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担当:柳川貴代

[312] 『こちらあみ子』発売中 兎影館管理人
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--風変わりな少女、あみ子の目に映る世界を鮮やかに描く
第二十六回太宰治賞受賞作・「あたらしい娘」を改題した表題作に
書き下ろし作品「ピクニック」を収録--

>>『こちらあみ子』筑摩書房
今村夏子 著 定価1,470 円(税込)
四六判上製 装丁=柳川貴代 
彫刻=土屋仁応(撮影=竹之内祐幸/
写真提供=メグミオギタギャラリー)

昨年の10月に原稿を拝読、主人公の“あみ子”の面影を探して
物凄く悩んだ一冊です。ただ、普通の青春小説の装いにはしたくなくて
随分と担当編集さんに熱く(暑苦しく?)語ったような気がします。
“あみ子”を好きになって、心配で、話しかけたくなって
でも聞いてくれないんだろうな…というなんだか寂しい気持ち。

重厚な絵画か、力強いタッチのイラストか、でもでも…と悩んで
あちこちのギャラリーやサイトを廻っていたときに、土屋仁応氏の麒麟の
彫刻、その水晶の眼や細い脚、儚げな印象の聖獣をみて
「あ、あみ子ちゃんだ!」と思い
編集さんとも打ち合わせて写真をお借りしました。

“あみ子”が、いま、友達のために掘っているスミレの
図版を配置し、帯はガラスの粒子の入った“ミランダ”という
洋紙を使用しています。



現在、土屋仁応氏の展覧会が開催中です。表紙の麒麟さんは
残念ながらいませんけれど、新作の麒麟さんや子鹿や象、
ユニコーンさん達が佇んでいます。

帰りに、松屋 銀座で開催中「銀座古書の市」へ寄り
和物印刷物や美術関係書を出品中の古書・日月堂さんブースで、
戦前印刷物をみたり、鳥海書房さんブースで
博物画をみたりして、にこにこ帰って参りました。

土屋仁応展「私的な神話」2011/2/12まで
東京・東銀座>>メグミオギタギャラリー
11:00-19:00(日・月・祝休廊)
***
「第27回銀座古書の市 美術書画・書籍コレクション」
2011/1/31まで
>>松屋 銀座
8階大催事場(最終日5:30)



写真:『こちらあみ子』と
メグミオギタギャラリーさんで発売中の
展覧会カタログ2冊。

2011年01月30日 (日) 16時24分

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