いつも、質問ばかりですみません。gistの原発巣の大きさはどのように理解したらよいでしょうか?原発巣が大きいと悪性度が高いとか、再発リスクが高いとか?何かと関係がありますか?
みうらさん、GIST歴約20年、グリベック服用14年の一患者です。先に下の国立がんセンターのサイトを見てください。https://ganjoho.jp/public/cancer/gist/diagnosis.htmlこのサイトからも読み取れますが、GISTの悪性度は再発率、転移の可能性、(実在する)薬による抑制治療の可能、不可能性、そして最後にいつまで薬が効くかでしょうか。1.原発GISTの大きさに比例して再発の可能性、そして悪性度が高くなるでしょう。2.原発GISTの増殖進行中の細胞核分裂像数が高ければ高いほど悪性度が高くなるでしょう。3.ざっですが、原発場所が消化器の下部になるほど悪性度が高くなるでしょう。すなわち小腸原発は胃原発より一般的に予後が良くありません。その主な理由はGIST腫瘍を起こした変異が胃原発だと大半以上がExon11の変異ですが、下部の方はExon9変異の可能性が比較的に高いからだと読んでいます。4.GISTはカハールの介在細胞(Interstitial Cells of Cajal)の細胞の変異が原因と書かれていますが、そのゲノム変異しだいで既存の抗がん剤が良く効くものもあり、無効にちかいものもあります。Exon11はグリベック効果が良いですが、Exon9はそれほど良くありません。他の変異はまだ腫瘍増殖抑制効果のある薬はまだ承認されていません。大いに期待できる薬二つが治験中です。二次変異が起こると初期に効いた薬がそれらに効かなくなります。これを耐性と呼ばれています。二次変異が起こる可能性は原発GISTの大きさ、また細胞核分裂像数に大いに関係すると読んでいます。5.参照したサイトには書かれていませんが、如何に、きれいに、しっかりマージンを取り、GISTの腫瘍被膜を破らず、すんなりと腫瘍を摘出したかにより播種可能性の重要な要因になります。簡単な質問ですが、答えは複雑です。まずは上記のものが主だと思っています。ちなみに私は在米でして、ジェネリックイマチニブ服用歴は3年近くになります。副作用差は感じられません。GISTの抑制効果も変わらないと思っています。いまアメリカFDAの承認を受けたイマチニブジェネリックは2社の薬があります。アメリカではシニアー対象の連邦政府のMedicare D保険は一旦ジェネリックがでれば、安価なので先行薬は許されません。アメリカでもGIST治療のグリベック特許は切れていませんが、医師はOff-Label処方することができますと同時に法的に強要され、国の予算節約額も少額ではないと思います。
Sunny北加さん>>大いに期待できる薬二つが治験中ですこの2つの薬について、もう少し詳しい情報をいただけないでしょうか?ホームページのURLも教えていただけると、助かります。
みうらさん,こちらのGISTサポートグループスのポストを読み、その直後にG.netにポストしました。これらは全てG.net登録なしで読めるように設定しました。それらを順序どうりに題名をコぺしました。「耐性GISTに多いに希望を与えてくれる新薬候補BLU-258」「BLU-285薬の優れた効果ある服用量と治験場所」「BLU-285薬の優れた選択性」「BLU-285の副作用」「DCC-2618 期待できるGIST治療薬」「DCC-2618の副作用比較 とそのSwitch Pocket Inhibitor」最後にそれらが読めるURLは下です:http://gist.sns-park.com/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=1344上のURLをクリックして、もし即出てこなければ、スクロールダウンしてください。GIST患者さんに有益と感じたものは他に沢山「全員に公開(未登録会員含む) 」と設定しました。おおいに質問してください。私の素人の可能かぎりお答えします。BLU-285薬の第T相治験は東洋では韓国だけですが、もうこれは閉まるでしょう。第III相治験は東洋でもやるとBlueprint社から返事をもらいましたが、まだ具体的な場所は決めてないようです。DCC-2618の第III相治験は最近発表され、東洋ではシンガポールだと知りましたが、まだ患者は募集していないようです。アメリカの3−4病院で第III相治験は始まっています。私がG.netに画像添付して説明したように、これら新薬はイマチニブから第二、第三線治療薬を体験した患者さん対象の第I相治験で素晴らしい結果を得ていると私は感じました。副作用も私はイマチニブより軽いと感じています。完全に第二線、第三線薬より軽いと思っています。