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[149] 彼女も人間だから
♪花♪ - 2005年07月29日 (金) 00時47分













こんなに辛い事が続く毎日だったならなんで私はあの時
・・・・深く考えなかったんだろう。
どうしてもっと早く気づかなかったんだろう。







涙がもう尽きた程にあの日ないた。泣いてないて、もうしまいには飽きれてただ狂ったように笑っただけだった。


〜彼女も人間だから〜



あれは・・・確か3年前。あなたにあった日。



―渋谷センター街―

私は人通りがおおい中あなたが来るのを待っていた。
何度も何度も携帯の待ち受け画面とこんにちはして、精一杯におしゃれして。これでも気合入れてきたつもりなんだけどな。

「・・・ぁ・・・おい!華!!」
突然、自分の名前を呼ばれ振り向くとそこにはあなたがいた。
「・・・!ぁ。雄一っ。」
嬉しさが込み上げて来てつい笑ってしまう。

雄「久しぶりだな!元気してた?」
華「うんうん!してたしてたっ。」
雄「(笑)そっか。・・・んじゃぁ何処行く??」
華「!えっと・・・。?雄一は何処いきたい?」
雄「俺!?てっきりお前が考えてんのかと・・。じゃ、映画行くかなぁ・・・。」
華「ごめん!予定とか全然で・・・。映画ね!行こう^^」

そして私は当時話題の有名な映画などを見ていたんだと思う。買い物もして・・・。確かあの時は。。。

あなたが私に初めてのプレゼントをしてくれた。



雄「華!もう決まった?」
華「ん〜。決まったのは決まったんだけど、迷っちゃって。」
雄「決まってないんじゃん。二つとも買っちゃえば?」
華「そう思ったんだけど、やっぱケタがあがっちゃって。」
雄「もういくよ。」
華「ん。分かった!これは今度にするよ。ちょっと未練がましいけど・・・。また買いにいく!」
雄「そうしな。あっ、先に行ってて。」
華「えぇ〜。仕方ないな・・・。表で待ってるよ!」
雄「おぅ!」

華に気づかれないようにかったつもりなのか。でも多分そうなのだと思う。

雄「ごめん。待った?」
華「わぁ!グラサンかけて帽子かぶってるからてっきり不審者かと思ったよ・・・。良かった・・・。」
雄「彼氏にそれはひどいんじゃないか??・・・ほれ。」

あなたは私に小さな箱をくれた。

華「??開けていい?」
雄「どうぞ?」
華「わぁっっ!!これっていわゆる・・・。」
雄「ペアリングってヤツですかい?お嬢さん。」
あなたは左手の薬指を見せた。箱に入ってるものと同じものだった。
華「・・・ありがとう。すっごい嬉しいよ!」
雄「お前本当に喜んでんの?」
華「もちろん!ごめん。私あんま表に出さない人だから。」
雄「知ってるよ。何年一緒にいると思ってんだょ。さっ次のトコいくかぁぁ!」
華「うん。・・・雄一!」
雄「ん?」
華「・・・ううん。仕事頑張ってね!」
雄「おぅ!将来のためにな〜。」

なぜ私はあの時言わなかったんだろう。一言を言ってれば結果は変わったのかもしれなかったのに・・・。



        「ずっと一緒にいよう」の一言が。






その日からだいぶたってたちまちあなたも人気が出て。
前みたいに会う回数は日に日に少なくなっていって。

ただ、ただただ。あなたが映るテレビのブラウン管をつかんでいるだけで。でもそこにはあなたの、雄一の体温やぬくもりはないから。そんなことは分かってるのに、我慢できなくて。

動くはずのない携帯電話をつかんで。着信がないたびに寂しさに陥って。鏡を見ると目の回りばかり赤い醜い私。
   


        惨めだった

他のカップル達は成功を収めていく。彼氏はいるのに成功どころか音信不通状態の私。



        悲しかった


支えてくれるのが普通彼氏なのに、いつも自分で背負い込んでしまう。寄りかかる相手がいない。



すると携帯がなる。


『着信中 雄一』


ドキッドキッドキッ・・・・
心臓の鼓動が早くなる。


ピッ

華「・・・もしもし。」
雄「お!!出た出た。愛しの華ww」
華「・・・最近連絡くれなかったね。」
雄「ごめんなぁ〜。最近すっごく忙しくなる一方でさ。」
華「・・・そ、そうなんだぁ・・・。」
いけない、涙が出そうだ。・・・平常心。
雄「どうかしたか?なんか急に会いたくなってな。」
華「・・・・・・・・・ない。」
雄「ごめん。聞こえづらい。ちょっと電波弱いのかなぁ。」
華「会いたくない!!」
一気に心の中でピーンと張っていた糸がプツンと切れた。
雄「・・・・・・・ぇ?。」
華「ずっとずっと寂しかった。でも電話したら迷惑だからわざとしなかった。でも・・・でもさ私だって人間よ!?すがりたい時だってあるじゃない。でもそんな時に限ってあなたはいない。遠いブラウン管の向こうよ。いつまでも我慢できるほど私はお人よしじゃないわ。眠りの森の美女みたいにいつまでも静かにまってはいられないの!!!!!」
雄「・・・華。寂しかったんだな。すまなかった。でもなこっちだっていつもいつも華の事考えているし、会いたいって思ってる。けどな、仕事がいつも邪魔するんだょ。言い訳かも知れないが、電話掛けようと思っても「収録始めマース」って。やっと出来た電話なんだよ。無視してたわけじゃない。今は俺達だけの時間なんだ。」


彼の言ってることは間違ってはない。でも心も体もズタズタだった私にはただの「イイワケ」にしか聞こえなかった。


華「・・・ごめん。もう限界だよぅ。」
雄「そんな事無い。寂しい時はいつも電話して良いから。」
華「ううん。寂しい時はいつもペアリング見てた。でもやっぱだんだんさびてくんだよ。私の気持ちも。」
雄「もう一度やり直さないか?」
華「今までありがとう。これからも頑張って!雄一には一杯良いもの分けてもらったから。ありがとう、楽しかったよ。」
雄「ちょっっ!待てって!・・・」


ピッッ







あれからもう3年。前以上に人気が出たね。おめでとう

今度人を愛する時には私の事も頭の隅に入れといて。
      大好きだったから。嫌いで分かれたんじゃないの。
大丈夫、ずっとあなたを見守るから。あなたも私を


                 ――忘れないでいて。













「・・・ぁ・・・おい!華!!」
突然、自分の名前を呼ばれ振り向くとそこにはあなたがいた。
「・・・!ぁ。雄一っ。」
嬉しさが込み上げて来てつい笑ってしまう。







    楽しかった。あの頃は・・・。ありがとう。


           雄一?好きだょ?





こんな事を書いている中一。ださっ。駄文ですみません。
           By→花






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