| [367] 片思いⅤ |
- 結衣 - 2006年09月18日 (月) 12時33分
私が本当に愛さなければいけない人って・・・
誰・・・？
～片思いⅤ～
由愛「私は和也が好きなのッ！」
私と和也は付き合い始めた
和也「ここじゃ目立っちゃうから他の場所行こう」
由愛「うん」
ガラガラガラ
仁「何でだよッ！亀・・・」
美咲「由愛・・・」
智久「はぁっはぁっ」
気が付いたら俺は屋上にいた
智久「由愛・・・」
この屋上で泣いてる由愛を抱きしめた・・・
智久「由愛・・・本当に亀なのかよ」
俺は涙が出た
智久「由愛・・・。」
和也「なぁ、由愛俺の事好きだよな？」
由愛「うん。好きだよ」
私は心から和也の事を好きって言えなかった・・・
和也「・・・。由愛さ今日俺の家来ない？」
由愛「へっ？」
和也「今日丁度家族いないからさ」
由愛「うん。行く」
和也「そろそろ教室戻ろうか？」
由愛「そうだね」
～教室～
ガラガラ
仁「由愛ッ！」
美咲「和也ッ！」
由愛「・・・」
和也「美咲、Ｐの所行かないの？」
美咲「えっ？」
和也「だって両思いなんだろ？」
美咲「でも・・・」
和也「俺この前Ｐに相談されたんだ」
美咲「相談？」
和也「俺ずっと前から美咲の事好きなんだよね～。って」
美咲「本当？」
和也「マジだから。行ってこいよ」
美咲「うっ・・・うん」
美咲が教室から出た
仁「亀・・・お前」
和也「仁、俺今日由愛の事抱くから」
亀が耳元で言った
仁「亀ッ・・・お前ッ！」
ガターーーーーンッ！
仁が机を蹴った
和也「そんなに由愛の事好きなんだ」
由愛「仁・・・和也・・・」
和也「でも由愛は俺のものだしね」
仁「このヤロー・・・」
由愛「仁、やめて・・・・」
仁「由愛・・・？」
由愛「仁の事は友達として好きだから・・・」
和也「由愛ごめんね」
和也は私のことを抱きしめた
仁「もういいぜ・・・」
仁が教室を出た
和也「（ニヤ）」
～屋上～
美咲「智久？」
智久「美咲・・・？」
美咲「いた・・・」
美咲は息遣いが荒かった
智久「走ってきたの？」
美咲「うん」
美咲が笑顔で答えた
美咲「智久あのね・・・」
智久「ごめん・・・」
美咲「へっ？」
智久「ごめん。亀が言ってること全部嘘」
美咲「嘘って・・・」
智久「あれは亀の作り話」
美咲「作り話？」
智久「亀はただどうしても由愛を自分のものにしたかっただけ」
美咲「・・・」
智久「だから、俺が本当に好きなのは美咲じゃなくて・・・」
美咲「分かってるッ！」
智久「へっ？」
美咲「由愛の事が好きなんでしょう？」
智久「・・・」
美咲「私前から分かってた！智久が由愛の事好きだって。
だから私は由愛に相談したのよ」
智久「知ってて・・・？」
美咲「そうよッ！由愛はお人よしだから断れないと思って相談
したのよッ！」
智久「美咲・・・」
美咲「私は智久の事が好きなのッ！誰よりも好きなのッ！」
美咲の瞳からは涙が出ていた
美咲「私由愛なんか消えちゃえばいいと思った」
智久「えっ？」
美咲「由愛がいなければ智久は私の物になると思った」
智久「・・・」
美咲「けど、そんなの違った。由愛は天真爛漫で可愛くて
皆から愛されて。私とは比べられないよ」
美咲が泣きながら言った
智久「ごめん・・・」
美咲「由愛の所に行ってあげて下さい」
美咲が屋上から出た
智久「美咲・・・ありがとう」
～教室～
智久「あれ？仁は？」
由愛「智久・・・」
和也「Ｐ・・・」
智久「俺、美咲に本当の事言った」
由愛「本当の事？」
智久「俺は美咲が好きなんじゃないって」
和也「ふーん」
由愛「嘘なの・・・？」
智久「俺が本当に好きな人は他の人だって」
和也「あっそ。じゃあその人に気持ち伝えられればいいね」
由愛「そうだね。智久頑張れ」
私は複雑な気持ちだった
ガラガラガラ
由愛「仁ッ！」
仁「俺もう今日早退するわ」
由愛「何で？」
仁「先生には何か言っといて」
由愛「ちょっと仁！」
ガラガラ
智久「仁・・・」
ガラッ
由愛「美咲ッ！？」
智久「美咲・・・」
由愛「あっ、ねぇ今日美咲と帰れないんだけど・・・」
美咲「・・・」
えっ？無視？
美咲「私今日帰るよ」
智久「美咲ッ？」
美咲「じゃあね」
美咲まで早退した
由愛「ごめんね・・・・・」
そう、全部私のせい・・・・
皆本当にごめんね・・・・・・・・・
許して・・・
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