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[ No.690 ] 『炎の人』、観ました。 投稿者: 紫苑 2009年07月02日 (木) 22時03分
2009年6月20日、天王洲アイルの銀河劇場で、『炎の人』を観ました。

作は、三好十郎。演出は、栗山民也さん。
出演は、市村正親さん、益岡徹さん、荻野目慶子さん、原康義さん、さとうこうじさん、渚あきさん、斉藤直樹さん、荒木健太郎さん、野口俊丞さん、保可南さん、
中嶋しゅうさん、大鷹明良さん、今井朋彦さん、銀粉蝶さん。

日本では「ひまわり」の絵画で有名な画家、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの物語。
1951年の劇団民藝にて初演時に、10万人以上動員した作品。

観て良かったです。
ゴッホの孤独を強く感じました。
自分は何かを生み出すということはできないので、
アーティストさんや、職人さんの手から、無から有を紡ぎ出す才能には、本当に敬服します。
素直に感嘆します、その作品にエネルギーが感じられれば、感じられるほどに。

[ No.689 ] 『桜姫』、観ました。 投稿者: 紫苑 2009年06月25日 (木) 22時42分
2009年6月13日のソワレ、渋谷のBunkamuraシアターコクーンで、『桜姫 〜清玄阿闍梨改始於南米版』を観ました。

作は、四世鶴屋南北。脚本は、長塚圭史さん。演出は、串田和美さん。
出演は、白井晃さん、笹野高史さん、大竹しのぶさん、古田新太さん、秋山菜津子さん、中村勘三郎さん、井之上隆志さん、佐藤誓さん、内田紳一郎さん、
片岡正二郎さん、小西康久さん、三松明人さん、豊永伸一郎さん、斉藤悠さん。

Bunkamura20周年企画作品。シアターコクーン歌舞伎では、10回目。
今まで上演したことのある「桜姫」を、南米を舞台にし、現代劇に。

観ていて、2007年に観劇した、ガルシア・マルケスの「エレンディラ」を思い出しました。
叙情的でありながらも人間くさい南米の大地を感じました。
今回、少しは物語の内容が理解できたので、本来の歌舞伎での「桜姫」を観るのが、楽しみになってきました。

[ No.688 ] 『東京原子核クラブ』、観ました。 投稿者: 紫苑 2009年06月22日 (月) 22時30分
2009年6月13日のマチネ、海老名市文化会館で、厚木演劇鑑賞会第131回例会『東京原子核クラブ』を観ました。

作は、マキノノゾミさん。演出は、宮田慶子さん。
出演は、田中壮太郎さん、石井テルユキさん、若杉宏二さん、小飯塚貴世江さん、西山水木さん、田中美央さん、二瓶鮫一さん、壇臣幸さん、佐川和正さん、渡辺聡さん、
外山誠二さん、佐藤滋さん。

1997年度の読売文学賞受賞作品。2006年初演。

厚木えんかんの例会は平日だったので、金、土で例会をやる海老名えんかんへ、観に行きました。

観て良かったです。
核が世界中から無くなるのは、いつになるのでしょうか。そんな世の中に、いつかなってほしいです。
いつか、田中壮太郎さんの主催する「ツツガムシ」の舞台を観たいと思いました。

[ No.687 ] 『NINAGAWA 十二夜』、観ました。 投稿者: 紫苑 2009年06月19日 (金) 20時44分
2009年6月7日、東銀座の新橋演舞場で、六月大歌舞伎『NINAGAWA 十二夜』を観ました。

作は、W.シェイクスピア。訳は、小田島雄志さん。脚本は、今井豊茂さん。演出は、蜷川幸雄さん。
出演は、尾上菊之助さん、尾上菊五郎さん、中村錦之助さん、中村時蔵さん、市川左團次さん、中村翫雀さん、市川亀治郎さん、河原崎権十郎さん、尾上松也さん、
坂東秀調さん、市川團蔵さん、市川段四郎さん、坂東亀三郎さん、etc。

