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[322] 記憶・・・・・・
愛 - 2006年03月18日 (土) 14時49分

和也・・・・
あなたの記憶の中にあたしはいる??





あたし(愛)和也の彼女で〜す
でも、和也に最近会ってもらえないの・・・・涙
会いたいよ・・いっしょにいたいよ

あたしは、どうしても会いたくって和也の友達でもあり
あたしの、友達の仁に電話した。
   
愛 『仁?和也の事で話があるの』
仁 「何だよ」
愛 『和也、今どうしてる?』
仁 「えぇっ・・・・」
愛 『和也、最近会ってもくれないし、電話にも出てくれない』
仁 「・・・・・」
仁 「どっかで会って話さない?」
愛 『うん・・』




あたしは、急いで仁との待ち合わせ場所に、急いだ

着くと、そこには仁がもう居た。
仁 「愛、これから行きたいとこあんだけど」
愛 『えぇ  わかった』
仁の車で、着いた場所は・・・・・・・病院??

愛 『どういう事?ねぇ、仁?』
仁 「いいから。着いて来い」
その時、あたしはイヤな予感がした。

   
305号室   そこに居たのは・・・・・
愛 『和也ぁ?・・・』
仁 「・・・・」
愛 『仁どうして、和也が、こんなとこで寝てるの?』
仁 「和也は、愛のことわからない・・・・涙」
愛 『どうして?意味わかんない・・・!!』
仁 「実は・・」
 仁はどうして和也が、病院に居るのか話し始めた・・



1ヶ月前・・・・

和也「なぁ、仁。もし俺が仁や、愛の事忘れたらどうする?」
仁 「何言ってんだよ!!」
和也「愛には、言うなよ」
仁 「・・??・・」
和也「俺は、若年性アルツハイマー症なんだ」
仁 「・・??・・」
和也「つまり、俺は仁も、愛の事もわかんなくなっていくんだよ・・涙」
仁 「うそぉ〜!!」
和也「俺もう、ダメだ・・・涙」
和也「大切な仁も忘れて、大好きな愛の事までわかんなくなって
いって・・・」
仁 「和也。愛には何て言うんだよ」
和也「愛には、言わない!!」
仁 「そっか」
  
 


て、言う事らしい。


仁 「愛に、嫌われたくなかったんだよ」
愛 『和也。嫌いになる訳ないじゃん!!』


先生「和也さんの、彼女ですか??」
愛 『涙・・はいそうですが』
先生「和也さんからの、手紙です。」

開けてみると、

大好きな愛へ

  愛ごめんなぁ  俺、愛の事わかんなくなる。
  でも、愛以外に好きになる人はいないから・・・
  ずぅ〜と、愛の事好きでいるから
  
  俺と、いっしょにいて幸せでしたか?
  どんなに、嫌な思い出でもいいから
  俺の事忘れないでくれぇ。
  ずるいな、俺愛の事わかんなくなるかもしれないに・・・
  俺は、愛といて幸せでした。
  よかった。愛と巡り会えて・・・よかったよ


あたしは、和也の近くに行って
愛 『幸せだったよ。和也との事は一生忘れないよ。
   大好き・・涙涙』

先生「愛さん、和也さんが何かおっしゃってますよ」

和也は、苦しいのにがんばって、
和也「あ・・い・・・・・・・
     ダ・・・・イ・・・スキ・・・・・ダ・・・ヨ」

ピ−ィーーーーーーー

そして、和也は死んでいった。
和也の、腕はボロボロ点滴の跡でいっぱいだった。
先生の話によると、和也はどんなに、
辛くても、がんばるから効きそう薬は全部試したい。
と言っていたそうだ。



  『和也、あたしも和也以外は好きにならないよ』


  

 


 

  



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