昔すれ違った君のため 昔泣けなかった僕のため 誰しもが持ってる 拙い過去の詩 言葉にできない拙い過去の詩 気づけば宝箱に入ってる
手を伸ばせば君がいて 手を伸ばさない僕がいて 手を伸ばす友がいて ポケットにしまう僕がいた
鏡の中の僕ならば こんなに困ることもない 君を鏡の中に招待し 僕の気持ちを伝えたい 全てが反対になればいい 僕も君も空も地も
愛や好きと何度心に書いただろう 君への思いを何度自然に例えただろう 何度同じ言葉で自分を責めただろう
君を思えば思うほど 止め処なく溢れてくる拙い言葉 拙い言葉は涙を隠し 振り返ることを許してくれた 拙いからこそ失恋だと 詩は教えてくれていた
悲しいはずの過去の詩 気づけば奇麗に磨いてる 名も無く言葉にできない詩だからこそ 君の中に芽吹いてほしかった
潜れば見つかる拙い過去の詩 言葉にできない名も無き詩 なにも恋愛だけとは限らない 自分にしか届かない 自分にしか分からない 気づけば宝箱に入ってる
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