蜷川さん演出で、シェイクスピアの「十二夜」を歌舞伎にした作品。
2005年初演。2007年再演。そして、今年三月のロンドン公演を経ての凱旋公演でした。

初演時や、再演時の劇評が良かったので、気になって観たいと思っていた作品でした。
自分の観劇スケジュール都合でチケットを取ったら、なんと初日でした。

とても良かったです。
シェイクスピアの作品が、歌舞伎ではどうなるんだろうと、観る前からワクワクしていました。面白かったです。
何度笑ったことでしょう。笑いの場面もたっぷりで、肩肘張らずに、観られました。
途中から、シィクスピア作品とか、いろいろ忘れてしまうぐらい、見入っていました。
尾上菊之助さんの早替わりは、すごいですね、驚きでした。中村時蔵さん扮する織笛姫のいじらしさ、可愛かったです。
席はドブでしたが、花道の真横だったので、役者の皆さんを間近で観られて、嬉しかったです。
個人的には、市川亀治郎さんの女方が、魅力的で活き活きされていて、ものすごく良かったです。

[ No.686 ] 『シャボン玉とんだ 宇宙までとんだ』、観ました。 投稿者: 紫苑 2009年06月16日 (火) 21時17分
2009年6月6日のソワレ、赤坂ACTシアターで、音楽座ミュージカル『シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ』を観ました。

原作・音楽・編曲は、筒井広志さん。演出は、ワームホールプロジェクト。脚本は、横山由和さん・ワームホールプロジェクト。
出演は、高野菜々さん、安中淳也さん、浜崎真美さん、新木啓介さん、藤田将範さん、野口綾乃さん、佐藤伸行さん、秋本みな子さん、五十嵐進さん、野田久美子さん、
宮崎祥子さん、広田勇二さん、安彦佳津美さん、井田安寿さん、新木りえさん、石山輝夫さん、萩原弘雄さん、山本真広さん、清田和美さん、堀川亜矢さん、
富永友紀さん、渡辺修也さん、大川麻里江さん、片山千穂さん、上坂琴乃さん、兼崎ひろみさん、冨永波奈さん、徳原宇康さん、松本翔さん、伊沢絵里子さん、
辻本真由美さん、川島啓介さん、田中裕悟さん。

音楽座の旗揚げ作品。
1988年初演。そして14年ぶりの再演。

ウワサでは知っていました。音楽座のメモリアル的作品で、とてもすばらしい日本オリジナルミュージカル作品だと。
だから、再演を知ったときは、ものすごく嬉しかったです。

ものすごく良かったです。
自然と涙が流れました。程よく笑いのシーンもあり、バランスが良かったです。
それに、日本語の発音にあったメロディーだからか、音楽がものすごく耳になじみやすかったです。

当日は、土曜日の夜だったので、終演後に、SNF(サタデーナイトフィーバー)という企画が開催されていました。
これは、劇の一場面を、お客さん達が舞台に上がり、役者と一緒に再現し、
その場面に出ていない役者さん達は、客席に座っての観劇となり、いつもとは違う目線を味わうものでした。
貴重な経験でした、とても楽しかったです。

帰り途、自然と「ドリーム」のメロディーを口ずさんでいました。
本当に、この作品を観ることができて良かったと、心から思いました。

6/27(土)、28(日)に、グリーンホール相模大野でも上演しますので、まだ予定が決まってない方は、ぜひ劇場へ。

[ No.685 ] 『楽屋』、観ました。 投稿者: 紫苑 2009年06月12日 (金) 23時02分
2009年6月6日のマチネ、三軒茶屋のシアタートラムで、シス・カンパニー公演『楽屋 〜流れるものは やがてなつかしき〜』を観ました。

作は、清水邦夫さん。演出は、生瀬勝久さん。
出演は、小泉今日子さん、蒼井優さん、村岡希美さん、渡辺えりさん。

チェーホフの「かもめ」を上演中の劇場の楽屋に、女優が二人。
そこへ主演女優と、かつて彼女のプロンプターを務めていた若い女優が登場し、
若い女優が、主演女優に向かって、「役を返して」と詰め寄った。

