がして、ぴょんぴょん飛び跳ねてしまうような気持ちです。
丁寧な診察をしてくださるお医者様で良かったですね!

>診断は自閉症スペクトラムと言われました。

とっちゃんさんはおろか息子さんに実際にお会いしたこともない私のようなシロートのおばさんでも「何か違う」って思うのですから、そりゃそうでしょーよ、って思いました。

長い間服用して来たお薬を変えるわけで、ましてや発達障害の人はお薬に敏感だといいますから、少しずつ慎重に進めていくのが大切なのでしょうね。
「慎重派」のとっちゃんさんと相性のいい先生なのではありませんか?
ちゃんと本人の意志も聞いてくださるところも信頼できますね。

それにしても、とっちゃんさんの息子さんも誤診だった……精神の世界は本当にわけが分からないです。
症状に合った治療・お薬にしていくことで、きっと良くなっていかれると思います。
うれしいニュースが聞けて、本当に良かったです。

我が息子は、先週から、なんと一人でクリニックに通っています。
そして来週には、友達と遊ぶ約束を入れました。
なんだか夢のようです。

いまは来週あたりジプレキサを5mgに減薬してもらえないかなー、って思っているところです。

[2663] 題名: 名前:オレンジ 投稿日:2016年07月24日 (日) 16時42分

とっちゃんさん、息子さんの病名が分かり
これからの展望が開けて、本当によかったですね(*^_^*)

本当に精神の病気は判断が難しいのですね!

うちも下の子は双極性障害→総合失調症→双極性障害と変わりました。

確かに上と下では症状が違いましたが、同じ統合失調症でもいろんな症状があるのだろう
くらいにしか思っていませんでしたが。

オムライスさんの息子さん、どんどん良くなられているようでほんとによかったですね^^
病名も対策もはっきりしたのですから、また学校に通えるようになる日も間近いですね!

嬉しい書き込みを見て思わずコメントしたくなりました。

[2666] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年07月26日 (火) 10時28分

オレンジさん。

診断が変わるとお薬も変わりませんか?
私は薬に対してとても疑い深く、ずっとジタバタしてしまうんです。

先日も東京女子医大で抗てんかん薬「ラミクタール」による死亡事故がありました。
16倍の投与って!
どうやって信頼できる医者を見つければいいのか。怖い怖いと思うんです。

本日息子の診察日でしたが、結局ジプレキサの減薬はしてもらえませんでした。
「ゆっくりやらないとエラいことになる」と言っていたそうです。

頭では分かっているんです。減薬はゆっくりって。
でも、そもそも全く必要のなかった薬なんです。
いちばんひどかったのはリスペリドン6mgのときで、息子の顔は何も感じられない能面のような青白い表情、目はどんよりとしているけどギラついている、そして口は常に半開き(副作用で鼻づまりのため)で、イッてしまった人間の顔つきそのものでした。
そのときは病気のせいだと思っていたけど、今になって分かります。
薬のせいだったのだと。

お薬が必要な人に適量処方されるのはもちろん構わないんです。
でも、本来必要のない薬を服用させられた場合、精神の領域はあまりに残酷です。

息子はあと2週間はジプレキサ10mgを飲みます。
増やすのは簡単だけど減らすのは大変だと身に染みています。
完全に抗精神薬がなくなるまであとどれくらいかかるのか。
いまだに本は読めず、復学の見通しも立ちません。 

ああー、またオレンジさんに叱られてしまいそう。
焦らず、希望を持って、ですよね。
悲観的に考える癖を改めなくては。

うちの息子は抗精神薬を服用しはじめて1年も経ちません。
ジプレキサ20mgから15mgに減らして4週間維持。
15mgから10mgに減らして4週間維持のペースで進んでいます。

大学のサイコロジストの検査で、発達障害はないと診断されています。
(それもどーだか、と若干思っていますが)

また何かあったらここで報告させてください。

[2674] 題名: 名前:オレンジ 投稿日:2016年07月27日 (水) 14時49分

オムライスさんこんにちは。
お返事が遅くなってしまいました。

私はお薬のことは全面的に主治医にお任せしている感じなので
オムライスさんのご心配に対して
あまり適切な事は言えないですが、
うちの下の子の場合はやはり少し薬が違ってきましたね。

いろんな種類を飲んでたときは全種類を把握もしてなくて、
とにかくお医者さんの処方されるとおり飲ませてました。

双極性障害と統合失調症で一番変わったのは
リスペリドンがなくなって、炭酸リチウムが主の薬になったことでしょうか?

それからオムライスさんが書かれていたラミクタール、
下の子飲んでますね!大丈夫かしら。。。
そんなに量は多くないと思いますが。

息子さん、お薬の減量が進まなくて、もどかしいですね。
本来は必要なかった薬なのだから、本当にお察しします。。

リスペリドンはうちの上の子のように、効く人には必要な薬なのでしょうが
そうでないとひどい副作用がでるんですね。
下の子は診断が変った時にリスペリドンがなかったのに
統合失調症との診断の時にリスペリドンを飲んでて、姉も飲んでるのに自分の処方になかったので
自分から先生に、リスペリドンはどうなんでしょうと相談した結果
じゃ出して様子をみましょうかということで、しばらく飲んでましたが
やっぱりやめましょうということになりました。

どこがどう違っているのかあまりわかりませんが
リスペリドンは多少太るし、頑張りすぎると時々目が上がって辛そうにしてたのは
リスペリドンの副作用だったのかなあと今にして思います。

何せ家族は素人だから、お薬の処方にも振り回されることがありますよね〜。。

うちの場合は、娘が太る事を第一に嫌がっていましたので
ジプレキサは早い時期になくなりましたが
息子さんに本来要らないものならほんとに早くなくなってほしいですね!

お気持ちはほんとによくわかりますが、
精神の薬は加減を慎重にしていかないと難しいのかもしれませんね。。

息子さんのこれからの長い人生の中の、ほんの短い何週間、何ヶ月(もかからなくてよくなりますよきっと!)
だと思って、明るく頑張ってくださいね!
一日も早くご回復を心からお祈りしてますよ!

思いつくまま書いたので
まとまりのない文で、読みにくくてごめんなさいね(>_<)

[2676] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年07月28日 (木) 23時48分

オレンジさん。

信頼できる医者にお任せして親はゆったり構える、というのが理想ですね。
オレンジさんちの主治医さんは任せられる人のようで、いいですね。

お薬は症状に合った適剤適量であれば問題ないですし、必要なものだと思います。
ラミクタールも適量であれば大丈夫ではないでしょうか?

私がジプレキサの減薬に焦る気持ちを書かせてください。

息子は抗精神薬の1錠目から頭がぼんやりして本が読めなくなりました。
それは、抗精神薬がなくならない限りまともに本が読めない、ということです。
それプラス、抗パ剤の副作用でいつも目がチラつくため、活字のように細かなものが追えない症状があります。

強迫性障害は「自分で克服する」という強い意志が必要な病気です。
どんなに周囲がヤイヤイ言っても、自分で気持ちを固めないとエクスポージャーなどの行動療法の効果が期待できないんです。

そのためクリニックは(統合失調症専門クリニックにもかかわらず・笑)わざわざ強迫性障害の本を購入して息子に貸し出しました。
その本を読んで、病気の知識を身につけ、治療に対する心構えみたいなものを自覚させるためです。

息子はその本が読めません。
頑張っても1日1ページいかないくらいしか、読めないんです。
1カ月かかってやっと20ページくらいしか進んでいません。

今の減薬のペースでいくと、ジプレキサがなくなるまであと2〜3カ月はかかります。
それまで息子は、強迫の治療に本格的に取り組めないということになります。
それでどうしても焦ってしまうんです……。

息子は今日も、一人で電車に乗ってクリニックに行きました。
SRRIは最大量になっています。
不思議なもので、SRRIの副作用は一切ありません。

オレンジさん、気にかけてくださってありがとう。
明るく頑張る。これですね。
いつも自戒しようと思います。

娘さんたちの回復の様子もまた教えてください。
良くなったというニュースは励みになりますから。
お母様のことも、オレンジさんご自身も、暑い日々が続きますからご自愛くださいね。

[2684] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年08月03日 (水) 21時42分

オムライスさん

私の息子は、根底に自閉症スペクトラムがあるということで、抗精神病薬で興奮を抑えてることに変わりはないです。それで、精神症状の平衡を保っている状態です。
だから、私の解釈としては、統合失調症様症状であることには変わりないと思っています。

それに、ブログにも自閉症スペクトラムと書いたところ
以下のコメントがありました。
>この度のご転院で、診断名が「自閉症スペクトラム」に変更されたとのこと、近年「発達障害・自閉症スペクトラム」という概念が浸透しだし、こういう方を何人か存じております。
>診断名が変更になり、実際には何が変わるのか。自閉症スペクトラムを改善する薬はなく、とにかく統合失調症ではないので、今飲んでいる抗精神病薬を整理し、減らしていきましょう、という方向で減薬を開始した結果、状態の悪化を招き、入院(措置のケースもあり)、結局のところ「ここまで薬を飲んでしまうと、薬を減らすことはできません。」と言われて、元の木阿弥どころか、より多剤、多量になってしまった例もあります。
>診断名が変わって、今飲んでる薬をどうするのか? 難しい選択だと思います。

そのとおりなのですよね。
だから、新しい主治医と相談しながら、様子を見ながら薬を考えないといけないのだなと思いました。
展望が開けたというより、さあ、ここから仕切り直しというところです。
元々、変薬・減薬は簡単ではないことはわかっていました。
ということで、8月6日が2回目の診察です。
2週間に1回の診察です。次週は診察日ではないですが、8月13日は、新しい主治医は夏休みです。
慎重に慎重に行こうと思います。

[2685] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年08月04日 (木) 02時10分

とっちゃんさん。

息子が統合失調症じゃないかも、となって、誤診やセカンドオピニオン関連のものを読んでいたとき、本当にたくさんあったのが発達障害の二次障害でした。
そのときに、とっちゃんさんの息子さんはまさに「自閉症スペクトラム」の「二次障害」に当てはまるな、と勝手に感じていたので、転院先の診断に少しも驚かなかったんです。

「自閉症スペクトラム」の当事者に睡眠障害はつきものといいますし、お薬に敏感なところも。
病気ではないのですから、本来お薬で治すものではないですよね。
もともとお薬的には、ほんの少しの(安全な)睡眠導入剤だけで良かったんだと思います。

とっちゃんさんのおっしゃる「統合失調症様症状」はあくまで「症状」であって、たとえその症状を抑えるための薬が同じでも、根っこのところは統合失調症とは違うということですね。
だから新しい主治医は「今後は処方をシンプルに」とおっしゃった。
少しの抗精神薬と睡眠導入剤に整理していくことを目指す、ということでしょう。

でも薬をいじると、不安定になりやすい。
特に長い間服用しているわけだし、とっちゃんさんは精神状態が悪化することは何としても避けたい。
だから慎重の上にも慎重にと、とっちゃんさんがおっしゃる気持ちは分かります。
分かりますが、やはり本来必要のなかったお薬を(しかもとっちゃんさんの息子さんの場合、とても危険な薬も含まれます)症状を押さえつけるために十何年も服用してきた、というのは、あんまりだ、悲しいことだとも感じます。

最初から正しい診断をくだされていたら……。
過去は変えられないですけれど、抗精神薬を服用させて1年未満の我が息子にすら、失ってしまった時間を惜しいと思う私です。

とっちゃんさんは、今回ベゲタミンが販売停止にならなかったら、息子さんを転院させなかったかもしれませんね。
でもこうなったら薬をいじらないではいられないわけで。
精神状態の安定を優先してたくさんのお薬を飲み続けるより、精神状態を安定させながらお薬を減らすことをトライしていく方が、ずっとずっと未来に希望が持てる、というふうに気持ちを切り替えるきっかけだったのかもしれませんよ。
統合失調症は「悪くならないことが良くなっていること」といいますが、根っこが違うとなれば、5年かかろうと10年かかろうと、少しずつでも良くなる方向に持っていきたいではありませんか。
私はアカの他人ですが、とっちゃんさんの息子さんに生き生きとした人生を歩んでもらいたいです!

