再びの質問です。今日某大学病院で、PET検査の結果を聞きに行きました。すると、主治医の先生は、放射性ブドウ糖がGIST患部で光らないのは、グリベックが効きにくいタイプではと、言われました。逆に、GIST患部が不活性になっているから、光らないとの意見も、あります。意見、見方は諸説あると思いますが、どなたか詳しいかたがいらっしゃるなら、ご教示下さい。お願いします。
Shin shinさん、GIST治療歴22年、グリベック服用14年を迎えるシニアーです。核分裂像数とKi67標識率は腫瘍細胞分裂の頻繁性を示す数値です。核分裂像数は顕微鏡で細胞分裂が一番頻繁に起こっている50か所を選びHigh Power Fields、すなわち400倍にして細胞分裂進行中の細胞を数えた数値です。ですから、shin-shinさんのGISTは4/50HPFと報告されるでしょう。Ki67標識率は欧米ではGISTにはあまり使われていません。検索したら、Ki-67スコアリング(MIB-1 index)とでてきました。 MIB-1 indexは下で日本語で説明されています。http://www.gene-lab.com/column/6mib-1_index.htmlhttp://www.gene-lab.com/knowledge/immune2/imm-mib_1.htmlMIB-1 indexは染色テストで細胞分裂中に発生される特殊タンパク質を染めることで、光学的に現行細胞分裂の頻度を調べる数値です。私は核分裂像数とMIB-1 indexの変換係数を探しましたが、サイトを見つけることができませんでした。「放射性ブドウ糖がGIST患部で光らないのは、グリベックが効きにくいタイプ」との表現は私には初めてです。むしろ逆でしょう。増殖度の高い腫瘍組織はブドウ糖の吸収度が高く、PETが光ります。グリベックが効いていれば、PETの光は弱くなるはずです。しかしPETで腫瘍が光らなかったのは腫瘍中心が壊死状態になっているからでしょう。PET/CTの一番効果的なのは前回との比較的推移でしょう。治療医にもう一度聞き直してください。
Sunny北加さん、ご丁寧な解説有難うございました。よくわかりました。前回のPET検査が12月にありましたが、そのときは光ってました。