良かったです。
「女優」って、なんだか特別な響きが、「役者」とも「俳優」とも違う、特異な存在のような気がしますね。
あの空間に4人の女優さんしか登場しない。とても濃密な1時間半でした。
個人的には、村岡さんの女優然とした、「スポットライトを浴びるのは私」という感じで、なおかつ緩急のついた演技が良かったです。
いつかまた、違う女優さんの組み合わせで観てみたいと思った戯曲でした。

[ No.684 ] 『その受話器はロバの耳』 投稿者: あさ 2009年06月11日 (木) 13時00分
ちょっと前のことなのですが、青年座『その受話器はロバの耳』を本多劇場で観ました。

かなり笑いましたー! 大ウケ!

舞台は、とある製菓会社のお客様相談室。
平穏でヒマな日々なのに、急に本社から業務立て直しを命じられて…。

6人だけの小さな事務所ですが、小さな(?)隠しごとがたくさんあります。

○お客様相談室は丸ノ内の本社内にあることになっている。
→ほんとは、南海の小島「へそ島」にあるんだけどね。

○社員はスーツを着ていることになっている。
→ほんとは、アロハやタンクトップ、ムームーにキャミワンピなんだけどね。

○電話にはマニュアル通りに対応していることになっている。
→ほんとは、オペレーター目当てにかけてくる男性とおしゃべりを楽しんだりしていることもあるんだけどね。

ほかにもたくさん。
方言が出ないよう標準語の練習をする。
本社がある丸ノ内の地図を覚える。
波の音やカモメの鳴き声が受話器に入らないように気をつける。
本社からの転勤のことを「島流し」と言わないようにする。
帰国子女を鼻にかけている社員が、2歳で帰国したので英語が話せないことは指摘しない。
室長と教育係は不倫していないことになっている。
室長は、実は副室長とも一晩過ごしちゃったこともないことになっている。

あるある、いるいる、あ、あれ、わたしじゃん。
そうそう、ウソは言わないまでも、角が立たないように、ほんとうのことは言わなかったりするもの。
そうやって、けっこうたくさんの小さな負い目とかちょっとした申し訳なさとか、知らず知らずのうちにたまっているものなのかもしれない…。

「隠すから、うそをつくから、自分が端っこにいるような気になる」
そうだなぁと思いました。
自分が自分の真ん中にいるためには、自分に対して正直でありたい。
それってけっこう辛いのですけれど。

外では優秀な営業マンでありながら、その実は優柔不断で情けない優男の典型のような室長、好演でした。
島から一度も出たことがなかったのに、電話の相手に会いに名古屋まで行ってしまったオペレーターのおばちゃん、最高でした。

ちなみに、青年座は月曜はマンデー割引で、ちょっとお得でした。
帰りにイタリア料理で乾杯しました♪

[ No.683 ] 『夏の夜の夢』、観ました。 投稿者: 紫苑 2009年06月10日 (水) 22時46分
2009年5月31日、初台の新国立劇場 中劇場で、『夏の夜の夢』を観ました。

作は、W.シェイクスピア。演出は、ジョン・ケアードさん。翻訳は、松岡和子さん。
出演は、村井国夫さん、麻実れいさん、チョウソンハさん、細見大輔さん、石母田史朗さん、小山萌子さん、宮菜穂子さん、大島宇三郎さん、青山達三さん、吉村直さん、
大滝寛さん、小嶋尚樹さん、酒向芳さん、水野栄治さん、神田沙也加さん、JuNGLEさん、倉田亜味さん、清家悠圭さん、浅井信好さん、西田健二さん、森川次朗さん、
柴一平さん、小山颯さん/小島幸士さん(Wキャスト)。

