御来館ありがとうございます
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>>twitter/@Fantas_magorieに連動中
担当:柳川貴代


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[327] 菊池健さんの個展、開催中 兎影館管理人
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菊池健さんの第三回個展「ノーザンバラムンディーの夜」が
渋谷・ウィリアムモリス喫茶&ギャラリーにて開催中です。        
8月2日(火)〜8月31日(水)
(※日曜・月曜と13日〜17日は店休です)
時間12:30〜18:30   
場所:東京都渋谷区渋谷1-6-4TheNeat青山2F 電話:03-5466-3717
ウィリアムモリス喫茶&ギャラリー

詳しくはココノビ堂さんへ

http://blogs.dion.ne.jp/kokonobido/

2011年08月02日 (火) 15時00分

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[324] 更新完了 兎影館管理人
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お暑うございます。

散歩途中の道で、キカラスウリの花がたくさん咲いていました。
みつけるたび、海月か蜘蛛海星みたいでなんてかっこいいんだ…
とみとれてしまう。そういえば小学校の頃
カラスウリの種は仏様が鎮座ましますカタチに似ていると
教えてもらった記憶があります。


最近は担当した本の見本が仕上がるたび、おおできたできた…
と担当編集さんと喜び合っていました。

HPでも一冊一冊、内容を御紹介したいなと思いつつ、
なぜかすぐに時間が過ぎてしまうのですけど…。


写真:夕方、青山の叢に開きはじめるキカラスウリの花

2011年07月04日 (月) 16時57分

[325] 兎影館管理人
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写真:いま管理人の仕事机の後ろに坐っている、
1900年代ゾンネベルク製・ショルダーヘッドの
ビスクドール。折れた指先をお仕事の合間に修復中。

2011年07月04日 (月) 17時03分

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[323] 更新順延中 兎影館管理人
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6月にしてもう暑くなってきましたね。

最近、管理人はお仕事の打ち上げに呼んでいただいたり
お祝いの会に御邪魔したり、
紙の代理店の方々に新商品をみせていただいたり
編集さんと“文学フリマ”会場を
ぐるぐる廻ったりと、珍しくあちこち外出して
打ち合わせでもたくさんのかたにお会いしました。

全然HP更新してませんねーとも言っていただきました。
すみません…。今月中にはなんとかします…。
いったいなにをしていたのか…
5月末〆の決算経理作業で記憶が若干飛んでしまいました。


映画館で山下敦弘監督の「マイ・バック・ページ」と
テレンス・マリック監督の「ツリー・オブ・ライフ」を
観たいのと、朝顔の種をはやく播きたい管理人でした。


みなさま体調にお気をつけください。

2011年06月17日 (金) 01時14分

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[321] 獣に遇う 兎影館管理人
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日曜日の夕暮れに、赤坂通りで車と車の間を走り抜け
叢の中に消えていく、尾の長い獣をみる。
あれは疾走する、あみ子ちゃん……ではなく、
赤坂に棲む、野性のハクビシンでした。

2011年05月09日 (月) 00時47分

[322] 兎影館管理人
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今村夏子さんの『こちらあみ子』(筑摩書房)が
第二十四回三島由紀夫賞を受賞されました!
心よりお祝い申し上げます。

誰がなんと言おうと
わたしはあみ子ちゃんが好きです。

2011年05月17日 (火) 19時55分

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[320] お祝い申し上げます 兎影館管理人
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東京でもなかなか余震が収まらず、落ち着かない日が
まだ続いていますけれど、
嬉しいニュースをお聞きしましたのでお知らせです!
心よりお祝いを申し上げたいと思います。


今村夏子さんの『こちらあみ子』(筑摩書房)が
第二十四回三島由紀夫賞候補に選ばれています。
読者としても、今村さんの新作をぜひ読みたいな…と思っております。
おめでとうございます。>>詳細はこちら


