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[312] 「自分のキモチ。」B
陸 - 2006年01月10日 (火) 13時33分

―――――――翌日―――――――
まさみ「おはよっ★」
○○「おはよ。」
まさみ「元気ないね。目、充血してるよ?」
○○「…うん、ちょっとね…」
仁「○○ちゃん?ちょっと、いい?」
○○「はい。」
仁はまた屋上に○○を呼び出した。
仁「…あの、昨日の返事が聞きたいんだけど…」
○○「…私、赤西先輩の事あんまり知らないですし、まだ…スキとかそういうのあんまりないんですけど…」
仁「うん。」
○○「…私、赤西先輩の事スキになれるかわからないですけど…」
仁「うん。」
○○「…お願いします!」
仁「…まじでっ?やった−★」
○○は仁の笑顔を見た。○○もつられて笑った。
仁は○○の目を見つめた。○○は仁と目が合った。
○○は恥ずかしくて下を向いてしまった。
仁は○○のアゴを手に取り、自分の方をむかせた。
仁は目をつぶり、そして唇を重ねようとした。
○○はその瞬間昨日の出来事を思い出した。
○○は仁の手をはらい、下を向いてしまった。
○○「…ごめんなさい。私、こういうの、なれてなくて…。」
○○はうそをついてごまかした。
仁「ううん、全然大丈夫だよ。そろそろ戻ろっか。」
○○「…はい…」
二人とも、それぞれの教室に戻った。
教室に戻っても、和也と○○はぎくしゃくしていた。
―――――――放課後―――――――
和也「おい。○○。」
○○は後を向いた。
○○(うわぁ。和也だぁ。気まずいよ〜。)
○○「何?」
和也「俺ら今日、日直だから日誌書くぞ。」
○○「…うん。」
二人は机を向かい合わせた。
和也「…赤西先輩に返事、したのかよ。」
○○「…したよ。」
和也「ふぅん。」
○○「付き合う事にした。」
和也「っつぅかお前、先輩の事、スキなのかよ。」
○○「…まだ、スキとかいうキモチはないけど…」
和也がいきなり立ちだした。
イスに座っている○○の後に立った。
○○の右肩に自分の右手をのせ、○○の左肩に自分の左手をのせた。
○○「…!何?和也…」
和也は○○の耳元で囁いた。
和也「…俺の事は?」
○○「…えっ?」
和也「俺の事はどう思ってんだよ?」
○○「…え…そんな突然…」
○○(…そんな事、突然聞かれても…和也の事どう思ってるかなんて…)
和也は○○の首筋にキスをした。
○○「…や・・・和也、やめてよ…あ…」
和也「…感じてんの?」
和也は○○の首筋にキスマ−クを残して、教室から出て行った。
○○(和也…)

―――――――その日の夜―――――――
○○は家に帰り、お風呂に入っていた。
脱衣場で鏡を見てみると、首筋に和也がつけたキスマ−クがついていた。
○○は考えた。
○○(こんなもの、赤西先輩に見られたらどうしよう…)



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