ここまで書いてきたことは、とっちゃんさんは全部ぜーんぶご存知だと思います。
このスレッドに報告してくださるということは、とっちゃんさんと真逆の性格の私がどう言うか、ちょくちょく聞いてみたくなるのかな? などと想像しておりますよ。
私はイケイケですからね(笑)。

とっちゃんさんのことですから、たくさんリサーチされて、すばらしい主治医を選ばれたのだと思います。
ベゲタミン変薬も始まりそうですね。
うまくいきますように。
例によって何の根拠もなく「絶対にうまくいく」と思ってますけどね(笑)。

[2708] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年08月29日 (月) 23時44分

オムライスさん

息子さんの強迫性障害で今お薬の方はどうなっていますか?

私の息子の方は、コントミンが無くなりました。
今のところ、症状は変わりないです。
新しい主治医は、起きられるようになっても、「何もすることが無いと辛いよね。」と息子に言います。
ベゲタミンは、まだ今までのままです。1ヶ月は、そのままで様子を診るようです。
いきなりベゲタミンを変えて不眠状態になると精神症状は悪化します。

薬と息子の状態を見ながらの診察です。薬を変えるのも良いのですが、実際今までの生活をどのように良くしていくかも問題です。

実は、kyupin先生とのメールを読み返していましたら、6年前に私の息子は、広汎性発達障害の性格が色濃いと言われていました。
でも、その頃も主治医を変えることに躊躇していました。

私の息子とオムライスさんお息子さんの症状と診断は違いますが、精神疾患としてオムライスさんの息子さんの快復の過程も知りたいです。
私も今まで、息子を統合失調症の1種としてみてきましたが、自閉症スペクトラム・広汎性発達障害の側面を捉えながら接して行こうと思います。

[2709] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年08月30日 (火) 02時04分

とっちゃんさん、お久しぶりです。
息子さんの通院の内容を読ませていただいています。
減薬が始まりましたね。
コントミンを2週間で25mgずつ、というのは、減薬サイトで見た「最も慎重な」量でしたよ。

ベゲタミンAは、クロルプロマジン(コントミン)と塩酸プロメタジン(ピレチア)とフェノバルビタールの組み合わせなので、3要素をばらして考え、まずコントミンから減らして様子を見るという作戦かもしれませんね。
お医者様の腕の見せ所です。

我が息子の処方は現在、ジプレキサ(オランザピン)5mg、抗パ剤(ベンツトロピン)0.5mg、SSRI(セルトラリン=ジェイゾロフト)200mgです。

ジプレキサの減薬方法は5mg(CP換算値200mg)ずつで4週間キープです。
一回に減らす量がずいぶんと多く、「大丈夫かいな」と思ったり、でも早く減らしてほしいと思ったり。
来週あたりゼロになるかも、という地点にいます。

SSRIは最大量になっています。
日本でジェイゾロフトは強迫への適用が認可されておらず、最大量も100mgです。
副作用が少なく、こちらでは強迫性障害への第一選択薬のようです。
最大量になって5週間になりますが、効き始めるまでに2カ月は様子見と言われています。

体調面の変化としては、ジプレキサが5mgになりジェイゾロフトが最大量になったあたりから、睡眠が乱れています。
それまで14時間ぶっ続けて寝ていたものが、6時間ぐらいしか眠れなくなりました。
もともとの睡眠時間が6時間ほどで、それで問題ないならいいのですが、「あと2時間ぐらい寝たかった」「睡眠が足りてなくて日中ぼーっとする感じ」と言います。
ジプレキサの減薬のせいか、SSRIの増薬のせいか、分かりませんが、たぶんジプレキサなんじゃないかなと思います(直感)。

それとアカシジアがすっきりなくなりました。

精神面では、大分行動的になってきました。
一人で電車にのってクリニックに通っていますし、週に1〜2度友達のところに遊びに行ったり、映画を観に行ったりするようになりました。
八百屋にお使いにいってくれたり、日帰り旅行に行ったりもしています。
本人は「人が怖い気持ちは変わらないけど我慢できるようになっただけ」と言い続けているのでガッカリなのですが……。
医者には「自分では変わらないって思うかもしれないけど、ハタから見たら随分と良くなってるよ」って言われたそうです。

ですがいまだに頭がぼんやりして本は読めないようです。
クリニックから借りた本は返してしまいました。
本人が一番こだわっている学業関係の事柄は、いまだにできません。
暇は強迫のエサになるので、いろいろ用事を頼んでいますけれども、それ以外は自室でぼんやりパソコンで動画を観たり音楽を聞いたりして過ごしています。

回復傾向にはあるのかな? とは思います。
ジプレキサがなくなってもその影響はしばらく続くと思うので、焦らず付き合うしかないですね。

医者は「強迫と統合失調症はよく間違うんだよ」なんて言っていました。
「あんたが間違えたんでしょーが!」って詰め寄りたくなりました。
もちろん黙ってましたが。

とっちゃんさんの息子さんは長年統合失調症の患者として処されてきたわけですが、もうその考えは捨てちゃってもいいのではないですか?
過去のいじめに起因する興奮などは、自閉症スペクトラムの典型的なフラッシュバックにしか見えませんし、妄想幻聴もないんですから。
親御さんであるとっちゃんさんがまず一度そこから離れて、息子さんから自閉症スペクトラムの生きにくさを取り除いてあげる方向に熱量を注ぐ方がいいような気がします。

前にも書いたことがありますが、認知行動療法(CBT)も効果があると思います。
アンガーマネージメントに効くと言われています。
一度試してみられたらどうかな?
イケイケの私はどんどんお薦めしちゃいますよ・笑。

ですがまずはお薬の整理ですよね。
ごく少量ずつ、時間をかけて減薬するお医者様のようですから、きっと大丈夫だと思います。

うちの方もまた変化があったら報告させてもらいますね。

[2712] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年09月03日 (土) 10時44分

本日診察日で、ついにジプレキサがゼロになりました!
息子のお薬はジェイゾロフト(セルトラリン)だけになりました。

本当にうれしいです。
息子は抗精神薬をエビリファイ(15mg)→リスペリドン(6mg)→ジプレキサ(20mg)と、増減はありつつ9カ月間飲みました。
エビリファイを最初に飲んだ翌日、何も考えられなくなったと悲痛な訴えがありました。
その顔からは表情が消え能面のようで、声は聞き取れないぐらい小さく、口はいつも鼻がつまって半開きでした。
目はどんよりしているがギラついており、昼も夜もずっと寝ていました。

リスペリドン6mgのときの息子を見れば誰だって、相当重症な精神疾患患者だと思ったはずです。
抗精神薬の必要なかった人間が服用すると、こんなことになるのだ、というのが身に染みました。

副作用としてはまずアカシジア。これはジプレキサ5mgになって消えました。
睡眠過多も同じくジプレキサ5mgのあたりでなくなり、今はよく寝られない症状が出ていますが、これは抗精神薬減薬の最大の特徴だそうです。
目のチラつきは、医者によると抗パ剤の副作用だとのことで、抗パ剤も断薬になったので、今後なくなっていくと期待します。

減薬方法は、ジプレキサ5mg(CP換算値200mg)ずつで、20mgから15mgになって4週間キープ、15mgから10mgにして4週間キープというペースで最後まで5mg4週間ペースでした。
トータルで3カ月弱で20mgからゼロになりました。
日本のサイトを見ると「もっと慎重に時間をかけて少量ずつ減らさないと危ない」と書かれているので心配しましたが、自己流ではなく医者の指示なのでそれに従ったような経過です。

息子は抗精神薬を服用する前も、服用中も、減薬中も、妄想・幻聴・独語・空笑・興奮・暴力・会話の解体はありません。
困っているのは、「人が怖い」という強迫観念で、本人は「変わらない」と言いますが、ずいぶんと良くなったように思います。
親と一緒に外食を楽しんでいます(以前は家で同じテーブルで食べることもできなかった)し、電車に乗って友達の家に遊びに行きます(以前は電車はおろかタクシーにすら乗れなかった)。
私が胃が痛いと言えば、胃薬を持ってくるような気遣いもするようになりました。
頭がぼんやりして集中できないのが本人も辛いようで、いろいろなサプリを自分で調べたりしています。

抗精神薬がゼロになるときが、息子の治療の仕切り直しだと思っていたので、これからが本番です。
息子が社会復帰できるよう、これからも焦らず寄り添っていきたいと思います。

クロさん、ここは統合失調症の当事者を持つ家族のための掲示板と分かっていますが、私の息子の薬の記録を残させてください。
真に統合失調症の患者さんには抗精神薬は絶対に必要だと考えます。
その反面、抗精神薬の必要なかった者にこの薬がどのように作用するのか、減薬断薬の一例として、うちの息子のケースを残しておくのも何かの意味があるかもしれないと思うのです。

ゆりさん、見てらっしゃいますか?
息子はここまで来ました。
ゆりさんをはじめ、声をかけてくださった皆さんのおかげのような気持ちです。
本当にありがとう。またお話ししたいです。

[2714] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年09月03日 (土) 15時49分

オムライスさん

オムライスさんにとっては、ジプレキサが無くなって良かったですね。

精神疾患で適応外の抗精神病薬が処方されることもあります。

私は、自閉症スペクトラムでも、抗精神病薬をゼロにすることは考えていません。
主治医にも、今日の診察で、自閉症スペクトラムと統合失調症の対処違いを聴きましたが、「今までの接し方を変えることはありません。」と言われました。
その境界線は曖昧であり、おそらく障害者手帳でも障害年金でも今までの診断書を踏襲するでしょう。と言われました。
私は、じわじわと息子の脳が気が付かない程度の薬の処方変更を望んでいます。
ようは、薬を飲んでいても、実質的に少しでも息子が快適な生活を送れれば良いのです。

私は、この17年間最善を尽くしてきたと思っています。診断の変化に決して後悔はありません。

オムライスさんのイケイケと私の慎重派、それはスタンスの違いだと思います。
私も、オムライスさんの息子さんの快復過程を知りたいし、私の息子の快復過程も書きたいと思います。

[2715] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年09月03日 (土) 22時44分

とっちゃんさん。

息子さんのその後の様子はどうですか?
とっちゃんさんご自身がずっとお薬を飲み続けている実体験もおありですから、息子さんにもそのように思われることもあるのでしょうね。
障害者年金のこともありますし。
ずけずけと踏み込みすぎてごめんなさい。

うちの場合、「抗精神薬は強迫を悪化させる」と言われるので、早く無くしたかったのです。
それに薬ひとつでこんなにも生き方を変えるのかと、恐ろしい気持ちになったのは間違いないです。

>診断の変化に決して後悔はありません。

私は後悔だらけです。
9カ月間息子に間違った治療を受けさせてしまいました。
悲しく苦しい孤独を、絶望を、与えてしまいました。
息子に対してもっと何かできたのではないか、といつも考えます。

その反面、息子の中から沸き上がる自己治癒力を信じなければ、という思いもあります。
一人っ子なので世話をやきすぎてきました。
薬が整理され、回復傾向にあるいま、やかましく口を出さずにじっと見守ることも大切かなと思っているところです。

[2717] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年09月04日 (日) 17時28分

オムライスさん

私の息子は、特に精神症状に変化はないです。
ただ、乗合バスの写真や走行音の音撮りなどをすると夜寝られなくなっています。
9月1日2日とバスのことで3時間睡眠でした。9月3日の診察日の前は一睡もできませんでした。
昨日の夜は、息子がぐっすり寝たいと言ってベゲタミンAをマックスの4錠飲みました。
それでも、夜中寝ないで明け方になってから寝だしました。

たらればの後悔はないと言えば嘘になります。
息子が精神科に通うころに、今みたいに広汎性発達障害(自閉症スペクトラム・アスペルガー)などの概念が浸透していたら、もっとうまい対処があったのではないか。
17年前に、ハロペリドールだけでなく、今みたいに薬の種類が多ければ、いろいろ試せたかなと思ったりしています。
とにかく、私の息子が精神科に通い始めたころは、やっとリスパダールが出てきた頃です。

今は、症状が固定化しているので、なおさら、薬の変更には慎重になります。
ベゲタミンもすぐには、変更するのはリスクがあります。

ただ、主治医が変わって診察で息子の言うことを丁寧に聴いてもらえるし、無理な減薬・変薬をしないことも気に入っています。
主治医の微笑みが貴重な精神療法になっています。
私は、ふだんの診察の中での会話での精神療法のうまい精神科医が優れた精神科医だと思っています。
精神科医は、薬の処方だけでないと思っています。
自己治癒力・免疫力を最大限引き出せる医師が最高の医師でしょう。

