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担当:柳川貴代

[190] 鳥を放つ、館三部作 兎影館管理人
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装画を描いていただいた牧野千穂さんの一案として
担当編集さんから“鳥”というモチーフをお聞きしたとき、
子どもの頃に家族が信じていた、おまじないを思いだしました。

それは「家の中に入ってきた小鳥が玄関から外へ出ていくと
その家は幸福になる」というもの。(どこかメーテルリンクの
童話みたいですね。神奈川県の風習なのでしょうか)
でも、その頃住んでいた家は大きなガラスの窓が多くて、
迷い込んできた小鳥はガラスに向かって何度も嘴から突進し、
大抵は逃げることが叶わない。
「窓を開けてあげて」と頼んでも誰も開けてはくれない。
その後は、ちいさな骸を拾って埋めることしかできない…
という、なんだかちょっと悲しい記憶です。

佐々木丸美氏の>>『崖の館』>>『水に描かれた館』
>>『夢館』創元推理文庫を昨年末に読み、
“美しい観念の海”が、“混沌の海”になり、観念の海から
“現実の海へ”絢爛と流れているように感じました。
今度こそ小鳥を放してあげたい気持ちで
勝手に心配したりしておりましたけど、
本当に素敵な装画で4月末に三部作は完結です。

2007年04月09日 (月) 01時57分

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