喜志哲雄氏の『劇作家ハロルド・ピンター』(研究社)が
第十六回AICT演劇評論賞《特別賞》を受賞されました。
研究社の担当編集さんと一緒にいろいろ考えた一冊です。
おめでとうございます。>>詳細はこちら


『皆川博子作品精華 全三巻』(白泉社)と『赤江瀑名作選』(学研M文庫)で
御一緒した、日本の幻想文学の源流である“怪談”の世界で御活躍中の
東雅夫さんが第六十四回日本推理作家協会賞《評論その他の部門》を受賞されました。
おめでとうございます。>>詳細はこちら


森嶋マリさんが、繊細にそして力強く
ジェラルディン・ブルックスの小説を翻訳した
『古書の来歴』(武田ランダムハウスジャパン)が
第二回翻訳ミステリー大賞を受賞されました。
おめでとうございます。>>詳細はこちら
『古書の来歴』は“紙の本”を愛するすべてのかたにお薦めしたい本です。
(お知らせを聞き、大急ぎで受賞帯を入稿しましたので
5月下旬には朱色の帯で書店に並ぶ予定です。
『古書の来歴』カバーの地紋に取り入れている、本物の子牛の皮を鞣して作られた
犢皮紙(ヴェラム)の一部を、下記のHOPE展で使用しています)

2011年05月02日 (月) 02時08分

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[318] 東日本大震災支援チャリティ作品展
「HOPE」開催
兎影館管理人
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東日本大震災の支援活動として、渋谷・関西美術印刷ギャラリーtrim(トリム)で
68人のクリエイター・イラストレーターによる作品展が行なわれます。
作品は一律7000円で販売され、売上は全て日本赤十字社に募金されます。

今回、西山孝司と柳川貴代も各1点、《本/HOPE》をテーマに
ポストカードサイズのコラージュを出品しております。
機会がありましたらぜひお立寄りください。
隣接のgallery SERでは54人のイラストレーターによる
“東日本大震災支援チャリティ・イラストレーション展「HOPE」”も同時開催。


東日本大震災支援チャリティ作品展「HOPE」
2011年4月14日(木) 〜 2011年5月7日(土)
10:00-19:00 日曜・祝日休廊
>>関西美術印刷ギャラリー trim.
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-5-5 HAKKAビル4F


写真:左=西山孝司/二色刷亜鉛凸版印刷のコラージュ、アンティーク金属部品
右=柳川貴代/19世紀の銅版画・アンティーククロモス・シルクリボンのコラージュ、
ヴィンテージ犢皮貼

2011年04月10日 (日) 22時58分

[319] 兎影館管理人
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写真:裏面。古い切手とFragmentマークに
各自サイン入りです。

2011年04月10日 (日) 23時01分

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[317] 二人展開催中 兎影館管理人
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『忘れられた花園』でSCOPE作品の写真をお借りした
桑原弘明さんの二人展が銀座・スパンアートギャラリーにて
開催中です。葉書を拝見すると胡桃の中に小さな世界が拡がる
オブジェを出品していらっしゃる模様。4月16日まで。

丹仁弘・桑原弘明 二人展
2011年4月4日(月)〜2011年4月16日(土)
11:00-19:00(最終日は17:00まで)日曜休廊
>>スパンアートギャラリー


写真:二人展のお知らせと、Fragmentにある
桑原弘明さんの1992年の作品。

2011年04月10日 (日) 22時56分

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[315] 朝日新聞・読書欄に書評が三冊。 兎影館管理人
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出版社さんや書店さん、用紙会社さんでは倉庫の本や紙など在庫が崩れ、
流通が滞って、出版業界も大変な状況になっているようです…。

被災したかたや、心を痛めているかたが元気になるような本、
気持ちの転換になるような本、実際に情報として役立つ本など、
本それぞれの使命が違っていても、
いま書籍や漫画や絵本を求めるかたがいるのなら、
どうか届きますように…と考えたりしておりました。


本日2011年3月20日の朝日新聞に柳川が装丁を担当した本の書評が
三冊同時に掲載されました。(不思議なことに同じページ!)

