| [369] 片思いⅥ |
- 結衣 - 2006年09月19日 (火) 19時21分
皆本当にごめんね・・・・
許して下さい・・・
～片思いⅥ～
仁と美咲が早退した
由愛「二人とも・・・」
智久「はぁ～・・・」
智久が溜息を吐く
和也「先生に何て言おうか？」
和也が口を開いた
由愛「そうだね・・・理由考えないと」
和也「早くしないと先生来ちゃうし」
由愛「智久も考えよ・・・う？」
智久「うっ・・・うん」
和也「まぁ俺が言っておこうか？」
由愛「お願いできる？」
和也「じゃあ俺から先生に言っとくわ」
由愛「ありがとうね」
和也が先生に言い先生は納得をしたように頷いたのが私には見えた
～放課後～
和也「由愛、帰ろう」
由愛「そだね」
何かいつも以上に智久が静かだった
由愛「じゃあね智久、また明日ね」
智久「うん。じゃあな」
和也「行こう」
由愛「うん」
私達は教室を出た
由愛「あっ、和也ゴメン。教室に忘れ物しちゃった」
和也「良いよ。取りに行きな」
由愛「じゃあちょっと待っててね」
私は教室まで走っていった
そして教室の目の前まで来た所だった
夏帆「あの、私智久君に事が好きです！付き合って下さい」
教室の中には隣のクラスの早坂さんと智久がいた
早坂さんは学年一可愛いって有名な人だ・・・
私はこの光景を見ているとき胸が痛かった
もしも智久がｏｋを出して早坂さんと付き合ったら・・・
こんな事を考えていた
智久「ごめん。俺他に好きな人がいるから君とは付き合えない」
夏帆「何で？私だよ？告白されて嬉しくないの？」
智久「知ってるよ。学年一可愛いって有名な早坂夏帆だろ？」
夏帆「何でダメなのよ。好きな人って誰よッ！」
智久「スゴク可愛い子。ずっと片思い」
夏帆「私よりも可愛いの？」
智久「何倍も可愛いよ。いくら可愛くても君みたいに性格の悪い子は好きじゃないね。俺の好きな子は性格も可愛いからさ」
夏帆「性格が悪い？誰があんたなんかと付き合うかよッ！」
早坂さんは教室を出た
由愛「いいの・・・？」
智久「ッ！？何だ、由愛か。ビックリした」
由愛「ごめんね」
智久「いや良いよ」
由愛「早坂さん・・・」
智久「聞いてた？」
由愛「ごめんなさい・・・」
智久「そんな、謝るなよッ！」
由愛「でも聞いちゃいけない事聞いたかなと思って・・・」
私は心の中智久の好きな人は誰なのか考えていた
由愛「早坂さんより可愛い人って言う事はスゴク可愛い子なんだね」
智久「世界で一番可愛いよ・・・」
由愛「そんなに可愛い子見てみたいな・・・」
私は笑顔で言ったが何処か複雑な気持ちだ
智久「じゃあそこ可愛い子の顔見る？」
由愛「今見れるの？」
智久が鞄から鏡を出した
それを私の顔の前に出した
智久「これが世界で一番可愛い人の顔」
鏡に映っているのは私の顔・・・
由愛「智久・・・？」
ギュッ
智久に抱きしめられた
智久「俺、由愛の事好き。だとえ亀の彼女でも」
由愛「嘘・・・」
ガラガラガラ
和也「由愛・・・」
由愛「和也・・・・」
智久「亀・・・」
和也「お前ら何やってるの・・・？」
智久「俺、由愛に告った」
和也「は？何言ってるの？」
智久「俺だって由愛の事好きなんだよッ！」
智久の目から涙が流れた
由愛「智久・・・」
和也「最低・・・」
由愛「へっ？」
和也「由愛は俺のものだって知ってて告るって・・・
最悪だな・・・。そんな奴だったんだ」
由愛「ちょっと和也ッ！いくらなんでも言いすぎだよッ！」
和也「こいつは人のもを取ろうとしたんだぜ？」
由愛「だからってッ・・・」
智久「由愛、ゴメン・・・。じゃあな」
由愛「ちょっと智久・・・」
グイッ
和也に腕を掴まれた
和也「由愛は俺だけを見てよ」
由愛「和也・・・」
和也「由愛・・・・」
キスされた
由愛「んっ・・・」
唇が離れた
和也「由愛は俺のものなんだからさ・・・」
由愛「うん・・・」
私本当に最低な女だ・・・
智久からの告白が忘れられない・・・
あの時の気持ちなんだろう・・・
仁や和也の時とは違うこの感じ・・・
神様教えて下さい・・・・
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