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[349] 教室 no5
結花 - 2006年09月02日 (土) 23時32分

カズヤにカノジョがいないことを知ってあたしは


かなり驚いた。




だってカズヤは学年で五本指に入るほど




モテるのにね!


狙ってる子もいるはずなのに

告白されたりもするはずなのに


「なんでカノジョいないんだろー」

「え?」

気付かずに言葉を発したあたしは


いつも一緒にいるマァに



変な子を見るような目つきで見られた。



















――――教室 no5――――
























あたしはマァと昼ごはんを食べ終わり

トイレに二人で入ると



あたしとマァ


そのほか四人が同じグループでいるから

普段一緒に行動してるのに
その世人たちがいないことに気がついた。











「ねぇ、サキたちは?」









その四人たちでも一番目立つのはサキという。
他の三人の名前は


ユリ、アンナ、レイコ



まぁみんなクラスではめっちゃ目立つ存在なんだけどね。







「そういえば、いないね。」




マァがあたりを見渡しながら
そういった。




「屋上?」




私たちはいつも屋上でヒマをつぶしていた。

教室でもよかったんだけど
ウチら目立つからーみたいにノリで屋上が


いつもの場所になった。



なんて生意気な理由だ。
でも


・・いいでしょ?ね?うふ。




あたし言ったら気持ち悪い






あっち側からカズヤと雄一が歩いてきた。


雄一のカノジョのマァは

あたしが築くよりももちろん




早く気付いて駆け寄ってった。




「雄一、サキたちみなかった?」


上手く上目遣いを

雄一に向けていた。




雄一メロメロ




大したもんだ。







「っさ、知らねぇよ?」




と微笑を浮かべそう言うと


あたしはカズヤと目が合った。




「何、アヤも捜してるの?サキたち」
「あぅうん」


ちょっとキョドった。
理由はわかんないけど。




「一緒捜そうか?」
「ダイジョブ!」


あたしが親指を立てGooのサインを示した。



「そう。じゃぁ見つかったら教えてね」




と言い残して雄一とカズヤは教室に戻ってった。







あたしはマァに視線を戻して


「一応、屋上行ってみる?」




と言うとマァは「そうだね」と仕方ないなぁみたいな顔をしていった。







短いスカートを揺らしながら

屋上へと続く階段をい歩ずつ上って




ギィィと嫌な音がする屋上のドアを開けると


やっぱりサキたちはいた。





あたしとマァは顔を見合わせ

「やっぱいたね」



というマァのいう言葉にあたしはウンとちょっと笑った。





「もう!なんで無断でい「マジふざけんな!」





マァが明るく四人たちに言おうとすると


言い掛けのところで



サキはレイコとユリに怒鳴った。




どうやら喧嘩勃発。


対立は

アンナ・サキvsユリ・レイコみたい






「なんでリョウとんだよ!」
「はぁ!?だってリョウにスキってゆったらOKだったんだもん!」






サキはリョウがスキだった。
それはずっとだった。


付き合ってはいなかったけど

ずぅぅっとスキだった。





でもレイコがリョウをスキだったなんて聞いたことない。





この対立はレイコvsサキ。


アンナとユリは片方ずつ付いてるだけみたい。





なんかケンカの理由は

サキがリョウをスキなのをレイコはずっと前から知ってたのに

リョウに告白して


付き合っちゃった。



チャンチャンみたいな。





「リョウはあたしのカレシ!もうあんたんじゃねえの!」

「うるせぇよ!なんであたしのキモチしっといてそう言うことできるのかって聞いてるの!」




怖いよー


もぉさっきのノリで会話に入れませんよー




「スキだからに決まってるし!」



サキガ小声で「マジでふざけんな」とボソッと言って右手を握り締めた。




殴る。
サキがレイコを殴っちまう。





反射的に体が飛び出した。


















「やめなよ!」





















気が付くと保健室。



目を開けたら



レイコ、サキ、アンナ、ユリ、マァがパァァっとワラって




「アヤぁ!」








どうやらあたしサキに殴られたみたい。
だって右頬がうっすら痛い。



「ごめん!アヤ、かばってくれて・・・」




レイコは涙ながらにいった。









そんなこんなしていると

保健室のベッドのカーテンからヒョコっと顔が出た。




「うわぁ!超ビビッた!カズヤ!」



あたしのビビリ具合に五人とカズヤは


アハハと高らかに笑った。




「大丈夫?」


と私に聞いた。



「うん、ちょっと痛むけど。」




それを聞いてサキは「ごめんね本当に!」と本気で謝った。








カズヤはずっとあたしの顔を見ていた。



てれるー



恥ずかしいー






















その理由を知っていれば




少しは構えていられたかも。



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