2004年3月7日に西山担当の本の書評が朝日新聞で
三冊同時に掲載され(『詩の両岸をそぞろ歩きする』清流出版・
『虚業成れり』大島幹雄著/岩波書店・『犬にみとられて』ポプラ社)、
そんな偶然があるのかと驚いていたのですけど、
そんな偶然も二度あるようです。

『忘れられた花園 上下』は鴻巣友希子氏が
「翻訳小説の粋を集めた一冊」と絶賛。
(この本の凝った本文設計は担当編集さんによるもの。
カバーには担当編集さんが「セレンデピティ!」と
驚いてくださった、桑原弘明さんの
Scope作品写真をお借りしました)
>>レビュー

『こちらあみ子』は穂村弘氏の、すぐ読みたくなるような書評
「“ありえない”の塊のような女の子」。
>>レビュー

『フェルトリネッリ イタリアの革命的出版社』は書影無しの紹介ですが
晶文社HPには各氏によるレビューがあります。
(『土曜日は灰色の馬』と同じ担当編集さんによる渾身の一冊です)
>>紹介



写真:
>>『忘れられた花園 上下』東京創元社
内容紹介PDFのダウンロードは>>こちら。柳川も推薦文を寄せています。

>>『こちらあみ子』筑摩書房

>>『フェルトリネッリ イタリアの革命的出版社』晶文社

2011年03月20日 (日) 23時31分

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[313] 地震お見舞い申し上げます 兎影館管理人
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この度の東北地方太平洋沖におきまして被災した方々、
被害に遭われた方々に心よりお見舞申し上げます。


事務所では大きな本棚やガラスケースなどもありますけれど、
今回は20冊程度の本が落ち、棚の上のガラス瓶や花瓶などが落ちた程度で
仕事には支障なく、本日も営業しております。
御心配いただきました皆様、本当にありがとうございます。
土曜日に到着予定だった宅急便なども本日無事に受け取っております。


地震発生時、西山は青山一丁目の流水書房さんで
清流出版さんの特集棚をみていたとのこと。書店では特に本も落ちなかったようです。

柳川は乃木坂の事務所内におりました。仕事中は前方をPC、後方を本棚に囲まれ、
本棚には細々としたガラスや陶磁器なども乗っているので、とっさに危険を感じ玄関先へ。
ドアを片手で開きつつ物の壊れていく音を聞きながら揺られておりました。


あれこれ片づけてみると、組み立て式本棚のビスが緩んでいたり、
重い棚の脚の下に電気コードが入り込んでいたりしました。
近所の神社でも鳥居にヒビが入っている様子です。東京では
余震も小さくなって参りましたけれど、どうか皆様お気をつけて。
御無事をお祈りしております。



写真:棚から落ちても無事だったガラスや貝や陶磁器などのこわれもの。
これから修復したり、箱に整理します。

2011年03月14日 (月) 15時23分

[314] 兎影館管理人
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柱に亀裂の入っていた乃木神社の鳥居が撤去されました。
前を通りかかるひとが、行き帰りに見上げ
拝礼していた場所から鳥居が無くなってしまい
どこか寂しい風景です。
大震災から10日経っても予断を許さない状況が続いていて
被災地のことを思うと本当に苦しいですけれど、
いまできることを続けていこうと思います。

講談社『イブニング』のサイトでは
漫画家・松本剛さんをはじめ寄稿作家陣による
被災者の方々への応援イラストメッセージがUPされています。
>>『イブニング』はこちら


写真:3月20日の乃木神社。

2011年03月20日 (日) 23時26分

[316] 兎影館管理人
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写真:
今回6つに砕けた小さな磁器のプードル。
破片が全部みつかって修復完了。

2011年03月21日 (月) 00時05分

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[312] 『こちらあみ子』発売中 兎影館管理人
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--風変わりな少女、あみ子の目に映る世界を鮮やかに描く
第二十六回太宰治賞受賞作・「あたらしい娘」を改題した表題作に
書き下ろし作品「ピクニック」を収録--

