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結花 - 2006年08月17日 (木) 17時30分

今日もアニキからおさがりのネクタイをしめて


自転車にまたがって




片手に携帯でメールを打ちながら





マァに届けさせる。









ちなみにマァっていうのは
私の一番の親友で



加藤真希ってコ。











”今日も公園で待ってる♪”






送信っと!






携帯をパコンと閉じて

公園へ向かいます。
























――――教室 no2――――





























いつもマァと待ち合わせするのは






マァと私の家のちょうど真ん中くらいにある





緑公園。


















現在七時半。


我等帰宅部成。





よって朝練とか一切ナシ!!

















部活とかなくても青春は謳歌できるのかも。


















「着いた」












緑公園について携帯を開ける。







『新着メール 一件』















「マァかな・・」










ポチッと押すと


そこには












カズヤの文字が。














「カズヤとそういえばメルアド交換してたな・・」



















四月にクラス替えがあって


男女混合で出席を行う我が校は




あたしの苗字が「あ」で


カズヤが「か」だ。








よって私以外にあ行がいないから
すぐ後ろがカズヤだった。






「ねぇ、相川さん」




私の苗字をいきなり呼ばれて

「はいっ!」

と振り返ると美少年がいた。




「はいっ!って笑」

「あ、ごめん」
「別にいいけど。」
「あ、うん」
「俺さ、亀梨和也」
「あたし、相川彩華」
「うん。でさっ、メアド教えてよ」


教室の中にも関わらず
カズヤは携帯を開いた。
当時の最新機種だった。



私は先生の目を見計らって
携帯をバッグから出した。





ふと気付く。

女子の視線がハンパない。

もしかして
この人
モテてる?


あたしじゃないわけだし
もっともあたしだったら女子にモテてたら気味悪いし


亀梨和也ってモテるんだ。




あたしの脳はそれを察知した。






メアドのページを開いたまま自分の携帯をカズヤに渡し、
ぼそっと言ったのを覚えてる。





「亀梨君てモテるんだね」

「ん?そうでもないよ〜」
「でもみんな見てる」
「俺がキモいんじゃん?」
「あっそっか。」
「ひど。」





ピッピッと早打ちで
私のメアドとケー番を入力すると

「ありがと。あとで送る」

と言って携帯をかえされた。







ソノ後、よろしく。みたいなメールを交わしただけで
すごい長く続いたことはなかった。












「おいっ、アヤ!」








ふん?とか言いながら振り返るとそこには汗だくのマァがいた。





「何ソノ汗〜」
「寝坊したし!超マッハで自転車こいできたから!」



手をチョキにして得意の笑顔をマァは見せた。






「ごくろう」
「本当だよ!向かいのおじさんにおはよう言ってくるの忘れたし!」
「そりゃ・・・大変だ」
「ヤバ笑」




そんなことを言いながら

さっき開いたカズヤからのメールを読み返した。










”おはよ。今ドコ?”












恋人同士でもないのにカズヤからのこんなメール珍しいな。








”今、ガッコに向かってるとこだょ★なんで??急用??”
















私も負けないくらいの早うちで
送信した。



















「誰に送ったの?」




マァが不思議そうな顔をした。







「ん、カズヤ」
「マジ!珍しい〜」











だよねーみたいなコトを言いながら校門をくぐった。
















のちに



それは





珍しくなくなる。



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