[185] ココロプリズム |
- 有加 - 2005年09月17日 (土) 16時55分
私は有加・・毎日学校と塾通い・・友達とも遊んだこともない・・親がとても厳しいの・・でもそんな私に・・
こんな *恋*
が訪れるなんて・・
〜ココロプリズム〜
夏希「ねぇ!有加今日遊ぼうよ!」
有加「・・ごめん・・遊べない・・」
夏希「わかった・・塾?」
有加「うん・・」
夏希「そっか・・がんばって!」
頑張ってなんていわれても・・
私だって普通の子みたいにおしゃれしたり・・
映画行ったり・・化粧したりしたい・・
有加「塾やだなぁ〜・・」
私の家の近くには海があります・・
とっても綺麗で勉強のことなんて忘れそう・・
今日だけ・・遊んでてもいいよね・・
有加「綺麗・・塾なんて・・嫌い・・」
海をみていたら悲しくなった・・
毎日勉強なんて・・嫌・・
有加「・・うぅ・・ひっく・・」
「どぅしたの?」
そこにいたのは・・
男の子だった・・
有加「え・・?」
「なんで泣いてるの?何かあった?」
有加「・・あなたは・・・誰?」
「あ!ごめん俺亀梨和也!和也ってよんで!」
有加「あたしは・・有加・・」
亀梨「じゃあ有加ちゃん、なんで泣いてるの?」
有加「・・私毎日塾と学校通いだから遊んだことないの・・
普通の子だったいろんなことしてるけど・・
私は・・親が厳しくて・・」
亀梨「じゃあ・・なんでコンナとこにいるの?」
有加「もぅ・・・勉強嫌なの・・」
亀梨「じゃあさ!今日だけ遊ぼうよ!」
有加「え・・?でもこんな私と・・」
亀梨「いいじゃん!ほら!いくよ!」
亀梨「ほら!自転車の後ろ!乗りなよ!」
有加「あ・・はい・・」
亀梨「敬語はだ〜め!」
有加「あ・・うん」
亀梨「ねぇ!有加ちゃんってさぁ〜頭いいよね?」
有加「ううん・・そんな事ないよ・・」
亀梨「でも勉強もいい事だよ!」
この人ならわかってくれる・・
私はそう信じきった・・
有加「和也君・・優しいね・・」
亀梨「え・・?なに?聞こえないよ!」
有加「ううん・・なんでもない!」
亀梨(ちゃんと聞こえてるよぉ〜!)
亀梨「ねぇ?」
有加「ん・・?」
亀梨「なんでもな〜い!」
有加「えぇ〜気になるよぉ!」
コンナに笑えたの・・初めて・・
亀梨「お!ちゃんと笑えんじゃんか!」
有加「え・・?私だって笑うよ!」
亀梨「その笑顔・・大切にしなよ!」
有加「え・・?」
亀梨「どこ行きたい?」
有加「ぅう〜ん・・」
亀梨「じゃあ!まずさぁ!今風の格好してみようよ!」
有加「え?!でも・・」
亀梨「まぁいいから!」
和也君が向かった先は・・
東京の楽屋でした・・
亀梨「はい!じゃあここに座ってて!」
有加「あ・・うん」
「はい!じゃぁこれ着てねぇ〜」
有加「はぁい」
わぁ〜こんなの着たことない・・
かわいいなぁ〜!
「んじゃあ!化粧しよ!」
え?!化粧?!嬉しい
有加「はい!」
「いい顔してるねぇ〜」
有加「え?そぅですか?」
「はい!出来上がり!」
有加「わぁ〜!凄い!!!」
さっきまでの私とは・・大違い!
