5、節榑立つ指は額に河童の忌
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投稿者:千尋
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(2013年06月23日 (日) 00時52分)
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2点(杏花、美鈴)
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寿美 > 芥川龍之介が芥川河童という名前だと、河童の忌でも異論は無いのですが作品の名前「河童」から付いた忌と思うので、「河童忌」が本当で使う場合「河童の忌」と「の」を入れて使っても良いんでしょうか。誰か教えて下さい。 (2013年06月23日 (日) 18時01分)[1595]
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洋子 > 寿美さん、いいところに気がつかれましたね。早速角川の大歳時記を開いてみたところ、「河童忌」の例句16句中、「河童の忌」は1句だけでした。「いつまでも文学かぶれ河童の忌」(塩川雄三)。後は紋子先生に教えていただきましょう。 (2013年06月24日 (月) 09時48分)[1614]
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紋子 > >寿美さんのおっしゃるように河童忌は、芥川龍之介の作品「河童」から付いた忌日ですね。季語の忌日を下五に使う時に一字足りない場合、普通「の」を入れて「河童の忌 」のように五文字に致します。ちなみに、ネット玄鳥歳時記の中に、河童忌はありませんでしたが、夏、行事の欄に、「刃を渡る駒の回転多佳子の忌 岡部榮一」 「たれも居ぬ湯があふれをり多佳子の忌 土肥幸弘」と、お二人の先生の句がありました。ご参考までに。 (2013年06月25日 (火) 12時10分)[1621]
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杏花 > 忌の句に最後の5字にする時字足らずなのでよ「の」を使われる時があるようにおもいます読みずらく感じたら良いかなと思います、先生にお聞きしたいですね、 私は芥川のからだを思う心情で戴きました・ (2013年06月25日 (火) 16時12分)[1631]
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寿美 > 紋子先生多佳子・小町・誓子左千夫・露伴その他もろもろその人の名前の忌日は解るんですが、龍之介の場合は河童忌、餓鬼忌、芥川忌、龍之介忌がありますが河童は作品の名前でついた忌日なので、河童さんの忌日ではないのでそこの所が知りたいのです。 (2013年06月25日 (火) 17時40分)[1637]
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寿美 > しつこいようですが、秋の季語に子規忌がありべつに糸瓜忌も副題として使えますがこの場合糸瓜の忌でもいいのでしょうかと言うことです。 (2013年06月25日 (火) 21時18分)[1640]
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紋子 > 杏花さん、作者の心情は分りますので、「節榑の指を額に河童の忌 」で、リズムが整います。「立つ」まで言わなくても分りますし、「は」は「を」に変えて状態を表したらと思います。 (2013年06月26日 (水) 13時56分)[1647]
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紋子 > 寿美さん、芥川龍之介の死の年の作品に「河童」があるので、河童忌と季語に認められているのです。糸瓜忌も絶筆三句「糸瓜さいて痰のつまりし仏かな」「痰一斗糸瓜の水も間にあはず」「をとといのへちまの水もとらざりし」、辞世の句にちなんで「糸瓜忌」と季語になっているのです。寿美さん、俳句では「河童の忌」となっていても誰も河童さん(架空の動物)の忌日とは思いません。季語の力です。ただ、4文字なので上五に使うことが多いのです。「家計簿の隅の一句や糸瓜の忌 田辺レイ」「難病に耐えし遺墨や糸瓜の忌 川上真太郎」やはり、下五の句は少ないです。挑戦してみて下さいませ。 (2013年06月26日 (水) 13時57分)[1648]
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寿美 > 洋子さん例句まで探して頂きありがとうございました。紋子先生ありがとうございました。お騒がせして申し訳ありません。気になりだしたらとことん気になって・・・困ったもんです。すっきりしました。 (2013年06月26日 (水) 17時50分)[1656]
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千尋 > 作者は義之さんでした。 (2013年06月30日 (日) 15時47分)[1678]
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