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[115] 私のぶんまで…。
ぁっさ - 2005年05月25日 (水) 17時30分


私は横山紗菜。高校生になったばっかりの女の子。
生まれつき、ちょっと心臓が悪かった。
だけどいつも笑ってて元気だった…
でも、ある日の放課後…

−−−−−−放課後−−−−−−

愛『さなぁ−??一緒に帰ろぉ!!』
紗菜『……』
愛『??紗菜しゃがみこんでどぅしたの??』
紗菜『心臓が…痛い…』
愛『えっ!?心臓??…ッぁ!!そうだ先生だ!!
  紗菜、今から先生呼んでくるからココで待っててね??いい??』
紗菜『…ッ、ありが…と ごほッごほッ』

愛『さなぁ−??先生呼んできたよ!!大丈夫??』
先生『横山さん??大丈夫??今救急車呼んだからね!!頑張って』
紗菜『痛い…よ…仁…仁…(涙)』
愛『ぇ??仁君??仁君呼んでほしいの??』
紗菜『う…ん…』

仁君って言うのは、紗菜の…元彼。
紗菜と仁君が付き合ってる時は紗菜の病気は
まだひどくなかった…ひどくなったのは別れてちょっと
たってからだった。
なぜ、仁君と紗菜が別れたかって言うと…
仁君が他の子を好きになってしまった。
その彼女は仁君の幼馴染でもあった…

愛『紗菜??仁君本当に呼んでいいの??あれから1回も会ってナィ
  んでしょ??』
紗菜『いいの…早く、呼んで???ごほッごほッ』
愛『わかった、待っててね』

−−−−−−サッカー部の部室−−−−−−

愛『仁君!?仁君いる??』
仁『ぁ、はい??ココ、ココ!!』
愛『仁君!!ちょっと来て!!早く』
仁『愛??何そんなに急いでるん??』
愛『紗菜が呼んでるよ!!早く!!』
仁『えっ??紗菜が…??何で…』
どうして、紗菜が…??俺はその場に立ち止まった。
俺は紗菜を傷つけたのに…なんで…俺なんかを…
 
愛『何で…って、紗菜が呼んでるから!!
  紗菜の傍に行って!!
  紗菜このままだと死んじゃうよ…(涙)』
仁『えっ!?死ぬ??』
愛『ぅん…とにかく1−Bの教室に行って!!
  詳しいことはあとで言うから!!』

俺は何が何だかわからなくなった。
紗菜が死ぬ??冗談だろ。とにかく俺は1−Bに急いだ。
自分でもわからない…なんでこんなに必死なんだろう…
 
−−−−−−教室−−−−−−

愛『紗菜??仁君呼んできたよ』
仁『…。さ…な…??どうしたんだよ!!』
紗菜『じ…ん…どうして…そんなに汗かい…てる…の??』

えっ??どうしてだろ…俺はどうしてこんなに汗をかいてる
んだろう…自分でもわからない。

仁『…。わからない。自分でも…−』
紗菜『笑−…わけ…わかんない…(笑)』

その時!!外から『ピーポーピーポー』っと言う音がした。
 
先生『救急車だ。横山さん!!救急車来たよ。』

そのとき、私は意識を失った……

仁『紗菜!?おい!!さな??』
愛『さなぁ−…(涙)』
紗菜『………。』

−−−−−−病院−−−−−−

紗菜の母『先生!!(病院の)うちの子、紗菜はどうなるんですか??
     助かりますよね??』
先生『意識は取り戻しました。今は安静にしてたほうがいいですね』
紗菜母『そうですか。良かった。』
先生『しかし、紗菜さんにも限界が…』
紗菜母『え??どういう意味ですか??はっきり言ってください!!』
先生『1年半が限界ですね…』
紗菜母『え…??後1年半しか生きれないって事ですか??』
先生『はい。』