>>『こちらあみ子』筑摩書房
今村夏子 著 定価1,470 円(税込)
四六判上製 装丁=柳川貴代 
彫刻=土屋仁応(撮影=竹之内祐幸/
写真提供=メグミオギタギャラリー)

昨年の10月に原稿を拝読、主人公の“あみ子”の面影を探して
物凄く悩んだ一冊です。ただ、普通の青春小説の装いにはしたくなくて
随分と担当編集さんに熱く(暑苦しく?)語ったような気がします。
“あみ子”を好きになって、心配で、話しかけたくなって
でも聞いてくれないんだろうな…というなんだか寂しい気持ち。

重厚な絵画か、力強いタッチのイラストか、でもでも…と悩んで
あちこちのギャラリーやサイトを廻っていたときに、土屋仁応氏の麒麟の
彫刻、その水晶の眼や細い脚、儚げな印象の聖獣をみて
「あ、あみ子ちゃんだ!」と思い
編集さんとも打ち合わせて写真をお借りしました。

“あみ子”が、いま、友達のために掘っているスミレの
図版を配置し、帯はガラスの粒子の入った“ミランダ”という
洋紙を使用しています。



現在、土屋仁応氏の展覧会が開催中です。表紙の麒麟さんは
残念ながらいませんけれど、新作の麒麟さんや子鹿や象、
ユニコーンさん達が佇んでいます。

帰りに、松屋 銀座で開催中「銀座古書の市」へ寄り
和物印刷物や美術関係書を出品中の古書・日月堂さんブースで、
戦前印刷物をみたり、鳥海書房さんブースで
博物画をみたりして、にこにこ帰って参りました。

土屋仁応展「私的な神話」2011/2/12まで
東京・東銀座>>メグミオギタギャラリー
11:00-19:00(日・月・祝休廊)
***
「第27回銀座古書の市 美術書画・書籍コレクション」
2011/1/31まで
>>松屋 銀座
8階大催事場(最終日5:30)



写真:『こちらあみ子』と
メグミオギタギャラリーさんで発売中の
展覧会カタログ2冊。

2011年01月30日 (日) 16時24分

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[311] 新年の御挨拶 兎影館管理人
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謹んで新春をお祝い申し上げます。


Fragmentの仕事始めは5日からでした。
この正月、管理人は…元旦から3日まで思いっきり風邪をひきました!
大人になってから普通の風邪で38度近い熱なんて出しちゃいけません。
「極力仕事を避けて風邪をひくとは…もはや執念だね。ある種の」と涼しい顔で
いうのは昨年、暑い夏を涼しい病室で過ごしていた西山。
悔しいので今年はこの後、絶対に元気で参りたいと思います。

年末年始、
読書は、松本剛さんの漫画『しずかの山・2』を読み、いくつか新たな発見をしたり、
キャロル・オコンネル『愛おしい骨』が『このミステリーがすごい!2011年版』で
海外第一位になった記念に、担当編集さんからオコンネルの『マロリー・シリーズ』を
全巻お預かりしたので『氷の天使』から順に読んでいました。『愛おしい骨』同様
登場人物に寄り添えるまで少し時間がかかりますけど…一つ一つが繋がってくると
とても面白いシリーズです。

DVDは『冷血』が書かれるまでのトルーマン・カポーティを描いた「カポ−ティ」
(撮影とフィリップ・シーモア・ホフマンの演技が素晴らしく哀しい)、
昨年のお仕事を振り返ると篠田真由美さんの『龍の黙示録・シリーズ』
『フェリーニ』『イタリアオペラに行こう』
『ゴンドラの文化史』『ランメルモールのルチーア』とイタリア尽くしだったので、
フェリーニの「8 1/2」を題材にしたミュージカルの映画化
「NINE ナイン」(配役と踊り、歌唱、すべてが素晴らしい…。
“ビー・イタリアン”と“シネマ・イタリアーノ”が陰陽対になっていて元気がでます)
などでした。