[2730] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年09月14日 (水) 22時39分

こんばんは。

ある家族会の人から、資料をもらった一文です。

<内科医・精神薬理学>
●長嶺敬彦(精神科病院の内科部長を経て、いしい記念病院)
「統合失調症や強迫性障害と誤診されている発達障害者の大多数が成人なのだ。
彼らは、不必要な向精神薬(抗精神病薬やSSRIなど)を長年にわたって処方され、本来の発達上の問題に薬の副作用が加わり、複雑な病像を呈している。
しかし、あきらめるのはまだ早い。症状の寄せ集めでなく全体像を見て判断すれば、発達障害と統合失調症は意外と簡単に区別できる。」
〜『精神科セカンドオピニオン2』(2010)

●鈴木國文(名古屋大学教授)
「アスペルガー障害を含む広汎性発達障害という概念は統合失調症の臨床的理解に大きな影響を与えた。
この概念が浸透する以前に統合失調症と診断された症例の一部に現在ならアスペルガー障害と診断されるべき症例が含まれていることは間違いない。・・・・」
〜『精神病理学から何が見えるか』(2014年)、
 「統合失調症の素因、前駆期、発症―広汎性発達障害との比較」(『精神科治療学』(2008.2)

これから、私も勉強し直したいと思っています。

[2731] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年09月15日 (木) 10時53分

息子はちょうどジプレキサが身体からなくなった頃の、断薬後5日目で離脱症状が出ました。
精神症状は問題なく、身体症状です。
頭痛、下痢、吐き気、寒気、発汗と、コリン作動性のものばかりです。

やはりジプレキサ5mgからの断薬は乱暴すぎたのかもしれません。

離脱症状が出て4日目にセラピーに行ったところ、臨床心理士がうろたえて「これは普通の状態じゃないから医者に行け」と言いました。
そのクリニックの精神科医は週に一度しか来ず、その日は不在の日でした。
だから、救急外来でも何でもいいからすぐに誰か医者に見てもらえ、と言うのです。

私の認識としては、離脱症状なのだから我慢できるならじっと耐えるしかない、と考えていました。
本人も「我慢できる」と言うし、2週間もすれば収まってくるはずだ、と。

そう言う私のことを夫は「冷酷な女」呼ばわりし、息子の主治医(内科医)にさっさと予約を入れて、息子を向かわせました。

主治医(内科医)の診察から戻った息子は「お母さんと同じことを言われたよ」と報告しました。「薬をやめたいのなら我慢するしかないね。もう1週間もすれば楽になるよ」と言われた、と。

この人たちは一体何なのだろう、と私は思いました。

まずは離脱症状の出るような減薬しかできない精神科医。
私のようなシロートでも、ジプレキサ5mgになったらより慎重に、細かく刻みつつ減らさないと危ないと知っています。
そう思いつつ、医者のすることだからと従ってきて、このザマです。

離脱症状にうろたえる臨床心理士も頼りない。
薬や症状のことを調べようともせず動揺する夫には、あとできっちり謝ってもらいました。

今回のことではっきりしました。
息子のこと(症状、薬)を一番考え、分かっているのは私です。
今後SSRIの減薬の必要性が出てきたときは、医者任せにはしません。

息子の離脱症状は少しずつ収まってきています。
現時点で吐き気と寒気は消え、下痢もマシになってきています。
体調が悪いにもかかわらず表情はかなりいいです。
クリニックにも主治医(内科医)のところにも、自分ひとりで電車に乗って行きました。

とっちゃんさん。

息子さんがベゲタミンAを4錠も飲んだとうかがって、それでもすんなりと寝られなかったと聞いて、言葉を失ってしまいました。
一番つらいのは息子さんでしょうが、その息子さんにとっちゃんさんは17年間も寄り添ってこられた。
胸が詰まるような思いです。

とっちゃんさんは
>ベゲタミンもすぐには、変更するのはリスクがあります。
とおっしゃいますが、タイムリミットが迫っているのに焦らないのは、何か秘策があるのでしょうか?

いずれにせよ、息子さんが良くなることを心から願っています。
息子さんの回復過程は、たくさんの人たちに役立つと思います。

[2736] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年09月17日 (土) 13時22分

オムライスさん

私は、物事をはっきりさせない方です。いわゆるグレーゾーンもあるのではないかと…
息子は、自閉症スペクトラム・広汎性発達障害ですが、統合失調症様障害を併発と思っています。
だから、あまり誤診とは思ってはいないです。
ただ広汎性発達障害の特性は持っています。

大人の発達障害の人が集まる場もあるそうですが、主治医いわく都内に2〜3ヶ所あるくらいだそうです。
今日、診察日で主治医に聞いたところ、ベゲタミンの代わりには、ヒルナミン(レボトミン)にユーロジンを併用するようです。
ヒルナミンは、息子も以前から「ベゲタミンも代わりはヒルナミン(レボトミン)かな」と言っていました。
主治医の意向にもあいそうです。

[2741] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年09月20日 (火) 03時15分

うーん。
「統合失調症様障害」って、症状の持続期間が1カ月以上6カ月未満なのでは……。
とっちゃんさんの信頼するK先生は「アスペルガー症候群のグレーゾーンなる診断は少し変だ」と言っています。
「時々インターネットで"統合失調症+アスペルガーです"というような書き込みをみるが、これは明らかにおかしい。生物学的に、この2つは別物だからだ。生来のものとそうでない思春期以降に発病するものを一緒にしてどうすんの?と言いたい。小一時間問い詰めたい。」とも。

ヒルナミン(これも古いお薬ですね)は以前にも試されているのですよね。
まずコントミンがはずされたのは、ヒルナミンを入れると抗精神薬2剤制限にひっかかるからなんですね。

ベゲタミン販売中止に伴う対策について書かれたサイトを見つけたので、貼っておきますね。
(もうご存知かな?)

http://seseragi-mentalclinic.com/vegetamin-discontinued/

息子はその後、少しずつ離脱症状が収まり、軽い頭痛が残っているだけになりました。
そして今日は2週間ぶりの診察日でした。
抗精神薬がなくなり、SSRIの最大量を服用して8週間経ったので、今後の治療の方向性などを聞くために夫が同行しました。
以下は聞き書きです。

まず離脱症状について尋ねると、「今まで私の患者でそんなことになった人はひとりもいない。薬に対する反応は個々によって違うからね」と言われたそうです。
この医者は抗精神薬の断薬をしたことがどれだけあるのだろう、と思いました。

そして、ジプレキサを完全に断薬して2週間が経ち、精神状態が変わっていないことから、ここではっきりと統合失調症ではなく強迫性障害ということが証明された、と言われました。

次の段階としては、OCD(強迫性障害)の専門医療に転院した方が良い、と。
抗精神薬を服用しているうちは統合失調症の疑いがはれていないため、OCD専門クリニックは患者受け入れをしてくれないが、これで転院ができることになったそうです。
いくつか転院先をあげ、保険が適用されるか調べるよう言われました。

それから、子供のころのこと(友達付き合い、言語のこと)などを軽く質問されました。
息子は強迫性障害だけでなくもうひとつ何かあるような感じがすると、「アスベルガー」という言葉をはっきり出して話していたそうです。

このクリニックでの最初の問診で、大学時代のサイコロジストによってアスペルガーは否定されていると報告した、ということを改めて医者に言うと、知らないようでした。
「その資料はすぐに手に入る?」と。知らんがな。
この医者はハズレだったと、改めて思いました。

息子は場の空気を読みまくる男なので、アスペルガーではないと思っています。
でもどうなのかな。スペクトラムで考えると。
こうなると、強迫性障害という診断だって怪しいものに思えてきます。
息子には強迫行為がないんですから。

医者と話した感じでは「ここは統合失調症専門医療だからとっとと出てってくれ」みたいな感じですかね。
治したいならそれ専門のところに行ってくれ、と。

私はこれから次の場所のことを調べまくらねばなりません。
息子を家に連れ帰ってから11カ月。
長い時間を無駄にしてしまいました。

息子の病気との旅はまだまだ続きそうです。

[2742] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年09月20日 (火) 06時37分

オムライスさん

そうですね。
統合失調症様症状は、私の方です。実際に6ヶ月未満で症状が収まりましたからね。
それ以降、23年間症状はでていません。

息子の場合は、広汎性発達障害の易興奮状態でした。それを統合失調症と誤診されていた。というのが正しい言い方ですね。
あまりに、今までの主治医に統合失調症と言われていたので、頭が切り替えできませんでした。
オムライスさんの指摘で気が付きました。

オムライスさんも「強迫行為がない 強迫性障害」のキーワード調べられた方が良いのかも知れませんね。
たぶん、オムライスさんのことだから、調べれているとは思いますが…
精神疾患は専門家の精神科医でも誤診するのですから、オムライスさんがしっかりされているので、最悪の状態にならなくてよかったです。

お互い統合失調症から、誤診と判断されましたが、この掲示板で、まだ、話させてください。
クロさんもよろしくお願いします。

[2755] 題名: 名前:クロ 管理人 投稿日:2016年10月05日 (水) 17時38分

こんばんは、

広汎性発達障害ですが、現在は多動性やアスペルガー、学習障害全部ひっくるめて
広汎性発達障害となっている。。。

時代によって概念も捉え方も変わっている。。解釈が難しい場合もありますね。

ただ、日本の場合はお薬が適性という面で厚生労働省から決められており、
発達障害でも、生きづらさを緩和するために統合失調症のお薬が少量でも必要な場合、
統合失調症として出されるというシステム的な要素もありました。

また、生きづらさからとは云え、二次障害でも統合失調症を併発するという事もあるのも事実です。

そして、それを理解した上で処方をして対応をするという事があれば、名前(病名)が重要ではなく
適切に治療されているかどうかという事になると思います。

みなさん、様々なケースがあります。
そして私の姉が最初の解離症状などから、躁、癲癇、幻聴など様々な症状が複合して出ているように
明確な線引きが難しい、時期や状態でも変わる物でもあり、それぞれが参考として誰かの選択肢の助けになるものです。

また、広汎性発達障害が一括りにされたわけですが、そもそも『定型』なんて存在しません。

苦手な部分が大きく社会生活に弊害が起こる場合に『障害』となっているわけです。
これが、中世の世界であれば問題なく過ごすどころか勤勉な農夫として
評価されているかもしれませんね。

誰でも得意、不得意の凸凹な発達はあります。
そして、その傾向が強いものがアスペルガーやら多動性やらとされたわけです。

ただ、神田橋先生は発達障害が治らないかというとそうではないといっています。
私の施設での経験でも、発達障害(自閉)の方の認知の力が少しずつでも
発達する様子は見ています。

大人の発達障害を支援する団体もあります。
SSTなどのカリキュラムや特質に合わせた就労支援などもなされています。
例:京都の認定特定非営利活動法人ノンラベル
http://nonlabel.net/

[2756] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年10月05日 (水) 18時35分

クロさん
こんばんは。
いろいろありがとうございます。

>また、生きづらさからとは云え、二次障害でも統合失調症を併発するという事もあるのも事実です。

私のブログのコメントで、

この度のご転院で、診断名が「自閉症スペクトラム」に変更されたとのこと、近年「発達障害・自閉症スペクトラム」という概念が浸透しだし、こういう方を何人か存じております。診断名が変更になり、実際には何が変わるのか。自閉症スペクトラムを改善する薬はなく、とにかく統合失調症ではないので、今飲んでいる抗精神病薬を整理し、減らしていきましょう、という方向で減薬を開始した結果、状態の悪化を招き、入院(措置のケースもあり)、結局のところ「ここまで薬を飲んでしまうと、薬を減らすことはできません。」と言われて、元の木阿弥どころか、より多剤、多量になってしまった例もあります。診断名が変わって、今飲んでる薬をどうするのか? 難しい選択だと思います。

このコメントからの警告でも、単純に減薬する危険性が指摘されています。
精神疾患では、誤診もありえますが、その逆に誤診にこだわり過ぎて本質を見失うとかえって本人のためにならないような気がしてきました。
適切な治療かどうかですね。

私は、息子の場合を自閉症スペクトラムが根底にある2次障害としての統合失調症と捉える方が無難な捉え方だと思えるようになりました。
今は、自閉症スペクトラムの子供が2次障害になるべく移行しないような育て方というような本が多いような気がします。
それは、知識として覚えておきたいと思います。