紗菜のお母さんはその場にしゃがみ込み泣いた。
その隣にいた愛も泣き崩れた…
仁は無表情で何も喋らなかった。
 
紗菜が…1年半しか…生きれない??まぢかよ。
俺どうしたらいいんだよ……

A話に続く…

[117] 私のぶんまで…。〜A〜
ぁっさ - 2005年05月25日 (水) 17時50分

−−−−−−病室−−−−−−

紗菜『……。』
愛『紗菜、目覚めないね』
仁『ぅん…』
愛『まだ高校生なのに…後1年半しか生きられないなんて…』
仁『おい!!紗菜の前でそんなこと言うなって。紗菜だって今頑張って
  るんだよ。』
愛『そうだよね。ゴメンね紗菜。てか、仁君って紗菜の事好きだよね??
  隠さなくていいから!!』
仁『……。やっぱり愛はすごいな。好きだと思う…。
  昨日から紗菜のことしか考えてない…』
愛『やっぱりね。彼女のことどうするの??』
仁『彼女には…今日話をする。ちゃんと別れてから紗菜のところに
  いくよ。』
愛『もう、紗菜を傷つけないでね??ちゃんとA愛してあげてね??
  紗菜には仁君しかいなんだよ??』
仁『ゎかってる。今度こそは傷つけない…大切にするよ』
紗菜『……じ…ん??(涙)』
仁『紗菜!?』
愛『さなぁ!?大丈夫??何処も痛くない??先生呼んでこようか??』
紗菜『大丈夫だよ。先生呼ばなくてへいき。それと、さっきの
   話…本当??嘘だよね??』
仁『紗菜??何処から聞いてた??』
紗菜『「まだ高校生なのに…後1年半しか生きられないなんて」
   って言うところから…ねぇ、本当なの??私後1年半しか
   生きれないの??ねぇ??』
仁、愛『・…。(言葉がでない)』
紗菜『ねぇ??(涙) 本当のこと言ってよ。私1年半しか生きれない    の??ねぇ??(涙)』
仁『そうだよ…紗菜は後、1年半しか生きれないんだ…』
紗菜『そんな…後1年半!?ヤダよ…(涙) 私死にたくないょぉ…』
愛『さなぁ…−(涙)』
仁『紗菜??俺、これからずっと紗菜の傍にいるよ。彼女とは今日別れる  だから、俺のところにこい。わがままかもしれないけど…』
紗菜『ぇ??今なんて??』
仁『俺のところにおいで??』
紗菜『これ夢じゃないよね??』
愛『紗菜、夢じゃないよ。本当だよ!!』
紗菜『(嬉泣)私でよければ…お願いします…(涙)』
仁『じゃぁ、今から彼女に言ってくる。ぢゃぁな』
紗菜『うん…行ってらっしゃい』

私は嬉しかった…ずっと涙が止まらなかった。
この涙には、嬉しさと悲しさが混じっている…
私後1年半しか生きれないんだ…ヤダな。
この病院から出たいよ…(涙)
仁と2人で海行きたいよ…ダメだ、仁を考えると余計に涙が出てくる…

−−−−−−1時間後−−−−−−

『ガチャ』(病室のドアが開く音)
紗菜『仁??』

仁は何も言わず、私を優しく抱きしめた…
すごい暖かかった。私は又涙を流した…

仁『これからずっと傍にいるよ。』
紗菜『うん…嬉しいよぉ…(涙)』
仁『ぁッそうだ。どっか行きたい所ある??
  さっき、先生に許可もらっといたから、好きなところ
  行けるよ』
紗菜『本当??じゃぁ、海がいい!!』
仁『OKじゃぁ海ね。明日朝迎えに行くから用意しとけよ!!
  あっ!!言っとくけど、泳げないからね。
  だから、水着持って行っても意味ないよ!!(笑)』
紗菜『えぇ−泳げないの??泳ぎたかったのに…』
仁『あのぉ…紗菜ちゃん??あなた一応病人よ??(笑)』
紗菜『わかってるって!!!あぁ−明日が楽しみ♪』
仁『じゃぁ、今日は帰るは!!また明日。ばいばい』
紗菜『ばいばい☆★』

