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北千住丸井を見て思ったこと |
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ジョー万太郎
(376)投稿日:2004年02月28日 (土) 23時51分
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昨日開店した丸井北千住店に行ってきました。北千住店は他の店舗がファッションを中心としたテナントで持っているのに対して、ファッションに限らずさまざまなテナントが入居することで、一味違った丸井のように感じます。例えば、紀伊国屋書店や東急ハンズといった他の場所では、一つのビルとして持っている店は、これまで丸井というファッションビルの中では見たことがないような気がします。(ノジマは、丸井中野店に小さいながらも出店している) 同店は、丸井そのもののイメージ転換点にも思えます。新宿や池袋、渋谷、上野といったターミナル駅にある丸井は他デパートと差別化するためにファッション性の傾向が強く、丸井そのもののイメージになってしまうのですが、北千住の場合はただのファッションビルだけではもったいないというかやっていけない感じが見えます。北千住の立地そのものも、東武伊勢崎線・常磐線・千代田線・日比谷線が交差するターミナル駅で、東武線や常磐線沿線の足立区や葛飾区はもちろんですが、草加市や松戸市などといった広域的な集客も期待できるところにもあるのではないでしょうか。つくばエクスプレスが開業すれば、八潮市、三郷市など更に商圏が広がる可能性もあります。そもそも北千住自体が、ターミナル駅に関わらず、地域に密着した商店街でわざわざ途中下車してまで集客力の高い店がルミネ内の一部テナント以外にあるくらいで、広域集客力は小さかったようにも思います。丸井北千住店の意図はこの点にあるので、一味違った丸井であるようにも思います。 ところで、丸井完成で、直接対決となるルミネや周りのトポスやヨーカドーといった大型店や地域の商店街はどのような影響を受けるのでしょうか?商店街の方は、あくまでも地域密着を主に打ち出しているので、ゴーイングマイウェイの方針を貫いて欲しいと思います。また、北千住の場合は大型店と商店街の共存も十分可能なようにも思います。現住居の近くの中野や阿佐ヶ谷、荻窪といった所は、駅近辺に大型店もあるが、商店街も活気付いており、上手く共生しています。 地域とイメージを変える丸井北千住店。果たしてどのような結果が出るか楽しみです。 |
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■「丸井北千住店」ではなく「北千住マルイ」といいます。/ゴエン(管理・責任者)
(377)投稿日 : 2004年03月03日 (水) 00時38分
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仮称の段階では「丸井北千住店」だったのですが、正式な店名は「北千住マルイ」になりました。 丸井って「丸井○○店」「マルイシティ○○」など店名にいくつかのパターンがあって、どういう使い分けをしているのか今一つ分からないものも少なくないんですよね。北千住以外で「○○マルイ」という店名なのは神戸だけですが、丸井の中では小規模店である神戸マルイと、丸井最大の売場面積を誇る北千住マルイに、一体どんな共通点があるのか…?
それはともかく、私もこの前の日曜に行ってきました。開店後最初の日曜とあって混んではいましたが(初日の27日には開店時間を15分繰り上げたそうです)、都内では新宿高島屋以来の百貨店の新規開店だった割には思っていた程ではなく、客足が落ち着いてからの集客力にちょっと不安を感じました。また、丸井の自社ビルではなく再開発ビルに入居しているため、同じビルにコンビニや讃岐うどんの店、果てはパチンコ屋まで入っていて、百貨店としてのイメージにいささか問題ありかな…という気もしました。 しかし、店全体を見て、丸井という百貨店が今後どういう店舗展開を目指しているのか、何となく分かる感じがしました。 そもそもは月賦百貨店である丸井。「○│○│」のロゴを導入したり、芸能人を通じたPR戦略で若者向け高級ファッションに強い印象を広めたりした事で、イメージチェンジに成功した丸井。そして革命的な急成長を遂げたと経済界でも高く評価された丸井。…しかし百貨店協会には加盟しておらず、格としては“二流百貨店”の評価を脱していない丸井。 その丸井が百貨店としては偏ったブランドイメージから脱し、老舗系や電鉄系に肩を並べる百貨店に脱皮するにはどうしたら良いか、その模索が「北千住マルイ」に現れている感じがします。ジョー万太郎さんの指摘された東急ハンズや紀伊國屋書店の出店ばかりでなく、丸井としては珍しい総合食料品フロアの設置など、大手百貨店と競合する店舗では危険が大きくて出来なかったであろう試み(実際、上野店にはかつて大規模な食品コーナーがあったが、徐々に縮小され、現在のマルイシティ上野に衣替えされる際に全廃されてしまった)が多く盛り込まれています。一方で、百貨店に付き物の大催事場はなく、この辺に今の丸井の限界も現れています(北千住の限界なのかもしれませんが(爆))。 百貨店業が全体に縮小傾向にある中、丸井は再来年の秋に大阪・難波、その翌春には有楽町と、大型出店が続きます。ひょっとしたら、北千住の店作りがこれら大都市中心部の新店舗に生かされ、丸井のイメージがまた変わる時が来るのかもしれません。