私の息子の場合は、転院して幸いにも急に薬をがらっと変える医師ではないことが救いです。
様子を見ながら、息子の話も聴きながら対応してくれます。

過去を変えることは、できないので、現状からどう対処していくかを考えようと思います。
クロさん、大人の発達障害を支援する団体の紹介もありがとうございます。

この文章は、何度かこの掲示板の記事の編集機能を使わせてもらって推敲しています。
Pass(省略可):に暗証番号を入れておくと編集ができるので便利です。

[2757] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年10月06日 (木) 03時55分


>また、生きづらさからとは云え、二次障害でも統合失調症を併発するという事もあるのも事実です。

私は「二次障害で統合失調症を併発」ということはありえないと認識しているのですが、違うのでしょうか。

1. 発達障害の人が統合失調症を発症する
2. 発達障害の二次障害として統合失調症のような症状が出る

この2つのうちのどちらかだと思っていましたが。

病名が重要ではなく病状の改善を目指す、というのが本質という点はその通りだと思います。
しかし症状の根っこが違えば、対応や治療・お薬も違ってきます。

精神疾患の統合失調症は進行性ですから、お薬を飲み続けて症状を押さえ寛解を目指すもの。
二次障害としての統合失調症様症状にもお薬で対処する場合が多いですが、量や種類が違ってきますし、薬剤過敏性があるので減薬・変薬は慎重にやらなければなりません。
K先生が「アスペルガー症候群のグレーゾーンなる診断は少し変だ」というのは、治療方法にかかわる問題だからだと思います。

とっちゃんさんはよく「すぐに減薬するのはリスクがある」「薬の変更には慎重になる」とおっしゃいます。
お気持ちは分かりますが、じゃあいつやるの? と。
危険だから本当はやりたくない、というお考えなのでしょうか?

私は、原疾患が統合失調症ではない人間に抗精神薬を服用させることの恐ろしさを知っています。
もし原疾患が違うのなら、行き過ぎた抗精神薬の服用は精神状態の悪化や副作用による体調不良を引き起こし、それが統合失調症の診断を強化することになります。
(統合失調症以外でも抗精神薬を用いられる病気はありますが、その際の量はわずかです)

くどいほど繰り返しますが、真の統合失調症に抗精神薬は必須です。
違う場合、抗精神薬は恐ろしいです。
簡単に手を切らせてもくれません。

さて、うちの息子です。
結局、今まで通りの「統合失調症専門クリニック」に引き続き通うことになりました。

というのも、強迫性障害専門医療機関で保険のきくところが片道3時間の場所にしかないからです。
週に2〜3度、そんな遠くまで通うことはむずかしいです。

現在の臨床心理士がより踏み込んだエクスポージャーをやってみよう、と言ってくれたので、残ることにしました。

改めて息子の幼少期からのこと、私自身の強迫性障害のことなどを、細かく聞かれました。
担当医が息子をアスペルガーだと思いたがっていたので、それを否定するような事実を具体的にあげて論破してやりましたわ(ふん)。
もう二度とこの医者に間違えてほしくありません。
私は息子を治すのです。
医者は薬だけ出してくれればいいです。

断薬からひと月以上たち、ジプレキサの離脱作用は完全に抜けました。
医者が言うには、抗精神薬の脳に対する影響は1カ月続くのだそうです。
(だから減薬もひと月おきだったのですね)

ただ、SSRI(セルトラリン)をマックス飲んでいるため、やはり頭がぼーっとするようです。

強迫の度合いも軽くなってきているように感じます。
抗精神薬が強迫を悪化させる、というのは事実だと思いました。
(特にリスペリドンのときがひどかった)

心配なのは、鬱も入っている、と本人が言うことです。
見るからにそんな感じです。
そして痩せ続けています。

私にできることはないだろうか、と息子に聞きました。
「おいしいご飯を作ってほしい。僕をこの家に置いてほしい」と息子は答えました。
追い出すわけないのに。
本人なりに「情けない自分」に引け目を感じているのでしょう。
悲しくて涙がこぼれました。

先日YouTubeで日本のお笑い番組を見ていたら、すごくおもしろくて声を出して笑っている自分がいました。
久々に笑ったような気がする。
そしたら、なんだか頭の中が揉みほぐされたような、すっきりとした気持ちよさを感じたんです。

オレンジさんやゆりさんがいつも「希望を持って明るく」とおっしゃっていて、「そうせねば」と思いつつ私の顔はいつも暗かったし怖かった。
私は笑っていよう、と改めて思いました。
たとえ笑うような気分じゃなくても、無理にでも口角を上げて、つくり笑顔にしていよう、と。

私がこの掲示板に再々登場するのは場違いもいいところなので、今後は出没回数を減らしますね。

[2758] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年10月06日 (木) 08時50分

オムライスさん

減薬について私が慎重になるのは、過去の減薬時でとんでもないことが起こったためです。
昼間のリントン3mgを医師の了解を得て減らした時があります。
6か月後に不安定になりました。その前にも、不安定なことはありました。そして、ベゲタミン100錠以上飲んでしましました。
たまたま、私は、午後半休を取って家に帰ってきました。息子の様子がトイレに起きた時、いつも違うなと思いました。
妻も少し具合が悪くて寝ていました。
妻に何か変わったことがあったか?聞きました。
パチパチと薬を飲んでいる音がした。ごみ箱を見ると大量のベゲタミンの薬の飲んだ後のパッケージがありました。
息子に「薬を飲んだの?」と聞くと「うるせーな!飲んだよ。」と言いました。
すぐ、医師に電話をしたら、「救急車を呼んで胃洗浄をしてください。」と言われました。
すぐ救急車を呼び、病院で胃洗浄をしましたが、その後、心肺停止、すぐに心臓マッサージで蘇生されましたが、人工呼吸になり意識不明になりました。
3〜4日意識がありませんでした。1ヶ月入院していました。その間、私たち夫婦は病院に寝泊りしました。
生きた心地がしませんでした。

薬については、予備がないといけないということで、妻が2週間に一度のところ1週間間隔で行ったりして溜めていました。
それからは、薬の予備は1ヶ月くらいにしました。

オムライスさんには、とんでもない親だと思われるかも知れません。
それでも、それ以降、またベゲタミンを飲むことになったのは、いろいろ試したのですが、ベゲタミンでないと寝られなかったからです。
今回は、ベゲタミンが販売停止となるので、主治医を変えて対処することになったのです。
前の主治医は、ベゲタミンは良い薬だという医師だったので、医師を変えるしかありませんでした。
それが、真相です。
今度の主治医の元で、慎重に薬の調整をしてもらいたいです。薬を迂闊の減らせないのは、そういう理由です。

[2759] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年10月06日 (木) 11時03分

とっちゃんさん

息子さんが九死に一生を得た経験がトラウマのようになっておられるのですね。
私はとっちゃんさんのことを「とんでもない親」だなんて、これっぽっちも思いません。
あふれんばかりの愛情を持って、大切に息子さんをケアされてきたのだと思います。

でもね。
ベゲタミンのオーバードーズは、リントンの減薬だけが原因とは限りません。
ベゲタミンそのものが原因かもしれません。
そもそもリントンの処方が原因かもしれません。

だから「慎重」なのはすばらしいことですが、「慎重になりすぎ」ないでほしいのです。

17年間の月日がおありですから、気持ちの切り替えがむずかしいのは分かります。
もう私の印象をはっきり言っちゃうと、息子さんは自閉症スペクトラムの二次障害で統合失調症様症状が出たのですよ。
そこに、不必要なお薬の上乗せだと思います。
体重増加。水の多飲。睡眠障害の持続。
抗精神薬が悪さしているようにしか思えません。
もしかしたら薬害性統合失調症の症状かもしれません(でも妄想幻聴もないのですよね)。

だから、ほんの少しずつでいいから、抗精神薬の減薬にトライされては、と思うのです。
今回コントミンを減薬されて、離脱は出ていないのでしょう?
少量だったら6カ月後に爆発する、という可能性は普通ありえません。

CP換算値で25mgずつ1ヶ月キープでも、1年300mgは減薬できます。
もっともっとゆっくりでいいかもしれません。

でもその前に。
難問はベゲタミンの切り替えですよね。
やっかいなフェノバルビタール。
長い間の服用で、依存が形成されてしまっているのですから、ヒルナミンへの切り替えは本当に大変だと思います。
主治医がよく考えておられると思いますが、先送りになって安心していられる状況でもないと思うのです。
とっちゃんさんより私の方が焦っているかもしれません(笑)。

息子が病気になって、茫然自失の孤独の中、この掲示板に書き込んで、とっちゃんさんに声をかけていただいて。
そんな中、息子に誤診がみつかって、とっちゃんさんの息子さんも転院されることになって。

これもなにかのご縁だと思うのです。
こんな不躾なことをとっちゃんさんに言うのは、いま私だけかもしれません。
でも本当に、息子さんによくなって欲しいと思っているんです。

強迫性障害を統合失調症と誤診されたその後のケースは、ネットでもほとんど見当たりません。
一方、発達障害(自閉症スペクトラム)を統合失調症と誤診されたケースは、たくさん見つかります。
皆さん減薬に苦労しておられますが……。
たくさんある、ということは、ヒントがいっぱいあるということだと思います。

ああー、出没回数を減らすと言ったのに、いっぱい書いてしまいました。

[2766] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年10月16日 (日) 07時57分

オムライスさん

昨日の診察で、寝る前のインプロメン3mgを無くしてヒルナミン10mgと入れ替えになりました。
息子が「インプロメンを飲むようになってから水をガバガバ飲むようになった。」
私的には、「インプロメンが追加されて怒りの感情が落ち着いているのです。」
と主治医に言いました。
主治医は、息子と私の間をとりもったわけではないですが、「いずれにしろ、ベゲタミンを変えるのですから、ヒルナミンを少々入れて慣らしましょう。」ということでした。

今までの処方

リントン9mg/1日(3mg朝昼夕)
ピレチア75mg/1日(25mg朝昼夕)
レキソタン15mg/1日(5mg朝昼夕)
寝る前
ベゲタミンA2錠
インプロメン3mg1錠

寝る前のインプロメンを外してヒルナミン5mg2錠となりました。

今日からの処方は、

リントン9mg/1日(3mg朝昼夕)
ピレチア75mg/1日(25mg朝昼夕)
レキソタン15mg/1日(5mg朝昼夕)
寝る前
ベゲタミンA2錠
ヒルナミン5mg2錠

先送りから、やっと動き出しました。心配事がないわけではありませんが、変えなければ何も変化はないです。

[2768] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年10月17日 (月) 06時05分

とっちゃんさん

動き出しましたね。
ブログの方も拝見しています。
ヒルナミンを上乗せではなく、いきなりインプロメンと入れ替えというのは大胆で驚きました。
インプロメンの半減期が比較的長いからなのでしょうか?
抗精神薬2剤制限のような気もしますが……。
主治医の先生のお手並み拝見ですね。
大丈夫。きっと大丈夫です。

うちの息子の様子を報告しますね。

ジプレキサを断薬して1カ月半が経ちました。
人が怖いという強迫はまだありますが、「昔の息子」が戻ってきています。

いろいろ調べてみると、「抗精神薬、とくにジプレキサは強迫を強化する」という事実に突き当たりました。
息子には本当に可哀想なことをしてしまいました。

懸案の「頭ぼんやり問題」は解決せず、いまだに本が読めません。
毎日トライしているものの、1ページ読むのに2時間かかり、内容がまるで頭に入ってこないそうです。

そのことを医者に訴えたら「あ、それOCDだから」と言われて終了だそうです。
そして再び転院を薦められたけれども、息子はきっぱり断ったと言っていました。

息子は私同様、医者のことを信用していないようです。

SSRIが適量を上回っているような気がしてなりません。
勝手に少しずつ減量してやろーか……と考え中です。

まだまだ息子が本からOCDの情報を得られそうにないので、私がレクチャーすることにしました。
(息子がそうしてくれ、と頼んだため)
この病気はどういうものなのか、原因は、治療法は、といったことです。

この病気に対する知識を得、覚悟を持って踏み込んだエクスポージャーに挑んでもらいたい。
そして、晴れ渡った秋の空のような心を取り戻してもらいたい。
そのためにできることは何だってやろうと思います。

