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[348] 教室 no4
結花 - 2006年08月31日 (木) 23時00分

いつも通りにマァと緑公園で待ち合わせ。


高校三年のあたし達は陸上部を引退して

ほぼ帰宅部状態。


残ったのは部活で鍛えたぶっとい足だけ。






卒業まであと一ヶ月を切った中

クラスメイトは新たなカレシとかカノジョを作ったみたいで


にぎわっている。







マァもカズヤとつるむ雄一って子と付き合いだした。


雄一は結構人付き合いが上手くて
他人の面倒も上手い。

そこにマァは惹かれたみたい。



告白はマァから。
マァは高校三年になって十人くらいに告られてモテるのに


マァ本人からって

本当に好きだったんだな。







ありきたりのシチュエーションだけど

放課後の教室によんだらしい。





雄一もそこそこモテるので

その雰囲気で空気読んだそうな顔をしたみたい。





「で?告白の言葉は?」


あたしがマァに聞くと
マァはほっぺを赤くしていった。




「笑顔が好き」



「すき」







とろけちゃいそうな言葉だねぇってあたしはマァに言った




あたしは



すき




を言ったことがない。






























――――教室 no4――――



























付き合いたてのマァを横にあたしは教室に入った。



「おはよー!」



友達多きあたし達はいろんな人に声をかけられる。

「おはよっ」
「おはよう!」


それぞれに声をかけた後、席につく。



マァも席に荷物を置いた後あたしの席にきた。




「卒業もーすぐだね」



マァがしみじみに顔を机に伏せて言うと

雄一がカズヤと共に近づいてきた。





「マキ、おはよ」


雄一がマァの頭をポンと叩いて

言った。



そっか。
マァはマキって名前だったな。と
その光景を見ながら

あたしはカズヤと目をあわしてフフ、と笑った。








マァは

雄一とどこかへ消えていった。





残された

カズヤと


あたしは




なんだろう?みたいな顔をして二人で顔を見合わせた。





「俺ら、あまりもんみたいな」
「だね」

あたしはアハハと笑いながら言った。


「俺もカノジョほしい、さすがに」





カノジョほしい?

ってことはいないの?カノジョ。



「カズヤはカノジョいないの!?」

「悪いか。」






既にいるもんだと思ってたから

相当ビックリした。




「へぇー、意外」

「そう?」
「うん」





あたしたちが話してるうちに

授業が始まった。




ヤバイヤバイといいながらカズヤは
自分の席に


戻ってった。








雄一とマァはいつの間にか

席に戻っていた。




なんだか初々しかった。


二人とも付き合うのは初めてじゃないはずなのに。





ちゃんと好き合ってるかんじがした。
いいなぁ。






それは

もうすぐ




現実になる。









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