2007年の初演時の劇評が好評だったのと、
何人か気になる役者さん(「春琴」のチョウソンハさんとか)が出演されていたので、チケットを取りました。

とても良かったです。
シェイクスピアって、こんなにも親しみやすかったっけ?と思うぐらい、楽しめました。
蜷川さんとかの演出のシェイクスピアだと、ちょっと身構えて(斜に構えて)、観てしまう事が多かったのですが、
ジョン・ケアード氏の演出は、ものすごく理解しやすいし、良かったです、面白かったです。
ロバの被り物や、子役が可愛すぎでした。妖精たちのダンス、良かったです。
あと、劇中劇の「ピラマスとシスビー」に、やられました。笑いっぱなしでした。

しかも、当日に、バックステージツアーが開催されていたので、申し込んだら、運良く抽選に当たり、参加してきました。
舞台セットや、舞台袖にある小道具や衣装など、間近に見ることができました。
やはりバックステージツアーは、とても楽しいですね。
あと、ツアーの最中に、神田沙也加さんが、顔を見せ、挨拶してくださいました。(ほんの20秒くらいでしたが)
役者さんが、新国立のバックステージツアーに顔を見せることは、ほとんど無いそうなので、ものすごくラッキーに思いました。

[ No.682 ] 『化粧 二幕』、観ました。 投稿者: 紫苑 2009年06月08日 (月) 22時30分
2009年5月30日、高円寺の座・高円寺オープニング企画02『化粧 二幕』を観ました。

作は、井上ひさしさん。演出は、木村光一さん。
出演は、渡辺美佐子さん。

新しくできた劇場のこけら落とし公演でした。
時間に余裕があったので、劇場内のカフェでお茶を楽しんだりしました。今度、機会があったら、ランチを食べてみようかな。

千穐楽は込むと思うので、前楽(千穐楽の前日)で観に行こうと、なんとなく思い、チケットを取ったら、
なんと当日は、上演通算600回目の公演日でした。初演は、1982年。
自分のチケット運に、思わず感謝しました。

渡辺美佐子さんが、ライフワークになされている作品。
大衆演劇の芝居小屋の楽屋での一人芝居。

ものすごく良かったです。
渡辺美佐子さんの演技を思う存分に堪能しました。
しかも、めちゃくちゃ良い席だったので、ものすごく間近に、渡辺さんのパワー、エネルギーを感じられました。
当日は、600回目の記念日だったので、特別なカーテンコールもあり、忘れられない観劇となりました。

[ No.681 ] 『流れ星』、観ました。 投稿者: 紫苑 2009年06月05日 (金) 23時02分
2009年5月23日のソワレ、新宿のシアターサンモールで、東京セレソンデラックス公演『流れ星』を観ました。

作・演出は、宅間孝行さん。
出演は、宅間孝行さん、うつみ宮土理さん、山田まりやさん、永田恵悟さん、越村友一さん、須賀尾由二さん、万田祐介さん、牟田圭吾さん、中島弘臣さん、
小谷早弥花さん、池田沙耶香さん、尾畑美依奈さん、小野了さん。

うつみ宮土理さんが、東京セレソンデラックスの公演を観た際に、自分も出演したいと願い出たことから、この作品ができたそうです。
2006年初演。

良かったです。
役者さんのアドリブ?演出?が、面白かったです。出演者の皆さんが笑うのをこらえる姿を観ていたら、さらに笑えてきて、楽しかったです。
あの詩(志)は、アドリブだったら、すごいですね。いろんなバージョンを聞きたいですね。
観終わった時点でも、良かったと思ったのですが、家に帰ってからパンフレットを読んでいたら、物語のバックにあるもの(表に出ていない設定)をいろいろ知って、
急にいろいろなセリフや場面がよみがえってきて、さまざまな感情におそわれました。
いろいろ知った上で、笑いと涙の物語を、もう一度観たいと思いました。

幕が開いてから4日目に観に行ったので、袖の下(手土産)付きだったのも、良い記念になりました。

[ No.680 ] 『春のめざめ』、観ました。 投稿者: 紫苑 2009年06月03日 (水) 23時09分
2009年5月23日のマチネ、浜松町の自由劇場で、劇団四季公演『ミュージカル 春のめざめ』を観ました。