みなさまの御健康と御活躍をお祈りしております。
2011年もFragmentをよろしくお願い申し上げます。

2011年01月05日 (水) 22時15分

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[310] 『東京創元社 文庫解説総目録』近日発売 兎影館管理人
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--
“すべての読書人に贈る必携の書”
文庫解説総目録本体には1959年4月から2010年3月までに東京創元社が刊行した創元推理文庫(海外・国内ミステリ、ホラー&ファンタジー、ゲームブックス)、創元SF文庫、イエローブックス、創元ノヴェルズ、創元ライブラリ、創元コンテンポラリの全文庫解説を掲載。巻末には詳細な作品名・著者名索引が付けられています。
別冊の[資料編]には、第1部では座談会や過去のエッセイを収録、第2部で月報や雑誌等で発表された座談会・エッセイ等を採録。第3部で単行本、叢書・個人全集・関連ジャンルの単行本について掲載、巻末には東京創元社関連年譜が収められています。--
○東京創元社 文庫解説総目録1959.4-2010.3
○別冊 東京創元社 文庫解説総目録[資料編]カラー口絵8P付

『東京創元社 文庫解説総目録』
高橋良平+東京創元社編集部 編
定価:5,250円 (税込)
文庫判二分冊函入、分売不可 各スピン付
カバー2色PP加工・函2色・帯2色

12月18日発売の>>『東京創元社 文庫解説総目録』 見本が無事にできました。
担当編集Sさんは『閉じた本』で御一緒して以来、ずっとこの目録に
魂を込めていらしたとのこと。(“編集部Sの愛と憎しみの総目録奮闘記”参照
できた……本の完成おめでとうございます!
とSさんと見本をみながら向かい合って拍手いたしました。
エディトリアル作業はまず“根気”そして“調整”、最後に“加速”という
流れのことが多いのですけど、柳川は春に打ち合わせで
「函は初版時本表紙を基調に、本表紙は現行の文庫表紙で(文庫フォーマットは松田正久氏)
歴代のマーク(SOGEN社鳥さんマーク含む)もなるべく収録」という
方針を決めての資材提案後、本文確認、函・カバー・口絵・扉・帯入稿など
11月の加速部分からの参加でした。(徹夜2回ぐらい含む)
50年に渡り積み重ねられてきた解説文や文章を
できうるかぎり整理整頓し、ひとはこ(=二分冊)にまとめた、
読んで見て楽しい本になっていると思います。皆様ぜひお手元に。


写真:『東京創元社 文庫解説総目録』
と『閉じた本』。

2010年12月16日 (木) 00時33分

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[308] 桑原弘明展「Scope」開催中 兎影館管理人
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桑原弘明さんの個展“Scope 夢幻の記憶2010”が
京橋・ギャラリー椿にて開催中です。
12月11日から12月25日まで。(日・祝休廊)


お仕事を兼ねて初日に行って参りました。
何年かぶりに(もしかして10年ぶりくらい)
会場にいらした桑原さんにもお会いできました。

決して手を触れることのできない世界が
小さな箱の中にひろがるScope作品。
差し込む光で変わっていく極小の風景を見つめていると
現実が曖昧になっていく感覚に襲われます。
顕微鏡型Scopeは必見。

書籍と一緒に並べられた、朽ちた木のケースに収められる
華奢なラピスラズリの指など、2点のオブジェもお見逃しなく。

2010年12月12日 (日) 18時39分

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[307] 「しずかの山」新章開始 兎影館管理人
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松本剛さんの漫画「しずかの山」新章が
イブニング誌上で開始しています。

「しずかの山──魔の山 ナンガ・パルバット」
愛英史=原作 松本剛=漫画

エベレストでの悲劇から三年。日本で無為に暮らしていた
伊集院今日子と、ネパールで少女・コーレと暮らす
日本人ガイドの高遠静の運命が交錯する…。

日本・ドバイそしてネパール、再会の瞳が燃えるようです。
静が山から帰ってくると嬉しそうなコーレにも幸多からんことを!