>直接対決となるルミネや周りのトポスやヨーカドーといった大型店 ルミネに関しては売り上げに響かないとは思えませんが、駅の規模の割には、北千住にはこれまで類似の店舗がありませんでしたから、きちんとした対応をすれば相乗効果を得る事も可能でしょう。 北千住のトポスとヨーカドーは今や大型店とは呼べない程度の規模ですし(ヨーカ堂は1号店としての特別扱いで営業を続けている様なもの)、客層も商品の価格帯も全く違います(特にトポスには“安物屋”の雰囲気がある)から、丸井の影響があるとは思えません。 |
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■/たーしー
(378)投稿日 : 2004年03月07日 (日) 21時49分
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ご無沙汰しております。
かつての千住は宿場町として栄えていたものの、これまでの北千住駅は単なる乗り換え駅としての地位に甘んじていた感がありますね… それだけに北千住マルイの開店は、千住の町に活気を取り戻し、北千住駅のターミナル駅としての地位を一段と引き上げるための良いきっかけとできそうですね。 (もっとも個人的には、実家に近い丸井八王子店が近々閉店してしまうということで、複雑な気持ちでもあるのですが…)
ちなみにどうでも良い話なのですが、丸井の"○|○|"は普通、どのように読まれるのでしょうかね…? (某テレビ番組で、元モー娘。の安倍なつみさんが"○|○|"を"オイオイ"と読んでいたという事例が紹介(暴露?)されていたのを思いだし、↑のような疑問がふと湧いてきました。)
>ルミネや周りのトポスやヨーカドーといった大型店
ルミネとイトーヨーカドーは私も、足立に越してきた翌日にすぐ行ったのですが、トポスがあることはつい最近になって知りました。(ぉぃ) 先週の月曜日は泊まり勤務明けだったので、トポスへ初めて行ってきました。寂れたスーパーのような外観だったので、ちょっと萎えましたが…(苦笑) 私が行ったのは平日昼間だったので、店内はかなりガラガラでしたが、それでも階段には、カードポイントの類をゲットしに来た人の長〜い行列(地下1階〜地上3階くらいまでの)ができていました。(殆どの人々は恐らく、トポス・イトーヨーカドーとルミネ・マルイとを使い分けていくのだろうな…と感じさせられた一場面でした。) |
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■「オイオイ」はみんな駅のそば…/ゴエン(管理・責任者)
(379)投稿日 : 2004年03月08日 (月) 00時14分
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北千住で丸井の袋を提げた老人達の姿を見掛ける様になりました。食料品売場で買い物をしたのだと思いますが、他の殆どの丸井では考えられない光景ですね。北千住も、そして丸井自身も、やはり変わっていくのかもしれません。
たーしーさん> >これまでの北千住駅は単なる乗り換え駅としての地位に甘んじていた 長い間、首都圏で最も通勤ラッシュが深刻な駅とされていながら、昭和59年(…だったかな?)までは駅ビルすらなかったのですから、考えてみると勿体ない話ですよね。 もっとも足立区の現在の再開発事業は、北千住西口にせよ、現在進行中の竹ノ塚西口や、これから本格着工する西新井西口にせよ、遅々として計画が進まなかった怪我の功名として、バブルに踊る様な無謀な巨大開発にならずに済んだ点は良かったと言えるでしょう(その分、見栄えも劣る点は否めませんが…)。
トポス北千住店、以前は、あの規模のスーパーにふさわしい品揃えの、もっとちゃんとしたスーパーだったのです。経営会社(ダイエー)の業績悪化に合わせるかの様に魅力を失っていき、今では「寂れたスーパー」そのものになってしまいましたね。私も以前は下着類や家電など、あの店で色々と買っていましたが、今では寄ってみようとも思わなくなりました。
>安倍なつみさんが"○|○|"を"オイオイ"と読んでいた それ、地方出身者によくある失敗談なんです。あの人って確か北海道出身でしたよね? 私も「オイオイ」と読んだ九州出身の人を知っています。 そもそも「○|○|」で「マルイ」って、あんまり上手いロゴじゃないと思いますし…。 |
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