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担当:柳川貴代
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暑中お見舞い |
兎影館管理人 |
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お暑う御座います。雨が多いまま残暑になってしまいそうですけど 暑中お見舞い申し上げます。 ◎ 先日、5年くらい喧嘩していた高校の同級生と電話で話をしていて、 「“死んだとき、誰かが涙を4粒流してくれなければ、そのひとは 天国へいけない”と、ヤナサンは言い張ったことがある」と聞き、 考え込んでしまいました…。死の話の途中で「だから軽々と死んではいけない」 と伝えたかったのか、図書館で読んでいた仏教書か聖書か童話の引用なのか すっかり忘れましたが、10代の頃から、お節介で説教臭いのか…と、 しょんぼりしました。もう言わないので、みなさん元気でいてね。
それにしても4粒って。4人が1粒づつ?2人が両目から?それとも1人が号泣?と 検証していたら胃が痛くなってきた…。
◎ そんなような(?)夏におすすめ『ぼくを創るすべての要素のほんの一部』の 風間賢二氏による書評が8月2日の日経新聞に掲載されていると 担当編集さんからお知らせをいただきました。 「大傑作」と書いていただいています。 ◎ この本は、ある日、担当編集さんから夕方着便で分厚いゲラが届き、 すぐに読みはじめ、全然止まらなくなって、でも長いので終わらなくて、 午前4時に読み終わった所で、木村タカヒロさんの絵が浮かび、 その日の午後、担当編集さんも「木村タカヒロさんいいですね!」といってくださって、 木村さんに銀座の喫茶店でお会いしてお願いして、ふと気がついたら、 凄味のある素敵な装画を描いていただいていた…という本です。 とても哀しい話なのに笑ってしまう、ジャスパーと父・マーティンの壮大なんだけど 不憫で、幼気な物語です。厚みはあるし登場人物にクセはあるけど、 好きになってくれる読者はきっといるよね!と言いながら進めておりました。
書店で冒頭を読んでみて、非道いお伽噺を聞かされたり非道い目に遭っている ジャスパーが、なんだか気になるかたは、この夏休みの読書におすすめです。
◎ 『ぼくを創るすべての要素のほんの一部』 スティーヴ・トルツ/宇丹貴代実訳 ランダムハウス講談社 四六判上製 定価=3,465円(税込) 装画:木村タカヒロ 装丁:柳川貴代+Fragment
ボルヘス、セリーヌ、エマーソン・・・ 読書と哲学をこよなく愛した無類の奇人とその息子の、 ナンセンスにして壮大なる物語 ブッカー賞、ガーディアン賞、最終候補作! ――帯より
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★ 2009年08月03日 (月) 16時20分 |
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