新章は『イブニング』24号から3回掲載・1回休みの模様です。
次号は12月14日発売。その次は12月28日発売ですね。

また12月22日には単行本『しずかの山 2』が講談社より発売決定。
こちらも聞くところによると編集・造本ともに丁寧なつくりで
素敵な仕上がりとのこと。



写真:新しい服に喜ぶコーレの表情によく似た
ドイツ製アンティークの磁器人形が、仕事机後方に
並んでいたことを思い出す。急遽レースで服を縫ってみました。
(手足に可動性がないフローズンシャ−ロット
・体長4cmの服は難しい…)

2010年12月12日 (日) 18時34分

[309] 兎影館管理人
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写真:ということで、磁器人形も水晶のお山の近くで
連載を応援中!

2010年12月13日 (月) 00時25分

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[305] 東京創元社のミステリ2010 兎影館管理人
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東京創元社から2010年に刊行された
翻訳ミステリの話題作を紹介するリーフレットの
PDFが配布中です。

PDFダウンロードは>>こちら


『半身』『荊の城・上下』『夜愁・上下』と
つねに狂おしいまでの切望を描くサラ・ウォーターズによる、
ミステリであり、さまざまな怪異が襲うゴシック・ロマンスでもある
新刊『エアーズ家の没落・上下』、
キャロル・オコンネルの重厚な新刊『愛おしい骨』、
ピーター・トレメインの《修道女フィデルマ・シリーズ》
『蛇、もっとも禍し・上下』『修道女フィデルマの洞察』、
青年時代のポオが探偵役の『陸軍士官学校の死・上下』、
クロフツの未訳作『フレンチ警部と毒蛇の謎』、
シャーロット・アームストロングの本邦初訳『風船を売る男』、と、
カバーデザイン担当文庫が7冊(上下を数えると10冊)
紹介されています。


東京創元社さんで、はじめて担当した翻訳ミステリは1997年の
復刊フェアで新カバーになった、フィリップ・マクドナルドの
本格ミステリ『エイドリアン・メッセンジャーのリスト』でした。

1950年代に作られたタイプライターをアンティークショップで探し
本文中の英文“リスト”を打ち、撮影していただいたカバーです。

誤字脱字無くタイプするべく何度も打ち直していたら爪が剥がれて
数本の指先から流血(=妙に力を込めすぎ)した一冊なのでした。
(その前に日本人作家ではじめてお仕事をいただいた
創元推理文庫は、日影丈吉著『夕潮』。不思議に誕生日の近い、
『エイドリアン・メッセンジャーのリスト』と同じ担当編集さん)

2010年刊行にはPDF掲載以外にも新訳版『シャーロック・ホームズ全集』
《芸術史家スウィーニー・シリーズ》『死者の館に』などがあります。
どれもお薦めの翻訳ミステリです。

2010年10月06日 (水) 19時21分

[306] 兎影館管理人
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2010年は倉阪鬼一郎さんの
“薔薇と暗号に満ちた幻想的ミステリ”、
>>『薔薇の家、晩夏の夢』
東京創元社から刊行されました。

『騙し絵の館』と同じ、創元クライムクラブの一冊なので
担当はカバー表1と扉のみです。担当編集さんと打ち合わせて
今回は球体関節を持つアンティークのジャーマン・ボディと
薔薇を撮影していただきました。
このボディは24インチの壊れたビスクドールから
取り外されたもので、木製関節と
全体のフォルムがとても綺麗。
海外からGebruder Kuhnlenz 165モールドの
アンティーク・ヘッドを取り寄せ修復し
24インチ(約60cm)のビスクドールになりました。



写真:その後、しばらく打ち合わせスペースで
御本の営業をしておりました。

2010年10月06日 (水) 19時23分

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