[2776] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年11月12日 (土) 15時20分

こんにちは。

ブログにも書きましたが、こちらでも、報告します。

今の息子の処方は
リントン9mg/1日(3mg朝昼夕)
ピレチア75mg/1日(25mg朝昼夕)
レキソタン15mg/1日(5mg朝昼夕)

寝る前
ヒルナミン25mg2錠
ユーロジン2mg1錠
インプロメン3mg1錠

CP換算650mgです。
至適用量の上限に近い数値です。

この処方で当分薬は継続する予定です。
主治医も薬を変えた時は、安定するのを見極めるようです。

とりあえず、ベゲタミンからの脱却となりました。

[2777] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年11月12日 (土) 22時23分

とっちゃんさん、無沙汰しています。
ベゲタミンからの脱却が順調で本当に良かったです。
睡眠のバターンも安定していかれることを心から願っています。

うちの息子のその後のことも報告しますね。

息子が家に戻ってちょうど1年になります。

息子はあれから随分と笑顔も増え、外出の回数も増加し、周囲からみればずいぶんと良くなったように見えます。
ですが本人は「前とまったく同じ」と、回復を実感できていません。
本人はもう、復学するのは無理だと諦めているようです。
正しい治療までに時間がかかりすぎました。悲しいです。

臨床心理士のセラピーを週2に増やしてもらいましたが、いかんせん強迫性障害(OCD)の専門ではないので、効果もはかばかしくない。
それに「うつ」も併発している、とはっきり言われてしまいました。

もう一刻もぐずぐずしていたくなくて、大学病院の臨床に応募することにしました。
(3カ間24〜30回のエクスポージャーを受け、その後3カ月間経過観察する、というようなもの。無料)
しかし最初のスクリーニングで「OCD以外にも何かもう一つあるようだから、臨床には参加できない」と断られてしまいました。
「何かもう一つ」とはなんなのか。
どうも「うつ」のことではなさそうです。
ドラッグをやっていると思われているのか、発達障害の二次障害でOCD発症、的なことを言っているのか。
そんなところだと思います。

そこで、その大学病院の臨床にかかわっているサイコロジストの個人クリニックに予約をいれてみました。
保険外診療ですが、背に腹は代えられません。

薬はずっとジェイゾロフト(セルトラリン)200mgの処方です。
勝手に減薬に踏み切りました。
175mgにして3週間キープし、さらに150mgに減らしました。
本人は「少し集中力が戻ってきた」といいます。
精神症状の悪化は見られません。

「頭のぼんやりさえなくなれば、人が怖いのは我慢してバイトをする」と本人が言うのです。
どんなに医者に訴えても、頭ぼんやり問題の解決も、減薬もしてくれない。
だから勝手に減薬です。

もし新たなクリニックのサイコロジストが気に入れば、今までお世話になっていた統合失調症専門チーム医療を離れなければならず、新たに精神科医も探さねばなりません。
ですが、ジプレキサが完全になくなって2カ月以上経ったのに、いまだ社会復帰の糸口も見えない状況ですから、勝負に出るときが来たような気がしています。

ちなみに、大学病院の臨床への申し込み、スクリーニングに出向いて各種書類提出、サイコロジストへのアポイントなどのすべての手続きは、息子が自分一人でやっています。
1年前、暗いアパートのベッドの上でおびえた目をしていた息子、電話もできなかった息子、親と同じテーブルで食事をすることすらできなかった息子と比べると、別人です。
1年前と比べると雲泥の差です。
でもこれくらいで満足するわけにはいかないのです。

[2778] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年11月13日 (日) 17時05分

オムライスさん

統合失調症の場合ですが、5年程幻聴幻覚に悩まされて、障害年金を申請しようと思ったところ、医師からだまされたと思って飲んでごらんと言われて寛解された息子さんがいます。

>1年前と比べると雲泥の差です。
年単位で良くなることがあります。
もちろん、急に良くなることもあります。

>「OCD以外にも何かもう一つあるようだから、臨床には参加できない」
複合的な要素があるかもしれないです。

うちは、やはり複合的な要素が大ありです。
睡眠が安定しない(寝すぎるか一睡もできないか極端になってしまう)
ヒルナミンとユーロジンでも寝すぎたり一睡もできない状態は発生しています。
ベゲタミンの時もそういう状態なのでだったので、それほどの違和感はないですが、やはり安定してもらいたいとは思います。
でも、とりあえずベゲタミンと縁が切れて良かったです。
その先はおいおいと薬だけでなく対応して行こうと思います。

マンガでわかる統合失調症 家族対応編 ひと薬の処方箋
(原案・監修 高森信子   マンガ・構成 中村ユキ)
http://www.amazon.co.jp/dp/4535984360/ref=sr_1_fkmr0_2?s=books&ie=UTF8&qid=1478423772&sr=1-2-fkmr0&keywords=

↑この本を買ってみました。
統合失調症でなくても、精神疾患の人に対する人付き合いに役に立つものだとは思います。

あまり、勝負に出るというより大上段に構えずに地道な方法も役に立つことがあります。

[2779] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年11月14日 (月) 00時13分

とっちゃんさん

「勝負に出る」とは、金銭的なことです。
何しろ保険外診療ですから、日本では考えられなくらいの高額な費用が必要なんです。

強迫性障害(OCD)の場合、統合失調症その他の精神疾患者への対応と同じように優しくしていては治りません。
臨床心理士もただ優しく話を聞くだけでは役に立ちません。

たとえば本人が強迫による不安を訴えてきたとき、「大丈夫だよ、心配ないよ」と言うのは逆効果で、「さあね」とか「きっと一番悪いことが起こるでしょうね」などと、より不安を高めるようにもっていく対応が必要です。

不安や恐怖を取り除こうとするのではなく、不安や恐怖から逃げないで慣れていくことで、改善を目指す、というようなやり方です。

今の臨床心理士にはこれができません。
本人も「ベーシックなことしか知らない」と言っており、専門家にかかる方がいいという考えですが、金銭的なことがからむためプッシュされてきませんでした。

息子は発症して1年も経つのに、薬物療法しか受けていない。
肝心の曝露行動療法に進んでいないのです。
予約をとったサイコロジストによると、典型的なOCDは17〜25セッションで改善するそうです。
例えば週2で通院するとすれば2〜3カ月で改善する、という計算になります。

ただ息子は「何かもう一つある」と言われていますから、状況が違うかもしれません。
その場合でもOCDは改善する、とは言われていますが。

予約は来週です。

[2782] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年11月26日 (土) 17時10分

今日診察日でした。

リントン9mg/1日(3mg朝昼夕)
ピレチア75mg/1日(25mg朝昼夕)
レキソタン15mg/1日(5mg朝昼夕)

寝る前
ヒルナミン25mg2錠
ユーロジン2mg1錠
インプロメン3mg1錠

処方は変わりません。
一応処方は定まった感じです。
症状が安定していれば、薬を変えない方が良いのでしょう。
主治医との相性も良いです。
これからは、落ち着いて少しずつ良くなるのを期待しようと思います。

[2783] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年11月27日 (日) 03時02分

とっちゃんさん、ベゲタミンからの切り替えが安定して良かったですね。
主治医の先生が信頼できるというのは素晴らしいです。
今後は少しずつ色々な治療にトライして、状態が改善されることを祈っております。

なんだかとっちゃんさんとの交換日記みたいになってますが(笑)。
その後のことを報告しますね。

OCD専門のサイコロジストの初回面接に息子一人で行きました。
そのサイコロジストは大学病院の臨床スクリーニングにかかわった人です。
「何かもう一つ」について尋ねたところ、「今はまだ確信が持てないので教えない」と言われたそうです。

息子は「これまでの治療者の中で一番頼りになりそうな感じ」とのことで、転院を決断し、翌日これまでお世話になった統合失調症専門医療チームに報告しました。

すると、そのチームに大学病院からスクリーニングの報告書が届いており、「何かもう一つ」とはサイコシスだというのです。
サイコシスとは、妄想幻覚を伴う疾患のことです。
つまり息子は強迫性障害には間違いないが、統合失調症の前駆症状である、という見立てなのです。

二つの医療機関とも「強迫性障害」という診断を下したことは共通しているものの、
統合失調症の専門家が「統合失調症ではない」と言い、
強迫性障害の専門家が「統合失調症かも」と言う。
まるでコントみたいな展開になってきました。

統合失調症チームの臨床心理士が「1回やそこら会っただけの人間を信用して、ここを去らない方がいい。担当医が大学病院の精神科医と電話で話し合う予定だから、しばらくここに残っていなさい。両方に通っていてもいいから」と言い、息子はしばらく両方に通うことになりました。

2回目のOCD専門のサイコロジストの面接には、夫が同行しました。

息子の今までの経過(何故診断が統合失調症から強迫性障害に変わったか)を夫の口から説明したところ、サイコロジストは初耳のような感じだったそうです。
(つまり息子がちゃんと説明しきれていない)
夫は、息子の治療がそこ(統合失調症の前駆症状)を起点に始められることを一番怖れている、もうあの苦痛に満ちた薬物治療を繰り返すつもりはない、ということを説明したそうです。

サイコロジストの先生は、
「息子さんの場合、統合失調症にしろOCDにしろ典型的な症状ではなく分かりにくいが、要は良くなればいいので病名にこだわらず治療していきましょう。まずは暴露行動妨害法を6セッション行い、改善傾向が見られなければ他のメソッドに切り替えることもできます」と言いました。

最近息子は「もうこの恐怖心がなくなることはないような気がして諦めの境地」などと言い出しました。
実はこの「諦めの境地」は治療がうまくいっている証拠なのだそうです。
どこをどう対処すればいいのか、シロートには分かりづらいのですが、認知行動療法や暴露行動妨害法などの手法は効果があるのかな、と思いはじめました。

SSRIは減薬を続けています。
200mg→175mg→150mg→現在125mg。
睡眠が乱れています。
150mgのときまで眠りが浅く睡眠時間も5〜6時間だったのが、125mgになって計10時間ぐらい。
昼間寝てしまうので夜中まで起きているようになりました。

とっちゃんさん。
今の息子さんの薬物調整に口を挟むつもりはまったくありません。
でも、抗精神薬、向精神薬、抗パ剤が睡眠に影響を与えることは確かです。
息子は今に至るまで睡眠導入剤を処方されたことがありません。
日本の精神科医は睡眠導入剤をホイホイ出しすぎだと思います。

[2829] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2016年12月25日 (日) 13時57分

オムライスさん

その後、いかがですか?

