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道路も鉄道の二の舞!? |
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N1-Max北斗
(313)投稿日:2003年11月03日 (月) 06時53分
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この板ではすっかりご無沙汰です。北海道は来週か再来週にも、平野部にも雪が降るそうです(大体この時期、バスと市電が冬ダイヤに改正されます。すっかり恒例行事(!?)ですね)。
最近の動向で気になった件では、藤井総裁の解任があります。
かつて「道路のドン(ちょっと違うかもしれませんが・・・・)」と呼ばれていた事からすれば、その権力が強く、民営化を勧める国交省が今回総裁の聴聞等でてこずっていたのも無理はないと思います。しかし民営化をした後の料金体制に差が出てしまう事も気になる為(確か首都高で無料化か何らかの実験を行うと聞いていましたが・・・)、今後の動きにも注目したいところです。
そもそも日本の場合、「道路族」と言う議員がいる様に、高度経済成長期以降、道路のネットワークが必要以上に増え続けていますね。こちらでも7月に、道東自動車道の本別JCT〜足寄I.Cが開通しましたが、まず都市間ネットワークを充実させる事から考えると釧路を優先すべきだったと思います(恐らく最近お国入りした、あの議員が絡んでいるのだとは思いますが・・・・)。
P.S そう言えば石原ファミリー、政治・行政の舞台に立つと何かと出てくるのが特徴的ですね。これが吉と出るかはともかく、人間性も遺伝とも言えなくも無い気が・・・・(以下自粛) |
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■レンメンとしていない藤井総裁/ゴエン(管理・責任者)
(314)投稿日 : 2003年11月08日 (土) 18時35分
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N1-Max北斗さん>遅レス恐縮です。 >この板ではすっかりご無沙汰です。 いえいえ、とんでもないです。管理人自身がサイトに手を付けられない状態なのに、掲示板に書き込みに来て下さる方がいらっしゃるだけでも大感激です。
さて本題ですが、藤井総裁(肩書は今もこれでいいんですよね?)のこれまでの一連の態度は、別に今更驚くに足りません。高慢、嘘つき、無責任。でも、高級官僚なんてあんなもんだと知ってましたし。道路公団総裁は高級官僚ではありませんけど、藤井氏は元高級官僚であり、「行政目的の実現」の名の下に高級官僚の決めた方針に従って動くのが公団ですから。 そして、明日に投開票が行われる衆院選では、道路公団改革を含む今後の高速道路行政の在り方が焦点の1つになっていますが、自民党と民主党が「無駄な公共事業」をどうやって削減するかの方法で論戦を繰り広げている中、北海道をはじめ両党の地方組織の中には「中央が決めた政権公約(マニフェスト)では戦えない」といって、高速道路や整備新幹線の建設促進を盛り込んだ地方独自の政権公約を発表し(又は発表しようとし)、党中央と対立を起こした事例も現れているそうです。 中央(≒大都市)と(大都市の対義語としての)地方の対立の構図は、確かに国鉄改革の頃に似ている部分がありますね。もっとも、これは道路と鉄道の問題に限らないと思いますが。
ところで藤井総裁ですが、マスコミ記者のインタビューや例の聴聞などで、「私は地位にレンメンとしない」という珍妙な発言を何度となく繰り返したのを御記憶ですか? 多分「私は地位に恋々(れんれん)としない(=未練がましく執着しない)」と言いたかったんだと思いますが、しまいには石原大臣までも藤井総裁に引きずられて「藤井さんは『私は地位にレンメンとしない』とおっしゃってますので…」と言い出してしまいました。作家の息子なのに情けない…。 因みに「連綿(れんめん)」とは「長く引き続いて絶えないさま」(広辞苑より)。という事は、藤井総裁の言葉は強いて解釈すると「私のやってきた事は支離滅裂です」って意味になりますかね(毒)。 |
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■道路改革なるか!?/N1-Max北斗
(316)投稿日 : 2003年11月24日 (月) 13時07分
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あの解任後、近藤剛氏が民営化までの間の(!?)、新総裁になりましたね。元I商事で議員1年生である分、経営に向いていると言う所からの抜擢ですが、中には結局は議員からの輩出だと言う声も多く聞かれています(あの本人も・・・・)。民営化までの数年間、果たしてどうなるのか注目したいところです(^^;;;)。
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■またなし崩しに…?/たーしー
(320)投稿日 : 2003年11月24日 (月) 18時25分
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今日(11/24)の日経新聞を見たら、"高速道、9342キロ全線整備〜国交省方針"という見出しが一面に出ていました。 国土交通省の方針によれば、道路四公団民営化後も通行料金収入を新線建設に活用し、不採算路線については、国が税金を投入する"直轄高速道路方式"で建設するとのことです。 整備計画区間のうち、現時点ではまだ約2100kmが残っており、それらを建設するには約16兆円の費用がかかるとのことです。これについては、道路公団・新会社が13兆円(民営化前に3兆・民営化後に10兆)負担して建設し、残りは国の直轄で建設する方針とのことです。(直轄区間の通行料は無料) 整備計画区間以外の建設に歯止めをかけるため、国土交通省では様々な案を検討してはいるようですが、整備新幹線の時と同じく、なし崩し的に建設計画が拡大していかないか、個人的には心配です。