−−−−−−次の日−−−−−−

紗菜『♪〜♪〜♪〜』
仁『おい、何歌ってんだよ(笑)しかも鼻歌』
紗菜『だって、楽しいもん!!』
仁『はしゃぐのはいいけどケガしないように!!』
紗菜『子供じゃないから大丈夫だよ』

紗菜『おぉ−海だぁ−ぅゎぁ−−すげぇ−−(叫)』
仁『お前叫びすぎ…恥いって』
紗菜『いいぢゃんAもうこれないからさ、今楽しまないと…ね??』

紗菜は一瞬泣きそうな顔をした…
何時間遊んだだろうか…もう辺りは真っ暗。

仁『さなぁ−??帰るぞ!!!』
紗菜『うん…』
仁『ん??どうした??』

そう言ったとき、紗菜が急に抱きついてきた。

紗菜『死にたくないよ…ずっと仁と一緒にいたいよ…
  なんで…なんで…私が死なないといけないの??
  神様は意地悪だ…(涙)』
仁『紗菜・…』

俺は何も言えなかった…ただただ、紗菜を強く抱きしめた。
2人の目にはキレイな涙がこぼれ落ちた…

B話に続く…

[118] 私のぶんまで…。〜B〜
ぁっさ - 2005年05月25日 (水) 20時53分

1年のときがすぎた……

仁『紗菜??大丈夫か??』
紗菜『ぅ…ん』

紗菜は海に行った頃の紗菜とは違う…
すごく痩せて、元気がなかった。
そんな紗菜を見てると涙が出てくる…

仁『明日手術だね。怖い??』
紗菜『怖いよ…でも、仁がいるから大丈夫。』

っとニコっと紗菜が笑った…
その笑顔はちょっと無理していた…
俺にはわかる。紗菜は俺といる時、かなり気をつかっている。
頼っていいのに。

紗菜『じ…ん??やっぱり怖いよ…死にたくないよぉ…』
仁『大丈夫。大丈夫だから…』

俺は紗菜を優しく抱いた。
紗菜は涙を流しながら『仁、仁』っと俺の名前をずっと
言っていた…。
紗菜は疲れのせいか、すぐに寝てしまった。
俺は自分の家に帰ることにした…
その夜、俺は眠れなかった…

−−−−−−翌朝−−−−−−

俺は急いで、紗菜がいる病院に行った…
紗菜の病室に入ると、紗菜のお母さんが座っていた…

紗菜母『仁君…おはよぅ。』
仁『おはようございます。あの…紗菜さんは??』
紗菜母『紗菜は…(涙)』

ぇ…泣いてる??俺は何で泣いてるか予想がつかなかった。
いや、予想したくなかった。

紗菜母『紗菜は…昨日亡くなりました…(涙)仁君が帰った後、
    紗菜が目を覚まして、何かを一生懸命書いていました…
    その夜、急に紗菜が苦しんでそのまま…
    意識がなくなり…(涙)』
仁『……。紗菜が…亡くなった??』
 
紗菜が…??冗談だろ。
何がなんだかわかんねーよ。

紗菜母『仁君??ベットの横にあったんだけど、これ仁君
    宛じゃない??』

1枚の紙を差し出した…

仁『俺に??…手紙??』



赤西仁様

私は仁と会って、すごく幸せでした。

楽しかったよ。いろいろありがとう。

私との思いで忘れないでね。

私は仁の事すごく大好きでした。

今でも、好きだけど…

今日まで、傍に居てくれてありがとう。

仁が居なかったら、今の私はいなかったと思うよ。

仁、本当にありがとう。

仁、愛してたよ。

仁、私のぶんまで頑張って生きてね…

横山紗菜



仁『紗菜…(涙)俺も愛してたよ。』

俺は涙が止まらなかった…ふいてもふいても涙が出てくる…
紗菜…(涙)好きだよ。誰よりも愛してた。
俺は紗菜のぶんまで頑張って生きることを決意した。

仁『紗菜…お前のぶんまで生きるから…』

 

                
                  私のぶんまで…  



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