私の息子は、そんなに変化はありませんが、睡眠薬がベゲタミンの時よりは、眠気が強くなくなりました。
それと主治医との相性が前の主治医より良くなったので、2週間に1度診察に通えています。

私の息子の病態の印象ですが、自閉症スペクトラムが根底にある統合失調症圏にあると思います。
障害年金2級ですが、今でも、国民年金を掛けています。本当は、免除申請をすれば国民年金を払わないでいいのですが、途中で良くなることを考えて掛けています。
年金事務所から、掛け金に対する誤解がないか確認の文書がきたので、主治医に今後の見込みを聞いたところ、国民年金の掛け金は無駄になる可能性が高いと言われました。
でも、国民年金を掛けて国民年金基金も掛けて65才から年金を増やすこともありかなとも思っています。

私の方は、22日(木)に1人で、シンガーソングライターの岡村孝子さんコンサート(クリスマスピクニック)に行ってきました。
家では、息子も娘も30才過ぎなので特別なクリスマスイベントはしませんでした。
今まで、クリスマスケーキと娘が26日、妻が28日が誕生日なのでケーキ三昧になってしまっていたので、今回は、娘の26日だけ、バームクーヘンにしました。

[2832] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2016年12月26日 (月) 01時29分

とっちゃんさん ご無沙汰しています。

薬の調整が一段落して、精神状態も安定しておられるようでよかったです。
息子さんご自身が通院できるというのが嬉しいですね。

>主治医に今後の見込みを聞いたところ、国民年金の掛け金は無駄になる可能性が高いと言われました。

私は日本を離れて長いので、この意味がよく分からないのですが……今後の症状の見込みに関することを示唆されたのでしょうか?
息子さんの国民年金ずっと払っていらっしゃるのですね。

うちの様子を報告しますね。

去年のクリスマスの我が家はどん底でした。
息子は最初のじーちゃん先生から処方されたエビリファイを初めて飲んで、ほとんど眠れないほどひどいアカシジアで一日中部屋の中を歩き回っていました。
クリスマスの食事も親と同じテーブルでとることができませんでした。
それでもいつも通りのクリスマスにしようと、ツリーを飾って、息子にプレゼントも用意して、息子がツリーの下で暗い顔でプレゼントを開けるのを遠くから眺めていました。

今年は同じテーブルで食べることもできたし、なんと息子は親にもプレゼントを用意してくれていました。

家族のプレゼントはツリーの下に置いて、クリスマスの朝パジャマ姿でみんなで開ける、というのが我が家の恒例なのです。
息子はニコニコ笑いながらその行事に参加していました。

去年のことを思うと夢のようです。

治療としては、いまだに統合失調症専門チームと強迫性障害(OCD)専門のサイコロジストの両方に通っています。
強迫性障害(OCD)専門のサイコロジストの暴露行動療法(週1回)は4セッションを終えました。
マンツーマンで行われるセラピーは驚くべき内容です。
例えば、息子がもっとも大切にしているもの(仮にギターとしましょう)を持参させ、渋谷のハチ公前に連れて行って演奏する、というようなことをさせられるのです。(あくまで例え話です)

最初のころは自宅に戻り次第寝込んだりしていまいたが(笑)、4回目の後は笑い顔で報告するようになりました。

このサイコロジストは強迫性障害業界(?)でも有名らしく、統合失調症専門チームの臨床心理士が「見学したい」などと言い出しました。
統合失調症専門チームの臨床心理士には週2回かかっていて、つまり息子は週3回何らかのセラピーを受けている勘定になります。
統合失調症専門チームの臨床心理士のセッションは、エクスポージャー的なものはなくなって、認知行動療法やエクササイズが中心になってきました。

暇は強迫の餌になることから、サイコロジストに「仕事しろ」と言われ、年が明けたらバイトに応募してみるようです。
統合失調症専門チームの社会復帰コーディネーターが、そのあたりを手助けしてくれています。
と同時に、やはり統合失調症専門チームの「復学セミナー」にも参加して、大学に戻ることの可能性も検討してみると言っています。

お薬の話。
SSRIは200mg→175mg→150mg→125mg→100mg→現在75mg。
100mgのあたりで眠くて眠くて、最高36時間ぶっつづけで寝ました。
揺さぶってもお尻を叩いても起きないので、このまま死んじゃうんじゃないかと怖くなりました。

医者に内緒で減薬しているのですが、月に一度の診察で「寝すぎる」ということを報告したら「おかしいわねぇ。普通そんなこと起こらないんだけど。もし気になるようなら血液検査をして肝臓と腎臓の機能を調べてもらってね」と、処方箋を渡されました。

肝臓と腎臓の機能低下により薬が身体に残って眠いという判断なら、つまり「薬が効き過ぎて眠い」ということなのでしょう。
75mgの現在でも「眠い」といい、かなり長い間寝ていますが、徐々に起きていられるようになってきたかな。

減薬が進むにつれ、集中力が戻り、本が読めるようになってきました。
医者は以前「OCDだから本が読めないんだ」と決めつけて、息子の信頼を完全になくしました。
(書かれたことへのこだわりの強さで前の行に戻ってしまって読み進めない、と決めつけられた)
薬が減ることで本が読めるようになってきたことから、本人も減薬に積極的です。
減薬による精神症状の悪化は見受けられません。

今のところこんな感じです。
統合失調症専門チームが「出てけ」と言わないのは、誤診してしまった後ろめたさか、統合失調症の可能性を捨てていないからか、州政府の補助金の関係か、理由は分かりません。
「出てけ」と正式に引導を渡されるまで居座って、利用させてもらえる手厚いケアはしっかりいただいておこうと思っています。

[2841] 題名: 名前:きら 投稿日:2016年12月31日 (土) 22時09分

オムライスさん、はじめまして。

うちも、強迫性障害を最初に発症し統合失調症になりました。
息子さんは強迫性障害特有の症状はありますか?
例えば、同じ事を何度も繰り返すとか、手洗いが止まらいという症状は
良くあるしょう

[2842] 題名: 名前:きら 投稿日:2016年12月31日 (土) 22時24分

申し訳ありません。
途中で、手があたってしまい書き込みになってしまいました。

手洗いが止まらないといった症状はよくある症状ですが
うちは手洗いもありましたし、とにかく同じ事を繰り返すという症状でした。
息子さんは人が怖いだけ。と書かれていますので、どうなんだろう?と思いました。
統合失調症の場合、人が怖いのは妄想のせいです。みんなが自分の悪口を言ってると感じたり
意地悪をされるとか、なので、人に会うのが怖くなり家から出れなくなってしまうという風に
なるのだと思います。家族会でお話を聞いてそんな方は多かったです。

[2844] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2017年01月01日 (日) 00時57分

きらさん、はじめまして。

強迫性障害には様々なタイプがあり、そのうち「手洗い」などの洗浄強迫、確認強迫、加害強迫が7〜8割を閉めるそうです。
うちの息子は「被害強迫」です。
非常に珍しいタイプの、非典型的なものです。

人から傷つけられるかもしれないという考えがあとからあとから沸き起こってきて(自生思考)、人を避ける。
洗浄や確認のような目立った強迫行為はないので、最初は強迫行為のないタイプ、頭の中で強迫行為を行っているのではないかと考えたりしました。

専門家の治療を続けるうちに、「吐く」「歯を食いしばる」「拳を固く握る」などの強迫行為がある、人を避けるのも強迫行為と言われましたが、よく分かりません。
同じことを繰り返して周囲に奇異にうつる、ということはないです。

きらさんのおっしゃりたいのは、「強迫性障害だと思っているようだけどやっぱり統合失調症じゃないの?」ということかな、と推測します。
本当はどうなのか、分かりません。
でも診断名を変えたのは私ではなく医者であり、「統合失調症じゃない」という点にすがりついているわけでもないんです。

統合失調症の妄想と、強迫性障害の被害恐怖との違いは、「それが実際に起こることではない」と分かっているかどうかです。

たとえばうちの息子の場合、「お母さんの作る料理に毒が入っているかもしれない」「猫がツメを立てて目を突き刺して失明するかもしれない」「暖房機が爆発して焼け死ぬかもしれない」などという考えが次から次と沸き起こるらしいです。
全部「かもしれない」付きです。
でも、毒入りかもしれない食事も何のためらいもなく食べますし、猫も可愛がりますし、暖房機も付けます。

統合失調症の妄想であるなら、母の食事は食べない、猫に近寄らない、どんなに寒くても暖房機をつけない、というふうになるそうです。

息子の症状は、統合失調症にしろ強迫性障害にしろ、非典型的なものであるため、治療者も手探り状態なのかもしれません。
統合失調専門チームが息子を手放さないのも、断薬後しばらくたって精神状態が悪化しないかどうか、経過観察をしているのかもしれません。

私は息子に正しい治療を受けさせたいだけなのです。
抗精神薬の投薬治療は何の効果もなかった。
それどころか強迫が悪化しました。
息子が不安になっていたとき「大丈夫、心配ないよ」と声をかけていたのは間違いだった。
先日の暴露反応妨害法のセッションでは、お互いにナイフを突きつけながら話をしたそうです。
そしてスッキリした顔で帰ってきました。

統合失調症と強迫性障害は隣り合わせですから、こうして報告させてもらっています。
クロさん、皆さん、昨年は大変お世話になりました。
皆様のご家族が少しでも良くなりますように。

[2848] 題名: 名前:きら 投稿日:2017年01月06日 (金) 01時26分

オムライスさん、こんばんは。

強迫性障害に被害強迫がある事を知りませんでした。
娘が強迫性障害になった時に調べましたが書かれていませんでした
人を避ける行為は、多くの病で見られるのだと思います。
統合失調症もそうですし不安障害や、私も抑鬱状態になった時は人に会うのが
怖くなり外に出る時は、どうか誰にも会いません様にと願ったものです。
心が不安定になったらよくある症状ではないかと思うんです
不安障害や鬱になった友人知人おりますが、やっぱり人に会うのが怖くて外に出られなく
なっていました。
・・・かも知れないというのは不安の現れですよね。
被害強迫があることを知らなかったので、強迫性障害でも統合失調症でもないように考えていました

しかし、不安になってる時に「大丈夫、心配ないよ」と声を掛けることが間違いではないと思います
そういった行動療法を受けた事が娘にはないので良く分かりませんが
不安を少しでも取り除いてあげる事は良い方向へ向くのだと思います。

[2851] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2017年01月06日 (金) 02時05分

きらさん、あけましておめでとうございます。

>しかし、不安になってる時に「大丈夫、心配ないよ」と声を掛けることが間違いではないと思います

この「大丈夫、心配ないよ」が間違い、というのは、強迫性障害限定のことです。
統合失調症やうつ病の方には「大丈夫」と声がけするのがいいでしょう。

ちょっと詳しく説明してみますね。
たとえば洗浄強迫の子だとして。
手洗いを何十回もしても汚れているような気がして、お母さんに「私の手、汚れてないかな?」と聞いてきたとします。
その場合「大丈夫、汚れてないよ」というのは間違いです。
これは「巻き込み」と言って、強迫行為の一種だからです。
だから何度も「汚れてないかな?」と聞いて、何度「大丈夫」と言われても安心することはありません。
強迫行為はやればやるほど症状を悪化させますから、強迫行為を断つ必要があるのに、巻き込まれることで強迫悪化を手助けしていることになる。
少しでも不安を取り除いてあげようと「大丈夫、心配ないよ」というのは、かえって病気を重くする行為なのです。

ではどう言ったらいいのかというと、「さあね」です。
もっと踏み込むなら「ばい菌が一杯ついていて病気になるかもね」です。

不安を取り除くのではなく、不安に慣れて行く。
むしろ不安に身をさらして「何も悪いことは起こらなかった」という体験を積み重ねることで、乗り越えていく。
曝露反応妨害法といって、強迫性障害の治療でもっとも効果があるメソッドと言われています。

洗浄強迫なら、トイレの床を素手でさわってそのまま手を洗わせず過ごさせる、などということをさせられます。
息子は被害強迫なので、相手から傷つけられることを怖れているため、セラピストが尖ったナイフを2本用意してお互いに突きつけながら話をする、というようなことをやったわけです。

息子は親の私が食事の準備をしていると「包丁で刺されるかもしれない」という考えが頭に浮かんで怖い、と言ったことがありました。
以前は「そんなことするわけないじゃない! 絶対にそんなことしないわよ!」などと言っていましたが、最近は「めった刺しにして細かく刻んでハンバーグにするかもね! ふん!」と言っています。

[2853] 題名: 名前:きら 投稿日:2017年01月06日 (金) 02時58分

オムライスさん

まず、聞いてくる事は一度もありませんでした
ずっと手を洗ってる、ずっとシャワーをしてる、ずっとずっと、何時間も。
トイレの件、テレビで見た事があります。
しかし実際には出来る事ではなかったです。病院でもそんなことしてくれませんでしたしね日本では
というより、うちの掛かった病院では、と言う方が適切かと。

「めった刺しに・・・」凄いな・・

[2854] 題名: 名前:きら 投稿日:2017年01月06日 (金) 03時06分

強迫性障害の場合も統合失調症の場合もそうですが
?マークはないんです。
本人がそう思っての行動ですから。

[2855] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2017年01月06日 (金) 03時18分

きらさん。

曝露反応妨害法のできる治療者は本当に数が少ないです。
日本でも、私のいる国でも。
割と最近の治療法ですし、臨床心理士であれば誰でもできるわけではないようです。
実際、最初にかかった統合失調症専門医療チームの臨床心理士(今でもかかっている)は、強迫性障害者への曝露反応妨害法はできません。
また、正しい方法でやらなければ効果がでないそうです。

そういう意味でも、私は息子に正しい治療を受けさせるために調べものをして、右往左往しています。

「巻き込み」は、するタイプとしないタイプがあります。
うちの息子もしない方です。
「突然屋根が落ちてきてつぶれ死ぬかもしれない」などと言うとき、「確実に屋根は落ちるでしょうね」などと返していますから、私のことを鬼ババと思っているかもしれません(笑)。

[2856] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2017年01月06日 (金) 03時20分

2854の書き込みを見ていませんでした。

?マークとは?
「絶対に手は汚れている」という確信、ということでしょうか?