「亀梨さん!はいってごらん!」
亀梨「はぁ〜いw」
亀梨「あれ?有加は?」
有加「和也の隣にいるよ!」
亀梨「え?!有加?!?!?!」
有加「うん!」
亀梨「かわったねぇ〜!」
有加「そぅかな・・?」
亀梨「うん!可愛くなった!」
なぜか・・・心が揺れている・・
これは・・*恋*
なのかな・・
恋の花が咲いている・・
亀梨「じゃあいこ!」
有加「うん!」
(ぎゅ・・)
そぅ言うと・・和也君は私の手を握った・・
亀梨「凄い変わった!」
有加「ありがとw」
亀梨「お!仁!」
仁「お!これはこれわ!亀ちゃんの彼女?!」
亀梨「ちぃげ〜よ!なぁ!有加!」
仁「じゃあなに!」
亀梨「おれの親友!」
仁「ほぉ〜・・で・・あとで彼女って事ですか・・」
亀梨「あ!?なんだと?」
仁「なんでもないよぉ〜うだ!」
亀梨「じゃあな!」
仁「おぅ!」
亀梨「ごめん!」
有加「友達?」
亀梨「うん!」
有加「へぇ〜」
亀梨「また遊ぼうねぇ?俺今から仕事!」
有加「うん!今日はありがと!」
亀梨「また遊ぼう!」
有加「うん!」
亀梨「じゃあね!」
有加「うん・・ばいばい」
亀梨「ばいばい!」
いってしまった・・
家に帰ると怒られるのは・・わかっているよ・・
有加「ただいま・・」
母「有加!どこいってたの!!!」
有加「・・・遊んでいました・・」
母「なに?!その格好は!!」
母「塾はどうしたのよ!!!」
有加「行ってません・・」
母「ほんとに!塾を増やすわよ!」
有加「・・はい・・」
母「はやく勉強しなさい!!」
有加「はい・・」
ほら・・やっぱりこぅなるんだ・・
塾を増やされて・・
こんなの・・虐待と同じだよ・・
〜朝〜
有加「・・・」
母「今日は早く帰ってきなさいよ!!」
有加「・・はい・・」
母「帰ってこなかったらどぅなるかわかってる?」
有加「はい・・まっすぐ帰ってきます・・」
有加「行ってまいります・・」
夏希「有加ぁ!いこ!」
有加「うぅ・・夏希ィ・・」
夏希「有加?どぅしたの?!」
有加「もぅ・・もぅやだ・・塾なんか行きたくない・・」
夏希「有加・・・」
有加「うんざりだよ・・毎日・・毎日・・」
夏希「よしよし・・」
有加「うわぁ〜ん・・」
亀梨「有加ちゃん!!」
有加「え・・?か・・和也君・・?」
亀梨「昨日は楽しかったね!」
有加「うん・・・」
亀梨「いまから学校?!」
有加「うん・・」
亀梨「学校まで送るよ!」
有加「ありがと・・」
亀梨「また・・勉強?」
有加「塾・・増やされちゃった」
亀梨「ごめん・・」
有加「ううん・・いいの・・」
亀梨「俺・・有加の親に言ってやろうか・・?」
有加「そぅしてほしいけど・・怖いの・・」
亀梨「え?なんで?」
有加「和也君に会えなくなるから・・」
亀梨「有加・・・」
有加「ずっと・・そばにいてほしいなぁ〜・・」
ききィ・・
亀梨「有加ちゃん・・」
(ギュ・・)
有加「か・・和也君・??」
亀梨「ずっと側にいてやるよ・・!」
有加「ありがと・・」
亀梨「ほら・・学校いってきな!」
有加「うん!ありがと」
和也君といると落ち着く・・
心の花は・・もぅ満開だった・・
有加「帰らなきゃ・・」
亀梨「あ!有加!」
有加「あ!和也君!」
亀梨「家までおくっててやるよ・・」
有加「うん!ありがと・・」
亀梨「あ・・!あの花・・もぅ春だなぁ〜・・」
有加「うん・・でもまだ寒いよねえ〜」
♪♪〜
有加「あ!電話だ・・」
っぴ・・
有加「はい・・」
「娘さんですか?」