原作は、フランク・ヴェデキント。台本・歌詞は、スティーヴン・セイターさん。音楽は、ダンカン・シークさん。
すべての役が、ダブルキャスト、もしくはトリプルキャスト。
私が観た回は、
出演は、林香純さん、勝間千明さん、石塚智子さん、松田佑子さん、岸本美香さん、柿澤勇人さん、厂原時也さん、玉井晴章さん、南晶人さん、伊藤綾祐さん、
白瀬英典さん、中野今日子さん、志村要さん、玉石まどかさん、有村弥希子さん、一和洋輔さん、竹内一樹さん。

2007年度のトニー賞8部門受賞の話題作。

ものすごく良かったです。
誰もが、経験するであろう思春期の悩み。こんなこと考える自分は、間違っているのではないかという不安。
自分の思春期の頃を、思い出しました。

運が良く、席がものすごく良かったので(センターブロックの前から2列目)、役者さんの表情とかも、しっかり、はっきり観れました。
メルヒオール役の人が歌っているときに(もしかしてベンドラ役かも)、別の役者さんが、涙を流しているのに気がついた時、
当たり前のことなのですが、他の人の歌を聞いている間も、舞台の上で、役の人間として生きているのだと、少し感動しました。
そして、その涙はその役の人物に、とてもふさわしいと思いました。(涙を流していた人が誰かは、あえて言いません)
音楽も良かったです。劇場を出る頃には、メロディを口ずさんでいました。日本語版のライブCDが出たら買いたいです。

人によっては、好き嫌いがある作品かもしれませんが、思春期の頃、誰かを好きになったことがあるなら、お勧めします。

時間とお金が許せば、千穐楽を迎える前に、もう一度、観たいです。

[ No.679 ] 『ミュージカル シラノ』、観ました。 投稿者: 紫苑 2009年06月01日 (月) 23時14分
2009年5月16日、日比谷の日生劇場で、『ミュージカル シラノ』を観ました。

台本・作詞は、レスリー・ブリカッスさん。作曲は、フランク・ワイルドホーンさん。演出は、山田和也さん。翻訳は、松岡和子さん。訳詞は、竜真知子さん。
出演は、鹿賀丈史さん、朝海ひかるさん、浦井健治さん/中河内雅貴さん(Wキャスト)、戸井勝海さん、光枝明彦さん、鈴木綜馬さん、佐山陽規さん、林アキラさん、
大須賀ひできさん、中西勝之さん、金澤博さん、岡田静さん、etc。

Wキャストは、浦井さんで観ました。

「シラノ・ド・ベルジュラック」のミュージカル化、この作詞作曲コンビでは、世界初演。

浦井さんの歌声をもっと聞きたかったですね。
隊士がいっぱいというか、みんな同じ衣装(頭も同じような髪型)なので、パッと見、誰が誰だかわからず、
この役者さんは誰?という感じで、つい顔を確認していました(笑)。

[ No.678 ] 『人形浄瑠璃文楽五月公演』、観ました。 投稿者: 紫苑 2009年05月31日 (日) 22時29分
2009年5月10日、三宅坂の国立劇場 小劇場で、『人形浄瑠璃文楽五月公演』を観ました。

予定を丸一日空けていたので、欲張って、第一部、第二部、両方観ました。

[第一部]
○『寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)』
 国立文楽劇場(大阪)の開場二十五周年を祝して、おめでたい演目で幕開き。

○『伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)』より、「古市油屋の段」、「奥庭十人斬りの段」
 実際に起きた遊郭での殺傷事件が基となり、
 寛政八年(1796)八月、大阪角の芝居にて、歌舞伎で上演されたものを、のちに、天保九年(1838)に、人形浄瑠璃で上演。

○『日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)』より、「真那古庄司館の段」、「渡し場の段」
 藤原純友の天慶の乱を背景に、道明寺伝説(安珍清姫)に加えて、桜木親王と藤原忠文の皇位継承争いを描いた全五段の時代物。
 宝暦九年(1759)二月、大阪竹本座で初演。 