[2857] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2017年01月06日 (金) 03時47分

きらさんのお嬢様が最初に強迫性障害を発症し後に統合失調症になったというのは、言い換えれば、統合失調症の前駆症状として強迫性障害の症状が出た、ということなのだと思います。

その場合は「かもしれない」ではなく「確信」になるのかもしれませんね。
詳しいことは分かりませんが。

うちの息子の場合、最初は被害恐怖を妄想と捉えられて統合失調症という診断をくだされましたが、最近スクリーニングを受けた大学病院では「強迫性障害だが統合失調症の前駆症状かもしれない」という所見でした。

このふたつの診断は、到達点が統合失調症と同じであるものの、診断の根拠が違います。
精神科医なんて全力で信用できるもんじゃないな、とさらに医者への不信感をつのらせてしまいました。

「巻き込み」は確認強迫に多いです。
ちゃんと家の鍵を閉めたかどうか何度も確認しても不安で、家族にも一緒に確認してもらう、といったものです。

[2859] 題名: 名前:きら 投稿日:2017年01月07日 (土) 02時59分

オムライスさん

?マークとは、かも知れないという事はなく
確信を持って、という事です。
手が汚れているから洗う、体が汚れているから洗う
まだ汚れてる?と聞かれた事は一度もないんです。
聞いてくれたら汚れてないよ。綺麗だよ。と言えたんですけどね
自分が納得のいくまで洗い続けます。
統合失調症もそうです。妄想は本人にとっては確かなことで、そんなことないよと言うと
怒り出しますから、どうして信じてくれないんだ!と言って怒るんです
否定も肯定もしてはいけないと知るまでは怒らせていました。

[2860] 題名: 名前:きら 投稿日:2017年01月07日 (土) 03時19分

あ、鍵確認は良く聞く話です。
私も経験がありますし友達もあります。気持ちが不安定な時に出る症状ではないかな?
くらいの、軽いものだと思うのですが。
あと、火を消したか確認も外出時、3回くらいは今もしますね。
私は専業主婦だったので、娘をいつも送り出していましたから娘にはそいう症状はなかったです

息子さんは、妄想のような気もしますが、確信がないのが、違うのかなぁと思ったり、
いつもいつも不安で一杯という感じですね。

[2861] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2017年01月07日 (土) 04時46分

私の説明が下手なのか、きらさんにあまり通じてないようで……。
もしお嬢様が「まだ汚れてる?」と聞いてきたら、「汚れてないよ。綺麗だよ」と言ってはいけないんです。
お嬢様が強迫性障害ならね。
(きらさんがこれまでお嬢様にしてこられた対応を批判しているつもりは一切ありません。また、きらさんのお嬢様の症状をあれこれ推察するつもりもありません。私がここで書いている洗浄強迫や確認強迫の話はたとえ話で、きらさん及びきらさんのお嬢様の個人的ケースを取り上げているのではありません)

強迫性障害は別名「わかっちゃいるけどやめられない病」です。
洗浄強迫の場合、本当は手が汚れているわけではないと分かっているけど不安で仕方ないから何度も手を洗うんです。
「絶対に汚れている」という確信の場合、話はちょっと違ってきます。

>息子さんは、妄想のような気がしますが

うちの息子は頭に浮かんでくる被害恐怖を「現実に起こることではない」とはっきり認識しています。
このスレッドにもそのことは何度も書いてきました。
その点こそが統合失調症から強迫性障害に診断変更になったもっとも大きな理由です。

きらさんが何をもって、息子は「妄想」だと言われるのか分かりませんが、きらさんに息子の診断をくだしていただくつもりはないことはお伝えしておきます。

[2862] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2017年01月08日 (日) 19時10分

オムライスさん

精神疾患の前駆症状は、本当にわからないものです。
私の息子の場合は、19年前でした。
その頃は、今のようにパソコンのインターネットで情報交換などありませんでした。
本当に暗中模索で、いつも、どうしたら良いものか?考えあぐねていました。

私の息子が、自閉症スペクトラムが根底あると最初から診断されていれば、二次障害を免れたかも知れませんでした。
でも、これは、たらればの話で、自閉症スペクトラムとわかっていても、対応は、むずかしかったかもしれません。

オムライスさんの息子さんの場合の強迫性障害は、典型的ではないのですよね。
そこが、治療法がむずかしくなっているのだと思います。

典型的な統合失調症の場合、第一選択肢にエビリファイが選択されることは、アメリカでも日本でも今は主流です。
リスパダールは、ちょっと古いかな。
あと、推奨されるのは、ジプレキサですね。
その両方とも、合わなかったオムライスさんの息子さんは、やはり、統合失調症とは言いにくいですね。
そして、統合失調症に移行するとしたら、エビリファイ・ジプレキサを断薬すると爆発的な症状がでます。
うちの息子の場合、薬を半分くらいにしてもらおうと思っていたら、前主治医に主剤の抗精神病薬を無くされました。
その、二週間後に爆発的に「ふざけんじゃねぇ!」と怒鳴りだし収集がつかなくなりました。
それから、あわてて薬を戻しましたが、あとの祭りでした。
私は、その時の前主治医の行動は今でも許せません。
ですが、その状態では、主治医を変えることもできませんでした。
とにかく、症状が収まるまでと思っていました。

主治医を変える最後の切り札は、オムライスさんのベゲタミンの販売停止のニュースを教えてもらってからです。
前主治医のベゲタミンに対する切り替え方法を聞いたところ、全然私の思惑に沿うものではなかったからです。
今まで、辛抱していたけれど前主治医と決別しようと決心しました。

私は、後悔はないと言っていますが、今の主治医に10年以上前に合っていれば、方向が変わっていたかも知れないと思います。
オムライスさんも慎重に治療法を探ってください。

きらさん、そういう理由でオムライスさんの息子さんの場合は妄想ではないのです。

私の息子の場合も、日本の名医の一人である八木剛平先生のセカンドオピニオンで「幻覚・幻聴が無い場合は、統合失調症とは呼ばないのだよ。」と息子に話してました。
私の息子の場合は、自閉症スペクトラムの二次障害です。そう考える方が納得できます。

オムライスさんの息子さんの場合も手探りだと思いますが、良い方向に向きますように。

[2864] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2017年01月09日 (月) 01時25分

とっちゃんさん、ちょうど声をかけようと思っていたところでした。

ヒルナミンがなくなってお薬がだいぶ整理されてきましたね。
以前「ピンチはチャンスだ」とお話ししたことを憶えていらっしゃいますか?
とっちゃんさんと息子さんはしっかりチャンスをつかんで、どんどん良い方向にいかれているような気がしますよ。

抗パ剤ですが、息子さんは抗精神薬の副作用がありますか?
うちの息子はとにかくずっとアカシジアに悩まされていてベンツトロピンという抗パ剤を服用していました。
それでも収まらないのでアマンタジンという薬に変更したところ、いてもたってもいられず一睡もできないほどアカシジアが爆発して、ものの1〜2日でベンツトロピンに戻したことがありました。

抗パ剤も合う合わないがあるお薬なのでむずかしいですね。
抗パ剤が必要ないぐらいの抗精神薬の量になるといいのでしょうが。

うちの息子のその後を報告しますね。

息子はずっと強迫性障害専門サイコロジストと統合失調症チームの臨床心理士の両方に通っています。

この二人が情報を共有する方が治療を効果的に進められる、というのは誰が考えても当然なので、双方連絡をとろうとするのですが、メールや留守電などでずっとすれ違っていました。

業を煮やした統合失調症チームの臨床心理士が、サイコロジストのセッションに同行し、3者面談が行われました。
そして、サイコロジストが行動療法、臨床心理士が認知の歪みを直すレクチャー担当と、分担が決まりました。
サイコロジストは1年前のずっとずっと具合が悪かった息子の様子や今までの治療の過程などの説明を受けたりしたそうです。

この臨床心理士は頼りないところもあるのですが、一生懸命やってくれているのは確かです。

息子はずいぶんと行動的になってきたし、良くなっているように思えるのですが、本人は「気持ちは変わらない」と言い続けています。
「行動と心は繋がっているんだよ。行動できるというのは心も行動できている、良くなっているということじゃないの?」と私が言ったら、臨床心理士にも同じ事を言われた、と言っていました。

そこに息子の認知の歪みがあるのです。
ゼロか100で考える。
怖い気持ちがゼロにならないと治ったことにならない、と考える。
臨床心理士はその部分を担当し、根性を叩き直して(息子談)くれるそうです。

サイコロジストには曝露反応妨害法で、息子が嫌なことをたくさん強要してシゴいてもらいます。
「お金を払っていじめてもらうなんて、SMクラブみたいだね」って言ったら、息子笑ってましたけど。

お薬(ジェイゾロフト)は200mg→175mg→150mg→125mg→100mg→75mg→現在50mg。
眠くて眠くてしょうがない、というのはどうやら離脱症状のようです。
減らして3日目から1週間ぐらいがひどいので。
集中力も戻ってきましたし、食欲も出てきました。
なにしろガリガリに痩せてしまっているので、体力もないです。

50mgから先は慎重に行こうと思います。

[2903] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2017年02月02日 (木) 20時47分

オムライスさん

寒いですね。時々、春の陽気になったりしますが、やはり冬ですから寒いです。
家族みんなで風邪を引きました。

私のブログで「あやさん」からコメントをいただきました。
今は、オランザピン1.25mgで、症状は良くなっているようです。
ただ、オムライスさんの息子さんのように対人恐怖や強迫観念があるようです。

オムライスさんのところは、いかがですか?
私の息子の場合は、それほど変わりはないですが、主治医との相性が合うので、2週間に1回診察に通えています。

[2904] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2017年02月03日 (金) 02時15分

とっちゃんさん、お体の具合はいかがですか?

息子の様子を報告しますね。

息子の精神科医の診察は、昨秋から月に一度です。
ずっと息子一人で通っています。
SSRIを勝手に減薬していることは黙っており、「変わりないです」などと言って世間話をしています。
医者もSSRIの最大量(ジェイゾロフト200mg)を変更するつもりはありません。

お互いに「もう会う必要もないんじゃね?」的な雰囲気だそうで、先月(一月)の診察では次回は二カ月後になったそうです。
「本当は半年後でもいいんだけどね、ははは」と医者は言っていたそうです。

お薬(ジェイゾロフト)は200mg→175mg→150mg→125mg→100mg→75mg→→50mg→現在25mg。
50mgは3週間続けました。
本人なりに離脱で眠気がひどくなることが分かってきたため、今のうちに25mgにしておいた方がいいと思ったようです。

というのは、職探しを始めたからです。
実際に働くようになった時に減薬して眠くなったら困る、と考えたようです。
労働経験のない息子にそんなに簡単に仕事が見つかるとも思えませんが……。

SSRIが大分減ったことで、集中力は8割方回復し、本も読めるようになりました。
セラピーの宿題で強迫性障害に関する資料を読むよう言われるものも、読めるようになりました。

行動範囲はますます広がっているものの、本人は「治った気がしない」といい続けています。
そして周りから「よくなった」と言われることも不安だと言います。
というのも、自分ではよくなったと思わないのに周囲の判断で治療が終わってしまうのが怖い、というのです。

強迫性障害の治り方は、少しずつ右肩あがりによくなっていくのではなく、ある時期放物線を描くように良くなる、というものらしいです。
それでも息子の回復のペースは「ゆっくりすぎる」ということで、強迫性障害専門サイコロジストのセッションが週1から週2に増やされることになりました。

強迫性障害専門サイコロジストに週2回、統合失調症チームの臨床心理士に週2回、計週4回のセッションに通うわけですから、息子もまあまあ忙しいです。

少なくとも統合失調症チームの方は「息子くんはサイコシスだとはまったく思えない」と言っているのですが「でもなんかもう一つありそう」とも言います。
私は「なんかもう一つって何よ!」と。
はっきり教えてくれよ!、と。
たぶん発達障害系だと思いますが、そうだと分かったところでコンサータなどの薬を飲ませるつもりはまったくないので、どうでもいいことなのかもしれないと思ったり。

ブログにお邪魔します。

[2908] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2017年02月09日 (木) 06時40分

