| [158]『春天気』さんへ |
 |
お返事ありがとうございました。 大変失礼なことですが、てっきり本坊さんは男性かと思ってました。『早』の読みが分からず「ハヤと読むのか？」と勝手に『本坊ハヤ(男)』さんと命名してました。すみません。『本坊サキ』さんで、女性。 カメラ、一緒ですね。僕の愛機は先輩譲りの中古です。ヨドバシカメラで買ったそうです。 これも何かの縁ですし、本坊さんの作品の感想を述べさせて頂きます(先輩曰く、写真屋の挨拶は相互鑑賞＆評価、なので)。 まず、全体的にあなたの作品に感じたモノは、真夏の太陽の下、小石に生じた微小な『陰』みたいなものです。パッと見は本当に静かな躍動という印象でプラスの感じなんですが、しばらく作品を眺めるとその明るさに隠された少し負の印象がみえるんです。以前『春天気』について述べましたが、他の三枚にも様々な、同じ雰囲気の陰が見え、そこが僕的にぎゅっと来るんですよね。しかし、本来、あなたが意図した含みを僕は解釈してないかもしれませんが・・・(作品は作者の手から離れたら、その存在は見手の意識の在り様に依存すると思ってる人間ですから、そこは寛大にみてやってください)。僕はある事象が持つ陰陽を切り取る技術を身につけてませんが、必ずあるその二面性を均等なバランスではなく、メインデッシュと隠し味の関係のような感じで切り取りたい、という自分なりのポリシーを本坊さんにも感じたんだと思います。 このようなポリシーを持ってますので、時折中洲の街へカメラを持って出かけます。説教を始める酔っ払い、紅い口紅のホステス、ちょっと可愛い風俗嬢など色んな人種がいて面白い絵が取れます。基本的に、みんな明るく撮影を許可してくれて、明るい絵になりますが、悲しみとか不安とかの印象が垣間見えるんです。それを一番に物語るのは夜明け前の歓楽街の通りで、浮世の歓喜を感じられずにはいられません。僕はそんな中洲が好きなんですよね(遊びの面ではなく。遊びたくても金がないですから・・・) 本坊さんが今後どのような作品を切り出すかを楽しみにしてます。他大学にカメラ小僧(御嬢？)仲間が出来て、我がマニアックな九大カメラ同好会も全員(野郎５人)して喜んでます。鹿児島大の皆さんも頑張って下さいね。それでは、本坊早(サキ)さん、GOOD JOB！ | |
From:ゼロの者 / 北海道 / MAIL / HOME 2004年06月24日 (木) 00時18分 |
