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担当:柳川貴代

[235] ミラリング/ディスミラリング 兎影館管理人
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岩波書店のPR誌『図書』1月号を読みました。
中井久夫氏の連載「私の日本語雑記」は言語をめぐる色彩や音声・
ボディランゲージ・感覚などについて。改めて、氏の文章のやわらかさを感じる。
特に「言語学習におけるミラリングの意義」について…
現在進めている佐々木丸美さんの“孤児4部作”には、姉妹のミラリング、そして
家族のディスミラリングも描かれているのではと考えさせられました。

拒絶や受容を経たうえで、切り離され、静かに置かれている言葉は
読むものを、やさしくする作用があるように思われます。
中井久夫氏の文章と同じようにやわらかな文章を、前にも読んだことが
あるような…と本棚を探したところ、変わりつつある明治時代の
日本の人々と風物を美しく神秘的に描いたラフカディオ・ハーン『日本の面影』でした。
こちらは、眠る前に読んでいると波の音が聞こえてくるような一冊。


気がつけば『日本の面影』には“浦島太郎”への夢想「夏の日の夢」も収録されていて…
“偶然の幸運に身を任せる『琥珀捕り』の流儀に倣って”本や物語は繋がっていくのでした。
キアラン・カーソンの新刊『シャムロック・ティー』も発売中です。

2009年02月06日 (金) 00時30分

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