強烈なコンプレックスの中から見えてきたもの。
もう、随分長い間「ぱすてる」をお送りいただいています。先ず、永年のご厚意に感謝し、皆様のご 活動に敬意を表します。私は昭和12年生まれ。今年11月1日には79歳になりますが、昨年まで、京都の二つの美術大学で教授を務めていました。 1994年(H6)57歳で京都に赴任した際は、未だ「マンガ学科」はありませんでしたが、2000年にスタート。初めて美術大学の中にストーリーマンガの本格的授業を持ち込みました。2006年には、「学部」。同時に「京都国際マンガミュージアム」開設。2001年には「マンガ学会」の設立にも関与しました。 もう、お察しかと思いますが、私自身、強烈なコンプレックスを克服するため、サブカルチャーであった、【マンガ文化】の顕彰に努め、現在も積極的に取り組んでいます。 現在、公益社団法人日本漫画家協会理事の立場で発言していますが、『勉強の敵』であったマンガが、『日本を代表する文化の一つ』とまで持ち上げられる経緯は、「ぱすてる」の皆様や、社会的矛盾の中で戦って来られた方々の、ご経験と、重なる部分があるのではないか?!−−−と、日頃から考えて参りました。 牧野の経歴はネット検索でもご覧いただけますが、79歳まで❝サブカルチャー擁護人❞を、自身に任じて参りますと、様々見えて来たものがあります。微力ながら、多少の「発言の場」や「発言の機会」も得られるようになったので、もし、「ぱすてる」活動のお役に立てるようでしたら、…まず、交信から始めたいと願っています。 牧野アドレスは、 k@makinopro.com です。
No.29 牧野圭一 まきの けいいち 2016年04月18日 (月) 05時10分 (219.189.150.164)
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