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担当:柳川貴代

[162] 『びりっかすの子ねこ』を思い出す 兎影館管理人
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まだ蝉が鳴いていますが、すっかり秋ですね。
路地の黒猫に挨拶したり、見本でいただいた
『ななつのこものがたり』を読んだり(もうすぐ発売!)、
ハヤカワ文庫NF〈ライフ・イズ・ワンダフル〉シリーズ
次回配本の『パリの獣医さん 上下』(10月刊行)の
ゲラを読んでいたら、5歳の頃、近所のお家で見せて貰った
猫の本を急に思い出しました。

長年表題を“みそっかすのこねこ”と思い込んでいて
入手できずにいた所、最近『びりっかすの子ねこ』と判明。
はじめて読んだときにずうっと泣いていた気もするので
悲しいお話だったかな?

その後、怒られるほどいろんな動物(瀕死のモグラや白鷺含む)
を拾ってきたり、百科辞典の動・植物編ばかり読んでいたのは
この本と出会ったからかもしれません。

『びりっかすの子ねこ』
マインダート=ディヤング作
ジム=マクマラン画 中村妙子訳 
偕成社 定価1000円+税

2005年09月24日 (土) 01時44分

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