ちなみにこの案は、全線建設を求める与党関係者の意向に配慮して作られたもので、建前上は"一つの案"ですが、民営化法案(複数の案が出てくる)の中では"中核案"となるそうです。 先日行われた衆議院総選挙では、地方の自民党候補の一部が"党中央の作った改革志向のマニフェストでは選挙を戦えない"として、独自のマニフェスト("高速道路を全線建設します"等の公約を並べたもの)を用いて選挙戦を勝ち抜いたそうですね。 この議員もたしかに、"地元有権者の支持を受けて当選した"ことには変わりはありませんが、このような選挙の戦い方がフェアと言えるかどうかは疑問が残ります。また、このような候補者を支持した有権者の姿勢についても疑問が残ります。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031124-00000073-kyodo-pol ↑もっとも民主党のように、"マニフェストは政権獲得時の時のものであり、現時点では履行義務はない"と開き直っている党もあるので、どの党も"ドングリの背比べ"状態ですが…(勿論、その様な党を支持した我々有権者にも責任がありますがね…) |
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■いつもの様に…?/ゴエン(管理・責任者)
(322)投稿日 : 2003年11月25日 (火) 21時44分
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高速道路建設を引き続き積極的に推進する国土交通省の案については、日経以外の各紙も後追いの形で、今日の朝刊で報じていますね。 近藤新総裁は就任早々、藤井前総裁に左遷されていた改革派幹部3人を東京本社に呼び戻したそうですが、一方の国土交通省がこれですからね…。 立案に関わった役人に言わせれば「皆様が選んだ代表者である国会議員の意向に基づいて仕事をしているだけです。文句あるんですか!」(←志の低い役人が好んで使う方便です)ってとこでしょうが、彼等の上司である所の国土交通大臣や内閣総理大臣の意向とは明らかに食い違っていますよね。 もし今後、国交省案に沿って話が進む事になれば、小泉内閣や自民党中心政権の命運にかかわる話になってくるかもしれませんが、同時に、大都市部と地方の、政治世論の大分裂なんていう事になるかもしれません。もっとも、一度そんな具合になった方が、同じ党内で異なる政権公約を掲げる議員の存在が許される様な“なあなあ”な雰囲気のままで日本社会が動くより、いい様な気もしますが…。
それから、マニフェストに対する民主党の総選挙後の対応ですが、どう評価すべきか、なかなか難しいところだと思います。党名で投票する比例代表では自民党を抜いて第1位の得票を得た点を重視すれば、民主党の公約自体は極めて高い評価を得たという見方が出来ます。しかし一方で、全体の結果としては政権奪取に遠く及ばなかった点を重視すれば、民主党の公約は有権者の不信任を受けたという見方も出来ます。 “野党に甘んじた政党のマニフェスト”をどう扱うのか、初の事例となるばかりでなく、「マニフェスト」という物を日本に持ち込んだ超本人でもあるだけに、民主党には大きな責任がかかっていますね。 |
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■高速道路建設のあり方について/ジョー万太郎
(325)投稿日 : 2003年11月26日 (水) 00時43分
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高速道路の建設ですが、はっきり言って建設コストの見直しや料金プール制度の見直しなどの制度改正が必要ではないかとも感じます。現在、仕事の関係で千葉県木更津市へ出向くことがあるが、22日木更津市では東京湾アクアラインの料金を800円にするための集会が行われ、私も公聴に行きました。その際、道路公団民営化推進委員でおなじみの猪瀬直樹さんがこのように発言していました。「道路公団の藤井総裁は、どこでも道路を通したいという案があったが、コスト感覚を無視していた。」との発言ですが、藤井氏はずっと道路一筋で、道路に関しては絶対的な権力者であったと自負していたそうです。その為、他人にわかって堪るかとの思いがあったのであんなことをしたそうです。次にアクアラインといい各道路といい「陳情ありき」で使用法などについてのビジョンが考えられていないことものべていました。これはまさにこの通りで、木更津市や君津市などで研究施設を誘致しても、利用数が低迷していることや地方都市と大都市の間であれば、ストロー効果という逆流効果があり、木更津市や君津市などでは週末を中心に横浜方面への流出が発生し、地域が衰退化するなどの問題もあります。(これ以外にも地方都市特有の問題もあるが) 私は高速道路の建設には反対せず、むしろ計画されている全ての道路を建設方法見直しや地域のあり方などを踏まえて運んでいくべきではないかと思います。どうして、高速道路が使われないのか?それは、上述の問題以外にも、道路が国の事業であり、地域や地方自治体などはプレゼントの形になるので、意向が無視されてきた点があると思います。また、道路建設が無駄だと非難されているのは、中央のマスコミによるネガティブキャンペーンを張っている点も無視できないでしょう。
杉の木総研木更津特集号 http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Ocean/9778/aqua.htm こちらに木更津の状況を随時紹介します。 |
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■/ゴエン(管理・責任者)
(328)投稿日 : 2003年11月28日 (金) 22時27分
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同じ「採算が合わない高速道路」でも、北海道の平原のただ中に一般道と所要時間に大差ない様な高規格道路を造るのと、夕張山地や中国山地の様な交通の障害になる地形を克服するために新しい道路を造るのとでは、意味が違います。 ただ、こういう事を言うと今度は、山脈のどちら側にも人口も産業も集積していない様な所に「道路がないから過疎化が進むんだ!」とばかりに、やたらとトンネルを掘りたがるんでしょうね。客観性を口実に“大人の判断”を意図的に拒否する、金と権力の姿。見苦しいです。
東京湾アクアラインについては、どうしても造るのなら、鉄道トンネルにしてカートレインを通せばすれば良かったのに…と、開通前から思っていました。経済的にも環境負荷の点でも、その方が優れている様に思えるのですが。 「ストロー効果」という言葉があるんですね。百貨店「そごう」を中興させ、最後には倒産に導いた水島広雄被告は、アクアライン効果で神奈川側からの買い物客を呼び込めるという千葉側行政の思惑に呼応して木更津に出店したのですが、そんな事が本当にあり得るかどうかは、それこそいわゆる「生活感覚」があれば分かる話ですよね。 これ、実は整備新幹線でも同じ事が起きているんですよね…。 |
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