有加「え?誰でしょう・・」
「たなべ病院のたなべです・・」
有加「あ!田辺先生・・」
「いま・あなたのお母さんが・・息を引き取ったんだよ・・」
有加「え?!」
「いま・・信じられないかもしれないけど・・」
有加「そんな・・」
「じゃあ・・病院にきてね・・」
っぴ・・
亀梨「有加ちゃん・・?」
有加「お母さん・・病院で・・息引き取ったって・・」
亀梨「え!?病院いくよ!」
有加「うん・・」
亀梨「お父さんは?!」
有加「いないよ・・お父さんは亡くなって・・
他のお父さんになったの・・
だから・・塾とか行かないと行けなくなったの・・
でもね・・去年なくなったんだ・・」
亀梨「・・・・」
有加は・・コンナ悲しい日々を送っていたなんて・・
俺がずっと・・そばにいてやるから・・
有加「お母さん・・」
母「・・・・・」
有加「お母さん!ひっく・・・」
「有加ちゃん・・お母さんのお骨はおじいちゃんに届けるから・」
有加「はい・・」
亀梨「有加・・」
有加「お母さん・・ずっとガンだったの・・」
亀梨「わからなくて・・ごめん」
有加「ううん・・」
亀梨「有加ちゃん・・じゃあこれからどぅすんの?」
有加「おじいちゃんちにいくとおもうの・・」
亀梨「え・・そっか・・」
有加「あのね・・」
亀梨「・・」
あの日あの時・・あの場所で会った時から恋の花が咲いていた・・ 今では・・満開だよ・・
有加「私・・和也君が・・好きよ・・」
亀梨「え・・あ・・」
有加「じゃあね・・」
そぅいって私は和也君の前からさった・・
好きといえるだけでも・・よかった・・
〜引越し〜
有加「・・・」
おじ「有加や・・もぅそろそろいくぞ・・」
有加「はい・・」
私が車に乗り込もうとした寸前・・
「有加ぁ〜!!」
有加「え・・?」
亀梨「はぁ・・はぁ・・有加・・」
有加「和也君?!」
亀梨「俺も・・有加が好きだよ・・」
有加「え・・嬉しい・・」
亀梨「・・有加・・」
有加「和也君・・・春に会おうね・・」
亀梨「有加・・俺・・ずっと待ってるからな・・」
有加「うん・・うん・・ひっく・・」
亀梨「・・有加・・」
(chu)
有加「じゃあね・・」
亀梨「うん・・」
有加「・・・」
おじ「おまえの彼しか?!」
有加「うん・・」
おじ「いいかれしじゃの・・」
おじいちゃんは・・嬉しそうに言う・・
春がくると・・和也に会える・・
春まで待ちきれません!!
〜春〜
有加「あ!もぅそろそろいかなきゃ・・」
有加「はぁ〜!!ついたぁ〜!!」
有加「和也覚えているかなぁ〜」
ピンポーン!
亀梨「はい?」
有加「わたしだよ!」
亀梨「え?!」
がちゃん!
有加「和也ぁ〜!!」
亀梨「有加・・!!!」
有加「会いたかった・・」
亀梨「俺もだよ・・」
有加「今年はココに住むようになったんだ!!」
亀梨「うそ・・嬉しい!!」
有加「そぅだ・・公園にいコ!!」
亀梨「おう!」
有加「わぁ〜!!桜が満開!!」
亀梨「ほんとうだなぁ〜」
あの頃の私の恋のよう・・
有加「和也・・」
(ぎゅ・・)
亀梨「有加・・?」
有加「来年もココで会おうね!」
亀梨「うん・・」
有加「和也・・大好き!」
亀梨「おれも有加が大好きだから!」
(CHU)
私たちは桜がちっていくなかで・・ 甘い・・甘いキスをした・・
マタ来年もここで会いましょう・・
===END===
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