オムライスさん

精神療法について

私は、大学生の時に大学病院の精神科にかかっています。
今から、43年前の話です。

なぜ、精神科にかかったのかというと大学に入って高校までの地域の近隣の人たちでなく、全国規模で集まった学生に対するカルチャーショックもありました。
きっかけは、高校を卒業して浪人時代にありました。
高校の同級生から、「君には、本当の友人はいない。」という指摘の内容の手紙でした。
中学の先生からも、よく指摘されてはいましたが、同級生から指摘されて余計にショックを受けました。

そこで、大学に入ってからは、無理して明るく振舞おうとしていました。
中学の時に途中で部活を止めていたので、大学で部活に入りました。
その部活で、夏休みに北海道の酪農実習を行いました。大学は、農学部でした。
でも、都会育ちの私には、身体にきついものがありました。
自分の不甲斐なさに押しつぶされていました。

そんな時、フランソワ・サガンの「悲しみよこんにちは」という小説も読んでいました。
読んで、こんな女性がいるのかとますますメランコリックになりました。
そして、大学1年の後期のあとにもらった成績が不可ばかりになってしまいました。
大学に入って遊び過ぎました。それを母親に指摘されて落ち込みました。

自分自身で、自分の気持ちの落ち込みを回復するのが困難に感じました。
それで、自分自身で精神科に行くこと決めました。

43年前の精神科は、わりあい空いていました。
薬は、偽薬程度の薬しかでませんでした。1錠だけで、飲んでも飲まなくてもあまり効果がない。
まず、診察では、「小説は読まないでください。」と言われました。
週に1回傾聴してくれました。
最後の方に時間をかけて精神療法をしてもらいました。
医師の言葉かけで、気分がすごく楽になりました。
そして最後に「自分の本当にやりたいことをやりなさい。」と言われました。

あとから考えると母原病のあったかもしれません。
勉強しなさいという母親は怖くて反論できない自分がいました。
それからは、自分のことをわかってもらおうと思って母親に向き合うことができました。

どうやって立ち直ったのかと言うと親に内緒でバイクを乗り回すことによって徐々に立ち直りました。
大学に行くふりをして、毎日駅のそばにバイクを置いて方々乗り回していました。
そこで、大学3年のときから、また大学に通いだしました。
結局、2年生の時は、まったく学校に行きませんでした。
私立の大学だったので、授業料さえ納めていれば、あまり干渉されませんでした。

精神療法は、その時自分で実感していたので、精神療法がうまい医師が本当に精神科医だと思うようになりました。

[2909] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2017年02月09日 (木) 14時17分

とっちゃんさん、私は誤解してたんです。
とっちゃんさんのおっしゃた精神療法は「療法」と付くだけに、英語で言うサイコセラピーのことかなと思っていたんです。
昔なら精神分析、カウンセリング、認知行動療法や家族療法、森田式などもそうですね。
そういった類のものを精神科医が提供するのは無理だろう、それは臨床心理士の仕事なんじゃないかな、精神療法のうまい医師を求めるのは無理があるな、と思ったのです。

「支持的精神療法」という、ベーシックなことをおっしゃっていたんですね。

私も25年前に親しい友人を精神科に連れてっていったことがあります。
その時も精神科は大変混んでいましたが、ユング派の医師は友人に夢を記録して持ってくるように言いました。
25年前なんてつい昨日のことのようですが(笑)、当時の精神科医はそんな悠長なことをしていたのです。

とっちゃんさんが43年前に精神科医から受けられた時間をかけた精神療法(これは支持的精神療法というよりカウンセリングですね)を、今日21世紀の医師に求めるのはまず無理でしょうね。

精神科医は患者を診断して薬を出すのが仕事と割り切って考え、臨床心理士のケアと並行で治していく。
息子の通っている統合失調症専門チームもこの方式です。
これはカウンセリングではないんです。認知行動療法。
日本でも昨年からうつ病、パニック障害、社交不安障害には認知行動療法が保険適応になりましたが、保険点数の関係で普及するのは難しいかもしれません。

オープンダイアログとかSSTとか訪問看護とか、そういうものは注目されるのに、日本で認知行動療法がなかなか普及しないのは罪なことだと思います。

[2910] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2017年03月04日 (土) 12時05分

とっちゃんさん、皆様、ご無沙汰しています。

はじめてこのクロさんの掲示板に書き込んで、もうすぐ1年になります。
暗中模索の中、皆様に声をかけていただいて本当に救われました。

息子はSSRI(ジェイゾロフト)を完全に断薬しました。
「シャンビリ」などの後遺症もなく、睡眠も安定しています。

精神薬が完全になくなって、本来の息子が戻ってきました。
本も読めますし、食欲もあり、少し体重も戻りました。

あっさりと就職先も決まり、来週からフルタイムで働き始めます。
運転免許も必要になるかも、ということで、学科試験を受けたところ、満点で仮免です。

強迫性障害専門サイコロジストの暴露セッションが効きました。
統合失調症専門チームの臨床心理士と社会復帰コーディネーターには、職場での上司との対応の仕方などを、ロールプレイングなどで準備してもらっています。

フルタイムで働き始めるとこれまでのように医療機関に通えませんが、今後もフレキシブルに対応してもらえるようです。

息子が本当に社会に戻っていけるのか、心配はつきません。
本音を言うと、大学に戻って欲しかったな。
息子は優秀でした。
息子の夢に自分の夢を重ねていたようなところもあります。

私は自分と息子の体験でしか深くものを語れませんから、この1年半で得た教訓は「誤診は恐ろしい」ということです。
本来息子に必要だったのは、ほんの少しの抗うつ剤と的確なセラピーだったのでしょう。
ジェイゾロフトも初回投薬の20mgで劇的に効いたのですから、200mgなどというとんでもない量にまで増やす必要もなかったのだと思います。

抗・向精神薬は。
それが必要な人が適量で摂取するのは病状を軽くするものだと思います。
そうでない場合は、恐ろしい事態になります。
精神疾患というわけのわからない世界で、医者任せは絶対にダメだ、と声を大にして言いたいです。

統合失調症の家族が集うこの掲示板に、私が書き込むことはこれで最後にします。
そもそもパンダムさんの掲示板にスレッドを立てようとしてできず、クロさんの掲示板に流れてきたような経緯でした。
管理のしっかりした掲示板に参加したいという思いがありました。
クロさんもこの掲示板の存続を考えておられるようですので、最後にお礼を申し上げます。
私の苦しみを和らげる場を提供してくださって、本当にありがとうございました。

それからいつも私の話に付き合ってくださったとっちゃんさん。
これからはブログの方にお邪魔しますね。
ゆりさん、オレンジさん、温かい励ましをありがとう。
皆さんのご家族が良い方向に向かわれますように。

[2911] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2017年03月05日 (日) 08時09分

オムライスさん

私もお声をかけようと思っていました。
フルタイムなんて良かったですね。
1年前には、考えられないことでしたね。
でも、本当は大学に戻って夢がかなえられると良かったですね。

とりあえず、社会復帰の第一歩おめでとうございます。
私も、いろいろ統合失調症だと仮定するとという薬の話などをして失礼しました。
精神疾患は、内科・外科のようにレントゲン・MRIなどの客観的な指標がないから、個々の精神科医の腕に左右されるので、医者選びもむずかしいです。

私自身も精神疾患を持ちながら仕事している身として、オムライスさん無理をなさらないでください。
私は、仕事で中間管理職を少し経験しましたが、在任中は、なかなかしんどかったです。
部下の人間関係、アクシデントの処理など臨機応変の素早い判断を求められます。
息子の病状の悪化を理由にヒラ職員に戻してもらいました。
ヒラは、良いです。問題が起きそうなら、上司に伝えて判断を仰げば良いし、問題が起こった時、自分の判断で仕事する必要はないですからね。

オムライスさんとのお話でいろいろな経験をさせてもらえてありがとうございました。
どうぞ、ブログの方にも参加されてください。
クロさんもありがとうございました。
皆さんも良いことがありますように。

[2913] 題名: 名前:オレンジ 投稿日:2017年03月07日 (火) 13時22分

オムライスさん、息子さんの復調本当に良かったですね!
フルで働ける用にまでなられて、すごいです。
オムライスさんが息子さんのために一生懸命尽くされたからですね(*^_^*)

大学に戻れなかったのは残念な事と思いますが
またきっとチャンスはあるのではないでしょうか。

どうぞこれからも希望あふれる毎日になりますように!

うちの方はいまのところお薬の力を借りながらではありますが
平穏に過ごせております。

上の子も就職目指して職場体験中です。
下の子はまだこちらでは言っておりませんでしたが、実は結婚しておりまして
1歳半になる孫もおります。
お産の後で具合が悪くなったのですが、今は服薬しながら育児に奮闘しております。

まだまだ不安はありますが、いまのこの平穏さが続きますようにと
祈りながら生活しています。

海外での生活はどうなんでしょう。ご親戚とかもおらず
不安なこともおありかと思いますが、しっかりしたオムライスさんのことだから
これからも力強く乗り切っていかれることでしょう。

どうぞお元気でね(*^_^*)

[2949] 題名: 名前:とっちゃん 投稿日:2017年05月10日 (水) 19時32分

オムライスさん

掲示板が存続しているので、久しぶりに書き込みます。
ブログにも書きましたが、抗精神病薬がロナセン1種類、睡眠薬がベルソムラ1種類になりました。
シンプル処方になりました。

うちの場合は、自閉症スペクトラムの2次障害だと思いますが、なにしろ、統合失調症として19年、ある程度(CP換算600mg)だったので、薬を無くすことは危険です。
ただ、前主治医の古い処方からは脱却可能なことが判明しました。
転院できたのも、変薬出来たのも、オムライスさんの後押しがあってのことでした。

ここで、変薬出来たことは、これから、もっと良い薬が出来てきた時にも、変薬ができる自信が出来ました。
あと、転院先の主治医は、とても、柔軟な発想の持ち主で息子に寄り添うように診察してくれるのも好感が持てます。
今まで、19年間、1人の主治医を変えることができなかったわけですが、ドクターショッピングを繰り返すよりは良かったです。
過去は変えられないので、これからのことを前向きに考えます。
まあ、前の主治医で多剤大量にならなかったのは、救いの一つでした。

[2951] 題名: 名前:オムライス 投稿日:2017年05月10日 (水) 23時52分

もう書き込まないと言いながら、お返事しないではいられない性格で……(笑)。
とっちゃんさん、オレンジさん、みやさん、その節はありがとうございました。

とっちゃんさん、ブログを拝見しています。
シンプル処方になってきて良かったですね!
心配していたベゲタミンの変薬もスムーズにいって、私も嬉しいです。

息子の主治医は「私は抗精神薬は一種類しか処方しない。多種類になると何が効いてどれが悪さをしているか分からなくなるからだ」と言っていました。
精神科医はバーテンダーじゃないんだから、カクテルの組み合わせを追求しなくてもいいと思います。

息子さんにロナセンが合って良かったです。
とっちゃんさんは次善の策とおっしゃいますが、エビリファイ、ヒルナミン、インプロメンが合わなかったことを考えると、ロナセンは合っているのではないでしょうか。
とっちゃんさんの提案が功を奏しましたね。

次は多分ピレチアですね。
別のお薬に変薬になるのかな?
ピレチアがなくなって睡眠に良い影響が出るといいですね。

減薬はまだ先のことでしょうが、「できない」と決めなくてもいいて思いますよ。
ほんの少しずつでも減らせるならやった方がいいです。
離脱が出たら元に戻せばいいのですから。
……と、焚き付けておきます(笑)。

これからはお薬以外のことも大切になってきますね。
きっとうまくいきます。
いつも応援しています。

うちの息子はフルタイムの仕事を始めて2カ月近くになります。
なかなかの激務で国中を飛び回っています。
休みの日は熊さんの冬眠のようにずっと眠っています。
ですが仕事は楽しいらしく、表情はいいです。
おじさんたちに囲まれ、圧倒的に「小僧」な息子はみんなに可愛がってもらっているようです。

病気になる前、どこか頼りない息子を私は𠮟咤激励していました。
今は「また病気がぶり返すのは勘弁して欲しいので、しんどかったらいつでも仕事をやめてください」と言っています。

まだまだ自分に自信がないのだ、と息子は言います。
外に出ることを続けているうちに、少しずつ自信を取り戻してくれないかな。
現時点ではこんな感じです。






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