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[355] 温もり
結衣 - 2006年09月08日 (金) 20時05分

君の手の温もり。今でも忘れないよ。



       〜D年前〜


結衣「ねぇA久しぶりに公園行かない?」

竜也「今冬で寒いけど良いの?」

結衣「雪が見たいの♪」

竜也「いいよ、分かった。じゃあ準備してくるね。」

結衣「うん」




       〜公園〜
結衣「ふぁ−…やっぱり寒いッ!」

竜也「じゃあ手、繋ごうか?」

結衣「やった!暖かい。」

そこの公園では男の子達がボールで遊んでいた
けれど次の瞬間ボールが道路に出てしまった。

男の子「あっボール。」

男の子がボールを取りに行った時だった。
車が出てきた。

結衣・竜也「あッ!」



      キキーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!

何故あの時道路に出たのは僕ではなかったのだろう?
何故あの時君の手を離してしまったのだろう?
何故あの時車が来たのだろう?
何故あの時君を失わなければならなかったのだろう?

そこには大量の血。驚く男の子。黄色いボール。
急いで電話を掛ける車に乗ってた男。
ざわめく野次馬。そして・・・・


青ざめた結衣の姿・・・

その手は冬だからなのか、とでも冷たかった。


頬に触れても反応は無し。ただ冷たいだけ。


ピンクの唇も白い・・・


竜也「ねぇ結衣。目覚ましてよ。竜也って言ってよ。ねぇッ!」

ただただ涙が出るだけ。

車に乗っていた男は必で謝っていたけどそんなの聞こえない。


竜也「結衣・・・笑ってよ。笑って竜也って呼んでくれよッ!」


声を殺しながら泣く事しか出来なかった。


服はもう血まみれ。だけどそんなの考えられない。


救急車が来た。結衣が運ばれる。

神様、僕を夢から覚めさせて下さい。お願いします。




        〜数日後〜


結衣の葬式が行われた。


そこには笑顔の結衣がいた。写真だけど

そして・・・青白い結衣・・・・

竜也「結衣、お前と過ごした時間は何よりも幸せだったよ・・・
ヒック・・・俺も結衣のいる所に行くからさ・・・
だから・・・グスッ・・・もう少し・・・待っててよ。」


そして俺は結衣に軽くキスをした。結衣の唇は冷たかった。



俺は当分の間何も考えられなかった。ただただ結衣のことを
想うだけ。











夢はまだ覚めないのか・・・・



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