[第二部]
○『ひらかな盛衰記(ひらかなせいすいき)』より、「梶原館の段」、「先陣問答の段」、「源太勘当の段」、「辻法印の段」、「神崎揚屋の段」、「奥座敷の段」
 亡き主君・木曾義仲の敵を討とうとする樋口次郎兼光の忠義と、
 坂東一の風流男と讃えられた梶原源太景季と源太に尽くす腰元千鳥(傾城梅ヶ枝)の献身を描いた二つの物語を中心に筋が運ばれていきます。
 元文四年(1739)四月、大阪竹本座で初演。

観て良かったです。
今回は、結果的に、人形の首(かしら(頭の部分を「首(かしら)」と言う))に、少し詳しくなりました。
娘の顔から鬼に変化するガブの首(かしら)や、源太の首(かしら)は、「ひらかな盛衰記」の源太役に由来するとか、
いろいろ知ることができて良かったです。
個人的には、『日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)』の「娘清姫」の恋の嫉妬に身を焦がすあまり、
蛇身になってしまう、あの凄まじさ、あの迫力は、とても印象深いものになりました。
あと、『ひらかな盛衰記(ひらかなせいすいき)』の腰元千鳥の、好きな男のためとはいえ、
あそこまで献身的に尽くす健気すぎる姿に、少し憐憫の情がわきました。

[ No.677 ] 『きらめく星座』、観ました。 投稿者: 紫苑 2009年05月30日 (土) 21時45分
2009年5月9日のソワレ、天王洲アイルの銀河劇場で、こまつ座&ホリプロ公演『きらめく星座』を観ました。

作は、井上ひさしさん。演出は、栗山民也さん。音楽は、宇野誠一郎さん。
出演は、愛華みれさん、阿部力さん、前田亜季さん、久保酎吉さん、八十田勇一さん、後藤浩明さん、古川龍太さん、阿川雄輔さん、相島一之さん、木場勝己さん。

昭和十五年、浅草区西浅草のレコード店での喜怒哀楽の人間模様。

観て良かったです。
戦時中の当時の日本を知らない世代の自分は、当時を知っている方々からなど、
もっといろんな事を見聞きすべきなのかもと思いました。わかっているつもりでも知らないことが多すぎる。自分の知識不足を痛感しました。
あと、阿部力さんを初めて拝見しました。良かったです。
今後も、定期的に舞台に立たれて、もっといろんな役をやっていただきたいと思いました。

[ No.676 ] 『黒革の手帳』、観ました。 投稿者: 紫苑 2009年05月25日 (月) 23時07分
2009年5月9日のマチネ、浜町の明治座で、『黒革の手帳』を観ました。

原作は、松本清張。脚本は、金子成人さん。演出は、西川信廣さん。衣装デザインは、ホリ・ヒロシさん。
出演は、米倉涼子さん、松本莉緒さん、横山めぐみさん、萬田久子さん、左とん平さん、渡辺哲さん、田山涼成さん、永井大さん、etc。

2006年の初演時、明治座始まって以来の客入りで、連日の立ち見が出るほど、大好評だった芝居の再演。
松本清張生誕100年記念公演でした。
テレビドラマは見ていなかったのですが、ミュージカル「CHICAGO」で、米倉さんを拝見した際、
他の舞台でもと思い、チケットを求めました。

良かったです。
ストーリーもぜんぜん古びていないし、素直に楽しめました。
元子(役名)が、男たちを手玉にとって行く様子に、ワクワクしました。
煌びやかな衣装に身を包んでも、衣装に負けず、舞台に立つだけで華がある。
やはり、米倉涼子さんの存在感は、すごかったです。
華やかな衣装に身を包み、花道から登場した米倉さんに対して、客席からどよめきの声が上がり、
席が花道の横だったので(ドブではありません)、すぐ真横を、米倉さんが通って行くのを見て、
スターのオーラというものは、こういうものなのかと思いました。





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